富士見林道から富士見峠―法行沢左岸尾根下半(南尾根)から法行沢林道・大又沢林道と繋げ.今回は浅瀬橋に戻る

   浅瀬のゲートから熊ノ沢ノ頭南尾根を詰め椿丸・・チェンスパイク
   織戸峠で軽食.偵察して小沢二俣から本流を渡渉し富士見林道へ
   富士見峠から法行沢左岸尾根を下降し.法行・大又林道から浅瀬橋に戻る・・熊の話と送り車

    富士見林道
   路肩が崩落している.14:18

    910m圏小ピークと織戸峠
   林道から上法行沢越えの織戸峠.14:19
    右奥が駿相国境尾根に乗る湯船山方面

   路肩の固定鋼が抉りでている.14:20

   林道の道幅半分が崩落.剥き出しになった排水枡.14:21

    法行沢右岸沿いの山並
   右手が803m点コブ.14:25
    世附権現山と重なるミツバ岳. 熊沢ノ頭東尾根と中央が椿丸.右手前が910m圏の石柱平81

   富士見林道の支線分岐.14:29

     左手に分ける林道は富士見林道本線でイデン沢の左岸に回り込み.二俣支尾根で忍橋林道を分け.
   白水沢橋・富士見橋を経て.でた地蔵平が起点になる。右手に入ると直ぐ100mほどで富士見峠の脇にでた。

     林道ができる以前の法行沢歩道の小さな過ぎる可愛らしい峠があった。過ぎれば熊沢ノ頭東尾根(878m点尾根)に乗る
   富士見峠林道と結ばれていた。そこには下る予定の上法行沢下半左岸尾根(南尾根)が延びている。

    富士見峠
   小さな小さな峠.実際はもう少し先のようだ.14:36

     林道の左脇から見る外れた小さな切通しの富士見峠. 林道先で富嶽が望めるがここからの展望はない。
   又道標類はなく.林班界標「130/127」も見付けられなかった。黄色い「平空95」と脇に石柱あり。

     峠の窪地の奥へは上法行沢歩道が横切り.手前は歩んできた富士見林道の南側山腹と直ぐ並行するよう刻まれていた。
   峠手前では激しく崩壊し歩道は消失している。

    甲相尾根・・三国山.鉄砲木ノ頭.高指山
   富士見峠を過ぎ広がる南方の展望.14:44

     富士見峠を過ぎると936m点小コブの南寄りの林道からは大きく富嶽を絡めた大展望が開かれる筈だった。
   だが今は雲の中になる。その右側の切れ目から望まれたのが三国山。

     中央の鉄砲木ノ頭から右下の鞍部が切通峠.その少し上部1110m圏コブから手前に延びるのが丸尾山を雍する尾根。
   尾根下部に聳える中央左下が1007.0mの三角点を持つ橡ノ丸。末端は大棚沢出合に没している。

     再び山に向い東京近郊の山へ登り始めた頃,道坂峠から暮れに御正体山から甲相尾根,三国山と初めて歩んでいる。
   それから10年を越す月日が経ち.東丹沢から西丹沢へと攻め続け.世附川流域に今入っている。もう少しで山中湖の東岸に至る。
   写真の手前右が所小屋ノ頭南東尾根の東丸と西丸。憧れ続けてきた山並が間近に迫り望められた。湧きあがる気持ちに踊らされていた。

    手前の鞍部が織戸峠
     峠右脇の小尾根を下り旧道と合わさり離れて沢底に下降.枝沢二俣から登り直し,更に上側の尾根の末端付近で乗って.
   再び旧道にでている。後は旧道沿いに法行沢本谷を渡渉し.802m点コブ北側の鞍部にでている。
   峠の反対側へと織戸沢を下れば出合.対岸が「水ノ木」になり.又東丸からの尾根の末端に当たる所が「水ノ木」になる。

    富士見峠林道
   936m点コブ南側のU字の広場.14:49
    白い標柱が富士見峠南東尾根の取付き地点. 右前端には南尾根の取付きがある,

   富士見峠南東尾根の取付き地点.14:46

     南東尾根は林道との分岐で南側に極端に急カーブする地点から東に回り込むと向かう位置に2つの尾根の取付きがある。
   古い林班界標「129/128」の支柱だけが立ち.標識板は転がっていた。

     地形的には法行沢の支流.井戸沢左岸尾根に当たり.830m点コブには「平空87」の黄ポールがある植林のコブを越えている。
   南西に進むと倒木が多く.道形は不明瞭で注意を要す。又この山は大又沢幹線林道から見上げると誰が定めたのか
   「トトロ」の名を持つお伽の山になる。

   富士見峠南尾根取付き地点.14:49

     先程の南側に林道が急カーブする地点が上法行沢左岸尾根の下半の取付きに。2本の立木に二重丸が書かれていたとあるが
   薄れたのか分からなかった。古いボロボロの林班界標が転がっていたがこれも文字の判読はできなかった。

     左手に長尾沢と法行沢に挟まれ.短時間で法行沢林道に降りられる。迷うことはあっても790m圏で.
   尾根が2つの分かれる地点と最後の側壁がポイント。南方に目指し下ればよい。ほぼ植林に覆われていた。

    法行沢左岸尾根
   15:02

     790m圏で尾根は2つ分かれ右奥は鹿柵に閉ざされ.左前方に進んでいる。痩せ気味の見た目すっきりした尾根。
   尾根末端は土崖が有るため650m圏で左手の枝尾根から小沢沿いを選べば法行沢林道にでられた。
   赤と黄色のテープが重なる矢印があり.この印は南尾根に点々とある。

   痩せ尾根気味

   南尾根650m付近の尾根を外れる目印.15:18

     尾根末端は側壁で直接林道にでられず.左の枝尾根から適当に窪溝沿いに降りている。
   下れば沢底に出て.目の前の林道に合わさっている。沢沿いの流水は殆どなかった。

    法行沢林道
   枝沢沿いから荒れる林道にでて.15:22
    法行沢林道の工事は平成5年度.伐採は8年頃.

    富士見峠南東尾根の830m点コブ?
   左岸沿いの林道より.トトロの山か? 15:24

    林道の崩落帯
   山側の石積の頭だけが残された林道.15:25

     井戸沢に掛かる林道の崩壊. 上流側は石積み頭だけが残されていた。世附川流域と西丹沢全体に云えることだが
   2010年秋の台風9号とその後の豪雨による被害は甚大で林道の改修が進まず.今も通行止の所が多い。

   井戸沢の抉り落ちた林道のヘチ.15:26

   飴のよう捩じれたガードレール.15:27

    改修された林道
   出合からの距離は短いが改修はここまで進んでいる.15:30

   法行沢出合手前にあった発電用取水口.15:45

     丹沢湖の落合発電所に至る送水管の取水口。貯水池を分ける更に先は悪沢の二俣山神沢出合(取水口)。
   その先は世附川本谷から続いている。

     近道? 井戸沢左岸尾根の取付き手前から法行橋に直接下りれる近道があると探るが分からなかった。
   踏み跡を頼りに河原へ2度ほど林道を横切り降りている。左岸沿いのヘチ沿いを綴り.一度は対岸に渡ってもいる。
   取水口施設にでて行き止まり.左岸に戻り直して林道に上がるとソーラーパネルあった。結局大又沢林道を真下に見てから適当に下りている。

    大又沢幹線林道
   15:54
    真下に直接幹線林道が見下ろされ藪を掻き分け直接降りている.

    大又沢林道にでて
     山を下り今回は入山.下山では釣人と出会っているがハイカーとは一人も会わなかった。
   煙草は風強く.山中では全く吸える状態ではなかった。ここ大又林道に降りて今日初めての1本を吸うため休んでいる。

     大又沢林道には以前屏風岩西面の古道に入り.千鳥橋から地蔵平方面に2度ほど通っていた。
   大杉歩道・日影歩道に権現歩道と歩み.今日漸く左岸沿いの山域に入ることができた。アプローチの長いことも難題の1つになっている。

     悪沢から山神峠に入山したい願望もあり.富士見林道から織戸沢への旧道のルートも残されている。
   本来は甲相尾根越ができればよいのだが。一番の問題は自分の居場所を失うこと。難ルート以前の課題がまだ残されていた。

   法行橋北詰より.16:01
    熊沢ノ頭838m東尾根の末端取付きは橋手前の河原に降りて.写真右手の斜面を詰める。

     法行沢林道から大又幹線林道に乗り換えると林道沿いの右岸尾根は朝方登って来た熊ノ沢ノ頭南尾根に当たる。
   トコトコ歩きなから考える。富士見峠手前で時間をロスして.日没前に路線バスに乗るのは困難になっている。
   浅瀬入口バス停.17時16分発の後は19時19分。日没が17時50分. 日没後この時期に1時間半待つのは辛い。タクシーを頼むしかないだろう。

     だからと言って焦る必要はなかった。ゲートにでてから連絡を取り.明るいうちは湖畔からの展望を楽しみ待ち合わせばよかった。
   ジッと待つのは辛い。ストックを畳まず目立つよう持てば私だと判るだろう。

   「自然林区域図」.16:11

   笹子沢F1・・2段の約13mの滝.16:17

     大又沢に流れ込む笹子沢橋上から見上げると最初に見下ろされる笹子沢の滝。渡った右岸の林道脇から登る踏み跡があり.
   F1上部をトラバースして二俣にでて.小熊沢ノ頭からに北東に延びる尾根に乗れば頂にでる。難路?又右岸尾根の作業道には更に林道を下り.
   岬のよう突き出した450m圏コブの北側にある「自然林区域図」脇に踏み跡があった。そして749m圏で合わさる。

   左岸に差し出した弱い夕陽.16:27

   栗ノ木日影沢の丸太で化粧された堰堤群の出合.16:31

   笹小屋沢脇の倉庫と崩壊した小屋跡.16:36

   もう一回りすれば浅瀬橋.16:37

   朝の逆側から浅瀬橋に戻る.16:47

     ゲート前の漁協小屋で「4時の沢割り図」を読んでいる釣人2人連れと出会う。彼等は手近な芦沢橋から手前の渓流を流し.
   釣果はヤマベ16cm1尾のみ。ルァー釣で餌釣りの方が良かったと云うも自分の拘りを通していた。ここもポイントらしい。
   この流域は丸っきり自然とだけと対等して挑む沢釣りだった。語りながらゲートまで共にすると会話は釣から山話へ。

     そして私が東京上野に住んでいると知り.「熊と対峙した話」が面白かったとみえ.お礼にと車を手配して下さった。
   ハ浅瀬入口バス停まで車なら10分と掛からない距離. ただバスに乗る時間を考えると着替えする時間がなかった。

     若者に私を送ってから着替えるよう指図し.彼も快く引き受けて下さった。車中でも熊の話で盛り上がり.
   丹沢湖バス停まで送って頂いた。彼等はタクシー代が勿体ないと。強引にお礼をするも断られ.感謝に堪えない。
   お蔭手で予定通りの時間で終えることができた。想えば感謝の言葉だけが浮んでいる。

    世附権現山
   手前が展望台で丹沢湖バス停にでる.7:13
    浅瀬P.ヒッチハイク.17:06.H=17:13丹沢湖バス停.¥800. :26=18:16小田急新松田.快速急行.¥775.:27=19:49新宿大江戸線.

     バス停留所小屋の脇には「路線バスをできるだけ利用して頂きたい」と願う富士急湘南バスの掲示板が張り付けられていた。
   内容は「西丹沢自然教室線は神奈川県生活交通確保対策地域協議会により生活必要路として.国・神奈川県の経費負担し運行されている」とある。
   もう何度となく便乗させて頂いているが初めて知る言葉。と云うことは赤字路線.本数が多く如何にか黒字路線と考えていたが。

     3/17日小田急行線ダイヤ改正.3/10路線バスも春のダイヤ改正・・始発の直通小田原行は殆ど変わらずJRとの連絡は悪く.
   今回も東海道線を利用した。帰路の路線バスは山北駅付近で日没を迎え.小田急新宿から大江戸線に乗り換えていた。

   お茶500cc2.水300cc.サンドイッチ.バナナ.キンカン.アミノバイ5000.大福.海苔センベイ
   明け方出掛ける前に初めて即席の天婦羅うどん.中カップを摂るが脂が強く.歳のせいか胃もたれを起こしている。

   地図「御正体山」.登山詳細図「西丹沢」.zzz182「椿丸東尾根」.「富士見峠周辺」・・スカパ登山靴30.580歩+74分.歩行距離20.1km

   浅瀬のゲートから熊ノ沢ノ頭南尾根を詰め椿丸・・チェンスパイク
   織戸峠で軽食.偵察して小沢二俣から本流を渡渉し富士見林道へ
   富士見峠から法行沢左岸尾根を下降し.法行・大又林道から浅瀬橋に戻る・・熊の話と送り車