紅葉真っ盛りの石尾根.鷹ノ巣山Y. 東日原の巳ノ戸林道から稲村岩尾根にでて.鷹ノ巣山から「奥」へと繋ぐ ・・石尾根鷹ノ巣山Top

  東日原.巳ノ戸沢本谷から右岸の支尾根に乗り.鷹ノ巣山南面経路から入奥沢中腹道.右岸道へと繋ぎ.「奥」の集落へ。
     巳ノ戸林道から大畑窪左岸尾根.稲村岩尾根.鷹ノ巣山.榧ノ根尾根.入奥沢中腹道へ.そして右岸道から「奥」.奥沢林道近道を経て峰谷へ
                                                2015年11月01日.松村
    旧巳ノ戸跡の林道から大畑窪左岸尾根を経てヒルメシクイノタワ.から鷹ノ巣山・・昆虫サナギの採集
    水根山榧ノ木尾根から入奥沢中腹道.奥沢林道.「奥」へ

     この処.山と云うより水源巡視路を歩んでいる。夏には巳ノ戸川左岸尾根を綴るも.樽沢尾根は濃霧に閉ざされ諦め石尾根を下りる。
   中途半端な山行だった。先月は丹波.小室川の中沢で桟道が大崩壊した間々で.大黒茂谷から小菅沢に越えられず大菩薩嶺北尾根に戻り下山した。

     今回は秋たけなわの巳ノ戸林道を楽しみ.奥沢中腹を抜ける積りで入山した。それが巳ノ戸沢でのんびりし過ぎ時間をロス.
   慌てて大畑窪左岸尾根に乗りかえヒルメシクイノタワにを゙イレクトに詰め.稲村岩尾根から鷹ノ巣山に立ち.榧ノ木尾根に回り込み入奥沢中腹道に乗っている。
   晩秋の彩り深い奥沢の樹海を下り返し.高所「奥」の集落から峰谷へ。そして今回は鷹ノ巣山を挟み2つの紅葉溢れる渓谷美を堪能して里に降りた。

   東日原バス停.7:56

       11月01日(日).快晴後曇
    jr御徒町4:49=4:52神田:5:00=5:55立川6:04=6:34青梅:35=7:18奥多摩.西東京バス:27=7:51東日原bs.

     立川駅付近で日の出を迎えると天空は一面の筋雲に覆われていた。それも青梅線に入り.川井駅付近を通過する頃には
   北面は雲1つない碧空に恵まれる。ただ頭上はまだ浅い層雲との境を競う姿が仰がれていた。

     予報では日本付近は移動性高気圧に広く覆われ.南海沖には気圧の谷が停滞し.高曇又は概ね晴るとのこと。
   朝方は湿った空気の影響で層雲が広がりを見せていた。その雲もドンドン押し込まれるよう消え.その分蒼空が占められるようなる。
   午後になると日は陰り.休めば肌寒さを感じている。厚着のチョッキで丁度よい季節になり石尾根を越えるている。

     行楽のシーズンを迎え奥多摩駅からは超満員の路線バス. 何時ものよう.川乗橋で半分ほどの乗客が降り.
   倉沢橋では1人の若者が降りている。入.下山と鷹ノ巣山へと通い続けて久し振り.頂では何人ものハイカーと出会っている。
   それでも巳ノ戸林道から入奥沢中腹道に入るとハイカーは鷹ノ巣山の頂だけで峰谷まで.誰独り擦れ違うハイカーとは出会わなかった。

   中日原地区を通る日原街道.7:59

     7:51東日原bs一8:07巳ノ戸橋.出合一8:32分岐後木橋一9:18三段の石堰出合一9:41道に戻る一10:07最初の古い道標
     一10:49稲村岩尾根一11:24小:35一12:09ヒルメシクイノタワ一古い「41/42」林班界標一12:45鷹ノ巣山.

    紅葉の始まった稲村岩と八丁山
   日原川の下降地点で.8:03

     巳ノ戸沢出合までの道中.中日原の街道は朝陽を背に溢れるよう浴びている。
   街道の周りはまだ紅葉には早々だが仰ぐ稲村岩や八丁尾根は鮮やかに飾り立てられた紅葉の華麗さを山肌に焼き付けていた。
   雲1つ浮かばぬ.何もない紺碧の空。その澄んだ稲村岩の頭上にはやや太めの下弦の月が半透明の白さで顔を覗かしている。

     鷹ノ巣山には6度目になる。初春が多い中.今年8月には巳ノ戸尾根を登っている。
   そして改めて晩秋の巳ノ戸林道から入奥沢中腹道へ抜けようと考えていた。

     谷間での紅葉は若干早かったが巳ノ戸沢沿いの林道から小径に変わり入渓すると今真っ盛りの紅葉美に魅せられている。
   入奥沢に作業道があるのを知ってから3年目.「奥」の集落を訪れる願いが叶うことになった。

    東日原バス停付近に没する石尾根の北支尾根群
   巳ノ戸橋から日原地区の南側.8:09
    樽沢尾根と中央に涸沢尾根と重なるネズミサス右岸尾根
    奥正面が山ノ神尾根.その右上の日当たりが石尾根狩倉山

    巳ノ戸沢出合付近
   背は稲村岩の西壁.8:21

   稲村岩の山陰の谷間.沈む巳ノ戸沢左岸道.8:22

    巳ノ戸林道
   稲村岩尾根登山口分岐.廃道口730m・・8:32

     巳ノ戸橋を渡り.巳ノ戸沢の左岸道に入る。私の前後は単独行者に挟まれている。それぞれの志を持ち,好天に恵まれ足運びも軽い。
   谷間に入ると朝の日差しも途切れ.山陰は薄暗さを増し肌寒い中.緑々した大地が広がりを示している。

     稲村岩尾根への分岐にでる。今まで気が付かなかったが巳ノ戸林道に入る旧登山道の腕木は切り落とされていた。廃道になっている。
   登山道を左に分け.苔むしる木橋から再び左岸道沿いを選ぶ。踏み跡に変わった林道は更に渓谷の奥へと私を導きだしていた。

     振り返ると私より若い50代か? ハイカーが付いてきた。「何処へ行くのですか?」.「谷が続きますよ!」と伝えると慌てて戻っている。
   苔むしる木橋にでて往来が少なくなると考えていた折でもあり.私もホッとして独り谷に入り込む。

   左岸に渡って直ぐ旧山葵田跡.8:47

   左岸道より巳ノ戸沢を見下ろす.9:00

     左岸の少し高みに立つと左下に小さな作業小屋が見下ろされ.その先には石積みで囲まれた小広い山葵田の跡が残されていた。
   この先の小滝は消えている。沢沿いの水量は乏しく.伏流し瀬々らぎの沢音も聞こえず.小滝は左岸道から見下ろすも分からなかった。

   右下が左岸を綴る巳ノ戸林道.9:00

   倒木帯上部を横断.9:10

   倒木で埋まる巳ノ戸沢.9:11

     木橋を渡り返す所を左岸に綴られた作業道に入ってしまったようだ。渡らず左岸沿いを綴る。
   時折石積みを見るがやや先が不明瞭な山腹道が続いている。

     左岸の水平道にでているが倒木帯に入り.ルートに不安を感じるも.的確な赤リボンのマーキングを見付けている。
   ただ作業道としては細く.又登り下りもあり.今までの踏み跡に比べ.少し違和感を感じ取っている。

   詰める三段の石堰を見上げる.9:17

     左岸沿いに踏み跡が見えるも.この作業道の下りで.時間をロスする。確りした作業道が続いていたがそれが尖ッ切った所で.
   突然.道は消えていた。水平道からやや高みばかり見て.谷側を探らなかったことが一因と思われる。

   下流を見下ろす.9:19
    798mでは浮石に落葉が乗り足を捉えがちになる

   左側の高みを更に登ってしまっている.9:41
    ブナの大木と右脇に石積みあり

    降りえぬ迷い
     小尾根を越す所で迷い.周りを探るとやや突起の膨らみに.足元から踏み跡が登っている。道を失い.上を探れば踏み跡らしきものが
   横切るのを多々見ている。たが続かぬ踏み跡.起伏状の大らかな窪地が右手に広がりを見せていた。

     小さな突起の高みを少し登り.見上げると右上の林道に経路の石積みを見付けている。それから高巻きを念頭に考え過ぎ.
   高度を取り過ぎていたようだ。チラッと石堤を頭上に確認し.直ぐ修正せず更に登り詰めた為.最後は迷っている。

     確り場所を定めてから行動すれば迷っても戻れた筈。今度は起伏上に高度を取り過ぎ.埋まる石標を見て.下り直してもいる。
   何でまない所を登り過ぎ.上からは見ずらく.探し当てた筈の石積みをも失っていた。そしてカール状の大きな窪みで.
   下方に石積みの林道を見付けるとその脇に大木が聳えていた。

   左岸.本流に下る.9:50
    この地点で三段の石堰が見下ろされ.河原に下りている。

   三段の石堰をアップ・・詰めている.9:51

   左岸のほぼ涸れた沢との二俣.950m圏点.9:56

    最初の道標
   小沢を渡った出合.右角の古道標から左俣へ.10:07

   小沢出合上流側に茂る高木のシオジ.10:03

    鞘口ノビレに至る本流
   950m圏出合点.10:07
    左の尾根が稲村岩尾根1450m圏点の北尾根末端

     細かいロスが何処と云うことなく時間を費やしていた。まだ水流がなくなる手前で.既に時計の針は10時を回っている。
   鞘口ノビレに詰めてヒルメシクイノタワに至るまで.この調子で行くと大分遅れそうだった。如何にかせねば!

    大畑窪左岸尾根
   稲村岩尾根手前の丘陵台地に乗る.10:48

    稲村岩尾根へ
   大畑窪左岸尾根1350m付近に乗る.10:49

    大畑窪左岸尾根
     古い道標の先は沢沿いにゴーロ帯が広がっている。ここで右岸に移ると踏み跡を見付け.ルートとは全く異なる対岸の南側に延びる斜面へ。
   沢沿いは少しぬかるむ草付きから斜上した。疎らなブナに落葉松が混ざる大畑窪左岸尾根の草付きの大斜面を詰めている。

     傾斜は次第に増し.草付きは以外と長く続いている。途中で2本.3本目と横切る踏み跡を足元に見ている。暫くは沢沿いを斜上し.
   途切れてからは又新たな踏み跡を追う。そして斜上を諦め.頭上を直上すると日当たりの尾根台地にでて.稲村岩尾根にでた。

     ここは昨年3月に鷹ノ巣山から女の湯へ下った折.最初に休んだ場所だった。当時.この尾根台地は新雪が埋まり煌めき輝いていた。
   反対側が鷹ノ巣谷に延びるカイキ尾根のツメに当たる所だろう。

    稲村岩尾根
   稲村岩尾根のほぼ葉を落とした日陰の斜面にでる.11:15

    昆虫のサナギ取り
     高校生らしきグループが片手にコズチを持ち.登山道から少し外れて何かを叩いている。
   足元にはゴロ石はあるものの.周りを見渡しても鉱物らしき岩石はない。尋ねると昆虫の幼虫を探し求めているとのこと。

     成果を聞くとオサムシ.クワガタの親指ほどのサナギを見付けたと云う。根元にかがみ込むように姿勢を丸め.仲間達とコズチを振っていた。
   登る途中で.同じ格好をした2組の学生とも出会う。同じクラブの仲間達だろう。

    長沢脊稜とヒルメシクイノタワの北尾根
   ヒルメシクイノタワへの登山道に入り.11:23

    長沢脊稜
   ヒルメシクイノタワより.12:09
    夏にはこの北側の斜面を登ってきた。12時41分.「41/42」林班界標を通過。

    南面から見下ろす八丁山
   左の稜がお伊勢山越えの鞘口ノクビレ.12:19

    鷹ノ巣山々頂
   頂の道標を囲む若者達.12:45

     頂では若者達が集い.道標を囲み奇声を上げていた。展望はなくなっているが清々しい風に爽やかな顔と顔。
   互いに.違ったルートだが登り詰めた共通の意識があってか? 目が会えば笑い顔も素晴らしく.その仄かな気持ちが伝わってくる。

     煙草を吸う仲間がいて.目と目と会うと差し出された。欲しそうに思えたのか? 今回は禁煙とばかり持参していない。
   遠慮なく図々しく頂いた。何とも言えぬ旨い1本を吸う。

     旧巳ノ戸跡の巳ノ戸林道から大畑窪左岸尾根を経てヒルメシクイノタワ.鷹ノ巣山・・昆虫サナギの採集
     水根山榧ノ木尾根から入奥沢中腹道・奥沢林道.「奥」へ