三ッドッケ北面の尾根・・シャクナン尾根
     グミの滝から北峰シャクナン尾根を詰め三ッドッケ―長沢脊稜から板形尾根を経て中段歩道からカロー滝へ

     細久保橋から天目山林道に入り秩父グミの滝
     三ッドッケシャクナン尾根から長沢脊稜へ・・猛烈な小バエ
     中段歩道からカロー滝を経て横篶山西面水平歩道

    三ッドッケシャクナン尾根の西面
   秩父大平山肩の大クビレより・・20105.05/12:20
    蕎麦粒山と天目山(三ッドッケ北峰シャクナン尾根と中央峰)

     細久保谷を遡る天目山林道. 二峰の間に頭を現したのが川苔山。
   6年前に横篶尾根を詰め,大クビレで昼食を摂っている。食後は秩父大平山から大ドッケ峠ノ尾根を下り浦山川俣に下りていた。
   その折の三ッドッケ北尾根. 山腹を横切っているのが天目山林道.

    三ッドッケの西面
   棒杭長沢ノ頭西肩の脊稜より・・2015.04.27/13:13
    三ッドッケ北尾根シャクナン尾根と細久保谷

     倉沢谷の両俣を周回した折.左又窪右岸尾根を詰め長沢脊稜にでたところで一本取っている。
   そこで棒杭ノ頭から秩父側の細久保谷を隔てる三ッドッケを撮る。右手の尾根がシャクナン尾根.

    三ッドッケシャクナン尾根へ
   分岐に戻り対岸に渡り.右手に斜上.10:03

   三ッドッケシャクナン尾根から長沢脊稜
     道標に戻り10:03一11:45支尾根の小コブ一12:30(1480mコブ).大:50一13:30天目山一14:00板形ノ頭

     大滝から道標まで戻り.地形図「武蔵日原」幅員を読むと高度は980m地点で.左に入り込む二俣になってをり.沢筋は水色で表示されていた。
   脇に流れる本谷の流心は伏流し細くなり過ぎている。その仙元谷を左岸に渡る。桟橋は崩壊し無残な姿で形さえ分からず.
   下流側に木片が散らばっていた。対岸に渡り,.右手の緩やかな斜面を斜上し.やや窪地の斜面を直上した。

   対岸に小尾根が落ちている.9:57
    熊防御用に道標にザックを潜り込ませ大滝をピストン。

    伐採地跡
   ぬかるむ斜面をジグザグに詰める.10:07

     対岸には小尾根が没し.左手は沢筋になり.右手(下流側)は窪んだ山腹の伐採地跡を形成していた。
   川辺から右に斜上すると伐採地跡の下側をトラバースする踏み跡があり.その中場で踏み跡を分け,左に伐採地跡を詰める。
   左に折れズリ落ちるザラ場の伐採された窪んだ大きなカール状の斜面をジグザグに登り取る。

     周りは適当に登るのか踏み跡を残している。広い斜面,兎も角.森林帯に向かい.自分の歩き易い踏み跡を選び.ジグザグに高度を稼ぐ。
   そして植林帯に入り.下の写真の先程の出合に没する小尾根に乗っている。

   谷底取付きからの小尾根に乗る.10:17

   ビン,陶器類が散らばる平坦台地.10:22

     ここから小尾根伝いに少し登ればよかったのか? 枝尾根を乗っ越して左前方の枝沢に向かうとある。
   右手は傾斜が緩みビン.陶器類が散らばる檜林の平坦台地になっていた。右でなく左手に回り込む.そのポイントが分からない。
   探し回る内,踏み跡が幾つも横切り.主の踏み跡を失っていた。

     伐採地上までは赤テープが点々とあった。それが途切れている。出合左の沢沿いの支流左岸. 上流に向かい赤テープが綴られている。
   大木の幹に塗られる白ペンキ.そして立木の枝の赤テープ。営林署の印と考えるも.小枝にも付けられていた。

   枝沢をトラバースして渡る.11:15

     難渋し一度戻るが巨大な露岩の帯下を綴る踏み跡に入る。そして全くルートを失った。戻るのを諦め.先に進むことにした。
   支流の露岩帯二俣, 中間尾根に縦横重なり合う地点は地形図によると左に回り込み過ぎのようだ。予定より一本南側の尾根に入ったようだ。

     三ッドッケシャナン尾根の1480m峰から南東に延びる幅広い尾根。
   河原から続く雑木の急斜面を突っ切り.檜の植林帯に入り,傾斜が緩むと再び急斜面の雑木帯へ

    1480m圏コブの南東尾根
   探索を諦め雑木の急斜面を持つ尾根を詰める.11:15

   尾根上の檜で植林された緩やかな台地.11:32

   更に陽光うぃ通す植林帯を抜ける.11:36

   交互に現れた異なる林層帯.11:40

    秩父側の長沢脊稜
   大分近ずいた脊稜.11:43

     左手には長沢脊稜が真近に迫り.樹間越えに棒杭ノ頭が正面に見上げられた。
   今月10日前には反対側の日原川から倉沢谷を遡り.長沢脊稜にある棒杭ノ頭に直接南尾根から詰めている。単純な地形に淡々たる尾根だった。

     その頂に立ち.秩父側の細久保谷源流を隔て.冬木の樹間から三ッドッケとその北尾根を見詰めている。
   当日はまだ続けて.近くに絡む岳を訪れようとは考えてもいなかった。思い浮かべていたシャクナン尾根は滝巡りの発想から繋がり訪れている。
   右上から左へ没する尾根は地形図で読むと1441m峰と1つ東よりの1440m圏コブから北東に延びる尾根。本谷右俣の中間尾根らしい?

    小コブ
   地図にない小コブに乗り.痩せ尾根の灌木帯へ.11:49

    最初の小さなコブ
   波打つ地図にない小コブ.1:52

    予定していた東尾根
   旧細久保林道分線が途切れる尾根.11:53

     尾根幅が狭まり.小さなコブを乗り越えると右手に登るべきだった尾根がほぼ一直線に本谷に向かい降りている。
   1480m峰から東に延びる尾根。見るほどに整った線を描いている。そして変化を付けた伐採地がかなり下方まで見下ろされた。
   多分.天目山林道から分線した細久保林道だろう。林道終点は尾根上の1240m地点になる。

    枝尾根の小コブ
   グッと空が近くなる.11:54

   樹皮の痩せ干した樹林.11:57

    細久保乗越
   脊稜真近.12:08

   見下ろす東尾根.12:15

    主尾根1480m圏コブ
   P1の南側・・石標抗「秋空三九」あり.12:34
    シャクナン尾根上の最初のはっきりしたピーク

     P1は檜にアセビが混同する木洩れ日ある小さな細長い山頂で.展望はない。
   今までのことを考えればシャクナン尾根に乗り.傾斜も緩み頂は目の前にある。遅くなった昼食を摂ることにした。

    小バエ
     ザックからサンドイッチを取りだし放ばるも,小バエの猛烈な攻撃を受ける。刺すと云うより舞い踊るハエ。
   払っても払っても寄り添い,煩く付きまとう。カツサンドを口に運ぶと.それに伴い.ハエが唇まで付いてきた。
   この時期奥多摩.特に日原周辺は一気に小バエにブヨが繁殖し.毎年食事どころではなっている。

     登山道のない所でも.何処ともなく現れるのは同じ傾向だった。ハエの幕ができる現象は10日前の棒杭ノ頭山行から始まっている。
   諦め煙草を1本点けた。一息で不思議なほど消え伏せた。紫煙は手品を思わす威力を持っていた。
   遠回しに蜂が1匹.円を描いているのが目に停まる。ただ小バエは更に遠めに? 過ぎ去っていた。

   P1の北側・・12:46

   シャクナン尾根を北上
   P2への鞍部に下る.12:50

    1500m峰と1480m峰
   頂稜のコブ群.12:52

     P1を下る途中でP2.P3が望まれ.距離は短いが起伏は激しくなる。ただ傾斜は落ちている。
   今までの急登の苦労を考えると先が見えているせいか.足は思いの外軽くなかった。

    都県界の山並
   長沢脊稜と大平山.12:52

     都県界尾根にある大栗山.七蹴山. 大きく抉る林道の頂点.大クビレを隔て秩父側の大平山が聳える。
   大平山南山腹に薄く横線が刻まれているのが分かる。大クビレからの地形図にない林道だろう。

   13:04

   13:08

    三ッドッケ.天目山
   最後のコブ山頂.13:16

     先のないコブ.三ッドッケが姿を現した。
   北面のシャクナン尾根から望む頂は質素と云うより.樹林に覆われている筈の南側の林層と異なり.伐採され貧祖な頂だった。
   唖然と見詰めるも.南面から見る豊かな樹林はここからは見られずにいる。灌木の疎林にも劣る頂になっていた。

   三ッドッケ南面
   左奥の茂みより頂に立つ

    秩父の山並
   奥武蔵最西端の山並.13:29

     登ってきたシャクナイ尾根に乗る1560m峰と1480m峰。
   背は細久保谷を隔てた武甲山と大持山.小持山の山並。右奥は鳶岩山.武川岳.前武川岳。

     誰もいない頂に立つ。前回は1ケ月遅れて5月に訪れている。その時に比べ.南面も樹林が乏しくなり.斑な風景に思えた。
   ちょっと気抜けさせる風景。頂らしき頂ではなかった。
   シャクナイ尾根を詰め,抜けて馴染みの頂に立ちホッとするも.前を知る者として.何かが欠け落ちていた。

     10年振りの頂では山名標もすっきりした形に替わっていた。前回訪れた時はセントポールのような大きな山名標だったと思ふ。
   当時秩父方面の山並を見詰め.都県界尾根から北側に延びる尾根を目で綴っていたことを想いだしていた。
   その時は秩父側の眺望が悪いので伐採してしまい.裁判沙汰になったとも聞いている。

     視界は更に開かれていた。山名標の背には武甲山に大持山と小持山.妻坂峠を下り返せば右端が武川岳になる。
   山らしい山に初めて中学の終わりか.高校の初めに同級生と登った山。55年ほど前になろうか。その上に乗るのは二子山山域か?

     頂稜の周りははまだ裸林の広がる世界。
   日差しはないがそれでも春の装いはアセビだけでなく.質素な樹幹の色合いをも次第に強まり染め始めていた。

    横篶山幕岩尾根
   右手が横篶尾根.13:30

     幕岩尾根の背が石尾根の三ノ木戸山で綴る右上が六ッ石山。
   その更に背に乗るのが遠く町界尾根の大岳山と御前山。先月登った山並になる。

    三ッドッケの東峰と前回登った棒杭ノ頭
  

     棒杭ノ頭には手前に棒杭尾根があり.並行して南尾根が長尾谷へ没している。
   先月は南尾根から鳥屋戸尾根の東面.松岩尾根を下り.松伏谷から川苔山の登山道を経て林道にでている。

   長沢脊稜を西へ
     まだ冬木の山稜
   三ッドッケと板形ノ頭鞍部.13:40

     振り返る脊稜の鞍部分岐・・正面は三ッドッケ山頂へ。右手に折れれば南面の山腹道を回り込み一杯水避難小屋に直接でる。
   長沢脊稜にでて.次の目的地へ都県界尾根を西進し.カロー大滝に向かう。途中の頂稜は針葉樹以外はまだ冬木の茂みが続いていた。
   3月に比べれと天空も.樹林も.大地も.色濃さを増しているものの.土壌は乾燥し本来の春の兆しはもう少しのところで留まっている。

    板形ノ頭
   左奥の茂みが板形ノ頭.その板形尾根を下る.13:14

     頂稜にでてもハイカーと擦れ違うことはなかった。長閑な筈の脊稜も何か物寂しい。今日は板形ノ頭までの通過地点でしかなかいが。
   御前中の日差しも何処へやら.曇天になり又薄日が差すも.午後の日差しと比べ弱い。はやくも春先の勢いはなくしてしまった脊稜になっていた。
   荒天になることはないが日没絡みに.まだ半分の行程が残されている。

     細久保橋から天目山林道に入り秩父グミの滝
     三ッドッケシャクナン尾根から長沢脊稜へ・・猛烈な小バエ
     中段歩道からカロー滝を経て横篶山西面水平歩道