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新人養成U..国師岳.金峰山

今年は奥秩父も残雪が少ない

後輩ができ育てよう

分散集中で全員が金峰山五丈岩に集結
           信濃川上駅前バス停
               新人養成合宿U・・奥秩父国師.金峰山集中登山 41年(1966年)05月19〜22日
      新人養成合宿
   今年度の新人養成合宿は新人部員の山における生活技術.知識の獲得.体力養成及び部員相互の親睦を計る事を目的に.
     例年通り金峰周辺で男子水晶峠.梓山の2コース.4パーティ.女子は川端下コース.2パーティで行われた。

   雪は昨年に比べて少なく.しまっており.天気も良く.新人の頑張りもあって初日はスムーズに行動できた。
     2日目は各パーティ共に天気図から天候の悪化を予想し早めに行動を開始した。

   期せずして全パーティが金峰山に集結し全員がそろって記念写真を撮る事ができた。
     そのうち雪が舞い始めたので.急ぎ集中地「富士見平」に向かった。

   最終日もかなり雨が降る中を男子は.金桜神社,女子は増富に向け集中地を後にした。
     幸いたいした事故もなく(捻挫1名).無事終えることができて嬉しく思っている。

   雨の為.キャンプフャイヤーができなかったのは残念であったが.
     雨あり雪ありで前記の目的を収得する為の新人養成合宿としては申し分なかった。 西村博臣

     参加者
       本多義孝.池田昌史.保坂洋(経4).吉永徹也.田中正幸.見城寿雄(法4).林恵子(文4).長谷川武夫(社4)
       西村博臣.上坂恭史.割田秀人.滝島静昭.狐崎雄二.日吉正博.竹永靖正.根岸哲夫(経3)
       三浦俊彦.鈴木輝雄(経2).和田一男.大川崇夫.松村進(法2).松本弘美(文2).田沼栄一(社2)
       水頭芳三.高橋雅之.三田誠一.赤嶺成一郎.高畑邦雄.山田雅一(経1).工藤具明(法1).加茂京子(社1)
       関美枝子.岡本あき子.池田千鶴子.大高淑子(文1)

       水晶峠コース. 金桜神社一峠.手前テ一御室小屋一金峰山一富士見平.集中地
       梓川  コース. 梓山一国師岳一大弛小屋テ一朝日岳一金峰山一富士見平
                   下山はTs一金山一木賊峠11一黒平一猫坂一金桜神社
       川端下コース. 秋山一金峰山手前.二股テ一金峰山一富士見平. 下山はTs一金山一増富

   L根岸.sL松村.m田沼.高畑.山田.長谷川.(梓川コース)
      5月19日.      新宿集合19:00.鈍行長野行23:45.¥600=   19日12時.高層天気図 
       20日快晴後曇. 5:05小淵沢.小海線:49=6:48信濃川上.千曲バス¥100.(川上村営バス)7:20.¥100=8:03梓山

      信濃川上駅
   小淵沢で小海線に乗り換えると眠気を誘う暖かい朝の日差しが車窓いっぱいに注ぎ込み.線路脇の雑草だけが陽炎で揺れ動いている。
     信濃川上駅. 駅だけは複線の単線の列車はその一方のホームに滑り込む。

   「さあー.下車だ!」腰を上げるとホームがない。列車は停まっているのだが。
     不思議がることもなかった。ホームより列車の方が長かった。そう云えば先程.何度か車内放送をしていた様だった。
     改札をスムーズに抜ければ快い風が頬をなで.睡魔も一気に消えふせた。

   入山.梓川沿いの岩屋林道を遡る

   川上村営バス代行の千曲乗合バスは梓川沿いを遡り.終点の梓山で下車.
     風がないせいか暖かい日差しを浴び.木洩れ日の岩屋林道から大弛小屋の幕営地を目指す。

  

   2パーティが一隊となり行動するとやはり長い帯びとなる。
     パーティ全体が眺められず把握が難しいが.それでも1年生は皆元気なようだ。

  

     梓川.岩屋林道―国師岳―大弛小屋.テ1
       8:03梓山:15一8:41朝食9:03一9:41林道終点:56一10:51小11:03一11:59小12:15一12:41石室.大13:20
       一14:34小:41一15:17国師岳:35.一16:03大弛小屋c1
      梓久保林道
   昨年と同じ時期.同じコースを同じような天候でもって歩む。ただ異なるのは林道がずっと奥まで切り開かれていた。
     何年後には大弛峠まで繋がるのだろう。ブルトーザーで地均ししただけの林道はぬかるみ所々霜柱も臨まれた。

   この林道はその後の峰越林道で.大弛峠を越え川上牧丘林道と繋がり.長野県川上村から山梨県牧丘町を結ぶようになる。
     標高2.360mの大弛峠.日本で一番の高所を走る林道として知られている。冬期閉鎖期間は12/1〜5/31

   真新しい林道の奥は小径に変わった。梓川右岸を遡る。昨年に比べ残雪も少なく.土の香りを嗅ぐようになる。
     落葉が山径を被い快い音色をはじかせ.漏れる陽光が落葉を洗い.進む足元を照らし出していた。

     06:00快晴. 13:30晴. 15:00高曇. 16:00曇. 17:45外5度.雪積10cm・・ 消燈20:30

   陽射し強く石室で小休止.昨年は積雪に被われていた

      積雪
   倒木が交わり雑然とした沢沿いに残雪も混じわりだし.丸太を頼りに対岸.石室へ渡る。
     昨年あれ程あった残雪もビビたるものだった。石室でヒザまであった積雪.今日は土壌の乾いた部分が多くを示している。

   この上部は昨年.泡雪混じりでバランスを崩すと腿まで潜っていた。今回の残雪ははよく締っている。
     それ故.ジグザグの山径は呆気けなく国師に通じる。去年は頂どころではなく.雨と寒さで頂の遥か手前で幕営した。

   それ故,頂稜の雪上にでても.何にか称し抜けしたような頂にも思えた。
     新人養成の積雪量の少なさは昨年の1年の山の経験と大きく違いを見せるようなる。又2年生になり馬力は残るのみ。

     大弛小屋.Ts1・・テント設営風景                    バテても元気な1年生
    

      幕営
   夜明けの3時,まだ夜が明ける前からテント内は活気ずいている。
     ローソク.エレキに照らされ薄暗い中で炊事が始まり.吐く生きが凍り付くようだった。

   テント内は3度.ぎこちない新人の手付きが一層寒さを感じさせ.漸くコンロに火が点いた。
     ゴーゴーと快い音色が体を揺さぶらす。1年前の合宿を想うと新人の動作が可愛らしい。

   今日ばかりは手伝うことはできない。言葉だけを出すだけで手の動きは押さえている。それ故.寒さに耐える時間も長かった。
     朝の静けさを破るラジウスの音。この音だけは常に一種の落ち付きをもたらし.新人にもホッとした気持ちを起こさせていた。


    朝日岳より
     望む金峰山を背に

   鉄山へ賽の河原
金峰山五丈岩    .  
         大弛小屋―金峰山―富士見平.テ2
  5月21日.雪後雨 起床3:00,テント内3℃
     大弛小屋Ts1. 5:30一5:55朝日峠一6:32朝日岳:43一7:39金峰山8:55一10:07富士見平c2.

      甲信ヶ岳より朝日岳.金峯山
   A,Bパーティはそれぞれ別々の行動であるが.「越せ!」「追い抜け!」と掛け声を交わしているうち.同一行動になってしまった。
   もう誰も落伍者を出すまいと気を配る。

   植林を抜けコブに上がると朝日岳にでる。前方にラクダの脊に似た金峰山が姿を現し,五丈の巨岩が見上げられた。
     尾根に細長く散りばめられた白砂は朝日岳に残雪を乗せたようにも見受けられた。
     崩れ気味の天候に雪が舞い降りだした。寒い筈である。

     05:30高曇. 06:30小雪.朝日岳. 10:00雨. 15:00一時ミゾレ. 17:00雨強し.テント内4℃. 19:30消燈

   五丈岩上

                       集中登山で五丈岩に全パーティ集合
      頂に全員集結
   残雪が少なく楽に登った梓川パーティは1番早かった。こんなことは今までになく.昨年と比べたら曇泥の差となる。
     10分して水晶峠コースの第一陣が五丈岩の裏から現れた。そして30分も経たずして.女子パーティも金峰川を遡り姿を現した。

   正確に時間を約束したかのよう.各パーティが三方から集う。
     金峰の頂に全員が勢揃いしたのは初めてらしい。小雪が粒になりパラパラ舞っている。

   活気が再び燃え上がったところでガナリにガナる。「頑張れ節」が空気を割り響いた。
     五丈岩のてっぺんも集中地を前に.全員が乗り飽和状態になる。
     s41年03月.技術山行,金峰・瑞牆山


    富士見平.集中地Ts2.
   出発を待つ仲間達

      競馬
   競馬が始まった。新人と2年が一対となり騎手と騎馬になる。今年は私も騎手に回っている。雨に変わった競馬は足を早めてもいた。
     集中地富士見平のゴールまで泥化した山径をman to manで走る。滑り転ぶも意思を高揚させ.上位を狙い共に走る。

      富士見平の森
   そして富士見平に早く着いたもののテントを持つ高畑がまだ来ない。次々に仲間が来るが我がパーティは後が続かなかった。
     雨は更に激しくなる中.やけくそとなり一人.ザックに腰を降ろし傘の中で待つ。

   昨年は初めて雪上露営を経験し.この緑の森に踏み込んで土の柔らかさを知り.若葉に共鳴していた。
     その森が今年も清々しい白樺の枝をを広げ.我々を迎えている。
     2ケ月前.ビバーク体験にと入山した時も.ゆっくり休んだ癒しの場である。

   誰もが感じる新緑は瑞々しい。枝木は伸び伸びと空を広げ.白樺の白さを幹が強調していた。
     そして大地は緩い傾斜を持つものの.大地を踏む靴底と土壌の感触が心地よい。柔らかい赤土に落葉が重なっている。
     若葉の薫る森と枯葉の匂い。傘を差し深く呼吸をした。

   富士見平に着いたのが10時7分
     金峰から富士見平まで1時間10分.これも又新人養成の最高タイム記録だった。消燈19:30.


        下山
           金桜神社手前.カッパ族      ,
  西村主将と田沼と私                      
,
         富士見平―木賊峠―金桜神社
   5月22日.一日中雨,起床3:00
      富士見平Ts2. 7:25一8:07金山一8:22小:32一9:32小:42一10:32木賊峠11:05一12:22黒平:32一13:24猫坂
      一14:15金桜神社.山梨交通¥120.(山交タウンコーチ)15:30=甲府¥400+200=新宿
      3:00雨.5:15雨,テント内7℃

       富士見平
    一日中.降り続いた雨は朝方になっても止まらなかった。雨の中.パッキングを済ましさっそうと駆け下りる。
      大地に流れる山水に濡れる樹林は瑞々しい若葉を映し僕の目を和ませている。白樺の新緑溢れる径.心地よい香りをも運んでいた。

    そして色とりどりの雨カッパが連なる山径を埋め.全パーティの長い長い行列が金山.木賊へと泥径を綴っていた。
      今年は事故もなく.全員元気に金桜神社へ下山した。・・国師,金峰山概念図  富士見〜甲武信岳概念図


            金桜神社.バス停小屋内    ,
     国師,金峰山概念図  富士見〜甲武信岳概念図

      変わる林道クリスタルライン・・牧丘窪平=清里ライン.清里高原

   クリスタルラインの整備が進む。現在は奥秩父国師岳から金峰山に掛けての南裾を横断し.瑞牆山の西側を回り清里へ抜けている。
     山梨県北西部.東は山梨市牧丘町窪平から西は北杜市高根町清里までの森林山岳を通るルート。
     総延長は68.1kmで県道.林道.農道.町道等20路線からなっている。

   雁坂トンネルへの秩父往還(雁坂みち)から笛吹川.窪平で林道杜口線に入り.琴川ダム(1945年完成)へ。
     1973年06月.大弛林道より金峰山五丈岩を望む.

   湖畔左岸から林道川上牧丘線に入れば朝日岳の東.大弛峠から梓山へ横断できるようなる。
     1984年(s59年)08月.現地で不通.霧ヶ峰へ
     2017年(h29年)06月.林道川上牧丘線をデマンドバスで大弛峠へ.石楠花新道を下る。よく18年06月には同様に峠にでて鳥ノ尾根を下っている。

   本線は焼山峠から乙女高原へ.そして林道荒川線から笛吹き川支流精進川を渡る。下流は敷島龍王線から御岳昇仙峡ラインへ。
     この分岐より林道御岳線を下れば林道猫坂線を分け金桜神社にでる。昔は路線バスの終着地点でもあった。
     1965年(s40年)05月.国師〜金峰山. 1966年05月.国師〜金峰山.(林道川上線は工事中,)

   本線は林道池ノ平線に移り木賊峠にでる。富士見平より下山した峠径。
     今はここを北上し増富ラジウム温泉からの林道本谷釜瀬線と合流し瑞牆山荘前にでいる。
     1966年(s41年)03月.金峰.瑞牆山.67年07月,金峰甲武信岳,

   クリスタルラインは更に瑞牆山の南西を巻くようにして玉川支流塩川沿いを下る。右手より信州峠からの林道が入り込む。
     更に塩川を下って林道三沢高須線,林道高須線を下り.小深沢川右岸沿いに遡れば清里にでる。

   又クリスタルラインの延長整備線は林道塩平徳和線から林道徳和線を抜け,乾徳山,黒金山の東麓を横切り西沢渓谷へ続く。
     計画総延長101.1km.リスタルライン整備促進協議会. 2006.08