・・笹尾根鞘口山周辺Top
  大岳山西尾根のドバノ岩山からクロノ尾山にでて.中尾根の左側肩からクロノ尾沢右岸尾根を下る。
    大ダワを越え中尾根に入り.大群ノ山ノ神からクロノ尾沢右岸尾根―赤井沢からは鋸山林道に乗りクドレ沢出合に戻っている

   神戸岩にでて.ドバノ岩山クドレ沢右岸尾根からドバイ岩山
   大ダワからクロノ尾山中尾根クロノ沢右岸尾根を下り.赤井沢神社付近に降り.神戸岩隧道から戻る・・GSIの2つの赤井沢の祠?

    ドバノ岩山北面の残雪
   登山道に降りる北西面から振り返る.12:04
    頂から左に回り込めば海沢園方面から井戸沢尾根が突き上げている。

      ドバノ岩山からクロノ尾沢右岸尾根
    11:57トバイ岩山一12:37大ダワ一12:45昼食13:00一13:56鞘口山一14:27クロノ尾山一14:53山ノ神一15:54赤井沢橋
    一16:08神戸岩隧道一16:27神戸岩入口bs.

   登山道に出てからは残り雪を踏む.12:07

    御前山
   分かりずらいが手前に重なるクロノ尾山.12:13
    御前山湯久保尾根とシダクラ沢右岸尾根

    鞘口山九竜山江戸小屋尾根
   背は石尾根.12:21

    三ノ沢尾根
     中ノ岩山1107mを小さく登り返すとオキノ岩山にでる。オキノ岩山に突き上げる海沢林道からの三ノ沢尾根はアプローチが長い。
   割りには簡単に登り終え,拍子抜けするらしい。取付きは海沢隧道を抜け.せみ橋.坂本橋を渡ると送水ホースが海沢を斜めに横切り.
   その約100m先にガードレールに切れ目があり.手前のレールには赤と黄色のテープが巻かれている。これが目印になった。

     オキノ岩山より大ダワへ下る登山道.
   足元の残り雪も解け陽溜まりに変わる縦走路を歩む。尾根筋を覆う低木の裸林に照り付ける日差しが柔らかい。
   風もなく暖かいぬくこみが春の兆しを示している。枝木を染める木肌も冬木から目覚める色合いは若干染まり始めたようだ。

    大ダワ
   左奥に鋸山林道のゲートあり.12:37
    大ダワより北側(右)の鋸山林道大沢入線は通行可

     再び山登りを始めた2007年頃,東京近郊の山へと奥多摩を目指すも.子供達と来ただけで殆ど知らぬ山域だった。
   川苔山で教わった奥多摩三山.向かいの山が御前山だった。間を開けず奥多摩駅から鋸尾根を詰めここ大ダワにでている。
   丸太の避難小屋が立ち.林道にはマイカーが乗り着くけられ.小屋の前が駐車場だった。こんな便利な所はないと痛感したことを覚えている。

    御前山
   手前右手は鞘口山九竜山江戸小屋尾根.12:42
    背は惣岳山シダラ沢右岸尾根と重なる左岸尾根

     大ダワの峠路は日当たりが良かったが脇にトイレがあり.昼食を摂る雰囲気ではなかった。トイレの裏方から再び登山道に入る。
   林道大沢入線に入る大ダワ迂回路を右に分け.石積のある空き地で大休止する。手前の空地には夫婦連れが食事を摂っている。
   日当たりの良いベンチが直ぐ上にあると聞くも,既に陰り気味。戻って石積みの上段空地を陣取ることにした。

   大ダワ越をした石積み上で昼食タイム.13:00〜:25

     炊事は今回もラーメンだが味噌味に変えている。
   ナベに450ccの水を入れ.湧き始めると麺にキャベツ.ネギ.豚肉を加え.2種類のスープを足し.卵を落とせば出来上がる。
   熱過ぎ.少し冷めるまで残り半分のバナナを先に食べている。・・中華三味.広東風醤油拉麺・・XO醤とオイスターソースの旨み(明星食品).

    江戸小屋山と九竜山
   背は石尾根三ノ木戸山.13:24

   残り雪と熊笹が蒼さを増していた.13:27

   全面に氷る斜面.13:47

     見た目は如何という斜面でないが氷りついた斜面。斑な残り雪の間には透けて地面が覗ける危ないツルツルの氷が秘めている。
   もう食事も終え長閑な昼下がりだが氷化は緩むどころか.足を乗せるだけで滑ること滑ること。油断は禁物だった。気を抜くとズリ落ちる。
   所々にツァケの穴が開けられていた。軽アイゼンを履けば楽だが短い距離. 無精して我慢している。その気持ちと裏腹に以外と山径は長かった。

   幾らか生いだした熊笹の緑と雪白さがよい.13:50

    鞘口山
   林班界標「奥多摩区分−63」.13:56

     鞘口山1142mの頂は植林に覆われ展望は得られぬ小さなコブ。北側に向き道標が立ち.反対側には林班界標
   「奥多摩区分−63」と向き合っている。「太郎指ノ峰.大平ノ峰」とも云われている。

     その奥北側に延びるのが.多摩川小留浦に没する九竜山江戸小屋尾根。jr奥多摩駅前広場からよく見える山だった。
   残雪期には終着駅.奥多摩駅に降りるなり.山の残雪状況を知る為.常に最初にこの山並を見上げていた。

     又以前.この尾根を奥多摩病院の裏手から取付いたのは残雪期ではなく.アルプスに入る猛暑のトレーイング。鞘口山に立ち.大岳山.御岳山から
   大汗で日の出山北尾根を降りている。この時は軽い熱中症に罹り.御嶽駅ホームから待ちどうし.冷房の利いた車内にく車内に感謝して飛び込でいる。

    シダラ沢右岸尾根と栃寄沢
   左景・・14:18

    栃寄沢と鞘口山
   右景・・遠方は三ノ木戸山.14:20
    鞘口山は栃寄沢上流部のサイクチ沢の頂点に位置し.付近の地形が狭く切れ落ちていることから.刀の鞘口になぞられている。

    クロノ尾山1479mm
   道標の裏,右脇が中尾根の取付き地点.14:27

     この小さな頂も展望はない。道標の左脇にベンチがあった。10年も前になるだどうか? 過ってカタクリの群生を見に訪れている。
   当時団体登山大会が催され向かい合わせになり.頂から降りてきた高校生達が間を空けては現れて「どうぞ!どうぞ!」と誘う声。
   仕方なく止まらず頑張るが待つ列はその都度長く.休められず。感謝せなばならぬ雰囲気の特訓を受けていた。懐かしく想い出していた。

     又このクロノ尾山の山名にはちょっと悲しい伝説が残されていた。
   逸話によると「クロという犬が熊に襲われ与助が助けたけれど.その時の尻尾に受けた傷がもとで死んでしまった。
   裏庭に埋めたら大きな山になったとさ。」

    クロノ尾山中尾根下降
   下りは延々と植林帯が続く.14:40
    以前中尾根を途中まで下るも.今回は末端まで下るで.クロノ尾山から南東に延びて赤井沢と水野ノ戸沢との合流部に没する尾根が中尾根になる。

     道標の右奥に赤テープを確認し.頂から直接幅広い南尾根の檜の植林帯に入る。結構赤テープのマーキングは多い。尾根筋は次第に
   狭まるわけでもなく.更に大らかな曲線を描く尾根になった。樹間も広く明るい尾根.程よい傾斜が続き小石混ざるも歩き易い。

   尾根筋に凛々しく立つモミの木その1本.14:44

    町界尾根
   山ノ神手前で左手に望む.14:47
    オキ岩山.中岩山.トバノ岩山.若宮ノ頭.大岳山

     踏み跡は尾根筋を忠実に辿る。間を開け続け.3本のストレートに延びる凛々しいモミの大木を過ぎると左手は林相の境になる。
   そこから樹間越に大岳山から回り込んできた町界尾根が望まれた。大岳山を頂点に幾つもの小コブは岩山。

    大群ノ山の神
   確りした石座に祀られた木祠990m.14:53

   親子3匹ずつの対の狛犬

    6体の狛犬(親子狼)
     木祠のある真新しい石座の前に.珍しい2対4体の犬の狛犬が置かれていた。比べると別に作られた感がし.前列の方が古いか? 
   風袋から見ると後列の小連れの方が新しく加えられたと思われた。それでも古いが。

     似たような狛犬の集合体は大ノ戸沢を隔てた隣りの湯久保尾根にもある。
   840m分岐を分けた南側に「前御前さま」と親しまれている鑾野御前神社(ばんの)に祀られている。
   立木の下に木祠があり.その左右に2匹の狼が向かい.下壇には4匹の子供達の石像が並び和やかさな雰囲気に包まれてた。

     極端に違う珍しい狛犬としては以前,大岳山サルギ尾根末端に建立する養沢神社。
   狛犬が2対つつ離れた4体の姿で祀られているのを見たことがある。ただここのような優しい感じではなく.対の狛龍。

     3年前の師走に訪れた養沢神社の記録によると「鳥居を潜ると,まず大きな龍像が対をなし.本殿を向き背を向けている姿に驚かされた。
   鳥居を潜り改めて振り返ると2つの龍像は左手が吽形・・滝壷から駆け登る雌龍。右手が口を開いた阿形。
   岩上の雷雲(稲妻)を呼ぶ雄龍で見上げていた。

     その奥に拝殿があり.その前の対の狛犬は鳥居を向き平常通りに構えている。山での安全をお願いし参拝した。」とある。
   又面白いことに赤井沢の上流に祀られている阿迦井澤神社の狛犬は左右ともに口を開けている。阿吽ではなく阿阿. 何故だろう。

    クロノ尾沢右岸尾根の取付き
   中尾根を分け.東方に延びる尾根へ.14:57

     山ノ神からは南東に延びる尾根を下ることは直前まで分かっていた。それなのに直進し東肩に延びる尾根に誘われ入っていた。
   左手に最後になるだろう町界尾根を望み.普段ならそれこそ可笑しいと戻る筈が.好奇心に満ち.南東方面の中尾根を分けている。
   小社の脇に赤テープを見付け.クロノ尾沢右岸尾根を下る。

    町界尾根
   クロノ尾沢右岸尾根に乗る.14:59
    中岩山.トバノ岩山.大岳山
          
    クロノ尾沢右岸尾根
   15:01
    尾根幅は更に広がる林相の境.左手北面の谷間は残雪に覆われる。これでもかと念を押され.ルートの違いが判る筈だが無視していた。

   尾根筋は北東から東北東へ.15:04

    クロノ尾山東尾根
     この尾根の左手側がクロノ尾沢. その対岸がクロノ尾山東尾根(左岸尾根)に当る。鋸山林道から支線赤井沢林道の入口には
   「通行止」の看板と鞍掛けがあり.ダートに入ると右手からは藪絡みの廃道が合わさり「育林道」とある。

     放置されたトラックがあり.550m先の斜面に「第2回森林のまつり記念植樹」の木柱が立てられていた。
   ここが取り付きで右から支尾根を合わせれば平坦に。1000〜1050m間は露岩に急登.植林が主体となるとクロノ尾山の頂.北東寄りにでる。
   ルート的には面白そうだが林道歩きが長いのが難点だった。

   930m付近から下流側の山腹へトラバースが続く.15:22

     930m付近で尾根が北東に向かい可笑しいと気が付く。左側の谷間はクロノ尾沢.左前方には枝尾根を落としている。
   小社まで戻るべきだった。ただここで1つの案が頭にひらめいている。

     中尾根はほぼ植林帯の中を終わりまで綴っていた。まだ半ばの行程だが今までの径路を考えると殆ど末端まで.
   同じような感じの尾根筋になろう。又朝方登ったクドレ沢右岸尾根も単純で変化の乏しい樹林帯が続いていた。拍子抜けして頂にでている。
   クロノ尾沢右岸尾根としては短いが地形的には幾らか.尾根幅が狭まり.ルートとしては違った地形的な変化が楽しめるのでは。

     踏み跡はある。ただ更に薄くなり失う恐れは強い。浅い踏み跡を探ると山腹を巻き込むよう斜め下に南下し始めていた。
   又朝方はクドレ沢右岸尾根を詰める前に.少し林道を遡り赤井沢中流に落ちる尾根筋を見定めている。
   側壁は右岸沿いに多く.左岸は土壁に。何とも言えぬが林道に降り得る確信を持ち下山を決めている。

   急斜面の荒れた露岩帯を縫い下る.15:36

     830m付近で浅い踏み跡は緩い下りで山腹をトラバースしていた。枝沢の源流を回り込んでいるようだ。
   緩やかに斜下し尾根を下り始めると露石混ざりで歩き難くなる。そして下るにつれ更に露岩は大きさを増し.先を隔てるようなった。

   樹林の先の明るい所は赤井沢.15:44

     尾根末端が近づき,やや確りした踏み跡を横断する。上流側に下っているようだが鋸山林道の上部ではつまらぬと
   尾根末端の南端に下りることにした。その為にも末端の崖場は逃れなければ。

     露岩は更に目立つほど大きくなり.先は崖が交わり塞がれるようなる。その間を縫い枝沢の本流を渡り.右岸のヘチを下降した。
   既に踏み跡はなくなっている。更に斜下し南側に下ろうと思うも林道の側壁の程度が見定められず.
   右岸沿いに戻るよう下流に向い下り直している。

    赤井沢縁手前の斜面
     枝沢の右岸に一度渡り右斜面を斜めに降りてきたが切りがなく.薄い踏み跡も途切れがちで露岩を縫うよう下った。
   そして諦め谷底に下る積りで.下れそうなルートを探り続けている。足元の枝沢を見下ろすと露岩混ざりで急激に落ち込んでいる。

     それから枝沢のヘチにでて20mほど下った所で降りれそうな場所を見付け.足を止めると斜め前の立木に赤テープを見付けた。
   久し振り,偶然の赤テープは沢底へ下るルートを示していた。枝沢を越えた先は赤井沢の本流だろう。
   樹林の先に帯のよに広がる河原か? 明るい緩やかな大地が広がりを見せていた。

    赤井沢
   クロノ尾沢1つ南側の枝沢より.15:46
    赤井沢左岸沿いの鋸山林道

     尾根末端取付きはこの枝沢の出合になる。左岸から出合を見下ろすと.ここからははっきりした3本の踏む跡が見付けられた。
   ただ2本は下るのに足場の背丈が届かず諦めている。3本目で如何にか這い降りられた。赤井沢を飛び石伝いに渡ると
   本流左岸に林道神戸線がカーブを描き現れる。

   枝沢出合真下の枝尾根末端にでる.15:48

    水源かん養保安林.その2
   赤丸が林道の現在地点.15:54

    水源かん養保護林図
     出合から左上流側の林道に白い大きな看板を見る。赤井沢橋南詰脇に「水源かん養保護林図」が立てられ.現地点が赤く示されていた。
   右下の沢は山ノ神沢だろう。橋を渡った直ぐ右の踏み跡が山ノ神沢右岸尾根の取付きになる。突き上げる縦走路は町界尾根の1120m圏。

     地図を読むと直ぐ出合下に.今降りてきた枝沢の出合が記されていた。
   赤井沢林道を起点から辿るとクロノ尾沢の本流の堰が終点。緑の太線の南角が中尾根の984m点コブ。大ムレノ山ノ神は北西側になる。

    下りてきた赤井沢左岸尾根
   林道の下流.次の枝沢から見上げる.15:59

    林道の上流側
     そのまま赤井沢橋から林道を進むと右に新しい林道が造られ.「1.6km」のポイントから直ぐ赤井沢神社が右の高み奥に祀られている。
   石柱には「阿迦井澤神社.奥ノ山神」と刻まれている。左右の狛犬ともに口を開け.阿吽ではなく阿阿です。

     更に無天地橋を過ぎて赤井沢林道を分け中ノ水木橋から500m行き.林道がUターンする所で山腹道が分岐する。
   山腹道を南に200m進むと中ノ岩山南西尾根の取付きになる。780m. 1050m付近の岩を右寄りに巻き樹走路を横切りコブにでる。
   赤井沢神社に右背後からも取れるが没頭の斜面は間伐材が広く放置されている。

    下山のアフローチ
   下山は神戸岩隧道内を潜り西隧道口へ・・フラッシュで覗く坑内.16:08

     村道まで戻ると神戸岩の東峰の真下に朝方南口から見た神戸隧道が掘られている。下山は隧道を潜る。坑内は緩やかな曲線を描き.
   その上目が慣れないためか真っ暗闇だった。灯りはない.抗壁は荒れた自然堀の間々.短いが足場に水溜まりあり手探りのよう抜けている。

   橋東詰より五日市方面のバス停は橋上.16:28

    北秋川.神大橋・・一径間中路アーチ式.57m.
     どのルートも登降は可能,ただルートとしての距離は短い。今まで大岳山周辺を何度となく訪れている。
   その時.遠望していた各支尾根.各アプローチの中から結べそうなルートを選び今回周回した。

    大怒田山(富士見平)からの南尾根.高黒山976m
   神大橋東詰脇より.16:53

     川畔の大沢集落には檜原村郷土資料館があり.背を囲んでいるのが茅ー尾根。
   北秋川沿いの2つ目の下流側バス停「白倉」には犬嶽神社が建立されてをり.馬頭刈尾根を経て大岳山に祭られている大嶽神社への表参道がある。

     又背の小怒田ノ尾根越には千足沢コースと千足尾根コースが馬頭刈尾根に延びている。
   馬頭刈尾根には15年の師走に縦走.大岳山御坂尾根から南尾根を経て.916m峰北東尾根から三ッ合鍾乳洞に下りている。

    16:27神戸岩入口bs16:55=17:27jr武蔵五日市:44=18:01拝島:13=18:24立川6:32=19:21お茶ノ水.(遅れ)

     下山の路線バスは私一人.終点五日市駅まで一人乗車している。運転手によると臨時バスがでたとか。それでも街に入っても私一人.
   今回は拝島行の五日市線で日没17:38を迎えている。立川駅で次の中央特快に乗り換えしなかったせいか.特快.特急と列車待ちが続いた。

   地図「奥多摩湖」.登山明細図「奥多摩東編」.zzz181赤井沢流域.クロノ尾山中尾根. ハングワ皮登山靴・・27579歩
   今回の概念図

   テルモス紅茶.水500cc.300cc.ラーメン.バナナ.海苔センベイ.キンカン.アミノサン3500.アンパン
   3/1春一番.3/3今年は早く元浅草に海猫襲来.

     ドバノ岩山クドレ沢右岸尾根
     クロノ尾山中尾根.クロノ尾沢右岸尾根から赤井沢出合・・2つの赤井沢の祠?