360号鉄塔から綱子川右岸尾根を下り.里は峯山越えで舟久保集落を選び
      鉄塔基部からは峯山を越え.右岸尾根末端の参道を綴り.舟久保集落へ.十一面観音に降りて下山・・雛鶴姫の悲話

    奥牧野から綱子川左岸尾根,綱子峠・356号鉄塔
    基部から平野峠と右岸尾根360号鉄塔
    基部から峯山越え舟久保地区・・里山と山村風景・逃げた雛鶴姫の道・舟久保集落
    舟久保から里道を綴りjr藤野駅

   綱子川両岸尾根
   基部より西面を望む.13:46
    中央が大室山.左脇が舟山

     綱子川右岸尾根の360号基部に立つ。谷間に建つ359号鉄塔が大きく望まれる。
   綱子川に渡り.左岸尾根に聳える入道丸の肩に建つ356号鉄塔基部を午前中は立ち.越えてきた送電線佐久間東幹線。

    綱子川左岸尾根1
   手前は右岸尾根

     入道丸と肩の送電線鉄塔.右手の窪みが十字に交差する綱子峠。右上が554m点コブ.
   綱子大川原林道へ下りる峠路は.554m点コブから延びる手前の尾根を横切りながら下っている。
   尾根末端辺りに357号鉄塔があり.河原でジープの廃車を見て下っている。鉄塔巡視路と共有していた。

    綱子川左岸尾根2
  

     綱子川左岸尾根は554m点コブと550m圏コブを経て円錐形に500m圏コブ。右下に下り返し大平山にでる。・・午前中のルート
   550m圏コブと500m圏コブの背に望めるのが安寺沢左岸尾根に聳える井戸沢ノ頭と金剛山。右上が前道志連山.・・前回のルート

    石老山と石砂山
   基部より東北東の風景
    東面は丘陵が主体になり大らかな広がりを見せ始めている。右上が361号鉄塔

     石砂山の山麓は相模湖CC.その手前の谷間が川上川。川沿いには県道76号が通り.「やまなみ温泉」と「道志みち」とを結んでいる。
   昼前後から南風が大分強く吹くようなった。日陰はやや肌寒いが.日当たりは眩い明るさに満ちている。

   お気に入りなった青葉被う小径.13:52

    改めて望む数年前に登った峯山は小さな里山だが.遠く尾根伝いに下りた一部分が覗められた。
   街道からの展望・・2019.01.11/15:14

      改めて望む数年前に登った峯山は小さな里山だが.遠く尾根伝いに下りた一部分が覗められた。
    当時は峯山越えで.舟久保から秋山川沿いに下り.j日連大橋を渡りjr藤野駅へ下りている。

     イタドリ沢ノ頭から下り甲州街道にでて右折. 藤野へと相模湖を遡り.日連大橋を見下ろしての風景。
   橋上の支流.秋山川上流に構えるのが綱子川右岸尾根に聳える中央の山は峰山570m.霞む背は袖平山。

     13:46(360号鉄塔基部):52一14:15分岐一14:38峯山:47一15:15赤い桟橋一15:17(414m点)
     一15:35林道終点一15:48舟久保.十一面観音.

    林道綱子線へでる北側の分岐
   鉄塔基部を挟み南北両側にある作業道,360m.14:07

    綱子線
     共に短い距離で舗装された林道綱子線に降りられる。右手に林道を下れば林道綱子大川原線にでて.
   綱子から綱子峠路を越え安寺沢へ。又左に折れれば綱子トンネルを潜り.県道76号線に至る。

     県道を左折すれば天神隧道から菅井.小舟.大久和へと峰山の東麓を回り込み「やまなみ温泉」へ。
   更に甲州街道藤野に至る。県道を右折すれば奥相模湖から道志みちへ。

    峯山への分岐
   14:15

     綱子林道への作業道を左に分けると直ぐ.この幾つもの先を示す道標が現れる。何処もが古峯神社への参道で綴られていた昔道。
   綱子コースはトラバースに崩壊危険があると示す赤いラインが特に道標に付け加えられていた。松浦書では峯山コースの方が分かりずらく.
   取り付きを綱子コースに変えている。2009.11

     「分岐から100mも進むと再び道標(今はない)があり.山道が変則的に交差し.右後方から山道(峯山コース)と合わさる」とある。
   距離はなく短いコース.わざわざ難路を歩く必要はないと思われた。その上は擬木階段で峯山にでている。

    峯山・・雛鶴姫が越えた里山
   古峯神社.14:38〜:50

    峯山
     峯山は小広い平頂で藤野町十五座の1つ.標高570mの低山。現地の道標は殆どが阿八峯山」と記し.
   藤野十五山だけは「峰山」とされている。平頂の峰山は古峯神社の境内にあたり.さびれた木の祠が祭られ.祭神は日本武尊。
   この神徳は社なえの3つの石塔を導く神とし.峰山を取り囲む里人の五穀豊穣を願い建立されていた。それ故参道も四方に延びている。

     本社は栃木県鹿島市草久古峯ケ原にあり.前回の山行でお参りした安寺沢左岸尾根にある金剛山と同じ。
   明治初年に建立された古峯神社が鎮守し.麓の13集落を火災から護る神として崇拝されてきた。
   例祭は昔から春秋の二季.行われていたが現在は5月3日に.一度だけ行われている。丁度3日前に参拝したことになる。

     シゲ.サカイ.ナシの大小が小さな森を成し.ツメの急斜面をジグザグに擬階段が造られ頂まで生い茂げられてる。ここからは分らぬが天辺は
   刈り残された坊主頭の山だった。山体のあらかたは雑木・灌木が覆うその一方で.一つまみほどの常緑林の植林が頂部に群れている。

     その緑との案配が遠方から望むと尖がった頂は尖ッ突きが「チョンマゲ」の部分に似てよく眺められていた。
   今朝.奥牧野から綱子川左岸尾根を末端から登り.開けた台地からはこの特徴ある頂は暫く眺めていた。側面から見上げている形でなるほどと頷くいている。

    雛鶴姫の悲話
     麓の四方の集落から参拝できるように小舟(こぶね).綱子.管井.大久和(おおぐわ)からは4本の参道がが峰山に古くから通じていた。
   雛鶴姫にまつわる悲話は峯山越えとして.この地方に残されている。建武二年.1335年に.護良(もりなが)親王は鎌倉の土牢で殺害された。

     個室の雛鶴姫は子を宿したまま裏街道を追われるよう京都を目指した。裏街道にも追撃の手が及んだためが峯山越えをすることを決意している。
   青山(津久井)から牧馬(まきめ)―石砂―小舟―峯山―舟久保―奥牧野―秋山の無生野に着くと姫は病に倒れ.村人の手で丁寧に葬られた。
   という伝説がある。・・「新バリエイションハイキング」松浦本より.

   道志トンネルの両隧道口に雛鶴神社が共に建立され祭られている。この「ひなづる街道」ともいうべきコースをたどり.舟久保の集落に下りることにした。

    裏丹沢山塊と道志主稜
   峯山より南西方面

     石祠の裏側からは樹海が途切れ.今回のルートを振り返るには丁度よい展望が開かれていた。
   反面,北東面は石砂山に石老山が重なり眺められるも.南高尾山稜までの高原台地を思わす山並みは私には未知の山域になっている。

     背稜の左手から頂稜を綴ると,大笄(おおこうげ).小笄.犬越路.そして中央の大室山と加入道山。
   右手の窪みが厳道峠.その間にある富嶽は望めず。道志山稜に登り.御牧戸山(鳥井立).赤鞍ケ岳(朝日岳).菜畑山.今倉山。

     中央遠く霞む大室山.その手前に馬の背のよう連なる尾根が綱子川右岸尾根。その左脇の丸い鉢形がピストンした舟山。
   中央正面が平野峠から繋がる綱子川左岸尾根.今朝この県界尾根を尾根末端から詰めている。

     右手の尾根は厳道峠からの安寺沢左岸尾根。頂稜の大きなクビレが厳道峠で.右上が御牧戸山になる。先月は尾根沿いに大タギレを下り返し.
   阿夫利山を経て.左岸尾根を末端まで下りている。そして県境にあたりの山麓の交通の便の複雑さを知らされた。

    桜井の南面集落
   頂から北西方面を望む
    神田木沢右岸尾根に乗る前道志,矢平山。右上が高柄山.その上に大きく朧に扇山が望まれていた。

    石老山702mと572m点コブ.石砂山578m
   左景・・峯山より東面
    背は石老山から高塚山675m.右手に延びて.南高尾山陵。連なる鉄塔は津久井地区から延びる送電線新多摩線.

    石砂山の東麓と道志川流域
   右景
    新奥多摩線と中央の谷間が相模川に流入する篠原川で.手前右手の鉄塔群は佐久間東幹線。

   頂の肩にあった3つの石塔.14:51

     峯山から大鐘に向う参道に入ると風神.竜神.水神(風狛.諸大竜王.両神)の3つの石塔が安置されていた。
   自然石に刻まれた風神は珍しく.竜神は農民の降雨祈願のために.水神は近くに水の湧く所があることから祭られている。

   桟道を渡り振り返る.最後の道標.15:11

    舟久保の集落へ
     最初の道標を右手に入れば大久和の里へ。北方への尾根道に乗り大久和分岐を過ぎ.北東に向かうようなる。
   そして藤野の南小学校先にバス停「やまなみ温泉」がある。

     次に「北東へ大鐘1.3k.直進の舟久保1.7k」の道標が現れた。この舟久保への参道は287m点への道を指している。
   その為一度大鐘の道に入り.直ぐ現れる鉄製の桟道を渡った所で再び分岐にでる。道標には「「↓大鐘1.1k.舟久保1.2k→」とあり.
   左に折れ舟久保への参道に入ればよい。この舟久保は十一面観音がある所を指していた。

   15.16

    414m点
   道標は読めず.15:17

    藤野さつき園へ
     右前方に相模湖CCのゴルフ場が広がり.スズタケの小径に入り.400m圏コブにでる。西方の支尾根は「藤野さつき学園」への道。
   朝方取り付いた綱子沢左岸尾根末端で渡渉せず.林道を進めば「藤野さつき園」にでられる。途中に千賀久保林道の分岐があった。
   綱子大川原林道の枝林道にでるのだろう。分岐口には「峯山の紹介」案内板が立てられていた。

   15:19

     414m点で北東の支尾根に入る小久津(おずく)への小径と分かれると小鞍部の先で左肩に小久津への道が分岐する。
   僅か先で飯綱神社があり.社前に石碑と3つの石仏が並んでいた。分岐に戻り左に折れ集落にでる。

     分岐に戻り.左に折れれば小久津の集落へ。又そのまま尾根を下り.左手に谷底を見て.下れ易い所を下る。
   そして沢底の左岸沿いを下れば小久津にでる。

   雑木の森を抜け.15:30

   15:31

   路肩参道にあった牛頭観音.15:33

    舟久保へ
     西の支尾根411m点からスズタケの茂る北西の支尾根を進んでゆくと牛頭観音があり.その左手の山径を辿るとすっきり切り開かれた林道にでる。
   丁度林道終点にでて南側に回り込んだ地点。道志の山並みが広がりを見せ.この支林道は綱子大川原林道と繋がっている。

    焼山から黍殻山.袖平山
   林道にでて.15:37

     林道に入ると舟久保地区を南北に抜ける本線と集落内で繋がれていた。このまま,小尾根を最後まで下れば60mほど先で本線の側壁に突き当たる。
   右手下の長い石階段を下れば舟久保集落の入口に建つ.十一面観音前にでた。このルートは地形図「大室山」には表示されていなかった。
   ただ国土地理院の地図閲覧サービスには側壁の階段と上まで示されていた。

     今回の山行は全体的に言えることだが登山道なり.参道と言葉はよいものの.危険なコースと言うより道標等の設置が少ない山道。
   山慣れしないハイカーには道が何処に続くのか不安を募らす危険があるようだった。参道は昔からの幾つものコースが分かれて作られている。
   又登りはよいが下るとなると枝尾根との絡み多く.参道もおぼつかなくなっている。

    対岸は綱子川左岸尾根
   林道終点より綱子川を隔て.15:35
    左岸尾根・・510m三角点峰.490m圏コブ.416m点コブ
    右上は安寺沢左岸尾根になる。その上に聳えるのは阿夫利山と金剛山。左上は袖平山.

    前道志端.3つの尾根末端
   右上奥は金山川右岸尾根

     奥側より安寺沢左岸尾根.井戸沢ノ頭から北東に延びる尾根の末端。
   中段は井戸沢ノ頭から金剛山北尾根に至る尾根末端。
   手前は今朝.綱子川を渡渉して入山している。416m点コブから落ちる綱子川左岸尾根の末端。

   右岸尾根の末端から見下ろした展望
     道志桜井.富岡地区
   前道志・・矢平山,旧大地峠,高柄山
    神田木沢右岸尾根と金山川右岸尾根。右側から手前に繋がる谷間沿いに県境(上野原市と相模原市)がある。

     舟久保地区
   15:40
    左側の谷間がに秋山川と県境線が横断している。

   舟久保の集落口
   綱子大川原林道の側壁を降りる.15:48
    前方が県道517号.「舟久保入口」バス停へ.斜め左後方が十一観音

     舟久保への里道. 側壁の落差高い石階段を下り.十一面観音の斜め前にでたのが15時48分。
   少し早足で下るも「舟久保」バス停.15時32分発の路線バスには間に合わなかった。林道にでて.十一面観音前の民家の庭先で洗顔をお願いした。

     入道丸でハイカーに遇って以来.下山して今日2度目の出会いになる。親子勢ぞろいで庭先の雑草をむしり取っていた。それはかなりの量になる。
   主人からバス停はあるが暫くバス便はないと云われた。「やまなみ温泉」からの道にでてば別の便があるだろうと伝え,別れる。

     奥牧野から綱子川左岸尾根,綱子峠・356号鉄塔
     基部から平野峠と右岸尾根360号鉄塔
     基部から峯山越え舟久保地区・・里山と山村風景・逃げた雛鶴姫の道・舟久保集落
     舟久保から里道を綴りjr藤野駅