| 巻機山山塊Top . 紅葉の巻機.登川米子沢 滑沢の遡行と紅葉の山肌 水溜まりに赤い筋があるサンショウオの群を見る ユーホーを見る? 米子沢.左岸の山肌 |
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| 越後巻機山.登川米子沢遡行 s49年(1974年)秋. L松村.m見城と5.6人 1日目晴. 上野上越線=六日町=清水一米子沢ナメ沢出合b 2日目晴. bs一米子沢遡行一巻機山一清水=六日町=上野
沢に入って1本.水量は乏しく岩盤の間の溝にサンショウオがはびこっている。 澄んだ冷たい水の窪地に寄せ合うよう赤い筋のサンショウオが何か所で認められた。 7〜8cmの赤い筋で数匹ずつ群がり.流れのある貯まりにじっと留まっている。 指で触るたサンショウオは敏捷に逃げ回るが周りにいるサンショウオは這うよう.ゆっくり少し動くだけだった。 巻機.滝左よりナメ沢が合流する河原.高度750m付近で野宿する。 焚火 明るい内から皆で薪を集め.山での喜びを味わう。枯れ枝はよく燃えた。 乾いた大地に大きな炎が仲間の顔を照らし.皆の体を暖める。程よい入山の疲労に酔い始めていた。 日も落ち.これから長い炊事が酒宴が始まる。 長ネギをまるまる火に放り込み.先日上野公園で採ってきた銀杏を焼く。 摘みと主食が混ぜ合う形の炊事.明日は米子沢の遡行が待っている。 帳が落ち.寝仕度を整え焚火を囲むと米子山の頂稜近くに丁度.満月の月が昇りだす。澄んだ夜空に明るい月。 ユーホーか? 焚火を見詰め.山の凱歌に酔っている。すると今度は向かいの枝尾根を越え.裾寄りに如何にも「赤い月」が現れる。 後輩がやけに赤い月だと言いだした。威守松山付近の右上の尾根よりの幾らか高い所に丸い大きな満月が昇っている。 見城さんも「ホントだ!」と言い放す。 馬鹿な! 満月の綺麗な月はその尾根を登った頂稜の巻機山沿いの米子頭山付近に既に昇っていた。 幾らか黄色味掛かった真っ白い月が月光を放し輝いている。1つの尾根上に.2つの同じような大きさの月がでる。 私は左上にある本当の満月を指で示しえいた。見る目はまるっきり同じ大きさだった。尾根から距離に,高さも似ている。 狐に騙されたような空間が広がっていた。斎藤が「ユーホーだ!」と叫ぶ。皆.見比べ同調するかのように「ユーホー!」と叫ぶ。 確かに2つ月があるのは確か.不思議な光景を見ている。 雑談に酔い枯木を足し.炎は陽々に燃え.ナベに次々に食材が入れられる。 酒に少し酔いが回ったのか。でも全員が見ている。赤く燃えるような月を。 それが皆が目を離して鍋を見詰めている隙間にユーホーは居なくなっていた。 消えた。一瞬を見た者は誰も居なかった。 上の満月の月は少し尾根より移動し.右上に留まっている。あれはユーホーか? 余談 s57年秋.国道4号線の北千住荒川新橋付近で.同じようなユーホー? を見ていた。 下り線の東側.初めは千住駅前のアドバルーンと思ったが違っていた。オレンジ色の少し燃えるような丸い月が留まっている。 渋滞した車内から家内が最初に「ユーホーだ!」と叫んだ。8年前巻機山で見た同じ月をここで見ていた。 やはり数分で消えている。この時も家族6名が全員が見ていた。月でない月が出ていた。 全体的にナメ状の滝が多い沢 |
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| 巻機の沢 米子沢は岩盤に被われた明るく静かな大人しい沢だった。 緩やかに続くスラブの沢を詰めると草原が広がり.素朴な丸びた山々が重なり合っている。 日が陰りだし.下る井戸尾根は黄葉もさることながら幾らか薄暗さを増しだした。明るい秋の日が途切れると侘しさが漂いだす。 そこを一気に駆け下りている。 井戸尾根より米子沢 井戸尾根六合目下のブナの樹林帯 井戸尾根五合付近下.物見平ナナカマドで紅葉した台地下が井戸の壁上 土砂埋まる米子沢 巻機山米子沢で大規模な土砂崩れがあり.新たなガレ場もでき.中流域の滝群が大小の岩と土砂で埋まっている。 2011年07月末に新潟.福島を襲った豪雨の影響だと思われる。 土砂被害の大きな部分は支流の栂ノ沢より下流の約500m付近 左岸からガレた標高200mほどと右岸から落ちた12mスダレ状の美瀑部分。 米子沢遡行の中間部分の見せ場といえる美しいスラブ状の滝とゴルジュ手前の美瀑部分のようだ。 上部のゴルジュ帯から上流部の大ナメには被害はなかった模様。・・・2011年10月号「岳人」 |