西沢渓谷南岸の頂稜・・笠盛山・黒金山・牛首ノタ

   乾徳山から原生林の稜を潜り.熊笹絡む大らかな起伏の尾根を下る
     乾徳山から北上し笠盛山のジャングルを抜け.大ダオの分岐を経て黒金山―牛首ノタル南東尾根に乗り青笹川から笛吹川本流に下る・・天科

    徳和から乾徳山道満尾根
    黒金山.牛首の南東尾根から青笹川・・青笹

   乾徳山から北面の展望・・黒金山と牛首南東尾根
   北東面
    乾徳山々頂より北方を望み.今回の後半の頂稜を目で追っている.12:25

    牛首の奥が甲武信ケ岳. 背稜は破風山.雁坂嶺.水晶山.笠取山へと続く。
    牛首裏.紅葉台との間にある2020m峰から南東に延びる花戸山を越えての花戸尾根。
    牛首の南東尾根に乗る林道広場の伐採跡地が白く望まれる・・山腹を刻むのは乾徳山(南)林道.起点は広瀬湖北側
    右隅の欠けた尾根が青笹川との分水尾根

    奥秩父最高峰北奥千丈岳と国師岳
   乾徳山から北西面
    国師ケ岳への石楠花新道全貌
    右肩が黒金山. 東奥山窪のツメが大ダオの鞍部.落ちる谷間が奥山窪

     上写真左側から展望を写真に撮ると間を空けず.雲が下り覆い被さった。
   奥秩父連峰の最高峰.千丈岳2601mから南方に延び.ゴトメキから右の尾根に乗るのが石楠花新道。
   ゴトメキで2つの尾根に分け.東方は手前にトサカ.中央右鞍部の大ダオへとヴァテイケーに尾根筋を延ばし.更に直進して詰めれば右奥の黒金山にでる。

     左上部の尾根がゴトメキから遠見山2234.0mを越え.南西に延びるの鳥ノ尾根で.塩山盆地北側の笛吹川に没している。
   ゴトメキの裏側が笛吹川の支流荒川を隔てての金峰山が聳え.写真で判らぬが左端肩に小さな突起の五丈岩が遠望されていた。

   乾徳山北側の足元を垂直に覗き込む.12:45

   乾徳山から黒金山.牛首の南東尾根
     12:25乾徳山:45一12:51水ノタル一13:30笠盛山一14:10大ダオ分岐:15一黒金山一15:05牛首ノコル一15:20水場一15:25水場
     一15:40小:45一15:33ササ原下展望台一15:53林道終点P一16:21青笹川左岸へ一16:37天科の集落一16:44天科bs.
    水ノタル
   幾つもの道標が読み切れぬ程多い鞍部.12:51

    水ノタル
     乾徳山直下の大岩を下り.2016mの小コブを15分ほどで乗り越えると水ノタル(東奥山窪への旧松霞新道分岐)にでる。
   乾徳山の西側.東奥山窪を真南に巻き国師ケ原に下る迂回新道の分岐。涸沢風の露岩地帯が続き雨天の場合は細心の注意を要する。
   又尾根伝いに北上すると登山道は途切れるが確りした踏み跡で綴られていた。ただ山名標はあるものの道標は少なく.先に行くにつれ踏み跡も薄くなる。

    笠盛山東斜面の苔の森
   乾徳山から大ダオへの分岐間.12:58

    苔の森
     花崗岩の積み重なる岳から一歩北側へ踏みだすと露岩混ざりの山稜とも離れ.土壌は苔むしる大地になった。
   大ダオ分岐から延びる乾徳山に至る北側の尾根は左側に鋭い傾斜の壁を築き.東奥山窪の谷底へと抉るよう落ちている。反面右手(東側)は緩斜面が続く.
   ツガ類が茂る黒木の森に覆われている。越えてきた乾徳山を境に台地は180度変わり.昼下がりの暗い森の斜面を綴るようなる。

     日を閉ざすうっそうとしたコメツガの原生林. 黒木を綴る薄暗い踏み跡に這い根絡む苔が幻想的な雰囲気をかもちだしていた。
   一面に覆う苔の絨毯に目は奪われ.倒木の多い原生林が神秘的な癒しの世界を創りだだしている。

     この森は水ノタルから笠盛山を越え黒金山まで.尾根筋の右手は緩斜面の台地が広がりを見せている。
   足に優しく.私にとっては意外な感動をもたらす場所だった。草原から岩を攀じった後だけに.この変化には驚かされ楽しませて頂いている。
   踏み跡は尾根筋の東寄りに離れるでもなく綴られていた。起伏も少なく平坦な大地に緩んだ土壌. 乾徳山の頂からは見ても想像できぬ世界がある。

    東奥山窪
     時には左側の尾根筋に回り込むと左肩の露岩にでて.そこだけは樹間が切れ昼間の明るさを取り戻していた。
   枝木が絡む樹葉の壁が外扉の如く開かれ,徳和川の上流.東奥山窪沿いの谷間がV字形を築から足元に横たわっている。
   見下ろすと深い樹海の森が峡谷を埋め尽くし.そこに層雲の渦が流れ込み低い谷間に霧粒が垂れ込み始めていた。

     奥秩父の主稜は既に厚い雲の中,足元の谷間に幻想的な薄暗さが漂い,それが更に渓谷を雄大に見せている。
   あそこには何時頃訪れることができるのだろうか? まず東奥山窪を下ることより.何処から登るかが問題になる。
   これから登る黒金山から入るり込むのを別とすると何処から登るか考えるだけでも楽しみが加わってきた。

    笠盛山2072m
   古い「4/15」の丸型と重なる道標.13:06
    標識板はアサヒビールと書かれている・・黒金山の南肩で

   山頂らしからぬ笠盛山.13:31

    笠盛山
     尾根筋の左は東奥山窪へ急激な傾斜で落し.右側は樹林が壁となり尾根筋を隔て緩やかな斜面が続き.山道はその森の中を綴る。
   苔生い茂る倒木が多く先へ先へと転がり.しっとりした湿り気が深い森に安と感をもたらす絵になっていた。
   赤テープのマーキングも多く.確りした踏み跡で迷う心配はなかった。以外と大らかな優しい大地。ただ手を抜き直進すると踏み跡を外すことになる。

     腐葉化した土壌は湿気に溢れ.雨上がりの如く瑞々しい。一度石屑混ざりの台地がある尾根筋の笠盛山の頂に立つ。
   昼下がりの明るさに戻されたが.再び尾根筋の右脇へと踏み跡へ入り込むと再び黒木の苔むしる森に入り込んでいた。

   コメツガ.シラベ林.13:40

     大ダオ分岐まで1時間半のコース.蜘蛛の巣は思いの他少なかった。黒木が覆う尾根は早くも周りを薄暗くさしている。
   西沢渓谷へ縦走するパーティは少ないと聞いていたが今日は朝方に何パーティか北上している筈だった。
   それ故.露払いを含め.蜘蛛の巣も払い除かれている。

     今日は私が最後の通過者になるかも知れない。徳和から1本休んで正午過ぎに乾徳山に立っている。
   山は早立ちに尽きる。況して後半は時間的余裕が何処くらいあるのか.初めての山域で判断しかねていた。

    大ダオへの分岐・・背稜に入る
   ツガ.シラベの森.14:09

     黒金山を勘違いしていた。黒金山直下の平らなところが大タオへの分岐で.主稜上の鞍部ではないが笠盛山との鞍部と思い込んでいた。
   小さな主稜手前の小窪を大タオへの分岐と信じてしまっている。ここには道標類が幾つも立てられていた。

     左手は石楠花新道,下れば大タオへの分岐にでる。ここは黒金山の西の肩.
   目立つ道標には「↑国師岳.徳和大ダオ. ←徳和.乾徳山. 西沢渓谷・牛首→」とあり.黒金山の山名は何処にも書かれていなかった。

     そして脇に丸形の大きなMとAの古い道標があった。・・「14/15」は黒金山までの番号.「2/25は」黒金山から北千丈岳への番号になる。
   右奥には「←大ダオ 黒金山→」とあるにも拘らず.歩む方向は合っているもものの,気持ちはうわの空だった。
   地図のコースタイムが間違っていると言えぬ状態に陥っている。1人で弥次喜多道中とも云えぬトンチンカンな山行になり始めていた。

    黒金山2231.6m
   北側の足元はガレ.14:10

    黒金山と牛首ノタル
     大ダオ分岐を黒金山と間違え.本来の黒金山を牛首ノタルと勘違いしている。
   本来黒金山は徳和地方の呼び方で天科方面では蘆毛山と呼ばれ.意味は馬の毛色のひとつとのこと。周り全体を現わす山名でもある。
   黒金山は3等三角点標石のある小広い平頂で.小石片が散乱し積み重ねられていた。

     北面は岩石の累々たる斜面で眺望はよい筈だが全てが濃いガスに包まれ灰色の世界に変わっている。
   黒木が途切れ.明るさだけは広がるものの.晴れれていれば素晴らしい展望が得られ.奥秩父主稜の山々が一望でただろう。

     後に聞くに鶏冠山に重なる木賊山に甲武信ケ岳。国師ケ岳に北奥千丈岳から続くトサカトから大ダオの稜線も望められると云う。
   ・・先の道標には「牛首.西沢渓谷」とあった。

     途中の「牛首ノタル」と名指す道標はなかった。「西沢渓谷」が妬けに誇張されているよう思え.黒金山の山名標はあったがそれは読めなかった。
   文字が古く読めないのではなく.目に映るだけで読んでいなかったかも。

     古い道標が多く.見た目の道標を自分勝手に思い込んでいた。当然不安は多くなる。この先一本道を三度折り返しては先へ歩んでいる。
   青笹川が笛吹川と合わさる天科まで高度差にして約1400mある。そこを下る。
   潜在的に焦る気が時間的に更に大きなロスを生んでいた。今14時20分.笛吹川沿いの天科からは16時36分発の最終バスがでる。

    大ダオへの樹海
   足元も崩れる深い樹林帯.14:22

     黒金山から離れ西沢渓谷へと藪枝が差し出す小道に入り込むとうっそうと生い茂る密度ある森になる。
   両側から枝木が被さるよう煩い台地.そこに絡む小道は確り続き.シャクナゲも多く見られるようなる。

     右上の立木に「←西沢 牛首」と古く錆びた道標がでてきた。周りを探すと脇に浅い踏み跡が残されている。
   ここは黒金山南側を巻く獣道のような浅い踏み跡で.遊び心で戻り又時間をロスしていた。

   索道用機材の残骸.15:02

    古来の伐採地の残骸
     決断できぬまま先へ進むと途中で木材運搬用の機材の残骸を見て過ぎている。旧軌道用にもちいられたトロッコの台車が転がっていた。
   西沢渓谷の上流には支流毎に今でも蜘蛛の巣のように複雑に広がる旧軌道跡が残されている。
   三富と塩山駅を結ぶトロッコ軌道で昭和08年から43年まで.主に西沢.東沢一帯の県有林を伐採して木材として搬出している。

     この高嶺の尾根からは索道が沢底の軌道まで繋がれていたのだろう? 西沢の旧三塩軌道
   それがサデとスラと呼ばれる木材運搬用の索道資材だと後に学んでいる。ここで伐採された木材を所定の場所まで下ろす装置のようだ。

     今はここだけが荒れ果てた更地として残されていた。周りは深い灌木の樹林帯に覆われている。
   索道の後はトロッコ軌道が活躍する。今でも西沢渓谷の散策路には軌道跡が残されてをり.当時は塩山駅まで延びていた。
   
     下り一方の尾根径が続き.再び牛首ノタルを過ぎて北東の尾根に乗れば西沢渓谷にでられる。
   シャクナゲや五葉松が茂り.足が笑いだすほどの急斜面を下れば西沢渓谷にでて.旧軌道跡が残る遊歩道終点分岐にでている。
   2008年4月.両神山からの帰路.西沢渓谷に寄り.満開のシャクナゲを見ている。まだ残雪が両神山の谷間に残っていた頃だった。

     K金山から地形図に破線で表示されている牛首ノタルまで25分ほどで着く。南面は熊笹の原が広がる展望のよい台地だった。
   ここで初めてルートは正しく.自分の居場所を正確に知ることができた。正に不安を募らせながら歩んできた。
   向かいに聳えるのが2086m点の牛首。ここからは青笹川の向かい右岸の山並に今まで辿ってきた乾徳山から笠盛山が一段高く見上げられた。

    層雲の被りだした牛首ノタル
   青笹川檜尾沢のツメ.15:05
   右手上から黒金山の肩.ガスが掛かりだした笠盛山.乾徳山.下部は道満山

     後は青笹川左岸の南東尾根を下るのみ。勘違いしてもルートは正しかった。
   勘違いはK金山の牛首ノタルとの距離を予想以上に長く感じさせられただけだった。言葉で云えば簡単だがその間の山中を歩むに不安を生んでいる。
   ロスを少しでも減らそうと逆算して速足で歩む。それでも中々ロスの時間は埋まらなかった。15時05分.最終バスまで残り1時間半を切っている。

    牛首の南東尾根を南下
   谷間は檜尾沢源流.15:11

    鋭く見える牛首
   振り返って牛首2086m.15:20

    大嶽山山道
     笹原の牛首ノタルから落葉松林を抜けると尾根幅が広がり.共に青々とした広大な笹原が開かれる。
   ここからはツナギ場1860mから東方に延びる尾根筋を右回りに南下し赤の浦川沿いに下り.大嶽山那賀都神社を経て笛吹川.赤の浦集落に至る道があった。
   大嶽山山道(だいだけ)は下山するまで全く知らぬ道。取付きにはテープがあり.明瞭な踏み跡から1439m点で山道に入り.里に下ると笛吹川天科温泉にでる。
   
     この先に水場があった。樹林が切れ薄いゴーロ状の窪地.20cm程の段違いの所からチョロチョロ心細く水が落ちている。
   それから5分程歩むと同じような感じの所.1730m地点にも水場があり.茶碗が置かれ一息付き.又速足で下る。

    次第に笛吹川対岸に倉掛山が姿を現す
   15:28

     この南東尾根のルートには要所に「青笹」と2文字で茶色の背に白ペンキで額一杯に太字で描かれていた。
   質素な道標が立ち.小さいが目立つ。牛首ノタルだけは白地に墨で書かれている。道中.数は少ないが忘れる頃現れていた。

   ササ原下展望台.眺望はなかった.15:33

     展望台までは尾根沿いの右側を巻きながら下っている。
   熊笹に覆われる岳樺林を右手に見上げ.笹原の幅広い尾根に乗る。そして25分も歩けば尾根上に林道が現れた。

   若草色の小ブナ林.15:45

     若草色に被われた緑の森を抜けている。短い間だが余りにも清々しく逸る気をも忘れ.足を踏み留めている。
   そしてここを抜ければ尾根を乗越すダ゙ートの林道を横切ると裸土の広場に突き当たっていた。

    真近になってきた倉掛山
   右端2本が南東尾根.15:55
    乾徳山(南)林道を横断した地点の広場.P30台

    奥の谷間が広瀬湖.隔てた奥が多摩川源流の山並み・・青木峠,白沢峠と倉掛山
    中央左が芦沢へ下る花戸尾根. 右の尾根が赤ノ浦川と青笹川の分水尾根

    林道広場
     乾徳山(南)林道が尾根を跨ぎ.大平牧場の縁を大きく西側を回り込み大平を抜ける。その林道を牧場上部を横切っている。
   1500m地点の殺風景で広い空地は何もない索漠とする開拓されただけの平坦台地にでる。見晴らしはよいが何もないと思うのみ。

     ここは東面の斜面が広く伐採され.笛吹川とその支流赤ノ浦川を挟む対岸の眺望がとてつもなく広く開かれている。
   午後になり雲天の空. 対岸の頂は何処も雲に隠れ.頭上を隠す層雲が低く垂れ込んでいる。

     7年ほど前に工事で林道が築かれ,大平牧場からここまで延びてきた。この先はゲートで閉ざされているが赤ノ浦川源流の谷間を幾つも横切り.
   花戸山尾根を横断するよう北上して広瀬湖上流のネトリ橋へ下りている。まだ全ルートは繋がれていないが広域林道.クリスタルラインの起点になっている。
   又南方へ下る林道は広場から西方へ向かい.青笹川を右岸に渡ると乾徳山の東山腹を南下して大平牧場に抜けていた。

     時間がなくなっている。後40分しかない。下れるだろうか? バスに間に合わぬ時間になっていた。
   黒金山からのルートの迷いが悔やまれる。予定図ではまだ1時間20分ほど掛かる。それでも細く繋がる運を求めていた。
   これから先.径に迷えば一発でバスに乗り遅れる。短い3分.5分が勝負に思えた。

    尾根筋を綴る1本径
   1504m地点へ分水尾根を回り込む.15:56

    ダッシュ
     緩やかな尾根筋は道幅をやや狭まり.今までの広い山道から小径に変わっている。
   落葉松に白樺林が混ざる笹原を真っ直ぐ南東へ向かう1本の径が綴られていた。緩やかな傾斜は小走りするには丁度良い。
   ここは赤ノ浦川と青笹川を分水嶺とする尾根。左へ延びる尾根を1本越えれば青笹川流域に入る。

     1504mコブを右に巻き.その先1430m地点で西へ延びる枝尾根を分けて.1264m地点に向かい南西の尾根を駆け下りる。
   途中山道を斜めに横断する古いワイヤーが張られていた。ワイヤーが地面に埋まっているのはよく目にするが空中を横切っている。
   人が潜るのは珍しい。薄暗くなれば怪我もしかねない危険な場所だった。

   そして1030m付近で山径伝えに尾根を外れ.左側の枝尾根を絡むよう下る。青笹川に入れば直線の径.青笹の集落にでる。

    青笹川左岸に入る枝沢
   左岸の渡り青笹へ.16:21

     青笹川の枝沢で左岸に渡ると「←黒金山,牛尾 青笹→」の道標があり.その間々左岸沿いを走り下る。
   この辺は三富下釜口の地区になろう。一度北側の山腹を高巻き.河原沿いに戻ると880mで沢は二俣に分れた。2つ目の大きな堰堤にでる。

   青笹川沿いに集落にでる

     菱型の「保安林」の下に「青笹→」の道標があり.堰堤からは青笹の集落が沢沿いにへばり付く幾つも家屋の屋根が見下ろされた。
   時計の針は16時37分を指していた。丁度乗合バスが天科バス停を発車する時間だった。乗り遅れる。

     地図の点線ルートは少し異なる所を通っていた。それでいて踏み跡は確りしている。
   ルート自体は下りでは作業道伝いに下れば心配することはなかった。却って登りの方が枝道多く苦労するかも。

    倉掛山南東尾根と1147.7m三角点峰
   青笹の高台から集落を見下ろす.16時37分同時に乗合バスはでる
    左手の白い家屋を過ぎた角から右に折れ.集落のの中心地へ

   集落の上部から
     倉掛山から1599mコブに下りる尾根. この尾根を右に下ると三富川浦.釜口にでる。
     左上の赤い大橋は笛吹川対岸の観音沢に架かる国道140号線.秩父往還「雁坂みち」にある。
     中央右の小さい赤い橋は笛吹川に架かり.左岸に渡ると天科の集落に変わる。旧道の市営路線バスが通い青笹の集落側を横切っている。

    青笹の集落
     足元の山径を下り終え.沢沿いの溝のコンクリートのヘチを最後まで下ると民家の裏側にでられた。庭先の境目を抜けると集落の奥の通りにでる。
   そして1軒の軒下を潜らして頂き.蝉殻が御札に結ばれたおんべら? を潜ると沢沿いの表側の里道にでられた。
   堰堤から河原沿いを探せば里への道が繋がれている筈だが見た目で一番確実な早い方法を選び下っている。

     軒の連なる沢沿いの生活道がT字路に交わると右に折れ.向かいに雑貨屋「水上商店」を見付けている。
   主人の老婆にバス停を尋ねると.ここから見える笛吹川に架かる赤橋を渡った右側にあると指で指して下さった。
   乗合バスに間に合わなかった。缶ビールを購入.「若者に人気がある!」と言葉を添えられスーパードライを受け取っている。

     着き終えた安と感か? バスが出てしまった為か? 急に足が重くなり.最後の最後.後一歩が重たく進まなかった。
   真向かいの笛吹川に架かる赤橋を渡ると地名は変わり.バス停名は山梨市営の「天科」バス停になる。

     旧道天科バス停で缶ビールを開け.呑みながら残念そうにもう一度時刻表を確認した。
   時刻表に間違いはなく.最終バスは出ていた。塩山タクシーを呼ぶことにした。今日の凱歌はビール以上に苦い?
   ・・迎いに来た運転手に尋ねると対岸に見える天科温泉「こやす」は休業中とのこと。

   旧道の「天科」バス停.16:45

     振り返る青笹川出合に群がる青笹の集落。
   背は1085mコブと花戸尾根末端の1174.9m三角点峰. 右手の間を隔てる谷間が赤ノ浦川。
   路線バスの「天科」バス停は旧道の集落と秩父往還の「雁坂みち」に.同じ名のバス停が2つあるので注意。

    16:44天科bs.塩山タクシー¥4490. 17:14=17:30jr塩山¥1890. 17:52=19:07高尾:11=20:16神田..

     遅い出発は如何しても最後に負担を掛けることになったが,思いのほか変化に富む山行になっている。
   これからはもっと積極的にタクシーの利用を考慮すれば行動範囲が更に広がり.新たな山域にも目が向けられるだろう。ただ単独ではその加減が難しい。

   塩山貸切バス西沢渓谷線は塩山駅が起点で徳和まで¥650.タクシー¥4000
   山梨市営バス西沢渓谷線は山梨駅発¥600. 天科から塩山タクシー¥4490
   タクシーは韮崎駅〜登山口間だと¥3600.ただしjr運賃¥570になる。

   今年の富士山初冠雪は2012.09.12 北海道旭岳より先になったのは4年振り2008年
   雪の話題とは裏腹に列島はまだ真夏日の所が多く.残暑が続いている。

   ストックの先.カバーゴムを購入したばかりだが使わずして紛失している。そして今回は牛首付近で2個を収得・・スカパ布製登山靴・・32.039歩

     徳和から乾徳山道満尾根
     黒金山.牛首の南東尾根から青笹川・・青笹