丹沢湖南西部に当たる山域・・栗ノ木日影山から六郎小屋山(太郎小屋山)

   自粛規制の不老山東西山稜の鞍部から登山道と分かれ.北面に連なる経路を歩む
     日影山北東尾根から六郎小屋山のスズタケ茂る大当沢右岸尾根(南東尾根)を下降.河内川右岸の林道にでからは平山地区へ

    塩沢ノ大滝から大久保山東尾根を詰め境界尾根
    不老ノ活路から不老山.番ケ平を経て林道分岐
    日影山からは六郎小屋山南東尾根を下る・・平山の集落からヒッチハイク・大江戸線

   登山道分岐
   栗ノ木日陰山南鞍部の分岐.13:24
   「進入禁止」の看板とロープ規制

      北尾根から六郎小屋山東尾根を下降
    分岐13:24一13:31日影山一13:51六郎小屋山一14:27(648m点コブ)一14:52トラバース一15:48右岸林道一15:58平山集落.

     丹沢湖南西部に当たる山域で.日影山南鞍部にある不老山東尾根の林道の分岐から尾根筋は痩せ始める植林帯。
   短いながら左側が抉れ非対称の地形になり.ほぼ水平に下ると日影山との鞍部.山市場へ下る分岐にでる。

     「ここから先はハイキングコースではありませんので通り抜けはできません.山北町」と大きな看板が立てられ.ロープが張られていた。
   道標の腕木は「←番ケ平」と「山市場↓」を指し.日陰山への道標はなかった。

     登山道を右に折れると日影山南側を回り込み.南東に延びる尾根から火打沢の左岸山腹を下り梅林にでる。対岸は棚沢キャンプ場前バス停.
   棚沢への登山道を分け.直進してロープを潜れば経路を綴り対面の栗ノ木日影山にでられた。

   薄い踏み跡の倒木帯を抜ける.13:28

   日影山の緩やかな登り.13:32
   日影山に登る斜面. 透す日差しが目にも優しい癒し場になっていた。見下ろされる斜面も広く木漏れ日が続いている。

    (栗ノ木)日影山867m点
   番ケ平ノ頭.小広い平頂だが眺望はない.13:38

     日影山867mは字名で残されている山名で.頂中央は切り開かれる平頂。周りは雑木.そこを遠巻きに植林され展望はない。
   雑草のようなスズタケが疎らに茂り.その中央に「森林公社分収造林地」の看板と赤帽白柱に赤帽黒抗があった。
   里の裏山に登り畑にでたような雰囲気を持つ小広い頂だった。

     北東へと尾根伝いに植林帯を進むと確りした踏み跡になり.小コブを1つ越している。548m付近から白いテープが長く続き.
   灌木の下枝が少々煩くなるが程なく六郎小屋山に立つ。手前鞍部の雑木に同じ造林地の看板があったと思う。

    六郎小屋山(太郎小屋山)
   植林に囲まれた小広い平頂.13:51

     更に北東へ直進すると左から押し出されるよう六郎小屋山が立ち.頂は満る植林に覆われていた。
   ほど広い平頂は杉の立木が整然と並び.中央部が疎らに途切れ.東面は明るく自然林との林相の境を作っている。
   その上山頂直下はスズタケが茂り.灌木は低く樹間を透してだがここは明るく展望が開かれていた。

     詳細図に記されている「六」を「太」と取り違えた間違いで.本来は「六郎小屋山」.或いは「大郎小屋山」とのこと。
   又六郎小屋山843m点の北側.尾根斜面には「栗ノ木日影」と云う字名が残されている。ここは地名に反し日当たりのよい場所。

   何もない山頂で赤帽黒抗と赤プラ.離れて青頭黒抗を見付けている.14:07

     番ケ平で高度計を886mから894mに直しいる。その折間違い.更に訂正したのが狂いを起こさせたのか?
   六郎小屋山では900mを超えて示され.念のため周りを見渡している。頂は植林に覆われ展望は薄い。ただ東面は樹間透しにやや見渡されている。
   各尾根の取り付きと地図を合わせ.六郎小屋山と改めて確認してから843mとセットした。これで下山の準備ができ.地図と睨めっこができる。

    六郎小屋山南東尾根
   三保ダムの東端の展望台より南西方向

     手前が大当沢で.末端の尾根越が平山の集落.左端奥は大野山。
    椿丸南尾根を詰め栗ノ木日影沢右岸尾根を下り.世附林道から丹沢湖.三保ダムにでて撮る。・・2018.04.22/15:18

   頂南端の林相の境から勘太郎山を望む.14:08

    大杉山の北山稜と南山稜
   北東面から丹沢湖を隔て.右下が三保ダム・・14:10

     南東に向きを変え頂を離れると直ぐ.踏み跡は背丈2mはあるスズタケの藪斜面に突入した。若々しい緑の原が面をなし.掻き分けては進むようなる。
   高度差は70mほどだが気分は上々.スズタケが面をなし生い茂り.何処を見詰めてもスズタケのジャングルに覆われていた。
   又今回は1年振りにハングワのガッチリした皮登山靴を履いてきた。何処でも土足的な雰囲気で歩き回ることができる。スカパ登山靴と比べると戦車のようだ。

     「森林公社分収造林地」の看板がある所までがむしゃらに下りている。足元を丁寧に確認する必要もなかった。
   それ以上にスズタケを掻き分ける姿に心も足をも弾ましていた。又無風の陽差しがよい

   下山取り付きからスズタケのジャングルに突入.14:13

    六郎小屋山南東尾根
   14:15

   「森林公社分収造林地」の看板760m地点.14:17

    看板
     この南東尾根は一時の笹原を抜けると再び植林に覆われた。看板は頂方に向き.森林整備の中心は上から作業していることを示している。
   今朝入山した大久保山鉄塔尾根も同様だった。スズタケを抜けた植林帯の下限直ぐ上に.やはり看板の表は頂方面を向いていた。裏側を通っている。

   14:19

   14:29

   14:35
    648m点コブへの緩やかな起伏の尾根は歩き易く.尾根幅が広がる。

    648m点コブ
   「神奈川県森林公社分収造林地」の看板あり.14:37

    南東尾根
     穏やかな登りを終え.崩れた鹿柵の脚立脇を抜け.植林に広く覆われた648m点コブを通る。
   ここからの踏み跡は尾根筋の南側を綴り.確りした踏み跡に導かれ.右前方の南西尾根へ入り込んでいた。
   尾根伝いに進めば鹿柵の扉を抜け.茶畑から直接.やや高台の平山の集落にでる。平山橋を渡った対岸に湯本平のバス停がある。

     又南方に延びる小尾根を分ける590m付近で右手の経路を下れば.棚沢のボウズクリの滝でて.棚沢キャンプ場から対岸の棚沢キャンプ場バス停にでる。
   赤帽白柱.赤帽黒抗.共に128の立つ地点を左折し.私は北側へ回り込んでいた。

    648m点コブ北東尾根の頭
   北側620m圏の肩.14:50

     樹間越しに丹沢湖が見下ろされる北東口の支尾根を選び.南東尾根への踏み跡を確認してから北側に回り込んでいる。
   この間は檜林の緩やかな斜面をトラバースした。高木の満つる檜林で.周りは更に薄暗かった。
   明るみが戻ると植林帯を抜け.自然林の尾根に取付けられる。手前にも崩れた鹿柵があり.ここも脚立脇から抜けている。

    北東尾根を下降
   左前方下に丹沢湖々畔を見下ろす.14:52
    赤帽黒抗から見下ろす写真

   尾根二俣から急斜面を見上げる.14:55

     三保ダム下の幅広い洪水吐場に向かい没する北東尾根. すっきりした落葉で埋まる急斜面を蹴りながら.尾根二俣570m圏に出ている。
   尾根を振り返り見上げ.写真を1枚撮った。日没前の路線バスが湯本平バス停を発つまで80分弱,
   少し速足にならねばと右の枝尾根を早足で蹴り.尾根を少し下った所で更に右へ山腹をトラバースした。

   570m圏から右枝尾根に入り.更に右に回り込む.14:58

     この尾根は450m圏で大きく南側の谷間をトラバースしている。その折れ曲がる地点が落葉に隠れ.今日のポイントになった。赤帽黒抗196.
   暫くして中央の立木下に赤テープが付けられているのが望められた。写真.右奥の立木群裏がトラバース地点になる。赤帽黒抗192.
   直角に折れ.踏み跡狭い落葉径を.ストックを振り水平気味に駆け下りる。

   河内川を隔てた神縄の集落だろう.15:08

     ほぼ450m圏を水平にトラバースする。踏み跡は薄い。更に落葉が乗り.真近にならぬと先は分かりずらかった。
   高度も大分低くなり.樹間の切れ目から河内川対岸の神縄の集落が見下ろされている。

     更に水平道を進むと河内川の上流側にロックフィル式の三保ダムが枝木に絡みから覗くよう眺められた。
   堤面下は土色の大きな斜面となり下流に広がりを見せている。ダム堤の西側には特質とも思える5門の洪水吐ゲートを持ち.
   ダム下に吐場が広く設けられている。又中央にはダム広場もある。そこも又以外と広い。

     堰幅は非常に長く.ダム機能の構造も2つに分け設けられていた。
   ダム堤の東端には常用放流設備が備えられている。71.2871mの落差を持つ田ノ入発電所がその下に建てられている。
   ダム下の左岸沿いには神尾田隧道も見下ろされた。周りは日が隠れ黄昏だし.どんよりした重く侘しい風景に変わっていた。

   420m圏のトラバース地点.15:08

   点々と赤テープを見て.小尾根を下降する.15:12

     トラバースして10分強.確りしたマーキングを見付ける。枝尾根が谷間に下りている。この枝尾根には点々と赤テープが付けられていた。
   ただ50mほど下ると尾根筋は大きく露岩した岸壁に突き当たる。左右巻けるがやや高度があり.一部分は土壁の様相を示していた。
   チェーンスパイクは靴が異なり.持参していなかった。戻り.更に水平道のトラバースを繰り返す。

    右岸の平山集落
   15:11

     途中で平山の集落が南側の足元に見下ろされた。中央右の植林に覆われた尾根が648m点コブからの東尾根になろう。集落の北側に下りている。
   ここで目測でも分かる。下る時間なり.距離感を計算するのを忘れていた。気を付けていたら手前の小尾根に下りなかっただろう。
   カーブしているのは河内川左岸の作業道。新しい落葉が重なり.よく見ていないと見失いそうなトラバースの踏み跡が続く。

   15:15

   15:33

    河内川右岸の林道
   中央左奥が平山の集落.15:46

     先程と同様のマーキングと枝尾根に迎えられ.下ることにした。間々離れるが赤テープが繋げられている。赤帽黒抗は見るも続かず。
   短い灌木帯は枝木が煩く被る急斜面をズリ下る。立木とストックを支えに下へ下へと下るのみ。

     下山後思うに更にもう少し.トラバースを続けたならば赤テープと例の白い看板が立つ所に出られたようだ。乗れば南東の主尾根に乗る。
   643m点コブからの右支尾根に乗り.確りした径路から鹿柵を抜ければ平山の集落に直接降りられた。

     露岩が現れ右に回り込むが最後の急斜面は足場が脆く.右ヘチに窪む枝沢は急峡の側壁で抉られ.足場が決められずストックを畳んでいる。
   そして傾斜が緩み.樹海から解放されると尾根末端にでて.枝沢の出合に降り立った。本流右岸沿いに上流の大当沢に入る林道にでた。

   小沢の出合.15:48

     小沢の左岸尾根を下り.出合の右脇にでる。出合堰堤の基板には「平成6年度平山.小規模治山事業.コンクリート床固工.
   (有)池谷建設.神奈川県林務課」と表示されていた。カメラの誤差6分.

   中央の小尾根を下っている.15:53
    下は地形図の黒線・河内川右岸の林道.

     上部の支尾根は570m圏二俣からの右尾根はダム放流堰の末端堰堤に向かい没している。
   中央の緑多い斜下する枝尾根が下山したルートになる。丁度.468m圏コブからの東尾根との中間に位置し.対岸に神縄の集落が見下ろされた。

     簡易舗装の林道を下りだすと本流の流心沿いに.林道が右側にカーブする所で鹿柵のゲートがあった。
   逆扉から紐で結ばれ手間が掛っている。柵扉は直ぐ開けられぬよう.副木が掛け細工され.再び結ぶ時に考えさせられた。

    ヒッチハイク
     河原に畑が現れ平山の集落に入る。丁度.出掛けるマイカーにバス停を尋ねると拾われる。
   路線バスにはギリギリ間に合う時間だった。平山橋を渡り湯本平バス停までの約束が.道中同じ所を通るとのことでjr谷我駅まで送って頂いた。

     若い女性だった。考えるに女性からの誘いは初めての体験だったと思う。
   辞退するが乗った継いでと車を走らせて頂いた。入山時の「清水やまなみ橋」脇を通り過ぎ谷我駅にでる。

    河内川右岸の山並
   前々回の山行のjr谷我駅にて・・2017.11.10/15:39

     駅ホームから綴ってきた山々が見上げられた。送電線田代幹線の鉄塔と小さな嵐線の鉄塔が見上げられている。
   それから換算すると右岸の山並は501m峰と勘太郎山だろうか?

    平山集落.Hヒッチハイク15:58.
H=16:08jr御殿場線谷我駅:41=16:55松田・・徒歩. 小田急新松田,快速17:25=18:42新宿=大江戸線.

     今回の入山は第2東名高速の工事現場に足を踏み込むことから始まっている。塩沢の河川を含め.周辺は大規模な工事が行われていた。
   言葉では知っていたものの現場を見るのは初めて.そして塩沢の寂れた集落内を抜けている。
   その端に大棚沢から落ちる塩沢ノ大滝を見上げ.又驚かされていた。

     入・下山路は痩せ抉られた急稜の尾根を詰め.下りている。尾根から見下ろす谷底は崩壊甚だしく.土砂の残痕に埋まる崩壊地。
   2010年9月の台風9号の大洪水.土砂崩れの影響か? 神縄断層に掛かる所の被害跡はまだまだ残されている所が多い。

     その間を結ぶ低山の山歩きは途切れのない大植林帯だった。不老の活路では時として富嶽の大展望に恵まれ.林道から箱根の山をも眺めている。
   ただ六郎小屋山までは深い植林帯を縫い続けている。そして林相の境では何度か猛烈なスズタケの薮漕ぎをし.早い日没と争うよう下山した。
   又肋骨骨折後は大江戸線を利用するようなり.今まで気が付かなかった新宿発の同電車で30分の違い。駅からも自宅までの10数分で助かっている。

     12月18日.東京冬日になり初氷.以後例年より早く冬日が続く。23日.−1℃〜13℃.北西から南東の風.薄手の羽毛とチョッキ持参.
   又帰路の小田急線の車内の掲示板によると2018年3月17日から現状の緩和と所要時間の短縮のため小田急「新ダイヤ」は改正される。

   地図「山北」.zzz178大久保・塩沢流域.不老山東面.zzz179太郎小屋南東尾根.登山詳細図. ハングワ皮登山靴・・25012歩
   テルモス紅茶.水500cc.鍋ラーメン.バナナ.カツサンド.アミノバイ5000.干柿.大福.煎餅

     塩沢ノ大滝から大久保山東尾根を詰め境界尾根
     不老ノ活路から不老山.番ケ平を経て林道分岐
     日影山からは六郎小屋山南東尾根を下る・・平山集落からヒッチハイク・大江戸線