石楠花新道・・大ダオから徳和川東奥山窪へ
     石楠花新道を綴り.大ダオから東奥山窪を下る。徳和林道から乾徳山登山口バス停へ.氾濫する赤テープで気落ちし楽な結末を迎える。

   大弛峠から北奥千丈岳.奥千丈岳と白檜平
   白檜平からゴトメキ・トサカ・大ダオ
   東奥山窪を下り徳和林道を経て徳和・・目立ち過ぎる目障りな赤テープ.右岸は鳥ノ尾根

    東奥山窪・・徳和川奥山窪概略図
   大ダオから徳和の谷間を見下ろす.13:25

     左手は乾徳山の南裾になり.手前の尾根に旧松霞林道が通つている。右奥が北奥千丈岳から延びる鳥ノ尾根の末端尾根の
   東御殿.大久保山.杣口山。中央手前の白い部分は徳和の採石場。乾徳山登山口バス停にでれば西側400m程にあり.ここまで来れば里にでる。

    東奥山窪
     この渓谷は2012年9月に徳和から道満尾根を詰め.乾徳山の頂から甲府盆地を取り囲む山並の遠望し楽しんでいた。
   その後.北側の苔むしる森を詰め.笠盛山の露岩した岩場にでて.足元に見下ろされてたのが東奥山窪の谷間。

     沢沿いの神秘的な樹冠満る景色を1つの画像として脳裏に残され忘れられられぬものになっていた。
   黒金山へ登りつつ.薄暗い沢溝に流れに強い印象を覚えている。何時か渓谷に踏み込みたい気持ちを募らせていた。

     当時は牛首の南東尾根から笛吹川沿いの天科に下りている。それも最終バスに10分の差.速足でも届かず.タクシーを拾っている。
   その折.水ノタル(松霞新道分岐)で.南東尾根伝いに下れるルートを知っていれさえすれば.徳和川の右俣.東奥山窪に下りた筈である。
   そのことを想いだし.今回は東奥山窪の本谷に下ることが現実のものになった。

   東奥山窪源流を下降.13:43

    大ダオから東奥山窪下降
     13:23大ダオ:40一14:18水場一14:25松霞新道分岐一14:40右岸高巻き一15:05堰堤手前一15:11林道終点
     一15:41林道ゲート一16:15乾徳山登山口bs:16.
    大ダオ
   大ダオから1本の踏み跡を下り振り返る.13:44

    東奥山窪
   源流の林層の境.13:46

    東奥山窪へ下降
     徳和への下山路は大ダワから南面のクマザサの中を東奥山窪に向かい下っている。荒れた河原と所どころ残っている木馬道を辿る。
   下り始めは踏み跡が2つの分かれ.左岸沿いを歩き.沢の音を聞き右岸へ寄っている。左手に入り一度.「⇔」の赤字の小さな道標を足元に見ていた。
   確信した踏み跡を下るがその内カールの踏み跡がが分からなくなり.中央の倒木を避けては歩き易い所を綴り下っている。

     左岸の小さな笹原で一度.踏み跡らしきを見付けるも直ぐ見失い.下り易そうな所を探り降り最初の流水の水場にでている。
   水量は少ない。本来は沢沿いを歩き.沢の浮岩を飛び越えて右岸へ進む所.そのまま右岸沿いにでていた。

     河原歩きになると再び左岸へ沢身の岩々を渡っている。その渡りを繰り返し.右岸の中州から高巻き.左岸にでて.
   旧馬車道跡にでて砂防堰堤に至る。2つの続く堰堤を左岸に巻いて林道の終点にでた。ここ水場.山ノ神からは迷うことはなかった。
   昨年度.これでもかと多くのピンクのテープが付けられている。今山行中で一番煩く.テープが多過ぎ却って飽きる場所になっている。

   山の神.水場.14:18

   東奥山窪本流.14:21

   水量が多くなる.中央に丸太3本橋あり.14:24

   上のスナップ左脇の道標.14:25

     水流の強い本流にでると左岸から延びる南東尾根の末端にでる。
   旺文社の山と高原.1976年版「金峰山・甲武信」によると大ダオから大南窪への登山道。以外に古い登山道で.
   ここから松霞(しょうか)新道が綴られている。乾徳山北側の水ノコルから国師ケ原への下山道は乾徳山北部のコルと結ばれている。

    貴重な道標
     山ノ神からは真新しいピンクテープが道筋に付けられ.次第に多く現れるようなる。それと同時.古くから綴られた道標は整理され.抹消されたらしい。
   昔はよくあった円形の番号付き道標Mが幾つもあったと思われる。ただ残念ながら撤収され.無愛想に丸い針金のリンクだけが
   吊るされ残されていた。「黒金山頂〜大ダオ〜乾徳山登山口1〜25」の丸プレート「14」に当たる所か?

     前調べで2015年10月のpiste氏の紀行文にはK.L.M.N.O.飛んでP.Qの7枚の登坂プレートが記録として写真に残されている。
   恐らく60年ほど前の第2次登山ブーム頃の道標と思われる。全てがなくなっていた。綴りに欠損があっても.山道としての印になっている。
   昔の貴重な道標は意識的に失われたのでは。それなのに何故赤テープが沢沿いと云うことで雑に無意識に多く付けられていた。

     数年前,乾徳山から黒金山へ.牛首を経て青笹へ抜けている。そのコースにも同様の標識があった。それもなくなっているのだろうか?
   下流に下るにつれ.処分した割に多過ぎるピンクのテープ。先の先.更に先が分かるほど付けられていた。道しるべに助かるも.更に自然の姿として壊されている。

     本流に沿い下れば間違えることはなかった。又濡れるだけで危険な所は殆どなかった。常に先2.3本のテープを見付け下るより.
   沢の流心を探りながら下った方が面白かろう。橋のなかった沢に3つの丸太橋が新たに架けられている。
   折角の感謝が何か.テープが多いと云うだけで台無しになってしまったようだった。

   14:27

   右岸の木馬道らしき高巻き帯.14:40

   左岸への渡渉地点.14:44

     うかつにもここで左足は浮石の間の流水に没している。咄嗟に上げスパッツが利いていたのか内側は濡れずに助かっていた。
   左岸に渡りRの丸プレートに「←徳和.黒倉山→」が有ったと思われたが撤収されていた。
   ここから15分ほどで砂防堰堤手前の「お願い」の看板にでる。

   14:49

   新しい3本目の木橋.15:00

   木馬道にでて右俣.最奥の砂防堰堤と看板を抜ける.15:05

    林道終点1270m
   ブヨ多し.堰堤2基を越し林道へ.15:11
    堰堤を越えると徳和川に沿って堰堤工事用道路を下れば徳和林道からゲートにでる。

    鳥ノ尾根・・小石ゼン.大久保山.大久保峠.杣口山
   徳和渓谷遊歩道口より.15:17

    徳和からの大鳥山
     東奥山窪と西奥山窪の出合から西奥山窪に沿って.夢窓峡遊歩道があった。距離500mほど.
   現在は西奥山窪左岸沿いの徳和渓谷遊歩道を散策すると幾つのも滝が落ち釜を抱き.涼しい渓谷を鑑賞できるようだ。
   その終点から道があったような不明瞭になり.正面の堰堤1280mから右上に築かれた林道へ。1500mでお経窪と三枚窪との二俣にでる。

     唯一のブルキの道標「←大鳥.国師→」がここだけに示されている。大鳥側には「×・不明瞭道は大丸戸方面へ」と
   加えられ薄く読めず。その右脇に小屋がある。先はお経窪左岸側を歩いた方がよいらしい。最後の二俣1590mから枝沢に入り
   源頭の雰囲気はよいとのこと。コルに気に付かず大鳥山1855mにでている。

     オソバ沢登山口から1時間で遊歩道終点.更に2時間半で大鳥山にでる。・・ヤマレコ.sawahiko氏より.
   ここから鳥ノ尾根を北上し大丸戸尾根から柳平へ下るのも面白かろう。晩秋に乙女高原と結ぶ案はどうだろうか。

   一般車通行止めの徳和林道.支線ゲート.15:41

    林道徳和線
     県営林道徳和線の支線ゲートにでる。更にこのゲート脇からも徳和渓谷へ降りる遊歩道口があった。
   直ぐ先で左手から合流する本線は将来.三富川浦広瀬(R140号)と結ばれる実行計画の路線。ただ途中2ケ所はまだ大規模に途切れている。

     途切れた林道は乾徳山道満尾根上の半ばで乾徳山(南)林道と繋げられていた。入山してここだけを一見すると繋がる林道がない為.
   不思議なカーブ地点を描き.三富下釜口(R140)とに結ばれている。上流側の釜口にある大平牧場から乾徳山の東側を廻って.
   再び赤ノ浦川を横断する所で途切れ.広瀬湖.左山腹を横切る(南)林道の終点と結ばれる。

    長尾ノ滝
   徳和林道より.15:45

    鳥ノ尾根.大久保山
   徳和川.徳和集落より.16:09

    大久保山
     見上げる大久保山は大ダオからも見下ろされる御料局三角点の標石がある平頂1323m。周りは雑木に囲まれ眺望はない。
   手前の小石ゼン1380mにはツガ.ヒノキの黒木が十数本あるが展望はよく.乾徳山をはじめ笛吹川東側の三窪高原・日川尾根などが眺められるらしい。

     大久保山から町村界尾根を下れば大久保峠にでる。峠上には徳和と乙ケ妻を結ぶ林道塩平徳和線が通り.
   両方から登るもまだ結ばれず途切れている。乙ケ妻は朝方.柳平塩山線に入ってからの最初の集落。

     山を振り返り.2週間続けてゴトメキに通うには新鮮さを失い.デマンドタクシーの予約を取り消している。
   季節を変え改めて挑むことにした。その時は大弛小屋で仮眠せねばならぬ事態になるかも。

    鳥ノ尾根末端
   杣口山の右下が大久保峠.16:08
 
     この林道徳和線は集落内で林道塩平徳和線と結ばれ.バス停の手前で県道乾徳山線.295号線とも結ばれている。
   乾徳山線を下ると雁坂みち・秩父往還から三富の上にでて塩山盆地に下りている。
   谷間奥の小さな山々は鈴庫山から派生する滑沢山を越えた尾根末端の小倉山。

   徳和.乾徳山登山口バス停.16:15

     16:13乾徳山登山口bs.¥650. 16:15=16:38jr塩山.南口.臨時ホリデー快速「山梨号ビユー」17:05=18:58新宿=19:05お茶ノ水.
    徳和
     林道を抜け鱒の養殖所を右手に見ると集落に入る。犬を散歩させ.器用に大きな灼で糞を処分する地元の人と出会った。
   右手頭上に連なる鳥ノ尾根の末端に聳える大久保山と大久保峠。彼から説明を受け確認し.改めて登らなければならぬ尾根と自信を強めていた。

     乾徳山へ続く道路が左手から合わさると十数人のハイカーが屯する乾徳山登山口バス停に着く。路線バスは後.2分で来ると云う。
   塩山行16時8分発の山梨交通の最終バスに間に合った。昨年付けられた東奥山窪沿いのテープ類がなければ間違いなく遅れていた。
   その後の山梨市駅行の山梨市営バスは最終16時51分発。

     東奥山窪からの下りは期待とは外れ.探りながら下ることはなかった。残念だったが乗物の運だけはよかったのかも?
   復路は乾徳山線に6.7人の乗客が立つ。久し振りその中に私がいた。その後は臨時のホリディー山梨号に乗車した。

   6/7日.気象庁は四国・中国から東海・関東甲信越地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表。平均5日ほどの周期で梅雨明けは平年7/21日

   今回の地形図
   地形図「金峰山」「川浦」.山と高原2012「金峰山・甲武信」.zzz167石楠花新道.東奥山窪.・・スカパ登山靴.31487歩強
   栄和交通.予約申し込み・・0120-26-2344(前日午前中で締切)

     大弛峠から北奥千丈岳.奥千丈岳と白檜平
     白檜平からゴトメキ・トサカ・大ダオ
     東奥山窪を下り林道を経て徳和集落・・目立ち過ぎる目障りな赤テープ・右岸は鳥ノ尾根