前道志北面の尾根を西へ綴る・・道中で過って下った大平沢沿いの尾根を探索し.鳥屋山北尾根とその左支尾根
    田野入林道から高柄山・大丸―矢平山・舟山から北尾根に寄り.鳥屋山北尾根を下る。そのまま直進し立野峠の峠路にでた

   田野入林道から高柄山・矢平山
   730m圏のコブ北尾根の探索と鳥屋山北尾根・・jr梁川

    矢平山北西尾根
   塩瀬川中間尾根のツメ.13:31

     矢平山から50m先が北西尾根の取付きになる。立木に古い黄色いテープを見ている。
   初めて前道志山域を訪れた時に入山したルート.主尾根にでて奥道志の展望を楽しんでから倉岳山北東尾根を下っていた。

     一面に覆う春雪に雪山の煌めく姿を望み. 時はズレルも次回の山行だと二十六夜山を眺めていた決めた山行だった。
   北東尾根はトレースし下っている。この尾根を下れば塩瀬沢二俣にでて.富士東部林道を横切り.塩瀬地区にでられる。
   寺下峠からの登山道と合わさり甲州街道にでていた。

   今日も暖かい日差しを目一杯受けている。ただ午後のなると南東の風が強くジャンバーを被っても肌寒い。北側に入れば風は途切れるだろう。

    矢平山からの岩場下り
   矢平山から丸ツヅグ山への鞍部へ.13:40

     以前こんなに下ったかと思うほど鞍部までの高度差があった。その岩場を繋ぐ延々と続くロープ。痩せ尾根は更に両側を抉り落ちている。
   谷底は見えぬものの鞍部にでれば露岩は失われ.今度は緩やかなオワン形の飯盛山の樹林の茂みに変わっている。

     この急激な縦走路の変化は覚えていたものの迂回せず直登。頂から踏み跡を失い.地図も見ずに西方の尾根に入り.可笑しいと戻っている。
   何とマ〜,適当に歩いているのだろう。落葉を蹴り.枯葉に溺れては喘ぎ戻っている。

    丸ツヅグ山
   標高776m→763m訂正.13:52

     楽だと思い何も考えずに頭に頂稜を描き.丸ツヅグ山を越え西側の小尾根を下っていた。
   大平沢コゴア沢左岸尾根を降りている。登山道からは外れている。
   最初は踏み跡があったものの消える始末。可笑しいと地図を読み.素直に背稜まで戻る。コースは北側を巻いていた。

   渋い下り道.14:07

    寺下峠
   14:19
    桂川塩瀬←富士東部林道横断←寺下峠→秋山川下尾崎・林道の起点・・間は延伸工事中.

     丸ツヅグ山と寺下峠との鞍部に左下に降りる踏み跡を見ている。峠路へ降りる山道だろう。舟山の長い東肩下が寺下峠.
   秋山地区は以外と公共の便が悪く寺下峠越をして奥秋山に入るハイカーが多い。
   私も以前穴路峠から入山し二十六夜山を越え.寺下峠から梁川駅へ戻り周回していた。

    舟山
   14:44

  

     何処が頂だか意識していないと通過してしまいそうな細長い平頂の西側の肩が頂になる。
   山名標はあるが展望はない。又短い北尾根を持ち自然林から植林帯に入り.寺下峠の峠路に延びている。

     頂稜を西側に下り.727m点コブとの鞍部と云うより窪みから北側に延びる712m点コブ尾根(大平沢コゴマ沢左岸尾根)が延びている。
   6年ほど前に訪れ二十六夜山の帰路.寺下峠に登り返してから下山した尾根で.再びこの尾根の514m点コブからコゴマ沢沿いに下る積りでいた。

    730m圏コブ北尾根
   西隣りの尾根を偵察.15:35

     その712m点コブの北尾根を見過ごし.1本先の中間尾根にでてしまった。中間尾根上部を三度往復するも,先を考えず,
   知った所だと暗黙に歩み続け先が分からなくなっている。諦め1本先の尾根を探索し.15時45分に670m付近から頂稜に戻っている。
   大分時間をロスした。・・この尾根の右(1本手前)に並行して横たわっているのが大平沢コゴマ沢右岸尾根。

   中間尾根.15:39

   ここからは崖縁の如く落ちている.15:46
    670m圏から戻り.頂稜を更に西へ向い鳥屋山に立つ。

    鳥屋山
   ロープに赤布が付く北尾根の取付き.16:08

     鳥屋山808mは雑木に囲まれている何の変哲もない狭い頂。立木に手製の山名標が掲げられ.その裏側が北尾根の取付になる。
   手前には太めの赤いコンクリート柱の恩賜林標に石柱が立てられていた。又この先頂稜を西へ進み.
   見晴らし展望を持つ伐採地跡のある細野山を越えると倉岳山とのたわみ,立野峠に立つ。

    鳥屋山北尾根
   甲州街道.梁川より
    矢平山北西尾根から春雪覆う倉岳山北東尾根を綴り.立野.梁川に下って撮影・・2012.03.14/7:09

    鳥屋山北尾根
   暫くは北側に傾斜が傾く尾根を綴っている.16:14

     北尾根の下り初めて直ぐ赤い恩賜林石標に「境界見出標」を見て.マーキングのある尾根と知りホッとした。
   地図を一度見れば確実に下りることができる。人とは現金な者だ。ただ今度はマーキング類が多過ぎ.反ってカックリをもしていた。

     自分ながら人とごとに何と天邪鬼なのだろう。これで展望がよければ絶唱したかも知れない。
   露岩の急斜面にはトラロープが付けられ.下ると686m点で石標385を過ぎて.680m付近では勾配は緩む。

   見るからに歩き易い尾根筋.16:17

   ほぼ平坦な台地が続く.16:21
    次第に赤コンクリート杭に「境界標」とピンクテープが目立ち.土壌の硬い尾根道が続いている。

    北尾根636m圏
   恩賜林石標389のある尾根の二又.16:27

     尾根中央に谷間が落ち込む尾根の顕著な二又にでる。左支尾根は月尾根沢右岸尾根になり唐栗橋脇に没している。
   右支尾根は342m点を擁する尾根でコゴマ沢左岸出合にでて.共に下部は富士東部林道に係っている。

    左支尾根
   左斜面の北西へ延びる主尾根へ.16:29

     左支尾根に入ると尾根筋の右が檜林.左は雑木の境が続き.500m圏に入ると尾根筋は北側に折れ478m点コブを越えている。
   ここ500m圏で左支尾根を右に分け.更に尾根伝いに直進し雑木の北西へ延びる枝尾根に入っている。

     北尾根は全体的に踏み跡は確りし道標がないだけの尾根になっていた。尾根取付きではホッとしたものの変化が乏しく.
   本尾根から逃れるよう500m圏で藪絡みに小枝が突き張る枝尾根へ逃げている。

    500m圏の枝尾根分岐
   雑木帯の枝尾根に入る.16:38

     支尾根から分かれた途端.枝尾根は末端までびっしり自然林に覆われてた。薄い踏み跡あり.両手で先を庇っては進むようなった。
   暫くして左手に茂る低灌木の樹冠越しに倉岳山北東尾根の背稜が部分的だが帯のよう望まれた。隔てているのは月尾根沢.
   その沢底へと今降りている。

    倉岳山北東尾根と747m点コブ
   枝尾根の左前方の梢越えより.16:44

    倉岳山北東尾根
     過って北東尾根を下った当時は膝下のラッセルに潜り.残雪が頂から747m点コブの手前まで付いていた。
   この北東尾根のポイントは747m点コブにある分岐で.尾根を直進すれば下畑にでる。

     梁川へは如何に右斜面から段違い尾根を下るかに掛かっていた。共に小さな道標があって助かっている。
   見過ごすと直進し難路になる。今日はこの尾根末端で峠路と合わさり.富士東部林道からjr梁川に下りている。

   歩むは斜陽する日差し.16:44

     斜陽した木洩れ日が藪尾根の尾根筋を明るく照らし付けている。5時近くなるも日は長く.何故か長閑な下降ルートになっていた。
   先が見えている為だろうか? 最後は左の上流側を大きく高巻く踏み跡を綴っている。私は踏み跡のない尾根を直下した。

    月屋根沢
   右岸の枝尾根末端から沢底へ.16:54

     右手の小沢の出合へ下りている。出合は太い倒木が絡み合い.足元の倒木下は深い空間ができていた。
   そこをストックでバランスを取りながらサーカスの如く渡り終える。河原にでて立野峠からの峠路と合わさる。
   向かいに流れる月屋根沢本流には立野の飲水用の貯水堰が造られていた。

   月屋根沢本流の立野の飲水用の貯水堰.17:04
    「飲料水」の注意書きと網柵・・ポリの水を入れ替え登山道を歩む

   立野峠への峠路からの登山道.17:07

     雑木に隠れた上が鳥屋山北尾根478m点コブ.手前には月尾根沢が横切る木橋の端が臨まれる。
   直ぐ左岸へ渡る木橋. 写真手前が月尾根沢に掛かる木橋390mで.渡ると富士東部林道の登山口までは左岸道を下っている。
   渡った木橋から急に下流の谷間は峡谷を築き.流心は跳ね踊りうねる渓相に変わっている。

     山道を下っているにも関わらず.沢底との高度差は見る見る高まり.山腹を高巻くようなった。
   そして左後方から倉岳山北東尾根に乗る作業道と合わさると直ぐ舗装された富士東部林道にでた。
   以前と外見は殆ど変わらなかった。初めて道志に訪れ.残雪の倉岳山北東尾根からこの登山道口に下りている。

   立野峠への倉岳山登山口を右に分け林道を進む.17:14

     左の林道を遡れば左に曲がり月尾根沢.唐栗橋にでる。渡り左をUターンして進み.林道が右に曲がる手前に「彦田359」の電柱がある。
   その少し先,退避場の15m手前が本来の鳥屋山北尾根の末端の下山口になる。本尾根を下って来ればそこに降りていた。

     ここからは以前通っている。「月尾根自然の森」への道を右に分け.トタン沢橋を渡り林道を下れば正面にjr梁川駅を迎え,
   梁川大橋を渡れば甲州街道に突き当たる。梁川大橋手前で立ち停まると今日歩んできた前道志の山並の全貌が望まれた。

     街道が林道の起点,向かいが雑貨屋「梶原商店」で,その右上の石段からjr梁川の駅ホームにでる。
   又橋手前の左脇には月屋根沢に隔てられている猿橋への県道513号線の旧道が.途切れながらも立派な起点が新たに造られていた。

    月屋根とは
     辞書を引けば高くなった谷間を「ツキヨ」と云ったそうで全国にある地名で.「月」は当て字になる。流れる地形に由来する。
   群馬県の後閑や桂川の月夜野.

   月夜野→月夜根→月屋根→月尾根。由来は同一で地形図では「月尾根沢」.エアリアでは「月夜根沢」.月尾根自然の森キャンプ場.現在の橋は唐栗橋.
   山梨県市郡誌では「池本山」.日本山岳案内1では立場川.古いガイドブックでは「立野川」とある。・・HP「晴れのち山・・時々妄想」さんより.

    栃穴御前山・鶴島御前山,高柄山・大丸からの北尾根663m点コブと矢平山
   左景・・桂川に落ちる枝突沢と塩瀬沢.17:24
    帰路.梁川大橋手前からと駅ホームに立ち眺められた南面に広がる高柄山から表道志の山並み,

     今日歩んできた前道志からの稜線を写真で綴っている。又中央東線梁川駅のプラットホームから桂川を挟んで望まれる前道志の山並。
   目一杯望める範囲が今回綴って来た山々にもなっていた。高柄山は裏側の田野入林道終点から入山し.前道志の頂稜を歩んできた。

     最後に全ルートが絵地図の如く眺められるのも捨てがたい。過って矢平山の正面の塩瀬沢中間尾根から入山した時も強い印象を残していた。
   左端の2つの御前山は栃穴・鶴島御前山。先月歩み.もう1つの御前山は諦めて街道からjr四方津に下りている。

    矢平山と舟山
   中景・・舟山周辺をアップ

    舟山〜727m点コブ間の稜線
   続く中景右上・・中央の713mコブをアップ

     正面がコゴマ沢右岸尾根とその右側の727m点コブ寄りの北尾根(中間尾根)・・今回は少し踏み込んでいる。
   以前降りたのは713m点コブから梁川への峠路の上部・下部との間の尾根のコルに降りていた。

    鳥屋山北尾根と686m点コブ
   左景・・右上は細野山

     目立つ鳥屋山北尾根は以外と骨太い確りした踏み跡を持つ尾根で境界杭も多く間違えることはないだろう。下り易い尾根でもある。
   左端にわずかに見えるのが大地へ続く富士東部林道で.北尾根の取付きがある。私はそのまま直進し月屋根沢の峠路に降りている。

     背稜には820m圏の2つのコブと810m圏のコブが並び,共に大きな恩賜林石標があった。
   細野山838mの手前裏側の伐採地からは奥道志の山稜が高く聳え.足元には無生野の集落が箱庭のよう見下ろせた。その先が立野峠.

   jr梁川駅前の梁川大橋を渡りながら駅ホームと駒橋線39号鉄塔
    背は寺山(綱之上御前山)西尾根

     今回.2回目のリハビリ山行として表道志の頂線を以外と長く歩んでいる。前回に比べ肩の痛みも大分抑えられてきた。
   左肩にズレが起きればザックの左肩紐を少し短めに変えると重荷の負担が分散され.長く歩けるコツを身に付けてもいた。
   コゴマ沢左岸尾根に戻ればよかったが4時近くなり.より安全な鳥屋山北尾根に変え下山路として選んでいた。

    jr梁川17:48=18:11高尾,快速:13=19:02三鷹.青梅特快:15=19:44新宿=大江戸線. 

   地図「上野原」.山と高原「高尾・陣馬」.zzz189高柄山・前道志舟山北面・・シリオブーツ.31755歩.20.8km
   紅茶500cc.茶300cc.昼食はカツとサラダサンド.バナナ.リンゴ半分.大福.豆.トマト袋. アイゼン

    田野入林道から高柄山・矢平山
    730m圏のコブ北尾根の探索と鳥屋山北尾根・・jr梁川