| 椿丸の北面の流域に入る。織戸峠から富士見峠へ 織戸峠から旧歩道を探索し803m点コブ北側鞍部から上法行沢本谷を下り返し.富士見林道に乗る 上法行沢歩道では時間をロス.上流側の尾根から旧歩道へ。トラバースを断念し上法行沢の沢底へ.下流の左岸岩稜から旧歩道 熊ノ沢ノ頭南尾根から椿丸 織戸峠から富士見林道・・間違った地図と迷路 富士見峠と法行沢左岸尾根 椿丸 欅ノ丸・子ノ丸・902mの頂.11:14椿丸から織戸峠を経て富士見林道 11:14椿丸一12:06織戸峠(軽食.偵察)13:31一13:40小沢二俣一13:54尾根に乗る一13:57本流渡渉一14:14富士見林道. 展望 樹林帯の尾根筋を折れ.幅広く切り開かれた尾根伝いに登ると日が射し始め.陽溜まになった椿丸の頂は暖かい。 ここは西丹沢山域の標高1000mにも満たない頂だが目一杯に広がる北半球の展望はすこぶるよく.初めての眺めに私に感動を齎している。 東北面に開かれた伐採地跡の斜面からは法行沢出合から源流.大栂の頂稜に至る広い範囲の展望が眺められ.背に丸く重なるのが菰釣山. 目を戻すと大栂からは長く上法行沢左岸尾根が右斜め下に長く延びている。手前中央の鞍部から先がこれから目指す富士見峠になる。 更なる続くのが富士見峠からの上法行沢左岸尾根.下山するルートも見定められ.一気に展望が開かれた。 ここ頂からはこれからの行程.全のルートが望められている。大五郎のコブへと少し下ると更に菰釣山から三国山への 甲相尾根が繋がりを見せていた。世附川左俣.水ノ木沢源流の広い山並になる。 菰釣山.大栂方面の大展望 椿丸から左景.東北方へ広がる山並.11:16左端の途切れが山神峠への尾根分岐. 右下の鞍部が織戸峠. 菰釣山の左奥がブナノ沢ノ頭から続く甲相尾根。国境尾根越に御正体山が頭をもたげている。 その左手前の小さなコブは所小屋ノ頭から西丸.東丸に延びる尾根。更に大棚沢で隔てられているのが丸尾山を擁する尾根。 上法行沢左岸尾根上半・・大栂南東尾根 中景.右下が椿丸ノ沢中央右の鞍部が富士見峠 上法行沢左岸尾根に連なる中央右鞍部が富士見峠。ここから見る峠より現実は小さな小さな窪みのような峠になる。 越えて936m点峰。手前に林道が横切っている。繋がる尾根が下山予定の法行沢左岸尾根の下半. 峠上が甲相尾根のモロクボ沢ノ頭で.右手前に聳えるのが畔ケ丸。左手に延びる尾根が地蔵尾根になる。ここも尋ねなければならぬ尾根. 左端鞍部が織戸峠. 1つ手前の植林に覆われた尾根は860m圏コブから東方に派生し法行沢に没している。 菰釣山と大栂 中景の左アップ・・右上が地蔵尾根大栂南東尾根と上法行沢流域 望めた富士見峠 中景の右アップ・・背は大界木山と畔ケ丸尾根筋に囲まれた谷間には小尾根が走り.又古道の法行沢歩道が綴られている。 富士見峠へ 上法行沢左岸尾根と798m点峰との鞍部に今回目指す富士見峠が前方に大きく望まれた。 ただ現実的には小さな小さな峠だが.椿丸の頂の手下を横切るのが法行沢。左側に上法行沢流域が広がり.欠けた左端が織戸峠になる。 織戸峠からはほぼ富士見峠まで直線の面で.これから旧道を探り横切ることになる。富士見林道らしき刻みもここから見下ろされている。 富士見峠南東尾根下半 右景・・法行沢下流流域背は大又沢左岸尾根・・屏風岩山.二本杉峠.849m点峰.世附権現山。遠方は檜洞丸山稜。 手前に重なる尾根末端は法行沢中流に落ちる上法行沢左岸尾根下半の富士見峠南尾根がある。 大五郎のコブ 山神峠へと南西に延びる尾根の分岐.11:262009年ころ.取り付きの根元に焼酎「大五郎丸」の空ビンが何故か埋もれていた。その後ペットボトルが木の股に押し込まれている。 それは便宜上に目立つので分岐の目印として呼ばれていた。今はなくなっている。 又ここから先織戸峠へのルートはマダラ等ダニが多いと脅かされてた。ただスズタケは衰弱は原型をも留めぬほど衰退している。 尾根沿いは藪絡みが殆どなくなっていた。却って歩き易く見透しのよい山域になっている。 やや荒れた踏み跡らしくなる.11:26椿丸 大五郎から椿丸を振り返る.11:29尾根筋左手が登って来た熊ノ沢ノ頭南尾根になる。右手奥が椿丸南尾根. 大栂 11:34黄色い石柱平81ピーク 鹿柵沿いに910m圏小ピークを越える.11:50大栂南東尾根 左景.大栂を中央に見て.11:53左下が織戸峠.谷間は法行沢源流 中景.上法行沢左岸尾根.11:50936m点峰 右景.11:53富士見峠と上法行沢 右景アップ・・織戸峠南肩より.11:59鞍部の左側が富士見林道本線への分岐があり.右奥が富士見峠になる。過ってこの織戸峠附近は古道の上法行歩道と 下法行歩道が横切り.織戸峠は十字路になってをり.峠から小尾根を下り上法行沢の沢底を横切っていた。 頭上の蒼空.11:51朝から少しずつ雲が増え.時には陽が差し出すも灰色混ざりの雲に覆われ常に風に煽られていた。ここにきて風も防げる場所を 見付けるほど治まりだしている。蒼空が顔をだし.お日様のありがたさを感じさせられた。ここからが今回の本番になる。 ブナの巨樹.12:00織戸峠 オトリ峠.825m.12:06織戸峠 西丹沢の世附と呼ばれる広大な山域には以前地蔵平と水ノ木に2つの大きな集落があった。 その両集落を結んでいるのが織戸峠。地蔵平は城ケ尾峠を越え甲州道志と相州中川温泉を結んでいる。 水ノ木(馬印)からは切通峠を越えて山中湖平野村へ。又峰坂峠から駿河小山と繋がれていた。 過ってはこの世附川流域の山間を綴る幾つもの峠路があり.甲相駿の三国に木材や木炭などだけでなく交易の道として 盛んに往来していたのだろう。その後両集落を結ぶ富士見林道が造られ.今その両方にその林道名が残されている。 林道としては織戸峠前後で途切れれているが計画はあったようだ。 1985年度の「山と高原」では菰釣橋から織戸峠まで新道の予定があると記されている。又富士見峠越えの旧道は部分的に 崩壊し荒れ果てているが.上法行沢歩道が薄く残されている。今回はここを継ぎ林道まで探るルートになる。 12:09オトリ峠 織戸峠は菰釣山から南方に派生する長大な尾根の大栂と椿丸とに挟まれた鞍部にあり.水ノ木沢の支流織戸沢と大又沢の支流 法行沢とが突き上げる古い峠路で.「オリト」とは地形語で「折を下ったところ」を示す言葉。甲州の道志村から菰釣山を越え. 大栂から降りてきたところの意から「織戸峠」或いは「折戸峠」と表示されたと言われている。 40年前にはベンチが2つあった模様。今はその姿も見られないほど経路は荒れていた。 峠の少し北側の尾根筋.織戸沢側には何故か瓦が見られ.地面から幾つかの瓦が頭を突き出している。 峠の左手手前に登ってきた踏み跡は水ノ木幹線林道から水ノ木橋に至り.棚沢林道を分け.更に菰釣山林道を分けて富士見林道に入っている。 石小屋沢の左岸尾根に回り込み.織戸沢沿いに進む支尾根に乗ると林道の崩壊が激しくなり.ルートは2つに分かれ峠とその上部にでていた。 北側寄りの小尾根 旧道トラバース上の小尾根を一度下る.12:11小尾根 織戸峠から上法行沢歩道に入らず.大栂への尾根筋を登ると直ぐ先で織戸沢沿いに突き上げ分かれる上法行歩道にでる。 鞍部の少し先は幾らか窪んだ地に? 峠越えの向かい東面の小尾根は上法行沢へ向かい下りていた。尾根の反対側が東山腹をトラバースする小尾根。 登山詳細図に記された「峠上の→×」の小尾根。地図が少しゆがみ異なる漠然と判るような判らぬ地形になっている。 下ると尾根筋は2つに分かれ.右尾根を取ると峠からの旧道を横切るようなる。旧道沿いに左方に入れば下の2枚目の写真にでた。 先は踏み跡を綴るとガレ場のトラバースになり.確認して嫌い一度戻っている。12:25. 戻る小尾根沿いで薄い踏み跡を見付けている。峠への主尾根にでる手前で.上流側の巻き道として踏み跡が綴られていた。 再び旧道を絡み下る 旧道が下る小尾根を横切る赤印.13:31織戸峠の上部にでて小休止. 本来は法行沢本谷に下りて.沢底で昼食を摂る予定でいたが諦め地図と睨めっ子し軽く食事を摂っている。 更に上部の尾根.ガレ場の掛かる尾根を捲いてみるか.如何するか悩みながら進んでみると以外と高巻くことになる。 途中で諦めるが尾根や谷が少し不確実なせいもあり.色々な考えが浮かぶも.現地点を失いがちになり. 現実的には分かず放浪しがちになった。それでも改めて登り下りだすと程よい距離で旧道が横切り.下る踏み跡を見付けている。 末端の尾根が広がりだせば本流の対岸に移れるだろう。分かったような分からぬ地点にでていた。地図より見た目を重視した。 そこを下ればほぼ間違いないと思うが元の峠まで一度戻っている。現地点を確認してから改めてもとの小尾根から今度は谷底へ下り直し 巻くことを考えた。そして浅い踏み跡を見付け.そのまま下ルートを綴ることにした。 再び枝沢に絡む旧道を見る.13:35戻ってきた最初の小尾根を下っている。再び左のガレ場を見て.旧道を横切り右側の枝沢の谷底へ。 そして脆い白ザレの奇麗で明るい法行沢の枝沢の谷底へ下降した。 迷い沢筋を選ぶ 右上が織戸.,ガレ場の枝沢を降りている.13:39 枝沢の二俣.上部はガリー気味.13:40枝沢の二俣にでて殆ど流心のない右俣を遡る。本来はもう1つ下流になる本谷から遡るのがよかっただろう。 詰めれば直接左岸に渡ることができる。居場所が確認できた以上.地図があれば漠然としていても如何にか進むことができる。 沢底には滝類は見当たらなかったが側壁は露岩混ざりのガリー状で谷壁が続いていた。1つの小さな冒険が足を運んでいる。 再び尾根に乗り.13:52狭くなったV状の谷底を遡り.いい加減登れそうな斜面を見付け,適当に左岸沿いに登れば枝沢を横ぎったことになった。 国土地理院の地図は余り正確ではないようだ。空白地帯のような虚しさを覚えている。全体像で先に旧道が綴られていると想像するのみ。 その上この辺は手でも押し潰せば崩れる脆い岩。これも崩壊の一因になっているのだろう。ぐずつき気味の露岩混ざる土壁を捩れば 尾根上に旧道が綴られている筈だった。チェンスパイクに食い込む足元。這い上がり.そして正規ルートに合流した。 上法行沢本流 下流にも法行沢歩道が続く.13:57尾根上の旧道に乗り綴れば段丘状に開けた本流の河原.小平地にでる。中央の倒木が支えをなし上法行沢本流を 左岸に飛び石伝いに渡れば.目の前に旧歩道が姿を現し.渡れば先は旧道が綴られていた。 上法行沢歩道 803m点コブ西斜面の植林帯.14:01植林帯の中とはいえ立派な旧道.上法行沢歩道が綴られていた。植林は奇麗に整理され.古い旧道が立派に残されているよう思えた。 風は遮られ.一つの仕事を終えた後のような何か清々しい気持ちが込め上げていた。斜上して鞍部から小尾根に乗り北方へと歩む。 植林帯を抜け小尾根へ.14:12植林帯に入り対岸の左岸沿いの旧道を歩む。荷馬車が通れる幅広い歩道.途中で右手の803m点コブ北側の鞍部に向うルートに変えている。 鞍部にでて北方へ延びる小尾根を直上した。植林が切れ雑木から小さな明るいカヤトを抜けると突然目の前に林道が横切り現れた。 右手に延びる旧道の取付きは探し忘れている。林道下縁を並行して綴られ.旧道は富士見峠に直接でられるようだ。 ただ峠手前は大きくガレ落ちていた。 富士見林道 14:14小尾根に突き上げると林道が南面に極端にUターンカーブする地点に登り立つ。脇に「メリット5」の標柱が立ち.急に明るい台地にでた。 「メリット」とは無線信号の明瞭度を数字で5段階に表示したもの。「5」は問題なく理解できる。「4」はほぼ問題なく理解できる。 「3」は多少理解できる。「2」は一部で聞き取りにくい。「1」は殆ど聞き取れないとある。これは明くまでも無線で.携帯電話とは異にした。 熊ノ沢ノ頭南尾根から椿丸 織戸峠から富士見林道・・間違った地図と谷と迷路 富士見峠と法行沢左岸尾根 |