| 凍雪で鷹ノ巣山稲村岩尾根の下りを諦め.無難な鷹ノ巣山石尾根から春雪被る榧ノ木尾根を下る。 倉戸山室沢尾根(東尾根)を経て.山上集落から奥多摩湖の湖畔.戸倉へ。又青梅街道沿いに.大麦代へ ネズミサス右岸・カラ沢尾根から鷹ノ巣山 残雪の榧ノ木尾根から戸倉山室沢尾根・・戸倉の山上集落 日当たりの鷹ノ巣山 鶴峠から大菩薩方面.11:50鷹ノ巣山 多摩川本流と支流の日原川を分水嶺とし.雲取山から東方へ延びる長い石尾根のほぼ中央に位置するのが鷹ノ巣山1.736.6m。 「新日本山岳誌」によると江戸時代幕府の轄地で.鷹狩りに由来し.山に鷹の巣を作らせ.鷹の子を獲って幕府に献上している。 小河内側では「入奥山」.日原側では「稲村岩ノ峰」.「悪沢ノセリ」と呼ばれていた。 展望 雲取山から東方に連なる石尾根の山々の中で.独立峰的に構えているのが鷹ノ巣山。 頂の北側はダケカンバや落葉松混ざりのブナの原生林に覆われ.視界は閉ざされるが稲村岩尾根取付き付近では焼けるような浅間山を望む。 又頂の少し西側の雲取山と芋木ノドッケの間の大ダワ越えに.遥か先に丸びを帯びた和田倉山を見付けていた。 頂の南斜面は広々したカヤトの原が広がり.先は奥多摩南部に丹沢.道志へと又大菩薩連嶺へと一大パノラマが築かれていた。 ここから初めて眺める展望は関東平野西方に連なる山並が重なり合い.都心から広がる山並みは郡内.駿河へと雄大に開かれていた。 南面大きく開けた展望T・・2012年04月08/12:00 町界尾根・・奥多摩三山の山並 左景御岳山から御岳山.御前山.三頭山と続く奥多摩三山・・その奥は笹尾根から鶴川右岸と重なる道志の山地に入る。 中左は六ッ石山からトオノクボを経て2つに尾根が分れている。手前中央は水根山1620mとそこから奥に延びる榧ノ木山1485m.榧ノ木尾根。 右手に下るのが榧ノ木ノボリ尾根になり.峰谷川沿いの.雨降りbsに至る。 独特の山容を誇る大岳山と御前山 左景の左・・左の起伏が城山中左は六ッ石山からトオノクボを経て真南に下れば奥多摩湖水根. トオノクボからの左肩は.ハンノ木尾根が左奥裏側に延び境集落まで続く。 水根山からは榧ノ木山に至り.榧ノ木尾根とノボリ尾根とに尾根を分けている。 ピラミダルな山容の御前山 左景の中三頭山の背稜 左景の右・・三頭山左寄りは御堂指尾根だろう。奥に飾る山並は丹沢山塊.道.御坂山地と広く開かれている。三頭山の裏面が都民の森. 正面に大きく広がるのがヌカザス尾根とムロクボ尾根。右端に尾根が防火帯が延びる向山。旧青梅街道の余沢へ下りている。 三頭山南面の尾根 上景アップ右奥は雁ケ腹摺山 正面に扇状に広がる3つの尾根は1つに終結され三頭山西峰にでている。その右側に抉り落ちるのが玉川流域。 三頭山〜大菩薩連嶺 右景三頭山奥は牛ノ寝通りに続く葛野川左岸尾根,先は大菩薩連嶺。 鹿倉山の東端の大寺山々頂にはここからでもよく見えるプラチナ色に光る仏舎利塔があり.山らしかぬ風景になる。 手前に並ぶ山波は榧ノ木山ノボリ尾根. 正面のコブが浅間尾根. 右手に赤指尾根と七ッ石山登り尾根。 この西上端には遥か彼方に.懐かしい南アルプスの白根三山が望まれていた。 八重に九重に重なる山並みの彼方に霞む富士 右景中央楢ノ木尾根.牛ノ寝通り.大丹波峠の尾根.丹波川右岸尾根 右景の右手前から浅間尾根.赤指尾根.七ッ石山登り尾根.牛寝通り(葛野川左岸尾根).楢ノ木尾根.大菩薩連嶺 大菩薩連嶺 上景アップ2013年02月の鷹ノ巣山々頂からの眺望写真 山腹道に回り込み.石尾根と榧ノ木尾根分岐.13:11水根山榧ノ木尾根と倉戸山東尾根 12:00鷹ノ巣山:55一13:11分岐一13:40榧ノ木山一14:20倉戸山一15:14倉戸口一15:28青梅街道大麦代.. 巳ノ戸尾根を断念 頂に立ち直ぐ北側の斜面の積雪に気付く。稲村岩尾根のツメは一面.深い積雪で覆われていた。 道標の柱には「アイゼン必要.23年12月19日より」と張り板に書かれ付けられていた。 取付きまで行くと雪田が広がり.正午だというのに溶けずに硬雪の間々留まっている。登ってくる登山者は皆アイゼンを付けていた。 奥多摩町での今日の気温は最低-1℃.最高5℃を示していた。雪質は硬い。腐ると思いアイゼンは携帯していなかった。 今となって持参しなかったことを悔やむ。ヒルメシクイノタワまで400m程の短い距離.又巳ノ戸尾根も判断できず.下降を諦めている。 帰路を南面に求め風上に立つ。カヤトが広がる足元から赤指尾根.浅間尾根.榧ノ木尾根が横たわり見渡された。 地形と地図を合わせ.何処を下るか考える。赤指尾根は一度雲取山から下っているので除外した。 浅間尾根は「奥」の集落を抜けるコース。魅了されるがそこから奥多摩湖峰谷橋まで長い舗装林道を下ることになる。 落葉径を緩やかに下る榧ノ木尾根は奥多摩湖へ。倉戸尾根か.ノボリ尾根から雨降りバス停に下るのか? 又は入山時の隣の尾根.タル沢左岸尾根を下り.日原へ戻るコースもある。決められぬまま水根山まで移動することにした。 明るい丘のような落葉松林 2ケ所の山腹道分岐の間にある雰囲気のよい落葉松林の森下山の迷い 登ってきた来た登山道を戻る。石尾根を歩きながらタル沢尾根の下山に考えが固まりだす。 カヤトの将門馬場(馬責場)から北に延びる尾根。榧ノ木山への分岐を分け石尾根を東へ戻る。東日原へは呆気なく下山できるだろう。 ただ鹿棚やモノレールがある尾根だと思い出し.榧ノ木尾根とを天秤に掛け.頭の中は堂々巡りを繰り返し始めていた。 そして榧ノ木尾根の分岐先まで下り.足を止めてしまっていた。今度は榧ノ木山の分岐まで戻ることにする。 雑木に覆われた榧ノ木山 団栗と広がるクヌギの原生林榧ノ木尾根 未知に地域でも下山コースがはっきり決まれば悠著することはなかった。榧ノ木尾根への登山道を取る。 水根山の南面を巻き込むよう尾根に乗り.水根山の巻き道を分け南下した。これから伸び伸びとした落葉蹴る径が待っている。 榧ノ木尾根は水根山を源に水根川谷と峰谷川入奥沢を分け.南に延びる尾根筋は榧ノ木山で2つの大きな尾根を派生させている。 これらの谷や尾根は共に奥多摩湖北岸に入水し没していた。榧ノ木山でノボリ尾根を右手に分け.倉戸山から黒戸尾根を下ることにした。 緩い下りから短い急斜面を下った所に道標があり.「奥」集落への踏み跡を右手に分け.僅かに下り今度は水根沢林道へ下る道を左手に分ける。 「奥」へは「管理番号33-080」の道標から入奥沢中腹道に入る。取付きにはロープが張られているが見た目は歩き易い道。 尾根を横切り入奥沢に入り.枝沢を幾つか横切って.入奥沢林道に下れる。技術的なことより下流の枝径が複雑の模様。ただ高度感はある。 主尾根は優しい尾根径が延々と延びている。午後の日差しを一杯に浴び.上着を脱ぎ.チョッキを脱いでシャツの袖を捲り上げている。 大らかな起伏の幅広い尾根を擦れ違うハイカーとも会わず南下した。 榧ノ木尾根に入ると気持ちのよいブナ.ナラ.クヌギの原野が広がり.落葉松や檜の植林帯も.その先々へと変化を付けている。 4月に入り.陽差しに暖さを感じるも.まだ大地の木々は冬木の蕾を守っている。 裸木の絡む樹林を透し,右手に石尾根からの浅間尾根が急激に高度を落とし望まれた。その遥か下に「奥」の集落が見下ろされる。 明るい山裾にはびこむ山上集落.都下最も高い高所集落で標高は920mほどある。そこには今も5世帯の人々が住んでいる。 榧ノ木山 細長い痩せ尾根の山頂.右下に巻き道がある.13:41落葉松林を抜けて雑木に覆われた榧ノ木山にでる。山径は西側の頂下を小さく巻いていた。 細長い露岩のある小さな頂.これ又小さなトタン片の「榧ノ木山」と手製の山名標があった。地形図と比べ想像できぬ小さな目立たぬ頂。 この疎林の小コブの乾いた頂に座ると大地の根元は既にお日様に暖められ.見守られているようだ。 .溢れる日差しを浴びている。榧ノ木山.1483mはシボクボ山.長久保山とも呼ぶ。 榧ノ木山南側のノボリ尾根分岐榧ノ木山を越えた南側の山径に道標があった。 ブナ林の広がるノボリ尾根を南西に下る分岐. 「雨降りバス停↓」を指す道票の腕木は綺麗に切断され除かれている。 最近廃道になったのか? 残りの部分に「栂ノ山」と手書きがある。道標は上木に「←石尾根. 倉戸口.熱海→」のみを指していた。 ノボリ尾根を右に分け.南東から南へと尾根伝いに下ると尾根巾は更に広がる。大らかな丘状を越え.足に優しいなだらかな下り径が続く。 微風のそよ風も心地よい。時折檜林が広い台地の東面を覆うも.西側は雑木が溢れ.径筋はほぼ雑木林を綴っていた。 距離の割に飽きることのない尾根径が続く。 プレハブ小屋の残骸から石尾根六ッ石山方面.13:56シンナシノ頭1344mから一時.落葉松林になり.再び自然林の中を歩むようなる。 左手から植林帯に覆わ1260m圏の2つのコブを越えれると檜林の大らかな起伏状を縫い倉戸山に下る。 倉戸山 倉戸山.2等三角点1169.3m.倉掛山.モジリ山).14:21山桜と右上に寄生木が立つ頂。背は「奥」集落に向かうノボリ尾根・栂ノ山方面。 左は南西尾根を末端まで下れば峰谷へ。手前は2つの尾根に分かれ.奥多摩湖々畔へ。 広い平頂の台地.広場のような戸倉山1169m(モジリ山)の頂に立つ。その南西寄りに2等三角点標があり.道標があった。 「石尾根縦走路, ←峰谷方面. 倉戸口バス停.熱海→」とあり.ここから南西と東に2つの尾根を派生させていた。 南西の尾根伝いに下る山径は下部で奥多摩湖北岸の坂本園地と鶴ノ湯源泉.女ノ湯に分かれている。 寄生木と熊棚 道標を見上げると右上の高い所に寄生木が見られた。寄生木は数年前.大菩薩牛寝通り榧ノ尾山付近でも見ている。 その頃は余り気にしていなかった。今回は寄生木と熊棚を見る。 石尾根の城山付近や榧ノ木山手前で熊棚を見付けている。その場所は地上よりズッと高い所で仰ぐよう見ている。 今年1月にも大菩薩センメイバンと宮地山付近で見付けていた。見る都度思う事は本当にあそこまで熊が登り.食にあり付くのだろうか? ヤドギリは寄生性の常緑樹. エノキ.ブナ.ミズナラ.クリなどの落葉高木に寄生する。果実は鳥類によって散布される。 果肉は粘液を含んでおり.枝などにひっついて定着する。発芽したヤドギリは根を幹の中に食い込ませ.樹木から水分と養分を吸収していた。 葉は肉厚で対生し茎は二俣に分かれ.折れ易いので強い風が吹いた後などでは折れて落ちていることもある。 早春に枝先に黄色い小さな花が咲くといういう.果実は秋に黄色く熟す。 三差路の頂から倉戸口へ直角に東手へ取り.倉戸山東尾根に入る。時折右手下に奥多摩湖の湖面を見つつ下った。 樹間の絡む先に青く澄んだ湖水を見下ろした。光に煌めき深い蒼一色に染まる湖面を覗かしていた。 御前山と惣岳山 右下が奥多摩湖湖面を見下ろしづつ下る 1030m付近で二重山稜になり.尾根を離れ左山腹を横切り.再び尾根に乗る。 そして950m地点には立木に手製の「倉戸口.熱海→」がある。2つの尾根を派生させていた。 ここから東側に派生させ緩やかに落ちるのが大麦尾根.末端は八方岩へ急激に落ちている。 又尾根末端は青梅街道,大麦代トンネルが横断して.上を跨げばダムサイドへ,潜ればダム下の水根に下りている。 下る踏み跡は室沢尾根970m付近からに南山腹沿いに綴られ.隧道口は水根沢と大麦代に下れるようだ。 950m地点から南側に折れ室沢尾根を下る。緩やかになった平尾根の中程先で.左へ東山腹の急斜面を取った。 下る樹間の隙間から垣間見た湖面も深い樹林に閉ざされると薄暗い杉林の植林帯に入り込んでいる。 最後の急坂はヒクラ沢右岸尾根のジグザグ径になり.足の痛みを抑えるよう.少し膝を深めに折っている。そしてNHKのアンテナ線に沿いに下り続けた。 枯れ枝が落ち空中で絡む老木サス沢山に重なる御前山 左景・・倉戸の山上集落.15:04尾根を下っていると右手に鳥居を見て.右後方に温泉神社が建立されていた。元は湯屋権現といい.湖底に沈むので現在地に移されたようだ。 簡易舗装に変わると家屋の尾根の右縁沿いは.陽を求める原の山上集落が一列に軒を並べられていた。 尾根伝いに建てられていた。密集した路地を歩く感じ。その屋根越の眼下には奥多摩湖が見下ろされている。 対岸に聳えるのが小河内峠。並ぶ水窪山からは湖畔へ天平尾根が手前に迫り落ちている。 再び奥多摩に登りだした2007年04月.鋸尾根からこの天平尾根を下っている。 この尾根上は写真で見るが如く広い防火帯で綴られていた。長閑に春の日差しを浴び.下りてから開園前と聞くも尾根を独占し下りている。 又左側に聳える御前山は今年の1月.シゲクラ沢右岸尾根をラッセルし裏側の湯久保尾根通へ下りていた。 共に山では誰とも会わぬ静かな道中だった。今回は鷹ノ巣山の頂だけで多くのハイカーと出会っている。 対岸の水窪山天平尾根 右景・・湖畔を隔て三頭山からの町界尾根原の山上集落裏側は見えぬが奥多摩湖.対岸に没する水窪山天平尾根。手前に大きく望めるのは尾根末端の664m点台形のコブ。 惣岳山から風張峠への奥多摩湖北岸山稜・・右端が小河内峠と水窪山天平尾根 集落の中を綴り下るようなる。車道にでたT字路の右は熱海,左は倉戸口と分ける分岐がある。 左に折れ右カーブする所に大麦代展望台への道標もあった。湖畔の高みをトラバースするコース。 その直ぐ下にも熱海への道を分けている。左へ倉戸口バス停に折れ.石階段から湖畔道.青梅街道に突き当る。 サス山.御前山と小河内ダム ![]() 青梅街道倉戸口バス停から右端の小河内ダムへ 大麦代バス停・・「湖底の故郷」の碑 倉戸口bs15:14→白村沢bs→15:28大麦代bs15:37=15:50jr奥多摩016:04=青梅快速:43=18:00お茶の水. 青梅街道 戸倉口バス停の向かい右前方が小河内ダムで.次の路線バスまで23分待ち。ダムサイトまで行かねばと青梅街道を歩きだす。 湖畔を綴る道は1つ突起を回り込むとヒクラ沢出合にある白村沢バス停にでる。家屋が3.4軒ある谷間口の寂しい所だった。 時刻表を見るとダムサイトまで後と2つの停留所がある。又途中乗車の注意書きが示されていた。 「4/8日.今日から11/下旬までの日曜日」は途中の乗降が除外されていた。 更に次のバス停へ.今度は大麦代沢が入り込む緩い入江を回り込みと大麦代バス停になり.この間の高台に大麦代展望台がある。 又バス停は大麦代トンネル口分岐あたり.後9分でバスがくる。ダムサイトまで歩むのを諦め.P休憩所で洗顔しバスを待つことにした。 水根の集落 大麦代隧道口手前の二又がバス停. 小河内ダムはここから右側の湖畔沿いに進む。二又に分かれる隧道の出口が水根で直接でている。 先ほど石尾根水根山から下り.左に折れ水根沢谷沿いに水根沢林道を下れば水根の集落に直接下りられる。 又尾根沿いに下るコースとして.昨年歩んだハンノ木尾根への分岐.トオノクボから南下すればやはり水根に下りられる。 路線バスは青梅街道から外れ.小河内ダム経由で奥多摩にでている。乗客は4人.皆ハイカーだった。 地形図「武蔵日原」「奥多摩湖」.山と高原07「奥多摩」・・カスパ登山靴.29.600歩 「jrホリデーパス」¥2300は今年の3/11日で発売終了。改めて「休日おまかせパス」¥2600一日券.3/17日から発売される。 駅員の話ではフリーエリアは青梅線¥1210で不利。やや長距離の中央線は大月止まりでやや有利になる。 この特別企画乗車券は「大人の休日倶楽部」会員限定から一般向けに発売された。今回は別料金で急行.新幹線も利用できる。 翌9日は寒気団が北へ退き最高気温は奥多摩で20℃になる。一日違いで昼間は雪も腐り.巳ノ戸尾根は下れたと思われる。 RHC総会の下準備で夕方渋谷へ。 ネズミサス右岸尾根.カラ沢尾根から鷹ノ巣山 榧ノ木尾根から戸倉山室沢尾根・・倉口の山上集落と青梅街道大麦代 |