奥多摩.奥秩父東部概念図 奥秩父Top
    雲取山石尾根の北面
  
    大岳山.御前山.富士山.三頭山.雲取山.天祖山
    ヨコスズ尾根.カロー谷.ハンギョ尾根.タワ尾根・・長沢脊稜ハナド岩より.2012.05/05.11:06

    雲取山と石尾根周辺・・奥多摩.奥秩父東部概念図.山行表
                奥多摩西部山域拡大概念絵図. 水道水源林地図. 雲取山石尾根周辺概略図. 奥多摩東部山域
                石尾根六ッ石山〜末端概念図
  雲取山
   2008年02月. 新雪降ると鴨沢bsから七ッ石山登り尾根を経て雲取山石尾根ピストン・・幼馴染と
   2008年09月. 三峰神社から雲取山石尾根―赤指尾根から峰・峰谷集落をて湖畔.峰谷橋・・「もえぎの湯」.池田氏の下見山行
   2012年10月. 再び七ッ石山登り尾根から奥多摩小屋c―雲取山ピストンし石尾根を末端に下る・・RHC現役秋合宿

  石尾根
   2017年05月. 東日原bsから日陰名栗沢出合を経て高丸山ツバノ尾根―鷹ノ巣山南経路から榧ノ木尾根.倉戸尾根,大麦尾根・・奥多摩湖bs
   2016年06月. 東日原bsから高丸山ツバノ尾根の取付きを間違い偵察と渓谷納涼. 又久し振り本格的な藪に出遭う
   2015年11月. 日原街道から日陰名栗峰ヤケト尾根―鷹ノ巣山南面経路から榧ノ木尾根を経て水根沢林道・・奥多摩湖
   2015年11月. 巳ノ戸林道から大畑窪左岸尾根を経て鷹ノ巣山―榧ノ木尾根から入奥沢中腹道―奥沢林道.「奥」―近道.峰谷林道―峰谷bs

   2013年02月. 雨降りbsから新雪をトレースし榧ノ木山ノボリ尾根.榧ノ木尾根を経て鷹ノ巣山稲村岩尾根・・滑落事故
   2014年03月. 鷹ノ巣山稲村岩尾根から榧ノ木尾根―倉戸山南西尾根から女の湯bs
   2015年08月. 東日原から巳ノ戸尾根.鷹ノ巣尾根.稲村岩尾根を経て.濃霧でタル沢尾根の下降を諦め.石尾根を末端へ・・jr奥多摩
   2017年03月. 東日原bs―巳ノ戸林道―稲村岩尾根―ヒルメシクイノタワ.鷹ノ巣尾根―鷹ノ巣山石尾根―将門馬場樽沢尾根―東日原bs.周游

   2012年04月. 東日原bsからネズミサス右岸尾根.カラ沢尾根を経て鷹ノ巣山―榧ノ木尾根,倉戸尾根から戸倉口・大麦代bs
             ・・鷹ノ巣山からの展望.2012.04/2013.02/2014.03/2015.08.11.11
   2018年05月. 東日原bsから涸沢尾根を経て榛ノ木尾根―イソツネ山南尾根から梅久保bs
   2017年03月. 東日原bsから鷹ノ巣山稲村岩尾根―残雪少なく.榧ノ木尾根から将門馬場樽沢尾根に変更・・下降し周遊

   2011年08月. 大沢bsから狩倉山山の神尾根を経て六ッ石山―榛ノ木尾根から小中沢右岸道(むかし道)
   2016年07月. 大沢bsから狩倉山日陰指尾根を経て三ノ木戸山―十二天・見通し尾根の林道を下り.将門神社の参道と峰畑沢左岸道を探る
   2016年03月. 橋詰bsから684mコブ南南東尾根から城.三ノ木戸を経て小中沢左岸経路―榛ノ木尾根に乗り境集落から奥多摩むかし道

     残されていた初登頂の雲取山. 「雪が降った!」と幼馴染と新雪を求め.鴨沢から登り尾根を詰め石尾根から雲取山をピストン
                                           2008年02月11〜12日.m長塩.松村
      雪積もる雲取山T.登り尾根から雲取山ピストン・・久し振りの雪白い台地
      雪積もる雲取山U.雲取山から鴨沢―溜浦

      初の雲取山
   2月の連休の前日9日.夜半に2っ玉低気圧が本州を挟み横断.関東地方は今年2度目の大雪に見舞われ.雲取山は20cmほど積雪を増している。
     昨年暮れ三ッ峠山からの下山の際に「雲取山へ行こう!」と幼馴染の長塩に誘われ.「雪あるぞ!」との連絡は再び共に登ることになる。
     山中での混雑を避け連休最終日に入山した。一都二県を分ける雲取山は一等三角点標石があり.東京都の最高峰として知られている。

   1901年(m34年)東京府東京市は水源地保全の為.多摩川を取り囲む山々の水利権を山梨県から購入した。
     更に大正末から昭和6年にかけ.ススキの原だった雲取山周辺に落葉松の苗木を植林し.水源の確保に努めている。
     現在は東京側と山梨県側との山林は都水道水源林として確保され.その巡視路を辿るのが私には愉しみの1つにもなっている。

   山梨県側の鴨沢より通称.「登り尾根」と呼ばれる七ッ石山を詰め入山した。10日の雲取山荘からのメールでトレースは三峰口と鴨沢口のみ。
     積雪は3日は30〜50cm. 8日16時の返信では積雪50〜60cm.10日朝には60〜70cmに増えている。
     吹き溜まりは楽に1mを超すだろう。山に登り始めてから考えると初めての雲取山だった。ピッケル.アイゼン.カンジキと冬山3道具を持って。

    鴨沢⇔七ッ石山石尾根―雲取山.
      2月11日.晴 jr神田.中央快速6:32.¥1.250=国分寺7:07=7:50青梅:52=8:28奥多摩:35西東京バス¥610
            =9:10鴨沢bs:15.

   jr青梅線奥多摩駅(旧氷川駅).8:36

   新雪は氷川の街並みを凍えさせる底冷えの寒さに変えていた。その中.鴨沢西行の路線バスは疎らな登山者を乗せ奥多摩湖々畔を横切る。
     今回は共に還暦を迎えての登山。彼とは今までにも高校で.大学で.社会人となっても,何故か節目節目になると共にしていた。
     私は一週間前に還暦を迎え.中学校の同級生だった彼から「降雪だぞ!」との電話を受け入山した。

    七ッ石山登り尾根
      鴨沢bs9:15一10:15小:20一11:00大:25一12:10堂所:15一13:10七ッ石小屋分岐一13:50石尾根ブナ坂14:10.
      入山
   jr奥多摩駅から鴨沢西行の西東京,路線バスに揺られ.青梅街道を綴り鴨沢バス停に3パーティが下車する。
     バス停前の道標に導かれ旧小袖道の小径を歩む。集落を抜けて高みにでると左足元に奥多摩湖々面が凍り付き.半ば雪原化して見下ろされた。
     甲州街道からは緩やかな杉林を縫うトレースが続く.小袖乗越への径。歩みだして直ぐ新雪を踏み.トレースの雪白さに驚かされている。

   昨日降り積ったばかりの新雪は煌き.周り全てを純白の輝きに変えている。昔はその中に何時もいた。何十年振り? 20年は経っているだろうが。
     雪面を踏みしめる感触は得体の知れぬ気持を湧き上がらさせ.ひとしをに抑えきれぬ嬉しさが昔の気持ちを湧き上がらさせていた。

     まだ歩みだして.それほど経たぬものの雪面を踏み締め.改めて自然と湧き上がる何とも言えぬ不思議な感動を受けている。
   何時ぞやの想いが次から次へと湧き上がり.頭の中では整理する必要のない想い出が.次々と湧き.体に身震いを起こさせている。

   淡雪積もる尾根伝いのトレースは朝方の冷却で半ば凍り付き.雪質は最初はザラザラとつぶれる足音を聞いている。
     そしてサクサクと微妙に変化した乾いた音色を踏み締めて楽しむ。その上私を知る人は誰もに不思議がられた雲取山で.初めて登る山だった。

   踏み固まりだした雪径は湿雪にも拘わ らず.登るにつれシュクシュクと締まった軋む踏み跡に変えている。
     どの音色も懐かしく聞く雪の締まる音色であり.雪積もる足に絡む感触だった。

    小袖川
   初めて間近で見る七ッ石山と小袖川.登り尾根の右筋沿いを登っている。10:34

     小袖川は石尾根の七ッ石山東面を水源とし.東京都と山梨県の都県境を流れる沢。15mの大滝を持つが.中〜上流部は平凡である。
   又.途中にある小袖鍾乳洞周辺の岩場はフリークライミングのルートが多く整備されている。

      2つの「のぼり尾根」
   雲取山石尾根.七ッ石山1757.3mから南方に長く派生させ.丹波川鴨沢に没するのが「登り尾根」。後山川支流片倉谷と小袖川を隔でている。
     単純で素朴過ぎる言葉で呼ばれていた。又奥多摩にはもう1つ同じ尾根名を持つのが峰谷川の入り江に入り込む尾根がある。

   同じ石尾根の南面に位置し.水根山1620mから南方に延びる榧ノ木尾根の榧ノ木山1485mから南西に延びている支尾根になる。
     「ノボリ尾根」と呼ばれ雲風呂に没している。この素朴な名は共に猟師の小径からとと聞いている。

   杉の植林帯を抜け.10:50

   一旦バス停「鴨沢」前の道標に導かれ.雪斜面を綴るトレースは舗装された林道にでている。右に少し進んだ所が小袖乗越。
     横断した斜め左上が再び「登り尾根」沿いの登山道になる。林道はそのまま下れば深山橋付近にでる。左奥に折れれば所沢の集落へ。

   尾根筋の東側山腹を綴り.右手にが少し開けだすと一度七ッ石山の山容が天高く望まれた。杉の植林帯の尾根道は浅くトレースが綴られ.
     途中で「H2O」の標識を見付けている。水場らしいが探すも積雪に埋もれ判らなかった。

  

   枝沢を横切る

    日向の蒼い天空へ
   向かいが石尾根.1千本ツツジと高丸山.11:48

   雪面を見詰め黙々と歩む。尾根上に立つ堂所付近では樹林が途切れ.競り上がってきた右手の赤指(あかざす)尾根と肩を並べるようなる。
     次第に蒼空が広がりだし.雪白き頂稜が見上げられた。

   快適な歩調の彼.13:03

    三頭山から向山へ繋がる尾根と小菅川左岸尾根
   赤指尾根と登り尾根に挟まれた小袖川.13:12
   小菅川左岸尾根の左肩に建つ白亜の奥多摩仏舎利塔は大寺山. 三頭山の谷間は玉川で小菅川に流れ込む。

   七ッ石小屋分岐手前で小袖川を望む。登り尾根も大分高度を稼いでいる。一時の陽射しが雪道を和らげ春の兆しをも示していた。
     谷間の頂稜は三頭山から鶴峠を越えをして大菩薩連稜へ。その手前の谷間が丹波川.先程バスで通った青梅街道が横切っている。
     その先の谷間が小菅川になる。旧青梅街道が綴られる古道がある。大菩薩峠.石丸峠を越え甲斐の甲府と結ばれている。

   程好く汗を掻き.夏山と違う雪の感触を肌で感じ取っていた。ゆっくり歩むにつれ再び雪山への憧れに浸り始めている。
     やはり低山でも雪被る山は見ごたえがあり嬉しい。

       西方の展望
   七ッ石山小屋からの分岐を右に巻き始めると初めて後山川片倉谷の谷間が見下ろされた。今までは東側の小袖川沿いの尾根筋を詰めてきた。
     七ッ石山尾根.栗ノ木ダワ尾根の胸元をトラバースする。風はなく日は暖かい。気を抜けば腐りかけた雪質にトレースを外すと膝上まで潜った。

   七ッ石尾根を跨ぎ樹林が切れると.明日下山する三条ノ湯への三ッ山のコブが顕著な山容を誇り姿を現した。雪白き山を連ねている。
     その先には遠いいといえども以外にどっしりした飛龍山が構え.その雄大に聳える姿がヨモギ尾根を越えにも望まれた。

   昔野宿して小常木沢を遡っている。一日中雨に叩かれ.アプローチの長い山行だった。
     その岳が思いのほか遠いい筈だが真近に望められた。そこを見詰めつつ巻き込むと広く蒼空が開けたブナ坂の石尾根に乗る。

    雲取山石尾根の南面
   十文字峠より
    ノーメダワから大黒茂谷を抜ける折.丹波山道(甲州裏街道.追分)の十文字峠から北北東方面を普段と逆側から撮影・・2013.11.01/11:30

    印象的に残る石尾根の防火帯
   七ッ石山から石尾根を振り返る.右奥は小雲取山

   何故か今年初めて入山で.積雪期と無雪期の2度に渡り登ることになった。池田先輩の下見山行で.同年9月.28日8:30に撮る。
     ヨモギノ頭とブナ坂(ブナダワ). 足元の鞍部はブナ平.登り尾根と唐松林道の十文字分岐.

      13:50石尾根ブナ坂14:10一14:45奥多摩小屋一15:00ヨモギの頭:10一15:30小雲取山一15:40小:50
      一16:05雲取山:20一16:35雲取山荘.
    石尾根ブナ坂上
   見上げる七ッ石山と雪積もる防火帯.14:00

   ブナ坂の十字路にでる。落葉松に囲まれた雪原のような広い台地。真っ直ぐ石尾根を横断すれば唐松谷林道から日原にでる。
     右側に回り込めば石尾根は七ッ石山を越え長い尾根筋が氷川まで綴られている。
     トレースは左に折れるようトラバースしていた。ここからは広い防火線の雪尾根を詰めるようなった。

   雪積もる大地にザックを置き.それを背に唐松の太い枝越に蒼空を仰ぐ。手足を大の字に伸ばし,大きく呼吸した。
     積雪に冷えさせられた空気が頬を撫で.休む1本に仄かな風が心地よい。雪粒に戯れような眼差しで周りを仰ぐ。

   尾根上に出て白雲が流れ.雪煌く光が踊りだしている。サングラスを掛け.視界が開けると南面に広がる眺望が又素晴らしい。

    石尾根のトレース
   左上.三ッ山から続く奥秩父背稜.14:17

   雪尾根と「女と名のる1本の木」

   石尾根を綴る日原川側はカラ松林で視界は閉ざされているものの.丹波川沿いの南面は時折.見渡す限りの山波が幾十にも重なり望められた。
     確り踏み固められたトレースが続いている。ワッパは持参するもトレースを外さねば付ける必要はなかった。

    石尾根千本ツツジと七ッ石山
   栗ノ木ダワ尾根と登り尾根.16:07
    背は御前山と三頭山.遠く丹沢山塊

   構えた撮った写真が下.14:23

    雁ヶ腹摺山に乗る富士山
   雁ケ腹摺山から延びる楢ノ木尾根

   霞む大地に富士が望まれ道志山地から奥に大きく広がる丹沢山塊と大室山。三頭山や牛の寝通りを跨ぎ.遠きは箱根の山まで
     幾十にも重なり望まれ.霞が切れればもっとよいのだが。贅沢す過ぎる眺望が開かれている。

   そして何処でもあるような山波が雪山での凄みをも示していた。
     白く煌く雪面に足を踏み込めばトレースの上に新たなトレースができ.心は躍り続けている。

    ヨモギの頭と雲取山
   五十人平ヘリポートから.14:41

   石尾根は防火線として幅広く伐採され.雪原の帯をなしている。五十平の多目的ヘリポートにでる。
     右手の落葉松林の中には雪に埋もれるよう奥多摩小屋がひっそり佇む姿がよい。落葉松の森の囲まれ.積雪に埋まるよう屋根だけが
     起伏の如く顔を出し.緩やかに煙が昇っている。何もせず.じっと留まっていたい秘密の場所にいるようにも思えた。

   コースタイムを少し勘違いしていたらしい。それでも雪の上.歩めば久し振りの雪山に気は踊らされ続けている。
     トレースのみが二人の歩む先へと径を築いて行く。

    雲取山と小雲取山
   五十平より.14:41

   小屋の脇を抜けヨモギの頭を越えると時折風に雪片が飛ばされ.大地は疎らな赤土が顔を覗かしていた。
     この粒石は古来の海底火山からの噴出物らしい。風の通り道か? を抜けると再び小雲取山の雪面を踏むことになる。

    女の木
   ソフトな雪質の雪径を綴る.14:25

    境界尾根.鹿倉山
   ヨモギの頭北斜面より

      南面の山並
   手前から, 七ッ石尾根とヨモギ尾根絡みの鉢焼尾根が合わさり.重なるのは天平尾根(でんでいら)。
     中央には鹿倉尾根が構え.右側の大きな窪みは大丹波峠. 左側は鶴峠から三頭山に至る。

   その奥に牛ノ寝通りと楢ノ木尾根が如何にか見定められた。遠く雁ヶ腹摺山と黒岳との間.大峠上には霞む富士が被うよう望まれた。
     昨年師走に入山した三ッ峠山では見納めと思われたがガスが掛かり陰となり望めないでいる。左奥に霞むのは前道志の山々.

    御坂山地,本社ケ丸と富士
   左奥が鹿留山.15:00
    楢ノ木尾根と牛寝通り

    石尾根最後のツメ
   防火帯と落葉松林. 雲取山避難小屋前より.16:07
    斜陽した日差しを浴びる石尾根

   数年振りの大雪で尾根上は風に飛ばされるでもなく淡雪のように積もっている。この10日間で40cmを超す積雪があった。
     小雲取山の登りで久し振り.急に足が重くなる。気持ち足は出るものの上がらぬ足。ここの登りは一歩に馬力がいた。
     バテ気味で1本を取る。ここを抜ければ雲取山避難小屋が見え.頂は直ぐそこだった。それが動けずにいた。

    石尾根から遠望される山並
   東方.16:10
    左日原川側.長沢背稜から蕎麦粒山と川苔山. 中央が鷹ノ巣山. 中央奥が大岳山と御前山. 右離れて三頭山. 手前は七ッ石山。

    雲取山々頂
   幼馴染みの長塩.16:22

   頂附近は更に積雪を多くした。トレースから外すと膝上まで潜る。展望は間々よいも.日が陰り霞みだしている。
     今まで照りつけていた薄日は陰り.天空は既に重い層雲に覆われ始めている。蒼空は失われた。

   奥秩父主稜を中心とした西側の山塊は霞み墨絵の如く隠れ気味に描きだされている。
     それに比べ.山頂に立つ彼の顔が清々しい。ただ冷たい北風が頬を打ち.山は次第に崩れ始めていた。

    霞む奥秩父連峰

      展望
   三ッ山,飛龍山は霞み強く望めず.右奥に霞む国師ヶ岳. 中央右手前が唐松尾山.更に奥右が甲武信ヶ岳と三宝山。
     頂を越えツガやシラビソがうっそうと茂る樹林帯を潜ると積雪に埋もれた雲取山荘にでている。

   ひときは顕著な甲武信岳と霞みだした奥秩父連峰.霞の為かその先八ヶ岳連峰方面は以外に遠くまで望まれている。
     北アルプスは更に遠く小粒の白峰だった。真近な隣りの両神.浅間山方面は望めず。

   南アルプスの白峰三山が揃って望まれた。駒.千丈岳に続き一段高く北岳が間ノ岳.農鳥岳のくびきも大きい。
     その先には塩見が。荒川三山と赤石岳か? 稜の起伏として望める岳はやはり一段と雪白い。それも束の間の展望になっている。

      地形
   雲取山の広い山頂には一等三角点と.もう1つ原三角測点がある。
     後者は地図作成と地殻変動計測のための明治15年設置された三角点標以前のもので.観測史上貴重な史跡として残されている。
     昔の一等三角点1882年(明治15年12月).内務省地理局の記念石。当然雪に埋まり確認することはできないかった。

   雲取山から西に延びる尾根は奥秩父連峰といわれ.遠く八ケ岳東麓まで続く長く大きな山脈で.この尾根から南に落ちる水は多摩川となり,
     北へ水出する水は荒川(墨田川上流)に注ぎ.分水嶺このが埼玉と東京の県界尾根になる。

   雲取山を中心に山頂から北に延びる長沢脊稜は東が東京都.西が埼玉県.又南に延びる石尾根は東が東京都.西が山梨県で
     七ッ石山で東に走り.千本ツツジとの鞍部で都県界線は尾根上から離れ.南に流下している小袖川に移る。
     この川は奥多摩湖南岸に注いでいるが川の東は留浦(東京都).西は鴨沢(山梨県)の集落があり.下山時は食堂を求め.留浦に移っていた。

     雪積もる雲取山T.登り尾根から雲取山ピストン
     雪積もる雲取山U.雲取山から鴨沢―溜浦