現地に入るも草津は猛吹雪の登山規制.アプローチが北信岩菅山Uの取付きまで届かず.中止で草津の里山歩き ・・上信越高原周辺Top

   上信越高原の現地.後輩ガイドから諦めさせられた上越阿能川岳と北信岩菅山.
      新雪が少ないと阿能川岳を諦めさせられ? 本人は早々に雲隠れ.今度は新雪に閉ざされ.里山の嫗仙ノ滝と石尊山を散策し下山する。
                                      2013年04月26〜28日.L松村m見城.滝島.鈴木.立松
     4.27.嫗仙ノ滝へ散策
     4.28.再び万代鉱.石尊山・・草津自然遊歩道を歩む

    岩菅山
     岩菅山は志賀高原の北東部にある北信の裏岩菅山.烏帽子岳.笹法師山などが一連の火山列を成す。
   中津川の支流魚野川と雑魚川が源をなし.山腹にはシラビソ.トウビの原生林が繁生し.志賀高原の最北に位置している。

     雑魚川で隔てられた鳥甲山には4年前の6月に出向いている。その折は鳥兜岳の帰り.聖平から岩菅山ではなく.
   上信越自然歩道を歩んでしまった。そこは西麓の志賀高原.奥志賀には数多くのスキー場を点在する上信越高原国立公園に属している。

     山頂は厚い溶岩に覆われ.標高2000m付近には柱状節理が発達し断崖を築き.その秀麗たる姿に心を踊らさせていた。
   又岩菅山は(いわすごやま)とも読み.岩蓼山(いわすご).赤禿とも呼ばれている。

     昨年の5月.白毛門から吾妻耶山に回り.その頂から谷川連峰を眺め.眼前に広がる阿能川岳の山容を仰いでいた。
   そこで誓ったのが残雪期のシュノーシュによる登山。昔1973年の秋に生津俣大窪沢から阿能川岳へ遡り.谷川へ抜けている。

     連休初めに企画されたが残雪が少ないと立松君からの伝言を信じ.却って危険と変更している。それは余りにも雑な無責任な言葉からでていた。
   参加を希望し.出席できぬのなら自分で辞退すればよい。目指す全員を巻き込む必要はなかった。知らずに中止した。

     そしてシュノーシュによる未踏の上信越国境の岩菅山に目指すことにした。それが何故か現地に入り吹雪で岩菅山の取付きどころか.
   アプローチの国道が閉鎖され諦めざる得なくなる。何をやっているのか?参加せぬ彼に全員が振り回され.現地でウロウロする始末。

   雪雲に覆われた目指した山々は大荒れに.18:16
    4月26日(金)曇
      jr御徒町13:30=13:50東上線池袋.快速14:00=14:41若葉.見城.滝島,鈴木.松村合流.=15:05鶴ケ島IC
      =16:00駒寄PA=16:05渋川IC=17:20「かない食堂」17:20=スーパー「もくべい」=18:45「スパックス草津」.

    志賀草津高原線
     国道292号線.志賀草津高原ルートは昨年の11月15日〜4月25日まで冬季閉鎖されていた。又秋山郷は5月24日まで閉鎖.
   数日前.軽井沢では積雪30cmの降雪があったものの.23日現在,志賀高原のライブカメラを見る限り.尾根上の路面は除雪され乾いている。
   それでも例年より積雪量は多く.24日には志賀草津ルートの冬季閉鎖解除前に国道を歩く「雪の回廊ウォーキング」が開かれていた。

     そして26日10時に国道は開通するも,草津に向かったその当日に.早くも「凍雪による通行止」の道路標識を国道沿いに見ている。
   そこは焼肉屋「かない亭」で夕食を済まして草津に入ったばかりだった。明日の岩菅山登山はアプローチを失い延期を決定せざる得なくなる。

     26日8時半現在.以外と多くゲレンデでのスキーは可能。一ノ瀬は気温4℃.積雪150cm.渋峠は積雪186cm.
   発哺からの始発の東館山ゴンドラリフトは8時半.その上の寺子屋スキー場は作業員が始発に同乗.その後点検してから動き始めるので
   9時少し過ぎるとのこと。故東館山頂駅から尾根沿いを歩み.岩菅山を目指す予定でいた。

   「スパックス草津」に燻る.20:40

    登山口
     それが3日間続きの暴風雪に遭い.2日間は山上で地吹雪になる。当然志賀草津ルートは閉鎖され.28日も閉鎖された。
   山ではなく.岩菅山登山口手前のルートで既に先は失われている。冷たい山おろしの暴風を受けている。
   体慣らしに27日は下流の小雨川にある嫗仙ノ滝を散策し.28日は再び里山の石尊山を散策する破目になる。

     K先輩によると毎年草津に通い.5月の連休での閉鎖は初めてのことだと云う。
   登山口まで繋がれば素晴らしい残雪期の雪白き岩菅山に.紺碧の空を肌で感じられただろう。
   道路の閉鎖は29日(月)8時まで続き.東京に帰宅してから解除された。

     間の抜けた中途半端な行動は冬山装備がザックの中に眠った間.残念極まるが帰宅した。
   過って連日の降雨で北ア穴毛谷に入渓できず.又屏風岩を横尾から見上げながら三つ道具を使わぬまま帰京したことがある。
   明神岳の残雪を詰め.涸沢を散策して下山していた。今回は登山口までも入れず.その時以上に気落ちし.春山を逃がす山行になった。

  嫗仙ノ滝へ散策
    4月27日(土)高曇暴風
      「スパックス草津」10:15一白根神社一囲山公園一大滝乃湯一草津熱帯園一遊歩道入口一12:30嫗仙ノ滝:45
      一頌徳公園一湯畑一14:10草津「そばきち」一「スパックス草津」.

   嫗仙ノ滝散策路.13:15
    目に沁みる若葉が燃え始める
   
   小雨川の河原に降り

    嫗仙ノ滝
  

     翌27日は草津温泉に缶詰めになる。時折日が差すも暴風となり大木が大揺れし.草津の山々は雲の中.地吹雪に包まれる。
   足慣らしに下流の小雨沢嫗仙ノ滝(おうせん)を散策し.宿の風呂に飛び込んでいる。

     途中で人影を見たものの戻ったらしい。滝まで見学に出向くも擦れ違う人はいなかった。
   嫗仙ノ滝は深い釜状に抉り取られた大きな窪地で.本流の右手は厚い岩盤のハング.左手に臨まれた枝沢は岩の間から湧き出し,
   白糸を滑り落とす迫力満点の滝を構成していた。若葉に萌え始めた渓谷は水々しい。帰路.遅い八重桜を国道で見ている。

     草津町南東にある落差30mほどの繊細な柔らかい白糸を流す滝。草津温泉からは下り一方の道。
   車で10分ほどで遊歩道の入口があり.距離にして1km.30分程で小雨沢の谷間に滝壺に降りられる。

     今年も夕食はとんかつ店「とん香」に出向く。その折バスターミナルに寄り.明日の岩菅山登山に期待を募らすが
   街道は「積雪で運行中止」の貼り紙を見る。スキーヤーも連休初日から足止めさせられている。
   我々も入山前日.現地に入り岩菅山を諦めるしかなかった。

     登山どころか登山口に行くこと自体が閉ざされていた。登山口まで車で1時間弱.歩めば4時間,往復すると8時間を費やす。
   登る前に時間を使い果たすことになる。軽井沢から参加する立松君には昨日は延期.今日は山行中止を連絡した。
   彼も当然決行されるものと驚いていた。再び夜は残念会を謳い呑み会になった。

     8時半ベランダにでる。昨夜と同様.雲の切れ目から時折.大きな丸い月が顔を覗かしていた。
   昨夜に比べ濃いオレンジ色に赤味を持つ卵の黄身のような月だった。向かいのホテル「桜井」の頭上低いところに留まっている。
   よく見ると右上がおぼろに少し欠けているようにも思えた。昨夜は満月だった。風は漸く治まり始め.紫煙はゆっくり昇ってゆく。

     再び万代鉱.石尊山・・草津自然遊歩道を歩む

    4月28日(日)快晴風強し
     「スパックス草津」10:15一10:50源泉回り.フキの頭採り一11:55石尊山12:15一道の駅「草津運動茶屋公園」一12:45「スパックス草津」.

   殺生自然游歩道・・天狗山と石尊山.10:24

    万代鉱の原泉
   フキの頭を採り
   2009年07月 2013年04月

   里山石尊山へ
    ツツジ.ヤマトシャクナゲの原生林を抜け

    浅間隠山と鼻曲山
   落葉松林に囲まれた石尊山々頂

    石尊山へ
     28日は缶詰めと云うより.残りの時間を有効に使おうと今日も外にでる。
   フキの頭を採り.ツツジ.ヤマトシャクナゲの原生林が生い茂る里山石尊山を散策し帰宅した。

     宿から国道にでると草津.志賀ルートが通行止の為.東京からの渋滞ではなく.山から戻される車の渋滞が続いている。
   そこを横切る入口の案内看板を見つつ.熊笹茂る遊歩道に入る。先の突き当たりは草津温泉の源泉の1つである万代鉱。
   道中は原泉管が走り.濛々と湯煙を噴き上げている。残雪跡の谷間の草付き斜面でフキの頭を採り.石尊山1443mへ。

     来た道を戻ると右後方から白根山火口跡からの遊歩道を合わせ.更に下った右手から石尊山への山径を選ぶ。
   前回は一夜草が途切れなく咲いていたが.今日はまだ時期早々。大木に覆われ薄暗い山径は木漏れのほころびの薄い山径になった。

     里山としては起伏の激しい険しい尾根だった。そこに覆うシャクナゲは日当たりが悪いせいか蕾は幾らも見付けられなかった。
   年月が喬木を大きく育て.ジャングルのよう繁殖し.シャクナケの森を覆い被さるよう塞ぎ閉ざしている。

     眺望の薄い中.今日はよく晴れ渡り.所々で上信越の山々や浅間山.鼻曲山に浅間隠山と樹間透し途切れ途切れに望められた。
   前衛の山々の先に白く煌めく稜が顔をだしている。昨年登った白砂山も山越えの先に雪白く鏡のよう反射させている。

     登山口に着いていれさえすれば春山の凄みを味わっていた筈である。烈風の雪面に今.アイゼンの爪を刺している頃だろう。
   樹間から岩菅山の山肌は雪白く煌き.突き上げる頂を遠望してはその素晴らしい春山を逃していた。

   お昼・・何をしているのだろう?12:00

     広い頂にはテレビ無線中継所がある。まだ雑草の緑が所々に飛び出した。大地に腰を降ろし.ホットコーヒーならぬホットを飲む。
   湯を沸かすもコーヒーを宿に忘れている。

     周りは落葉松林に囲まれている。落葉松の大木が揺ららぎ,風は強かった。
   時折風が息し.樹林の揺れが治まると何本かの落葉松だけが共鳴するかのよう揺られ.その現象が不思議で面白く見られた。

     頂から国道に下るコースはロープが幾つも張られていた。雑木の急斜面を下れば植林帯を抜け里にでる。
   私達は3年前と同じ道の駅「草津運動茶屋公園」コースを選び下山した。街に入っても「ゴー」と風の抜ける音を聞いている。
   革登山靴ハングワ・・12.100歩

    「スパックス草津」14:20=15:55渋川IC=17:05鶴ケ島IC=「滝島邸」フキ.筍採り=東武若葉急16:03=16:47jr池袋.

     宿でT先輩が奮闘しラーメンを作っている。ゆっくり休息しK先輩と別れ.再び関越道を走る。
   フキと筍があるとK邸に寄ると籠とナイフを渡された。畑一面にフキが伸びている。先輩はスコップを持ち筍採りに。

     帰宅して妻は感謝して早速2つの大鍋を使い茹でる。
   採りたてを茹でた山菜は翌日の御前に乗り.フキの頭もあり天婦羅を含めての山菜料理を味覚した。どの山菜も美味く感謝し頂く。

     又1週間前に上越谷川周辺を訪れた明峯山岳会の山田氏に依ると今年は例年以上に積雪は多いと聞く。
   我々が下山した28日は遠見尾根に入り.鹿島ケ岳から連なる白馬三山はこの2日間の降雪で.更に白さを増したらしい。
   強風に舞い煌めく雪襞が紺碧の蒼空に冴え渡っていたと伝えてくれた。

   29日K先輩から草津白根山ピーカンの知らせあり.今更ながら山行を変更したことが悔やまれた。