・・戸狩冬期スキー合宿 北信の山々Top
   46年振りの戸狩温泉.旧二十一番荘(現メーブルハイム)と鬼ブナの森ツアー
     春季OB会親睦会とスノーシュで鍋倉高原.牧峠のブナ林を周回する。戸狩スキー場. 2015年02月13〜15日

      13日. m見城.池田.滝島.鈴木.松村.立松.小原夫婦.加波
      14日. m工藤.田島.石戸.剣持夫婦.児玉.鈴木.河原.松戸・・参加者17名

     昨年の鹿沢OB親睦会は南岸低気圧の影響をもろに受け.甲信越地方は史上稀にみる豪雪に襲われた。各交通機関は不通が続出し.
   高速道は孤立し.親睦会は中止に追い込まれている。それに代わり昨年秋の親睦会は55周年記念行事として五色温泉「宗川旅館」で催された。

     それに続き戸狩五荷の旧二十一番荘を回顧の宿として集う。鹿沢から変更されている。
   現役時代.冬季スキー合宿で何度も通った宿. 46年振りに旧21番荘(現メイブルハイム)に.当時の仲間達が集う。

     1966年12月.初めての戸狩スキー.準強化合宿行が戸狩温泉旧二十一番荘を起点に行われていた。
   私は2日目にして転倒. 前かがみに転び.右足の足首上.外腿を自分のエッジで16針分切っている。

     合宿終了まで通院を重ね.炬燵にも入れず.毎日何もせず過ごしていた。先輩の指導で「転べば停まる!」が合言葉だった。
   その後.翌日から新人はスキー教室に入会するようなる。この宿右は部活動として4年間通っている。

     2007年11月に訪れた「21番荘」は「メイブルハイム」に改名. 何度かOB親睦会を催し.最近で2006年02月に行っていた。
   今回は私も参加. 戸狩に入った当日は滝島先輩とスノーシュで仏ケ峰へ。翌14日はガイドによる鍋倉山のブナの森を散策する計画を立てた。
   又後輩の小原夫婦の成染めは共にクラブに入部しながら旧二十一番荘のアルバイトが発端だったと.ここにきて主人から聞かされた。

    県道95号を分け.みゆき野ライン
   吹上隧道を抜けると一面の雪国へ.13:38

     2月13日(金).晴後雪
       jr御徒町6:33=6:51東武池袋.急行7:00=7:43若葉.全員集合.標高33m=8:11鶴ケ島IC=佐久平PA
       =豊田飯山IC=道の駅「ふるさと豊田」蕎麦10:35=11:16戸狩温泉「メイプルハイム」.
    雪国へ
     東武若葉では晴天に恵まれる。上信越道に入ると周りの山々は薄いベールのような霞雨に覆われた。
   秩父.西上州の山々に疎らに被る新雪を見て.藤岡ジャンクションが近ずくと正面に純白に染まる浅間山が雄大な姿で眺められている。
   やや霞み気味.その右手前衛の山々の奥に1つ.白銀に煌めく四阿山の頂が小さく突き上げて望まれた。今回はその裏側の北信州へ向かっている。

     佐久を抜けても信越道沿いは全く残雪が見られなかった。薄日に変わったせいか.上信国境.烏帽子岳に被る新雪も.
   白みが幾らか薄いらいでいる。昨年の「平成26年豪雪」が嘘のような大地がここかしこに見られていた。

     上田の市街地を過ぎ雪雲の薄いベールに包まれるも.周りの裾野に残雪は全く見られなかった。須坂から信州中野へと抜けている。
   晴天ならば白根から志賀に至る山並に白銀が見られる筈だが裾野の台地を見ても.その姿を想像することもできなかった。次は豊田飯山ICになる。

     沿線の田畑も.畦道も.路面も乾き.残雪の姿は一向に見られず.後30分強で戸狩に入る。積雪3mは超すと云う。信じられぬ道中になっている。
   それがIC手前の隧道を潜ると一挙に雪国に変わった。見慣れた上越の清水隧道と同じような状況で.隧道を境に雪国に入る。

     大地は全て新雪で被われ.樹林の枝々も.樹葉にも薄ら雪を乗せ.ICが近ずくと見る見る積雪は増してきる。路肩に積もる積雪も高い。
   IC隣りの道の駅「ふるさと豊田」で昼食を摂る。既に小雪が舞い.窓際に積る新雪の白さが神々しい。

   途中.3台の除雪車と擦れ違う

    戸狩五荷
     国道117号に入ると路面が見えるものの.積雪で道幅も狭まり.周りの雪は本降りになる。
   頭上に雪雲の雪線がのさばっている。見る見る降雪は激しさを増し.路面にも雪のわだちを作りだしていた。

     雪雲が視界を閉ざし.濃さを増す中.滝さんの新車は走る。千曲川を右岸に渡ると川底の谷間を走るようなった。
   立松君から電話が入り.後20分ほどで宿に着くと見城さんが答えている。舞う雪に吹き込む渦が谷間を支配し始めていた。

     降雪が激しく一時視界が途切れる。走る車から数m先が臨めなくなった。0mに近くなる。路面も路肩も空も.白一色の大地が迫り.
   ホアイトアウト近い視界は.擦れ違う車も殆ど確認できぬほど。2年前八ケ岳白樺湖の湖畔で.0の濃霧に遭い.五里霧中の世界になった。
   現役時代では一切経浄土平で現役最後の合宿でホアイトアウトに遭遇している。

     車が渋滞しだし.そして停まった。4台前の地元の車が追突した。波打つ風雪が河原の車を襲っている。
   距離にしては短い。漸くして風雪の吹き溜りを抜けた。柏尾橋を左岸に渡れば飯山線戸狩野沢温泉駅に入る。

     戸狩駅右脇の踏切を渡り.雪降る中.車窓から見上げる道脇の雪盛りに.豪雪地帯を感じ.積み上げられ続く雪道を更に綴っている。
   ここから戸狩スキー場口前に建つ「メーブルハイム」は直ぐだった。RHCの56周年の集大成のため.46年振りに旧「二十一番荘」に宿る。

    jr飯山線
     飯山線は長野市の信濃線豊野駅から越後川口駅に至る路線で.千曲川から名を変え.信濃川に沿って豪雪地帯を綴っている。
   1ケ月半後.4月01日には北陸新幹線が金沢まで延伸され開業される。途中で飯山を経由している。

     長野,豊野間はしなの鉄道北しなの線. jr東日本が同社から運用業務を受託する方式で直通運転を運行している。
   全線単線.非電化の気動車運転. 戸狩へ通っていた国鉄時代の信越本線は上野駅から新潟駅まで直通運転されていた。
   その後長野まで新幹線が開通すると碓氷峠で線路は途切れ.残った路線は第三セクターに移籍されて現在に至っている。

   出川鍋倉大橋手前で

   「森の家」前で.14:01
    キャピタルを幾つも持つ除雪車

    ガイド打ち合わせと散策
      「メイプルハイム」.標高370m13:10=県道95号=みゆき野ライン=14:55鍋倉高原「森の家」15:18
      =15:42「メイプルハイム」.m滝島.松村 

     明日は積雪期の泡雪を踏み.好天なら鍋倉山1288.8mに登る予定でいた。この山域のツァーは初めてのこともあり.
   池田先輩の参加でガイドを頼んでいる。その下調べを兼ね.少し泡雪と戯れようと滝島先輩と「森の家」を訪れてみた。
   「森の家」は「いいやまブナの森倶楽部」事務局があり.各種のサービスを行っている。

     午後.戸狩民宿群を下り県道95号に入いる。右折すれば戸狩駅に出て.宿に入った車道にでる。
   左折して千曲川左岸沿いを東進。距離にして25分ほど.飯山線戸狩野沢温泉駅から3つ目の桑名川駅.近くになる。

     上境駅から野沢へ抜ける大きな道標のある県道T字路で.右に分けると直ぐ二又があり.関田峠を越える県道95号を左に分け.
   温井で「みゆき野ライン」に入る。ここから「森の家」までは4kmほど.分岐に道標はない。
   田園を抜けるが両側は雪壁に隔てられ.周りが閉ざされる雪の1本道を。

     暫くして吹上トンネルを潜り.2台の除雪車と擦れ違ってから鍋倉大橋を渡っている。
   その先.羽広大橋.土倉橋.柄山橋と3つの橋を過ぎすと看板があり.左折して「森の家」に着いた。まだ新しい大きな館だった。
   ここには道幅に匹敵するキャラビラを付けた大型除雪車が駐車していた。畑なり丘の農道.林道用のようだ。

     今年は例年より積雪が多いようだ。積雪3mは越えている。この短い距離の「みゆき野ライン」では3台の除雪車と擦れ違っていた。
   右へ左へ吸い上げた新雪を舞い上げている。又踏み固める除雪車をも見る。普段は朝晩2度の除雪を今日は昼間も出動し.3回しているとのこと。

     夜半も降雪は途切れず見舞われた。結果的には鍋川高原を散策し.4番目の柄山橋に掛かる桑名川右俣左岸尾根を詰め.鬼ブナに至る。
   下山は3番目の土倉橋に掛かる左俣の上流で.更に2つの支流に分かれ.その間の尾根を下っている。

   牧峠への道路と「森に家」を結ぶ作業道で.14:55

     みゆき野ラインは朝方の除雪を終えてからの行動となり.明日の集合は8時に落ち合うことを決め.ルートは明日の天候を
   見定めるしかなかった。少しラッセルしようと出向くも.先輩が登山靴を忘れ.「ひぐたし農場」への作業道を散策し.お茶にした。

     小雪が舞い風が渦を巻くも.ウィスキーを垂らした紅茶は美味い。温かさが体に沁み伝わり.言う言葉もないほど美味い。
   予報では今日と同じ天候が続くと云う。頂稜は諦めるかしかないだろう。積雪期だけの尾根ルートを歩み.ブナの森を散策する。

   夕べの団欒.13日17:37

    戸狩スキー場
   2F窓際より・・13日20:59

   横へ上へと伸びたリフト群.14日15:10

     昔.リフトが動く前に見える左丘上をシールを付け.歩んだ覚えがある。多くなったリフト.横へ上へと延びている。
   今回は理科系学生スキー部の競技運営部と共に同宿する。立大は参加していないが手伝いのスキー部員4年生と出会っている。

     ブナに被われた鍋倉高原.牧峠のブナ林を周回.2015年02月13〜15日. m池田.滝島.松村.立松.加波・・ガイド大野.補佐木下

    関田山脈のブナ
     関田山脈は100〜70万年前までに海底から急激に隆起し.その後約70〜50万年前まで火山活動が起き.2万年前にはここ飯山平に
   人が住み始めている。氷河期が終わった1万年前から鍋倉山付近はブナに覆われる始め.ほんの100年前まではブナの森の中だった。
   それが昭和10年代後半から40年代にかけ.国策から各営林署に独立採算制を求められたことから乱伐されてしまっている。

     その後水源の枯渇や雪崩発生に寄惧する地元の人々や自然保護を提唱する人々から伐採反対運動が起こり.
   調査で巨木が確認され陳情が認められた。鍋倉山中腹には通称「巨木の谷」と呼ばれ.過っては滝の沢と呼ばれた狭いエリア。.

     樹齢200年〜300年に及ぶ巨木群を見ることができる。ただ特に300年を超える「森太郎」.「森姫」は皮肉にも
   登山者が多数集中し床土が荒らされ.「森姫」は2011年最後に葉を付けているが枯死した。

     今回訪れる樹齢300年の「鬼ブナ」は根回りが踏み固められぬよう立入り禁止規制が付けられ.今年から新しいルートとしてコースが設けられる。
   その一部は塩の道として物流の重要路だった牧峠古道も謳っていた。今回の下山路は積雪期用のルート。

     又2008年には新潟.長野県境の関田山脈に「信越トレイル」が全面開通する。斑尾山〜天水山まで総延長80km.
   標高は1000m程度に係らず積雪は5mを超え.原生林に近いブナの森林帯が広がりを見せていた。

    鬼ブナの森へ
   尾根末端から詰める.9:29

   2月14日(土).雪.午後一時薄日が差す
     「メイプルハイム」7:45⇔R117号.ローソン.=県道95号=8:20「森の家」
     「森の家」⇔9:15鍋倉農地開発地体操一9:35展望台地:45一10:37S字状道路上:45一11:11(872mコブ)
     一11:57鬼ブナの森=12:10昼食:40一13:38分岐:45一14:32「森の家」:44=「メイプルハイム」.

    ルート選定
     昨日は直接付き添ってくれるガイドと会えず.当日初顔合わせすることになる。電話での希望の食い違いか?
   当日朝.話して決めてほしいと「森の家」で云われ.ルートは降雪で鍋倉山の登りは無理とされ.ブナの森への軽い散策に変更させられていた。
   今回新たに鬼ブナのルートが作られ.無雪期には歩めぬルートを取ると説明されている。天候により悪化すれはそこも中断すると。

     9時少し前.「森の家」からスノーシュを履き.昨日滝さんと散策した作業道に乗る。そして牧峠への道路手前で.開拓地を直進する。
   昨日の雪塊が転がる荒れた作業道は大型のキャタピラ車で踏み固められ.更に雪原をも横切っていた。我々スノーシュを楽しむ人のため綴られたようだ。
   蕎麦畑の雪原には5.6mと幅広いキャタピラのわだち道が一直線に造られ.雪原に延びている。

     わだち道の途中からほぼ直角に左折し.蕎麦畑の雪原を縦断. 軽いラッセルを繰り返し.緩やかな尾根の末端に乗る。この尾根は寒川と
   桑名川を隔て.牧峠の東.三角峰1069.2mの西肩に突き上げる尾根。下流は扇状に開け.鍋倉高原として開墾され.農地として利用されていた。

    千曲川最北流域
   10:45
    尾根の広い台地にでて

     尾根に入り一登りで見晴らしのよい台地にでる。初めて見る大らかに開かれた台地.
   雪雲でやや霞むも.千曲川下流の裾野が開かれる。霞む先が県境になり.信濃川と川名を変えている。

     千曲川下流沿いの左岸が津南町.右岸流域が栄村。裾野手前の雪原は鍋倉農地開拓地.(蕎麦畑のひぐらし農場).
   中央には桑名川から牧峠を越え.新潟県上越市牧と結ぶ道路が抜けている。肉眼では見えるが電柱が並び.先程綴ってきたルートもその手前にある。

   上写真中央裾をアップ

     中央の杉林が途切れた小さな雪田に黒い点が2つが望まれる。そこが起点になった「森の家」で.
   千曲川の対岸は七ヶ巻の集落。「森の家」から左へ杉並木を抜け.左折して雪原にでていた。

   鍋倉高原

     背に横たわる尾根が本来下る予定の尾根。間には2つの桑名川の支流が流れ込んでいる。
   下った尾根はその手前.2つの支流が流れる間の樹林が茂る尾根だった。

     後にガイドと補佐の会話からルートを間違えたらしい。下山途中で偵察している。
   「無雪期には道がない。今しか見られぬ風景だ。」と語るも.何か剥ぐされた言葉が返ってきた。

   S字状の林道を横切り.11:53

    ラッセル
     牧峠に至る車道の横切る分岐で1本取った。勿論雪が被り.聞かなければ分からぬ散策路との分岐。ここから急登になる。
   ここまでは緩やかな尾根筋を登ってきたがガイドはラッセルで疲れ気味。ガイドと補佐の2人が付いているが。

     出掛けに積雪が多く.1名追加したと紹介されたが却って一番のお荷物になってしまった。まず若い加波君がトップに立つ。
   補佐を除き全員でラッセルを交代する。「ガンバレ!」.「交代!」と奇声が上がる。急に元気になった仲間達。老兵にも若さがある。

     池田先輩も前に立つ。「年齢の数だけ進め!」と声が掛かる。喘ぐラッセルに再び奇声を吐く。
   そして傾斜が落ちればS字状の車道にでた。まだまだいざという時は体が動く。頼もしいRHCの仲間達。

    鬼ブナの森
   積雪がブナの深みを失わせている.11:57

    鬼ブナの森
     S字状を抜けると緩やかな登りを詰め.幾らか下り返し872mコブに立つ。後は桑名川支流のツメを緩やかにトラバースすれば
   目前に鬼ブナが現れる。巨樹が群がるブナの森にでた。5mの積雪があると云う。

     根元は新雪に埋まり.この時期の風貌は返って少々凄みが薄れるが新緑の時を想像すれば我慢もできよう。
   道中でもそうだが1本のブナの木にヤドリギが多く付く。この付近だけだろうか? 3種類のヤドギリがあり.それぞれ実の色が違うと聞く。

   樹齢300年の鬼ブナ

    ブナの葉
     ガイドは時折ブナの木の特徴を立ち停まり説明する。大木になると床地は貧弱になり.又雨水を如何に大事に吸収するかを語っていた。
   ブナの葉は卵形で先が尖り.縁は丸みを帯びている。葉脈の先端が波状のへこんだところへ向かって.窪む葉脈に伝わるようなっているのが特徴。

     更に枝元にもよく見ると溝がある。樹木.葉に落ちた雨水を1滴も残らず樹脈から枝に伝え.幹皮から根元へと
   流れるよう作られていた。ブナの木の下に立つと.雨雫が少ないのはこの機能があるからだろうか。

     樹皮には灰白色で独特の斑紋がある。これは「地衣類」とよばれ.藻類と菌類が共生した生物。日当たりと日陰の部分.
   地衣類の種類が異なれば灰青色や緑色と色合いもあり.環境の組み合わせにより.モザイク模様のよう変わっている。

     そのため同じ模様をもつブナの木は2つとない。又種子から発芽したばかりの根元は摘まぬと美味いとのこと。
   それをひとコマの話として語り.綴ればこのようになった。

   尾根の左肩で昼食,12:30

     窪みと云うか桑名川の源流を横切り昼食を摂る。朝方購入したサンドイッチを手に取り.紅茶にウェスキーを少々多めに垂らす。
   ザックにクッションシートを乗せ.座る居心地もよかった。尾根末端からブナの森が続いていた。原生ブナの割にここは細い。

     牧峠は徒歩にして15分ほど。好天なら日本海.佐渡ケ島から粟島まで見えると云う。
   その峠は灰色の空に覆われ見ることはできなかった。明るさが増してきているが小雪が舞い.ブリザードが忘れた頃訪れる。
   峠まで30分で往復できる距離.ただ峠は視界はなく風は強い。諦めざる得なかった。

    桑名川中間尾根・・下山
   1つ西側の尾根を下る.13:14

     桑名川2つの支流の間の尾根を下る。足元は無雪期に径はなと念を押されるも.積雪期は何処も同じようなルートだった。
   登りも下りも.積雪状態は変わらず.悠著し左右されるような危険を伴うような地形はなかった。
   あったとしても5mを越す積雪は全てを埋め尽くし.どの主尾根・枝尾根も登降できる優しい地形の山並だった。

     穏やかな尾根を下り.朝方の雪原が現れると北側の沢を横切る。向かいの尾根は往路の牧峠古道を含む散策路。
   その先に鍋倉開発地が望まれた。空の広さに明るさを増し.尾根の起伏は更に緩やかさを増すと裾野が大地が開けだす。
   ガイドは尾根を1本間違え偵察へ。OKがでて.桑名川の支流を横切り.朝方の分岐に戻っている。

   硬い平茸とナメコを採る加波君.13:25
    桑名川の緩やかな支流底で

   支流下流の雪原にでて.13:28

    高標山.焼額山.竜王山
   13:28

     蒼空が開かれ日差しを受けての下山。焼額山の大きな裾野には尾根を隔て区分けされた展望が開かれている。
   雪原の展望台からは野沢温泉村.毛無山上ノ平高原. 木島平村.カヤノ平高原. 山ノ内村.北志賀高原.高社山と天狗岩と胸を開くよう望まれた。

     焼額山の裏側に奥志賀公園線(北信州もみじ若葉ライン.林道秋山線)が走り.望めぬ鳥甲山が横たわっている。
   数年前,頂に立つが.岩菅岳はまだ未登になっている。最初は2つの聖平に惑わされ.昨年は吹雪で白根志賀道路が通行止となり.
   2度の挑戦も諦めていた。3度目の正直が来るのだろうか?

     中央右下が野沢温泉. 手前の地区が飯山市.左端の茂み付近に「森の家」がある。左に雪原を横切り分岐へ。
   朝方のトレースは確り踏み固められていた。誰かが踏み跡を辿ったらしい。そしてこの柔らかい日差しは開発地の雪原まで受け続けていた。

   先のブナ林に向かい朝方の尾根.分岐に乗る.13:32
    右上が開発地

    花立山
   14:14

     最後に雲が切れ,望めるようなった往路を振り返る。入山は右手から大きく回り込み.左手の樹林に切れ目から右脇を詰めている。
   前面の尾根を越えると里人が三角山と呼んでいる山が頭をだし.その裾を右手に見て回り込めば鬼ブナの森にでられた。

     積雪が多く.ラッセル用に補佐を付けてくれた割に.その人がお荷物になった。
   ラッセルもできず.我々が交代しはしゃぎ回る始末。黙々歩むと云うより.会話の賑やかな山行になった。

     少々物足りぬ気持ちを持つが.戸狩での会合が主目的で助かっている。ルートの難度が違い過ぎ.ガイドに期待を持ち続けたのが残念だ。
   もう少しガイドとコースを密に語れば炊事もできたと思われる。鬼ブナの森・・冬期ルート略図

   玄関前の除雪.8:36

    2月15日(日).雪後快晴
     「メイプルハイム」8:52=9:35今井トンネル=豊田飯山IC=11:00横川SA=11:56抜戸西IC=12:20東武若葉:23.急行=13:07池袋.

     車の屋根には夜半の湿雪が30cm積り.今朝もちらほら雪が舞っている。朝食を終え解散した。
   元気な後輩達はスキーに出掛け.見城先輩も昨日はフルコースを滑り.満足感に満ちている。ただ今朝は少々腹の具合が悪いようだ。

     再び滝さんを頼りに往路を走る。昨夜からの降雪は路面を更に消させ.国道全てが雪の世界に戻されていた。
   舞う雪に視界は悪く.路肩もやや狭くなる。上信越道に入線すると佐久ICまではチェーン規制.50k制限. ウ
   ィンパーが活躍し.路線は中央を走る1本に変わっている。時折雪風が視界を更に弱めていた。

     最初の隧道を潜り.2車線になるも.中央寄りは時折積雪の上に真新しいわだちを作っている。
   長野ICを過ぎ.路面が見えだすも.降り続ける雪粒は大地を覆い.雪国らしさは往路の風景と異にしている。
   この風景は佐久まで続き.碓氷峠を下り.横川SAで.漸く疎らに舞っていた雪も治まっている。

     そして関東に近ずくにつれ.積雲から層雲に変わり雪雲も薄れ.曇天が切れれば明らみを増し.東上線.若葉では快晴の蒼空に変わっている。
   裏日本から表日本へ抜けてきた。電車の車窓からは陽差しも強く流れる景色に.陽差しは淡く霞むような春の色合いを強く感じていた。

   西高東低の気圧配置. 気温は東京で11.7℃まで上がり.12時時点で低気圧は974hpa.沿岸部を中心に風強し。
   コンロ持参せず各自テルモス持参.昼食はサンドイッチ. 革登山靴.
   絹の肌着とラクダの肌着.靴下マンテアリング¥2700