| 上信越国境の東端の県境. 白砂山と白根山芳ノ平高原・・上信越高原周辺Top 野反湖登山口からハンノキ沢を取り囲む尾根を周回し.堂岩山から白砂山ピストン. 2012年06月29〜7月01日.L松村m見城.鈴木 2日目は降雨激しい芳ノ平をピストン.L見城m鈴木.松村 野反湖から白砂山・・生々しい熊の糞 降雨で翌日の白根芳ケ平高原は中退・・上信越自然歩道草津口 上信越国境にある白砂山2140mは群馬県.長野県.新潟県の三方の境に聳え.中津川,清津川.白砂川.三方の源流をなしている。 深い渓谷と原生林に覆われ.信越国境の点線国道が横切り.都合よく出掛けられるようで.それでいて何か切っ掛けがなければ中々目指せぬ山だった。 白砂山の北面には日本海水系の信濃川の支流中津川と清津川が流れ込み.南面には吾妻川の支流白砂川が吾妻川・利根川へと流れ込む。 上州側を流れる河川の名が山名となり.上越国境の山脈としては東端の平ケ岳から西端の白砂山へと連なり.本州の中央分水嶺をなしていた。 学生時代の夏合宿.苗場山から白砂山を縦走し.志賀に抜けた見城・滝島両先輩の提案で7月の半ばに白砂山々行が企画された。 ただ梅雨入りして延期されている。今回滝島氏は残念ながら地元の祭事で不参加さが決行することになる。 6月29日高曇 jr御徒町=西武池袋,急¥650. 16:39=17:28飯能=高麗鈴木邸. 6月30日晴度後曇 鈴木邸.起床4:00. 4:30=東松山IC=5:40渋川ICで見城氏と合流:50=7:30野反湖登山口P. 鈴木邸にて.6日20:27アプローチ 東松山IC前で滝島氏から採り立ての野菜類の差し入れを受け.渋川IC出口で見城氏を拾い.吾妻川沿いに長野街道を西進した。 改めで工事が再開されることが決まった八ッ場ダム.その工事現場の河川を抜け.長野原草津口ICから丁度1時間ほどで野反湖への分岐にでる。 できたばかりのバイパスを抜けた。やがて吾妻川とも離れ.右折して.往来もなくなり白砂川沿いの国道405号線を遡る。 別名白砂渓谷ラインと名付けられた道路は道幅が狭まるが舗装され綺麗に改修されていた。吸い付くようにタイヤが走り快い。 白砂川左岸に入りと古くからの蚕屋敷が何軒も保存され.道路脇には「蚕屋敷」の看板が目に付く。数日前にテレビ放映されていた地区だろう。 六合村役場前を通り.日本ロマンチック街道が合わさった国道からは湯ノ平温泉へ抜けられるうねり道が綴られていた。 この街道は草津に抜ける以外は1本道. 最奥の集落.花敷・尻焼は意外と大きな集落だった。国道から気持ち谷間に入っている。 ここから草津への山道を分け.草津高原の芳ケ平湿原自然歩道に入ると天狗平付近を通り草津に結ばれていた。 翌日は草津温泉からここを起点にして大平湿原を横切り.草津自然歩道から芳ケ平湿原を目指している。ただ雨激しくなり途中で諦めていた。 野反湖白砂山登山口.8:00堂岩山シラビソ尾根から白砂山 7:30野反湖登山口P.8:00一8:35地蔵峠:45一9:30小:40一堂岩山一10:20八間山分岐一10:30小:40 一10:55猟師ノ頭一11:30白砂山.大 長野原草津口からほど40分,野反峠越えをして分水嶺にでる。裏日本に入る野反ダム近くで白砂山登山口を見出した。 とてつもなく広い駐車場には既に5.6台の車が纏まるようちょこんと駐車していた。7月になれば湖畔を埋めるワタスゲが素晴らしく 多くの観光客が集まるようだ。そして修了式を終えれば学生達が集い.JRのバスも通うと云う。今はまだまだ静かさが保されていた。 私達はハンノ木沢を周回し.途中で堂岩山から白砂山をピストンするコースを取る。 まだまだ若葉色に染まるハンノ木沢の谷間を横切っている。白砂山を登り終えれば上信越国境の尾根から白根を下り草津温泉へ。 ハンノ木沢支流を渡る地蔵峠と点線国道 国道脇の駐車場.ここから登山道になる。信州へと結ぶ国道405号線はこの先で車道から人道.点線国道に変わっていた。 1619.8m峰の北側山腹を回り込み.ハンノ木沢の傾いた木橋を渡り.小尾根を詰めれば地蔵山の西尾根に乗り肩の地蔵峠にでる。 以外と狭い地蔵峠には道標「←野反湖.切明温泉↑.白砂山→」が立ち.右に折れれば白砂山。 尾根を横切る切明温泉へ抜けるには新潟県側の点線国道に入る。切明温泉への径は急斜面で北側に落ち.向いに聳えるのが鳥甲山。 これから向かい堂岩山から北へ延びる尾根は千沢と渋沢を分ける尾根筋で末端付近は点線国道が乗り.出合から中津川沿いに下りている。 峠道は沢沿いに尾根の中腹を巻きながら,幾つも枝沢を越し.西大倉山で尾根に乗り.西尾根の末端まで綴られていた。出た所が赤沢ダム 合流した沢は中津川と名を変え.左岸沿いに烏帽子岳.笠法師岳の裾を巻き込むと左岸から雑魚川が入り込み.切明温泉にでている。 そして切明温泉で点線国道を終え車道にでている。 深緑の地蔵峠 越後へ点線国道が通る.8:40正面の径は中津川千川左岸山腹へ 地蔵峠からは徒歩で下り6時間半の行程になる。地蔵峠から千川右岸の高い山腹を綴り.魚野川出合下.渋沢ダムで沢沿いに入り切明温泉へ。 右岸のジグザグ道を高度にして200m程登ると新潟県側の国道405号のゲートにでる。国道はここから再び車道になち津南へ。 2009年06月.ムジナ平から鳥甲山に登り秋山郷へ下山.上州草津温泉に雑魚川から戻るため切明温泉に寄っている。 2015年06月.秋山郷から小赤沢に入り苗場山へ.鈴木牧之の道を辿り.下山後は越後六日町に廻っている。 国道405号 405号は群馬県吾妻郡中之条町から新潟県上越市に至る一般国道。 幅員1.5m未満で車両の通行は不可.徒歩でしか通行不能になっている。地図には点線で記されてをり.俗に云う「点線国道」。 又車両が通行不能な部分が国道に指定されている場合は「不通国道」になる。405号は六合村まで一度.登録されている。 国道としては途切れ.登山道「点線国道」として峠越えをし長野県に入り栄村で再び登録された国道が再開されている。 野反湖の終点には道路の脇に丸い標盤に「群+地点票0」の記入があり.国道405号の群馬県内での0`地点となった。 路面には白ペンキで消えそうな古い「405の下に1E」とエンドの意味がある。 ただ国道の起点は中之条町.起点は0。・・終点も0か? 似たような国道としては上州.越後の清水峠越えがある・・先月白毛門をピストンし国道291号線を一部分だが通っている。 岩菅山と裏岩菅山 地蔵山の登り左後方に望まれた.9:30大高山2079.4mの北東尾根に乗る岩菅山 上信国境の山々・・明日出向く霞みだした草津白根山と横手山 右手後の切り開きより左上の野反湖々畔を囲むエビ山と高沢山 右尾根は地蔵山からタカンボウ沢出合に落ちる尾根 ![]() 1本取り頭上を仰ぐ・・カエデの緑.9:30 ツガ.オオシラビソの混合林帯 堂岩山シラビソ尾根 登山口からずっと日洩れ日で心地よい尾根筋の小径が続いている。陽射しは強い.今日も昨夜の深酒か? 体から溢れるよう汗が滴れ流れている。それを吸水タオルで拭きつつ登る。帽子も脱いだ。時折と云うより.偶に樹間を透し望める岳。 そこを時折抜ける隙間風が心地よく気持ちを甦えさせている。それも何となく漂う頼りなし風が。 上信越国境からズレた脊稜 堂岩山から(黒須ノ頭.八間山〜弁天山.野反峠..エビ山.高沢山.赤石山への脊稜・・右奥へ続く中央分水嶺 水場,堂岩の天場より野反湖肉眼で如何にか野反湖の南岸にある弁天山の奥に草津温泉街が望められる。 その右は鞍部越えのがエビ山と高沢山.その奥に霞むのはおぼろ過ぎる赤石山へ続く上信国境尾根。 三国峠から稲包山,白砂山へと綴ってきた上越国境稜線は白砂山を越えると上信越国境稜線に入り.高沢山.大高山を経て赤石山へと連なる。 赤石山からは主尾根を南北に2つに長く分け.北側に派生する主尾根は岩菅山,烏帽子岳へ。 南側は白砂川ガラン沢源流を回り込み.志賀山から横手山.本白根山に至る長大な尾根で.背稜には国道292号線が縦断している。 黒須ノ頭と八間山茅ノ尾根 左上アップ・・左俣タカンボウ沢板場沢のツメから.9:55奥側の尾根は堂岩山から分かれ.下山時に野反湖に戻るコースになる八間山を雍する尾根。 中央が中尾根ノ頭から延びる穏やかな中尾根で.下山時に野反湖に戻るコースになる八間山を雍する尾根。 朝方渡ったパンノ木沢と手前が左俣のトタカンボウ沢出合に尾根が没している。 板場沢ツメから堂岩山へ 暫くはU状に抉れた窪地を登る地蔵山の下り.鞍部でタカンボウ沢から貴重と思えるそよ風を受けている。それも束の間再び密度濃い樹林に覆われた。 風もなく蒸すユメツガにオオシラビソ.白樺と雑木帯が続き.K先輩がブナ林がないと云う。 そう云えば見ずにいる。湿原的な平坦地はないが昨年久し振りに訪れた東北の吾妻連峰にも似ている。 暫くはU字状の狭い溝径が続き.少々歩きずらいが今では貴重な消え掛かる残雪をも踏んでいる。 明るく広くなった所に天幕場があり.左手に下れば水場があった。地蔵峠から1本取り堂岩山に立つ。 初めて望んだ白砂山と猟師ノ頭・・「その一瞬の風景」 頂の左手から樹間越え.10:18白砂山 白砂山は上信越高原国立公園にありながら.その姿は登る人以外では見たことのある人は少ないだろう。 殆どが地形的に里から見ることができぬ位置にある。沼田市郊外の高台から望める所があるらしい。 奥深く国道が入っているにも係らず.裾からは望められぬ山も珍しい。 白砂山に挑み,白砂川沿いから目指してきたが今まで歩む山中から目的の山容を望むことはできなかった。 シラビソ尾根を詰め.堂石山に立ち.頂から樹間越に初めて.目指す白砂山を望む。見た目の樹林を数分で抜ければ森林限界にでる。 上信越国境の山 白砂山.八間山分岐・・森林限界堂石山を少し下ると東面の肩が森林限界になる。悠然と構える岳が扉を開くが如く笹原の斜面が開かれる。 森林限界に立ち,前を向けば白砂山の大きな山容が望まれた。 ここ堂岩山から白砂山をピストンし.戻ってからは右に派生する南西に延びる尾根に乗り.大巻きにパンノ木沢を囲む尾根を周遊する。 そして八間山から朝入山した野反湖北岸の登山口に向かい.パンノ木沢左岸の支尾根を下る。 白砂山側から望んだ堂岩山 森林限界にでて1本.10:30左奥が野反湖々畔を囲む弁天山 堂岩山の東側から一線が引かれたよう森林限界が描かれ.薄暗い山径を綴ってきたためか頭上は眩い陽射しを浴びている。 熊笹が勢力を伸ばし.這い松に混ざりハクサンシャクナゲが同じ背丈で刈払ったよう整然と尾根筋を覆っている。 又大きくカールを描く谷間の大地は見渡す限り熊笹が生い茂り.熊笹の原で埋め尽くされていた。 先ほどまでは時折.イワカガミの小さな群生やぽっんと白く飾るギンリョウソウを覗き込んでいた。 又森林限界に入ってからは遅いシャクナゲの花を何度となく見られるようにもなっている。 猟師ノ頭を下り登り始めた所では右手先に1ケ所.シラネアオイの淡い花が咲き競うのを今年初めて見付けていた。 T氏が共に入山していれば一番喜んだ花かも知れない。 苗場山 佐武流山〜白砂山の稜渋沢流域・・手前は左側は八十三山(やそみやま). 中央遠くに窪みに雪田を付ける苗場山が望まれる。 苗場山 この脊稜からは左手(北方)に目を向けるならば白砂山から佐武流山,苗場山へと綴られる尾根が北上し延びている。 写真は佐武流山に至るまでの尾根. その中央の佐武流山と赤土居山を繋ぐ起伏の真中の小さな鞍部に苗場山の頭がちょこんと望まれた。 肉眼ではっきり見える3つの大きな雪田が頂に添うように張り付いていた。 5年前広島に住む竹永氏が百名山を目指し.共に越後側から苗場山に登っている。 丁度今頃だったと思われる。梅雨期の山行.大らかに広がる湿原からの展望には恵まれなかったが.ガスが掛かる幻想的な頂だった。 白砂山と白砂川源流の山々 ![]() 山並の奥越えが四万川 梅ノ頭.コシキノ頭.木戸山.相ノ倉山 上の右景・・白砂川源流側.10:36白砂川と四万川に挟まれた山々と下流を望む 上信国境も山々 更に右側スキー山行を早い時期に諦めたせいか数年前までは根子岳を除き.上信越地区は全く未知の山々だった。 K氏のお世話になり北軽をベースに湯ノ丸山周辺を登り始め.又草津からも起点に白根山.遠くは鳥甲山と通い始めている。 まだまだ始まりの一歩. これからも山行を重ねて行くことになろう。 今日白砂山を下山した後は草津温泉宿り.明日は白根山周辺を散策する。 陽射しは閉ざされ.西側の天空は次第に霞み始めていた。浅間山に続く湯ノ丸山の山塊は先ほどまで望めていた眺望は閉ざされた。 殆どが見れなくなっている。高曇になった空.まだ明るさは伴っているが全てが層雲に覆われおぼろになり始めていた。 白砂山 手前のコブが猟師ノ頭白砂山に立つ。尾根は三方に分かれ県界尾根にもなり.先の頂稜は三国峠へ続く上越国境の藪の主尾根になる。 三境を集める白砂山・・白砂山を囲む山々を前方に望み.左手から信州.奥が越後.右手の谷は上州山域になる。 左側が日本海に落ちる中津川渋沢堂氣沢のツメ. 右側は利根川吾妻川白砂川猟師ノ沢のツメと隔てる背稜の分水嶺の上に立っている。 気持ち心を掻き立てられた。望む東方方面はまだ明るく.背稜から続く頂の姿を現わしている。 ガスが湧き始める前に頂に立たねばと気がはやる。まだ見たことのない頂からの奥の眺望が如何なるものか願っていた。
鳥甲山
上信越自然歩道 |