ハガケ山の核心を北上・・連続する藪絡む小コブ.尖峰から文台山への稜へ
     真近過ぎる鹿留山の迫力と過って北尾根から望んだ巨大な送電線鉄塔群を改め逆展望を楽しむ

    細野からハガケ山大沢左岸尾根
    ハガケ山から文台山西峰・・望んだ西群馬幹線244号鉄塔
    西峰から930m圏峰.尾崎山と古渡の集落

   御正体山と峰宮に5番目のコブ
   狭い灌木に囲まれたハガケ山の頂より.10:13
    ハガケ山の頂から南西に1074m点を経る支尾根が鹿留川沿いに延び.尾根末端は池ノ平登山道.林道細野鹿留線が横切っている。

     ハガケ山から文台山への稜
       10:15ハガケ山一10:38小コブ下一11:05無名の1220mピーク一11:30(1225m圏コブ)一11:46文台山東峰肩
       一12:00西峰三角点大:45.

    御殿場方面から雲が掛かり始めた富嶽
   左景・・手前は鹿留山か
ら石割山への稜.10:29
    1443.2mから立ノ塚峠(内野峠). 富嶽の裾は山中湖西岸の相模川源流地帯

    堂々たる鹿留山の東北面
   中景・・手前が鹿留川.10:27

     『甲斐國志』には御正体山池ノ平分岐からハガネ山の間に「幾つもの鋸のような尖峰が並び.それを鋸刃という」と紹介した。
   ハガケ山の右手に岩稜を見てから北西に進路を変え.まずは直ぐ左へ巻き込みながら下りている。
   薄い踏み跡のガレ縁からは西面に迫る鹿留山の東北面が真近に眺めらている。

     左後方には逆光する富嶽が眩くよう望まれた。蒼一色に染まる天空に冬の秀麗たる姿を映し出している。鹿留山に重なる原野が少し望まれた。
   又鹿留川.細野鹿留林道を隔てた対岸には鹿留山の雄大な山肌をアップさせているよう幾つもの支尾根・枝尾根を顕著に描き出している。

    鹿留山北尾根と西群馬幹線
   中景右・・右奥が倉見山.10:30

    鹿留山北尾根
     鹿留山北尾根から派生する幾つもの枝尾根は見るからに深く刻まれ,落ちるような急勾配を成し構えている。
   送電線西群馬幹線の巨大な鉄塔群は右後方の三ッ峠山の東山腹を横ぎり.鹿留山を右から回り込んで.各枝尾根に246号.245号.244号・・と並ぶよう建つ。
   私が立つ前を過ぎ.鹿留山北尾根群を巻きながら山伏峠・甲相尾根を越え西丹沢へと抜ける500KVの超高圧の送電線。

     2010年04月に中央の北尾根244号鉄塔尾根を鹿留林道から詰め鹿留山に立ち.不動湯鉱泉に抜けている。
   その折224号鉄塔基部脇からハガケ山を望んでいた。藪絡みの茂みを透し.霞む三角錐峰を見上げていた。今日の山行に結び付けている。

     今朝は好天に恵まれ,今回は反対側のハガケ山から同じように鹿留山を望み.目の前224号鉄塔尾根を見詰めている。
   背の山肌を占める藪もよかった。高校時代の幼馴染と喘ぎ登った山でもある。
   若い頃は高峰ばかりを見詰め.昔は考えられなかった東京近郊の山々を,今は1つずつ.気になる尾根を見付けては登っている。

    御坂山地最北東面の山並・・三ッ峠山.本社ケ丸.角研山.鶴ケ鳥屋山
   右景・・10:33
    遠方は八ケ岳連峰と奥秩父連峰を繋ぐ両端になり.その南端下は大菩薩連嶺末端の山々の中に滝子山が望まれた。

      写真右奥が奥秩父連峰.その奥から綴ってきた送電線,西群馬幹線は上州県境から奥秩父を回り込み.南大菩薩連嶺を斜めに抜けて
   新山梨変電所に一度降りている。新山梨変電所からは本社ケ丸の東肩を乗り越え.三ッ峠山の東山腹を横切りながら鹿留山の麓を横切っていた。

     この風景はその送電線図を現している。近郊の山々を登るにつれ.この幹線との繋がりも多くなってきた。
   西群馬幹線はトップの写真.中央下の送電線鉄塔を繋ぎ南下して三ッ峠山の東麓から鹿留山の北尾根群を渡り続けている。
   そして更に御正体山の南側を横断し.西丹沢の新富士変電所と結ばれ.首都圏に送電されている。

    ハガケ山北面の岩壁
   この岩壁を見ると西側の大展望も終わる.10:38
    右(南側)に巻き込むよう下る

   露岩帯を終え.膝ほどのスズタケが茂る中.10:44

    御正体山からハガケ山を擁する支稜
   緩やかになった台地から振り返るハガケ山.10:57

     鞍部付近から膝ほどのスズタケが現れ.1180m前後からは肩ほどの背丈に伸び藪らしくなっている。
   急下降した分.振り返るとハガケ山と4つ目のコブが見上げられ.短い距離に聳えるよう構えていた。
   最近.笹藪漕ぎで強いられたのは大蔵高丸南東尾根の大蔵沢ツメ手前のコブ.又長い藪では大菩薩嶺北尾根だった。

   肩まで絡むスズタケ帯

   10:59

    立山と1211m点コブ
   振り返る南側の様相.11:09

    正体山ヤラ尾根岩下ノ丸
   私にとってはチョッと変わった方向から眺める・・右後方(東南東方面)を仰ぐ.11:21
    左上は甲相尾根.鳥ノ胸山

    三ッ峠山
   左前方(北西側)を見下ろす.11:28
    桂川西桂町付近

    双耳峰の文台山
   前方(北北西側)を梢越えに仰ぐ.10:20
    西峰(文台山・大野山)と東峰

   11:46

     1220m圏小コブはススタケに覆われ.次の1230m圏峰で北東に向きを変えている。
   次に続く1220m圏峰は南東に延びる長い平頂で.北側に折れると平尾根になり.深いスズタケの藪は20分ほどでなくなっている。
   そして2つの小コブを越すと正面に双耳峰の文台山(大野山)を仰ぐようなった。

     HP「そこに山があるから」氏の2021年2月紀行文を読ましていただくと東峰分岐への鞍部.1080m圏で舗装された林道が横切っている」とあり.
   「林道をゆるやかに下る。少し先で右の法面の5mほど上にピンクのテープが見える。林道が出来る前はあそこをたどったのだろうか」とある。
   電子国土Webではまだ記されていなかった。・・2021.08.01

    明るい日差しの分岐
   小野.細野の文台山登山口からの分岐.11:49

     背は大月市街から楢ノ木尾根.権現山稜方面。小野,細野へは矢花山880mとの鞍部で南北に分かれている。
   上の同じ道標「登山道」はここ文台山から尾崎山まで道しるべとして要所.々に付けられていた。又今倉山周辺にも。
   道標によると15分で文台山に立つ。

    振り返る御御正体山.峰宮.ハガケ山への稜
   文台山手前で.11:52
    1160mで細野の「分台山登山口」からの登山道と合わさり.ひと登りで分台山東峰に立ち,西峰へは約5分.見晴台の看板あった。

    文台山西峰
   都留市21秀峰の頂はミズナラにコナラの森.12:00

    文台山
     文台山は双耳峰で2つの円頂はいずれもコナラ林に囲まれ.密なる樹間を透している。
   東方には御正体山が.南方には鹿留山が眺められている。三角点標石のあるのは西峰1198.8m. 標高では東峰の方が高い。

     「甲斐の山山」によると大野山は道坂峠から見れば1つの美しい円頂だが北方の都留市街から眺めると
   2つの円頂があたかもお尻のようにも見える。よって俗称「ケツ山」の名が付いている。

     小さな双耳峰が特徴の頂はで富士急行線の車窓から.その姿を目にするだけでなく.文台山から尾崎山への尾根沿いからも間近に望められている。
   大野山1198.8mの山名は鹿留側の呼称であるが大野山の西面に薪などを落とす「シュラ」があったため大スラとも呼ばれていた。
   東麓細野,北麓小野では文台山(ぶんだいやま)またはブッジャとも呼ばれている。

     「甲斐国志」によれば大野山の北面が小野山であるがその上部の字名が文台であるため文台山と呼ばれ.今はこの名が通称になっている。
   ブンダイ(仏躰)の訛化. 大野山はそれらの総称したものと解説している。ただ今1つ不明な点として北東のあると云う大野山は特定できず。
   天文台は仏躰が転訛したとあるが「仏の形」に私は見えなかった。

     細野からハガケ山大沢左岸尾根
     ハガケ山から文台山西峰へ・・望んだ西群馬幹線244号鉄塔
     西峰から930m圏峰.尾崎山と古渡の集落