横篶尾根から長沢脊稜にでて板形尾根を下り.カロー谷から小川谷下流の西左岸道を経て東日原
  一杯水小屋からは中腹道にでて長沢脊稜.ハナド岩―戻り板形尾根を下り.更に黄昏のカロー谷中腹道から横篶山西面水平歩道を走る

    倉沢橋の右岸歩道から幕岩尾根南東支尾根を登り横篶尾根
    一杯水小屋から長沢脊稜の左.鞍部にでて板形尾根を下り.横篶山西面水平歩道・・落したお茶・日没と競争

    横篶尾根
   一杯水避難小屋への尾根道に入る.12:17
   横篶尾根.分岐道.長沢脊稜.板形尾根.カロー谷中腹道.小川谷左岸水平道・・東日原

    11:58横篶山12:10一12:45一杯水避難小屋:55一13:13三ケドッケと板形ノ頭との鞍部一ハンギョウ尾根の分岐13:27⇔13:31ハナド岩.
    一14:07中腹道分岐:50⇔賀郎線下部. 一15:30カロー谷一横篶山西面水平歩道取付き一16:16煙窪の溝窪高巻き終え一16:50崩壊の桟橋
    一17:29最高点付近一18:00旧日原小学校一18:13東日原bs.

   尾根に立つ「14/15」林班界標.12:23

   痩せ尾根を経て.12:45

    横篶尾根
     どんよりした雨雲に覆われていた空も.横篶山にでると横篶尾根の大きさを示すよう.日差しは幾らか薄明るく差し込むようなった。
   頂から北側の踏み跡を直接下り巡視路にでている。大地に跳ね返る妖光が何処となく陽光を含み微妙に差し込んだ。

     一杯水避難小屋までの間で2パーティが山から下りてきた。言葉少なく先を勧められている。
   感謝して擦れ違う。山中で今日初めてのハイカー。彼等も自分なりの愉しみを覚え.周りの人に気を使っているようだった。

   2度目の訪問.一杯水避難小屋.12:49

    一杯水小屋
     避難小屋前で1本取る。三ケドッケが好きだと云う若い女の子が美味そうに煙草を吸っていた。私は今回禁煙し持参せず。
   私を見て.彼女は遠のく。私も煙草が好きだと伝えると戻ってきた。最近喫煙者は山でも窮屈な思いをし,気を使うようなった。

     蠅がまとわり付く. 「蠅には利くがアブには利かぬ」と彼女との会話が始まる。
   それにしても奥多摩は蠅が多い。入山者が多いせいもあるが.今回も休めば蠅に囲まれ悩まされる季節になってきた。

    板形ノ頭へ左の分岐道
   滝前窪源流の水平歩道.12:56
    三ケドッケと板形ノ頭との鞍部への脇道

     今回は三ケドッケに立たず.板形ノ頭との鞍部へと.小屋から西脇道の山腹道を選ぶ。山腹道は往来が少ないだけでなく,違った装いを示していた。
   長沢脊稜の三ケドッケ.南面直下の巡視路を通る。ここはカロー谷源流の本谷.滝前窪の水平歩道に当り.緑重なり合う深い樹葉に覆われていた。

     以前何処かの紀行文で? のんびり歩むには好いコースと耳にしたことがある。緑一色に包まれた三ケドッケ.真南に当たる巻き道を綴る。
   秋に訪れば樹葉は紅の世界に染り.華麗な色彩の樹林のトンネルを潜り抜ける森になるのだろう。

    三ケドッケの山腹道
   カロー谷本谷側の源流を歩む.13:08

    長沢脊稜の分岐
   三ケドッケと板形ノ頭との鞍部.13:13

     長沢脊稜の鞍部にでると道標は「←酉谷山.↓一杯水避難小屋,天目山(三ッドッケ)→」を指していた。
   数年前.三ケドッケから七蹴山.大平山を経て秩父へ抜けた主尾根。今日はハンギョウ尾根を下り.ハナド岩まではピストンと縦走路の距離は短い。
   できれば少しでも展望が得られればよいが?

    ハンギョウ峠
   2つの林界標々柱・・東側界の16林班界線より.13:22

     長沢脊稜の峠というよりは緩やかな起伏の大地. ここは林班界標から見ると狭い面積幅で林班界区分が分けられている。
   手前が「奥多摩分区16/15」林班界標柱で,前方に背を向いているが「18/16」林班界標柱。差し引くと常識的には16区分は短い幅範囲になる。
   数字からの理屈はそうでも実際はT字に区分された林班界区分だろう。

    2つの林班界標柱?
   西側界.13:23

    長沢脊稜
     脊稜は真夏の陽射しも遠ざかり.この時期らしく残暑の後のしっとりした薄日が残されていた。落ち付いた風情が滲みだしている。
   夏シーズンが去ると共に人通りも寂びしくなっている。人恋しさが残されたような木陰の尾根径に.薄明りが差し込んでいた。

     下草はまだ緑鮮やかに広がり.尾根径が抜けている。私の気持に居心地よさを味わさせていた。
   擦れ違う人もいなくなった登山道。その主尾根を綴っている。その縦走路を気侭に独り歩む。

     山陰の又,少し窪んだ台地や陰る斜面.陰景に閉ざされた山道に入ると.まだ昼下りと云うのに日向とは又別の陰りを見せている。
   黄昏を思わす寂しさが陰を創り.その変化を味わいながらハナド岩への山道を歩む。

     ただ重く垂れ込み.今にも降りそうな雨雲の中にいる。湧き出したガスはハナド岩での展望どころか.足元の近場さえ見届けることもできなかった。
   滝上谷大栗窪の谷間は場所も分からぬほど.灰色の世界に埋め尽くされている。
   3年前の春先と異なり.石尾根方面の展望は望められず。そして再び.周りの閉ざされた雰囲気を味わいながら板形ノ頭に戻っている。

    ハンギョウ尾根への分岐
   左奥が板形ノ頭1553m.13:27

     板形ノ頭の少し手前. 道標19-110(←一杯水(避難小屋).蕎麦粒山.酉谷山(避難小屋).雲取山→」の立つ,ハンギョウ尾根の分岐に戻る。
   この陰る森の中はこれまでの周りの薄暗さより.少し濃い陰惨な雰囲気を漂わしていた。雨は降るようで.まだ留まっている。
   焦ることもないが道標の裏側から右に折れ.板形尾根を下りカロー谷に入る。

    ハンギョウ,板形尾根
   尾根筋にモノレールが綴られている.13:57

    モノレール軌道
     下り始めて直ぐ.左の高みにモノレール軌道(森林管理単軌道.賀郎線)が尾根伝いに延び.暫くは軌道沿いを下る。
   この賀郎線は上部では素晴らしいミズナラ林を縫い尾根筋を着実に下っている。下部は西側の支尾根伝いに下り.終点は小川林道にでる。

     軌道は途中の1279m地点ではカロー谷に入る歩道? 1090m地点では小川谷上段歩道.入れば960m地点で下段歩道と交わっている。
   確率の問題ではないが初めてのルート. 最初の1279m地点はカロー大滝.F4手前の木橋に出ているのではないだろうか?
   私は上段歩道と合わさる地点で左折して.カロー谷中腹道に繋ぐ巡視路を下ることにした。

     賀郎線の軌道からカロー橋に降りる場合は軌道が西に向きを変える「1000/2460」のプレート.1150m地点から少し下った所で.
   作業道にぶつかっている。そこを左に折れ.小川谷カロー橋へ向う小尾根に乗ればよい。小川谷林道.日原街道から東日原に下りられる。

    軌道脇.カロー谷中腹道側
   下から見上げて.右手にカロウ谷へ降りる踏み跡あり.14:07

    忘れていた標柱
     軌道脇にある「17/16」林班界標.
   上部の林班界標・・T字路.分岐を左折し水平道に入り.大ダツ窪から滝前窪.カロー大滝にでて.カロー谷経路から本流を下る。
   下部の林班界標・・十字路.1090m点.4滝上谷と賀郎谷を結ぶ中腹道が横切っている。右に小川谷上段道に折れても直ぐ.倒れた同名の林班界標があり.

     ここで左に折れ.カロー谷中腹道を下れば40分で.ロスを生じせず谷底へ降りられる。
   何故か? 「17/16」林班界標のポイントを忘れ呆けたのか.軌道を更に下って登り返していた。このロスが先で日没との競争になった。

   モノレールの引き込み線1090m.14:22

     この先,引き込み線を通過し.可笑しいと思いつつ.更に南西面の軌道まで下ってしまった。何を考えていたのだろうか?
   西に向かっていると足を停めた私。行き過ぎたと地図で確認必要もないほどの間違いを起こしている。悠著せず.中腹道「17/16」標柱まで戻る。
   考えことをしていた訳でないがボーと過ぎていた。

     ・・小川谷左岸上段歩道からカロー谷に向かうがモノレール軌道を僅かに下った短い引き込み線のある地点1090mで.軌道と離れ林中に延びる
   南南西のハンギョウ尾根を更に下り.南側踏み跡と合わさり.更に750mで小川谷下段歩道と合わせれば小川谷林道のカロー橋脇にでる。

   カロー谷中腹道から小川谷左岸の水平歩道を下り東日原へ
     小川谷左岸上段歩道口
   モノレールの引き込み線手前でカロー谷中腹道と繋がれる.14:50

     ここモノレール軌道を右(西側)に折れて見る。上段歩道のクラミ窪右俣側に入った所で.倒れていた2つ目の少し古い「17/16」林班界標柱を見付けている。
   小川谷左岸の中腹道は犬麦林道終点から山道に変わり大栗尾根の1040m点にでた所で.上段歩道と下段歩道に分かれていた。
   下段歩道を進むと短い植林帯を抜けハンギョウ尾根のここモノレール軌道にぶつかり.左手(東側)から上段歩道は更に中腹を巻いてカロー谷へ向う。

     Uターンする形で戻り.小川谷上段歩道からカロー谷の中腹道へ。
   軌道と中腹道が交差した1110m地点からと水道局の山考林を横切っている。指定されているだけに.見詰める樹林は清々しさに満たされていた。
   確りした巡視路になる。そして緩やかな斜面を駆け下ること7.8分で.踏み跡が可笑しくなり始めた所で十字路にでている。で幾つもの経路と合わさっていた。

    カロー谷十字路地点
   迷い易い幽寂たる十字路.15:01

    十字路
     山考林の東側肩に荒れた大地に十字路があった。薄暗さもあるが急に.先の踏み跡は漠然とした感じで.定めるものを探すのに苦労する。
   少し先へ進めば踏み跡らしくなるが.初めての私には来た踏み跡をまず忘れず.確認して置く必要があった。それ程薄い交差.

     当然地名に係る道標類はなく.中央地点の折れた立木の小枝に古い赤テープが1つあるのみ。ここが十字路であることを示している。
   周りをよく探らねば何処も同じように思え.不安を抱き間際らしい。

     今来た中腹歩道の左側に回り込む.北西からの踏み跡に合わせ.西に下ると小川林道からカロー橋を渡るルートを選んでいる。
   又北東に登る踏み跡は賀郎ノ大滝へ。東側のここから進む中腹道はカロー谷へ向う踏み跡。それも北側を進み.少し歩んでから漸く確信している。

     尚少し南に面した東側には5.6本の軸棒が,理由は分からぬが一列に整然と立てられていた。ルートの印ではないようだ。
   一直線に打ち込んだ抗の意味は分からない。

     磁石で体を東に向け.周りを探ると直ぐ踏み跡が見付けられた。タイミングよく入ると確りした踏み跡に変わり.次第に北寄りに綴られている。
   全てのルートを確認せず動きだしていた。ただ時は3時を過ぎている。もう間違っては先に進めぬと考え再び十字路に戻る。
   そして北東の踏み跡も探しだし.歩を進めている。

     十字路からほぼ同じ方向に.もう1本の踏み跡が左沿いに綴られていた。賀郎ノ大滝への踏み跡は直ぐ登りになり.細い踏み跡に変わっている。
   このロスは安心感をもたらし.本道の中腹道は一番確りとして綴られていた。木抗が続き露岩が現れ.急岩稜を下れば直ぐカロー谷に降りられた。

    カロー谷中腹道・・賀郎谷
   薄暗さを増すカロー谷.15:30
    よく維持されている桟橋.3本の木橋が連続して架かっている。952m地点.その左上が経木小屋跡地.

     カロー谷の桟橋を渡った所が経木小屋跡. 建物はないが残存した木材は隅に片付けるられ綺麗に払われた小さな平坦台地になっている。
   この左斜め上には賀郎ノ大滝に続く踏み跡が登ってをり.「13/15」林班界標柱がある。右手に折れ.カロー谷左岸道を下ると直ぐ横篶窪を渡る桟橋にでた。

    カロー谷左岸道
   横篶窪出合の桟橋.15:33
 
     横篶窪は昼尚薄暗い谷間の漂いを現わしている。ここ出合から奥は更に一層.闇に包まれているような薄暗さを感じていた。
   横篶窪右岸沿いの踏み跡に入り詰めは.高みを廻り込みカロー谷上段道に合わさり.カロー滝に至る。

    横篶山西面水平歩道
   振り返る木留め杭.15:49

     右下に白いしぶきを上げる6mのF3を見下ろす所で大分暗くなる。厚く墨のような雲に狭い切り立った谷間に降りてきた。
   横篶山西面水平歩道の取付きを見過ごし.少し戻っている。この間々直進して下れば右岸を綴り小川林道に架かるカロー橋にでる。

     カロー橋に下りて先の林道.街道歩きを考ると.左岸道との距離はそれほど東日原まで時間的距離は変わらないだろう。
   左前方の痩せた突起から這い上がり横篶尾根の西山腹を横切り.東日原へ通じる横篶山西面の小川谷左岸の水平道を選び入り込む。

     足場が確りすると直ぐ立派な山径に変わり.緩い巻き道の登りが綴られていた。途中で石積みや木抗が半ば崩壊したれ所が現れている。
   時だけは着実に進んでいるが既に薄暗い闇のような陰る谷間を詰めている。面白いほど変化に富み崩落の障害物を越え.黄昏との競争が始まった。
   右斜面に入ると急峻落ち続いていた。

   煙窪.15:55

   この林班界標柱直ぐ脇の溝地は崩壊.15:58
    950m付近でガリー気味に抉り取られた渡れるか.と思わす狭い窪溝を高巻く.ここは気分的にも馬力がいた。

    煙窪の枝窪
   ガリーのような長い溝窪を高巻く.16:14

    高巻き
     林班界標柱の直ぐ脇で小さな溝窪に突き当たる。
   一瞬見ると細長く溝を切り渡れそうなルート. 近ずき偵察するがザレ落ちる溝底は一歩の足場が取れず.考えても渡れぬガリーだった。
   狭いが鋭く落ちる溝窪。ガレ落ちる溝底は左岸を大分上部まで高巻き登っている。写真上部を高巻き.横切る地点では以前高巻いた踏み跡を見付ける。

     対岸の溝底を下り.木を更に利用して.右手の茂みに逃げている。後は急下降し対岸の渡るべき踏み跡に合流する。
   ただ薄過ぎる踏み跡に先を見て.左下に回り込んでいる。このガリーのような所で半分残る茶500ccのポリを落としてしまった。

     落ちぬよう留める帯が付いていたが.初めてのザックで留め忘れていた。水を足すことができず.中身よりポリの紛失にガックり。
   後は枝沢を横切る折,這うようヘバリ付き.岩盤に流れる細い流水を飲んでいる。

     更に下側に続く谷間のトラバースも厄介だった。崩れる足場に倒木が宙に浮き,先は切れ落ちている。
   強引に下り.左のザレる斜面を丁寧に切り.トラバースした。難場がでる都度.暮れる時間が気に掛かりだしていた。
   丁寧に進めば面白いルートだがここまで崩壊しているとは思っていなかった。もう後戻りはできない。

     長い緩やかな登りだが荒れたトラバースの道が続いている。真近に見定められる難場は如何にも通過すればよかった。
   ただ枝沢の対岸にあるザレ場は遠目に登り口を見付けなければならぬため明るさが必要だった。
   河原は広く.間近で探し回る時間はなくなっていた。対岸のトラバース道を見つけられれば如何にでもなろう。

    崩壊続く桟橋群
   荒れ気味の谷.16:23

    桟道の崩壊
     地形図「武蔵日原」図幅に示された「奥多摩」の「奥」にあたる沢には3本の木橋が設けられていた。
   その1本は傾き.2本目は橋先端が落ち空間に留まっている。3本目の木橋は桟道自体が失われ.見る影もないほど崩壊していた。

     杓子窪左俣の山側に傾いた桟橋を越え,時には確りした石積みを過ぎるも.沢底を巻き杓子窪右俣にでるしか方法はない。
   沢口に2本の桟橋があった。先程の桟橋より更に大きく.岩盤にへばり付くよう斜めに傾き.先の通行は不能に。

     その先は崩壊激しく途切れ.桟道は谷底へ落ち.先がなくなっていた。少し戻り谷側をへずるようトラバースし沢底に降りている。
   そして荒れた大石の鋭いゴーロ状の急斜面を横切った。見下ろすと下流対岸に踏み跡を見付けられ助かっている。

     もう少し時間が遅くなれば.薄暗い谷間に闇が迫り.エレキに頼っては探れなかったかも知れない。
   遠方から漸く望めたルートは真近からでは探れなかったかも。ただ今となればモノレール軌道の下り過ぎに勿体ない時間を費やしていた。

    煙窪と杓子窪の間の沢
   右岸縁は2連の桟橋崩壊地点.16:50

    帳
     楽しみに期待していた小川谷対岸の籠岩.燕岩の展望は帳を迎えると.どす黒いガスに閉ざされ全く見下ろせなかった。
   17時.尾根の乗越1060m圏にでて.幾らか明るい雰囲気をかもちだし.登る水平歩道も傾斜は緩んできた。ただ見えるものは足元だけになる。

     それでも気休めの明るさ。尾根に乗り平坦になったにも係らず.もう少しで安全な場所にでられると思えば.エレキを出す時間がもったいなかった。
   日が落ちた仄かな明るみは.もう目の慣れだけになっている。

     谷沿いを巻き.危険な場所は過ぎたと思われた。最後に1つでもあればと.休まず足を進めている。又危険がないと思えば早足になった。
   今回はプッシュ式の簡易エレキも持参した。ザックの中から小物入れを出せば直ぐ利用できる。それでも時間が勿体ないとエレキを使うのを諦めている。
   ヘッドエレキを使えば1本取ることになる。その間に日が暮れる。一歩でも里へ近ずこうと。

   最高点付近1045m付近.里への植林帯.17:29

   県道日原鍾乳洞線.左が中日原.17:52

    下山
     17時25分.初めて都水道局の石標を見ると作業道に連なり点々と現れる。安全と見て.一気に駆け下りる。もう薄暗くなるも楽に下れる道。
   1060m付近から下り始めると九十九折りとなり.谷間に落ちる危険はなくなった。一層陰る樹林帯をジグザグに切り駆け下りる。
   そして緩むと歩き易くなり.おぼろに「-/14」林班界標が道脇に立つのが認められた。

     道幅が広がると右手から「巨樹コース」の道が合わさり.一時右下の街道の舗装とガードレールが.そこだけを白く浮き出し見下ろされた。
   下る「巨樹コース」の道標を見て再び薄暗く緩やかになった作業道を進む。一部分に赤帽黒杭が何本も密生し乱立する所を抜けている。
   又古い朽ちる道標の裏には横篶尾根に登る踏み跡を分けている。そして鹿柵のフェンスがあり.柵扉を抜ければ旧小学校が見下ろされた。

   東日原の旧小学校.18:00
    右下の体育館前に降り.写真正面の中央校庭から日原街道へ。対岸がカラ沢尾根末端.

    日原の夏祭
     植林帯の闇の中を大きな弧を描き.旧日原小学校跡の庭隅に滑り込む。日没後のまだ闇に目が慣れている間に東日原へ降りられた。
   校庭には祭の提灯が点り.縁日のテント村が校庭に軒を並べられている。
   又左下に抜けた体育館では煌々と明かりが点り.ゲームか? これから行われるらしい。檀上には各種の景品が所狭しと並べられていた。

     その脇にある水場を使わして頂いた。洗顔し美味い水を飲む。水が不足すると考えると欲しくなるのが常。
   枝沢の這う流水に顔を近ずけ被り付いていた。後は日暮れとの競争に焦り.忘れてもいたものの美味い水だった。
   もう周りは薄暗く真近でないと何も見られなくなっている。

     校庭の向かい中央から東日原地区を抜ける街道に降りると日原森林館の裏にでて.街道を左に折れれば警察の駐在所があり.
   直ぐ東日原バス停にでる。バス停までの里道はどの家屋の玄関にも祭の提灯が飾られている。

     バス停斜前の雑貨店も.今日は祭の為だろうか? 早くも閉店し.期待していたビールは購入できなかった。
   東日原バス停のベンチで着替えを済ませ.郵便局まで戻っている。初めてのこと。下山してから自動販売機で酒でなくお茶を購入した。

      18:13東日原bs:52=19:22jr奥多摩:28=20:02青梅:06=20:34立川.快速:39=三鷹.特快21:05=21:25お茶ノ水
      立川駅構内立入り.中野ではjr施設連続放火で・・特急.特快遅れ

     今回は横篶尾根の横篶山から一杯水小屋間以外は水源林巡視路を利用し歩んでいる。
   ルートは2010年の台風9号とその後の豪雨で甚大な災害を受け.改修より更なる自然崩壊の方が進んでいるようだ。

     ただ登山道とは別に.藪切れの素晴らしい景観や周りの状況を知り得たのは嬉しい成果だった。
   特に小川谷左岸道は紅葉の頃に再び訪れたい気持として.1つの記憶として残されている。

     コース的にはよいルートだったが天候には少し不満が残されていた。ただそれも後の秋雨前線と台風18号の襲来で.
   大雨特別警報を発令させ続けていた。降雨の治まらぬ日々がここ一週間続いていた。それを考えれば良しとしよう。

   WALKER25.コールマンジャパン.特価¥5200. レインカバーフォレスト20〜30L.エバニュー.¥1460
   地形図「武蔵日原」.zzz95倉沢谷左岸歩道.zzz96幕岩尾根.zzz97板形尾根.zzz98小川谷左岸歩道. スカパ登山靴・・31756歩

    倉沢橋の右岸歩道から幕岩尾根南東支尾根を登り横篶尾根
    一杯水小屋から長沢脊稜の左.鞍部にでて板形尾根を下り.横篶山西面水平歩道・・落したお茶・日没と競争