| 初冬の御嶽山U.継子岳への鉢回り 御嶽山U.1剣ヶ峰 御嶽山U.2お鉢廻り継子岳周回 御嶽山U.3剣ケ峰と一ノ池炊事 三ノ池―継子岳―飛騨山頂⇔剣ヶ峰―沢源頭 |
![]() 三の池へのルート.森林限界2.550m付近.登行分岐 |
| お鉢回りと北端継子岳へ 11月23日快晴,風強し 女人堂bc3. 8:00一8:30小:40一9:50小10:00一10:50三ノ池11:05 L松村.sL山田.m桧垣,豊永.沼津.飯田.中沢 m滝島.和田・・・黒沢から下山 継子岳へ.東面の火口湖群を横切り 2720m峰 |
再びアタック.正面奥.三ノ池 |
| トラバースルート 先に下山する滝島さん.和田と別れを告げ.外輪山の分岐を右に取る。 この夏ルートは幾つも沢を横切るルートは不能と思われていたが雪が落ち着いている上,積雪は少なかった。 継子岳は広い火口群の最北に位置し.ベースから距離もかなり離れたいた。 安全を考えると頂稜からのルートが最適と思われたが頂稜掛かる時間が長過ぎる。又少しの風でも一日中.風と争うこととなる。 パーティの全体の体力を考えると女子を含め限界があった。初めから停滞予備日は計画に含めず。その時は何処かのルートを省くことにした。 それを考慮すると三ノ池.直接ルートが最適と思われた。 今日の登行如何によるが最南端,継母岳が最後に残されている。 継母岳の登頂は今回最大の課題だった。列風に狭い稜.全員で立つことが出来るだろうか? 氷化した斜面を下降 朝日で雪の腐った潅木帯.境をトラバースする最短ルートを選ぶ。 谷底の日陰は氷化し気の張るトラバースを強いられている。ザイルを用い確保して沢底へ降ろす。 一歩々ステップを切る一年生の顔も真剣だ。ザイルが伸び.また伸びる。 ここから望む頂稜は写真で見るより.厳しく鋭い窪地で日陰が醍醐味を増さしていた。 ルンゼ状の沢が真直ぐ伸び.見上げる頂稜は雪煙を上げ仰がれた。その上に濃紺と云うより紫近い濃い蒼空が広がっている。 三ノ池火口まで.もう少しのトラバース。気は緩めない。 このルートは結果的に楽に済んでしまったが.もう少し積雪が多ければ引き返さなくてばならなかっただろう。 広くなり緩い窪み状の沢を詰める。ここも積雪との関係で東面はルートを選ぶのが難しくなるだろう。 今回は朝の硬く凍った雪面と谷の陰が功をなしていた。それを越せば自然と三ノ池にでられた。 |
三ノ池の手前 後方は乗鞍岳再び三ノ池 ![]() |
三ノ池,湖上より南面を望む |
| 三ノ池 正に濃紺と純白の御殿.それがこの湖上に広がっている。 そのコントラストの素晴らしさは何時まで見詰めても飽きることはない。量感を抱き.例えようのない表情を現している。 蒼氷の大地が足元を埋め.垂直近い火口壁が僕等を囲む。 そして頂稜はテカテカに舐めるようなきらめきを放し.蒼インクの溢れるだした空の濃さとを擦り合わしていた。 滑走 何時までも留まっていたい所だった。1年生は昨日の一ノ池での滑行を思い出し.私を見詰めては返事を待っているようだった。 頷くと蒼氷の上を中沢.飯田が滑る。止まることなく先へと流れて行く。そして山田もスケーテングとばかり遊びだした。 薄く雪の乗った下は蒼氷をカンナで削り.一瞬暖めて凍らしたような滑らかさ。手で触れても掛かる所は一点もない。 そこを滑る居心地は言葉に表せず.後輩が粉雪を舞い上げ,驚くほど遠くまで滑っていた。自分の反動ひと掻きで10数mは滑ている。 三ノ池中央での一本.緊張感が解れ,昨日の楽しい行動を想い.自ら湖氷に胸を付けている。 難所を抜けた先への余裕が生まれたようだ。だが先へ長い道中が待っている。継子岳へと腰を上げねばならなかった。 四ノ池 ![]() 四ノ池横断 |
飛騨山頂より摩利支天への稜 , ,左手前四ノ池.左中程は五ノ池と継子岳 |
| 継子岳と摩利支天 三ノ池,更に直進すべき四ノ池へトレースを取る。各池を横断し一番楽と思われる斜面にトレースを付ける。 頂を埋める幾つもの火口湖が1つずつ氷の城壁を築き.我々を迎えていた。四ノ池も又.期待に恥じぬ蒼氷の世界を築いていた。 トップの山田にはその都度ルートを指示し.間を空けぬよう.行動には終始気を付けさせる。 その四ノ池を左に横切り.最南端継子岳への稜線を詰める。 空が近ずくにつれ眼前に白山が大きく姿を現わした。左頬を打ち付ける強い風が快い。這松と淡・硬雪に奮闘しドームへと。 継子岳 12:00継子岳:20一12:50飛騨山頂13:00一13:30剣ヶ峰:40一14:05二ノ池:151435(2600m地点):45一15:00女人堂h3 |
山頂の騎士団沼津.桧垣.豊永.私.中沢.飯田 , |
| ドーム避難小屋内 |
| 確りした石垣で築かれたドーム状の避難小屋は安心感と存在感を十分現わしていた。 ドーム内に幾つもの仏像が納められ.窓があり明るく.風を遮ると暖かさが増している。 頂稜には幾つも山小屋があるがあるものの全てが閉ざされてをり.避難小屋としてここは素晴らしい場所に築かれていた。 火口より頂稜へ 御嶽頂稜 軽い昼食後.完全装備で外へでた。強い西風に呷られ.クリームグラス状の稜線を今度は南下する。 何の変哲もない飛騨山頂も.その前後が面白い。 火口壁の鋭い屏風と綺麗に流し落とした飛騨側の斜面とを. この頂稜で左右に分け合っている。 ただ急な上.斜面が北面になっているので.十分注意を要した。ツァッケが快く雪面によく利いた。 飛騨山頂 頂稜を南下.二ノ池へ ウインドクラスト化した剣ヶ峰へ綴る頂稜は新雪を吹き飛ばし.軋むツァッケが心地よく聞こえてくる。 ペースよく時間も捗るが荒れると途方もない危険な場所になる。ガスがでれば広い賽ノ河原も注意を要した。 頂稜より二ノ池へ |
賽ノ河原を横切る . |
アルバータのような摩利支天を右に見て広い犀ノ河原へ下り.二ノ池を横切るとベースへのルートが導きだされる。 標高2905mにある国内最高所にある湖も氷結し.雪被る鉢底に変わっていた。 ここから一ノ池の東の尾根を抜ければ.もう昨日のベースに戻ったルートは目の前になり, 昨日.一昨日と築いてきたトレースがルートとなり.ベースまで我々を導いていた。 広い裾野と木曽谷を挟み中央アルプス甲斐駒.千丈.北岳. 木曽駒と宝剣.三ノ岳 神経を充分に使い果たした主将の山田はサブリーダーとして任務を果たした。疲れは甚だしかったようだ。 ベースの戻った途端.疲れたと眠り込んでしまっている。 御嶽山U.1剣ヶ峰 御嶽山U.2お鉢廻り継子岳周回 御嶽山U.3剣ヶ峰と一ノ池炊事 |