悪沢からの新たに訂正された椿丸南尾根を登る
      改めて世附川悪沢二俣の中間尾根(椿丸南尾根)からの椿丸. 熊沢ノ頭.小熊沢ノ頭を越える ・・世附川.悪沢流域Top

   悪沢右俣のセイゼン畑沢に挟まれた本来の椿丸南尾根を詰めて熊沢ノ頭南尾根.小熊沢ノ頭南東尾根を大又沢側に下る。
     悪沢と熊沢との中間尾根に乗り椿丸へ―熊沢ノ頭南尾根から小熊沢ノ頭南東尾根を下り.大又沢.世附林道から丹沢湖.三保ダムへ
                                               2018年04月22日 松村
    悪沢熊沢を改めて椿丸南尾根を詰める ・・無難な沢歩き
    熊ノ沢ノ頭南尾根から小熊沢ノ頭南東尾根を下り三保ダム

     前回は悪沢左俣から山神峠を越え水ノ木周辺を探索した。前々回は熊ノ沢ノ頭南尾根を回り込み.椿丸に立ち富士見峠へ抜けている。
   言葉の上では登山詳細図を読み.椿丸南尾根のルートと勘違いして呼んでしまったが.それに習う意味を含めて椿丸南尾根を改めて登り詰めている。

     少しでも悪沢右俣に入渓したい気持ちは衰えず.改めて椿丸南尾根を目指すことにした。椿丸に出てからはのんびり昼食と昼寝を取り.
   小熊沢ノ頭の南東尾根を下りている。又大又沢林道.世附林道と辿り.三保ダムまで回り込む積りでいる。

     先々週は東京都鮒釣り競技会が佐原地区で行われ好天に恵まれて.その後の週明けも好天の予報がだされていた。
   それが早めに南岸に前線が生まれ.17日から18日に掛けの雨量は20mmを超える降雨の予報だされ.
   入渓に一日の間を入れた出発前日には肉離れを起こす。重なるアクシデントで出発は更に週末に遅れている。

     花の行楽シーズンを迎え.週末からのタクシーの予約は3ケ月前から満杯とのこと。云われれば納得いく言葉だが全くの無音痴だった私。
   月曜の予約も満杯.それでも連絡を繰り返し.近頃密に乗車しているせいか.上手く工夫できたと幸運な連絡を頂いた。

    熊沢ノ頭南尾根
   3週間を隔てた山は新緑に溢れ飾られる.7:26
    左下は大又沢に架かる浅瀬橋

    4月22日(日)快晴.夏日
      jr御徒町山手線.¥1940. 5:11=5:17東京.東海道線始発H:20=6:32国府津.御殿場線:35
      =7:04谷峨.松田合同タクシー.(メーター¥3970+固定迎車¥210=¥4180)=7:25浅瀬ゲート.

     今朝は東海道線の始発前に.日の出を迎えている。今年になり随時東海道線を利用している。
   年初めには御殿場線に乗り換え.日の出を迎えていた。日が経つのは早く陽光も大分伸びてきた。又今回から東海道線のボックス車は無くなった模様。
   夏日になる予報が出されたせいか.行楽者が多く品川駅を過ぎると座席は満席になっている。その中.何故かカメムシが1匹.私の手元に現れた。

    浅瀬橋
   東詰に見る軌道の橋桁の遺構.7:29

       椿丸南尾根
    7:25浅瀬ゲート一8:11吊橋一8:49悪沢二俣一9:25センカイ畑沢と熊沢出合一南尾根一10:46椿丸.
     御殿場線.谷峨駅に下車. 今日も贅沢に予約タクシーで丹沢湖の北岸を回り込み浅瀬にでている。
   浅瀬から林道を歩み浅瀬橋を渡り.左手に折れると水ノ木林道に入る。直ぐ右に回り込む所に熊沢ノ頭南尾根の取付きがある。

     ここは急斜面の登りから始まるがズリ落ちて怪我する場所ではなかった。そこに真新しいピンクロープが固定されていた。
   最近訪れるハイカーが多くなったのは私を含め思うも.何故と同時に如何して固定せけばの言葉がでくる。

     設置すれば安全と思う一方.却って危険と思う考えもある。下山の折15.16人の中高年女子パーティと12時半頃.小熊沢ノ頭付近で擦れ違っている。
   椿丸をピストンするとのこと。前に付き歩んでいるだけのハイカーが多い。トンチンカンな質問を受けている。リーダーだけ確りしていれば良いのだろうか?
   低山では好天ならばピクニック気分を楽しめるだろう。何とも言えぬ気持ちを押さえ.「気を抜いた時に怪我しますから!」と言葉を添え別れている。

    芦沢橋西詰肩
   上流側左岸に見る軌道の橋桁遺構と崩れた欄干.7:48

    湯ノ沢橋
   山蔭でも木々は緑に染まる時期.7:53

    旧本州製紙の吊橋
   連続して訪れることになった吊橋.8:11

     今回は再び巡視路を歩み悪沢二俣から熊沢を詰め椿丸に立ち.そのまま悪沢左岸尾根を大きく回り込んで大又林道に下る積りでいる。
   先ほどゲート手前の漁協小屋の釣場図を見ても.悪沢に入渓している釣師は今日はまだいなかった。ホッとする入山になる。
   倒木を縫っての遡行と中間尾根からの椿丸. 少々暑くなってしまったがまず擦れ違う人は居ないだろう。気儘な道中を独り占めし味わえられる。

    
                                      橋床が落ちて足留めにアルミ板が置かれている

     水ノ木林道に入るもまだ道端に花らしい花は見られなかった。吊橋の袂にでて.日当りの3房の黄色いタンポポを足元に見ている。
   林道脇には「山神悪沢取水路入口」の標柱と少し離れ.「工事のお願い」と「王子製紙」の看板が目立つ所に立てられていた。
   ここで身支度を整えている。

   旧三俣山荘跡.8:12

     吊橋を渡った向かいの道端に紫の小さなスミレが一輪咲いていた。その脇に踏み跡を見付け.今回は旧三俣山荘に寄らず
   直接尾根に取り付く。東電のプラ階段を越えた所で巡視路と合わさり.この上は平坦な台地の枝尾根から悪沢右岸尾根に乗る。
   岩混ざりの尾根を過ぎれば大木を見て.取水口への巡視路分岐にでた。ここから南西尾根伝いに直進すれば前回訪れた山神峠から椿丸に至る。

   東電の取水口巡視路分岐から再び水平歩道へ.8:32

    悪沢二俣
   左俣は山神沢.右俣は熊沢.8:49

     同じルートで二俣505mまで前回より20分早く着く。3週間の違いが裸林に覆われていた渓谷を何処もが若葉の萌える様相に変えている。
   流水は落ち付いているものの降雨後も変わらず.水量は少ない。

     左俣脇の朽ち錆びた階段は悪沢右岸尾根の701m点コブから北東に延びる支尾根に乗っている。以前の二俣にでる旧巡視路で.
   一度支尾根に乗り河原に降りていた。今は直接降りた。又出合の左俣.山神沢の右岸には古道が繋がり綴られている。

   今は使われなくなった熊沢出合の右脇にある導水路管理塔.8:53
    出合の沢底には世附の取水口から大又沢の貯水池へ送水管が潜っている

   朽ちれた階段と手前には貯水塔の遺構が建つ

    右俣悪沢本流
   左岸に造られた新取水口までの石積み堤.8:55
    左下はそう古くない取水口用バブルがある。
    少ない流心の深みはエメラルドグリーンに映り.青みある岩は塔ノ岳岩層らしい緑色片岩か?

    少し上流に直され稼働された水堰と取水口
    9:00

    悪沢本流
   右側から入る枝沢.9:05
    枝沢は笹小屋沢ノ頭西尾根末端の北側縁から落ちている.

    奥の二俣
   左俣が悪沢.正面の右俣が熊沢の本流.9:13

     谷間は倒木らしき倒木にも合わず順調に進み二俣にでる。椿丸南尾根は末端に583m点をコブ持ち.ここから突き上げ.
   ここからも尾根に取付けられる。ただ岩場はないと云うものの本谷側から驚くほどの急斜面。上部の様相は全く掴めず。
   一度左俣を覗くも小滝上から上流の展望は得られず.直ぐ回り込める斜面ではなかった。直ぐ上の奥二俣変更し取り付くことにした。

    悪沢・・奥の二俣の左俣
   出合530m(2:3)から捩じれる小滝.9:18
    流心の落ちる右脇は後に南尾根760m圏コブと合わさる悪沢左岸尾根末端の小滝

    右俣熊沢本流
   すっきりした流木のない本流を遡る.9:18
    右岸の高みが悪沢左岸尾根の末端.583m点コブ側壁

   更に少し遡れば550m圏の広い河原に入る.9:21

    奥二俣545mと椿丸南尾根
   右上が719m点だろうか? 9:25

     左手からセンカイ畑沢が本流に入り込んでいる。直ぐ先で滝に突き当たるのが見える。黒苔状5mと3m2段の滝.
   右俣が熊沢本流で560mで右岸に熊沢日影沢を分け.その間を挟み突き上げ正面に向かえる尾根が椿丸南尾根。
   尾根末端は小さな土壁になっていた。ここから詰めることはできそうもない。1本取り何時でも使えるようチャエンスパイクを用意する。

   二俣から大らかに下る熊沢下流を振り返る.9:35

    熊沢本流
   出合の右俣本流の倒木群.9:38

     右俣は出合からは急に倒木に満ち閉ざされる渓相になっていた。先の右岸の植林帯の裏側から熊ノ沢日影沢が入り込んでいる。
   左俣のセンカイ畑沢とに挟まれた尾根が椿丸南尾根。

     先程の熊沢二俣から突き上げている西側の尾根は.ここを直登すれば760m圏コブで左後方から合わさり.
   そのまま椿丸の頂と結ばれていた。熊沢本流を更に遡れば直ぐ右から小熊沢を合わせ.熊ノ沢の源流は椿丸の東方.
   870m圏コブから熊沢ノ頭を囲む頂稜に突き上げている。

    南尾根末端
   右脇末端から取り付く.9:43

     左脇を回り込むとそこはもう末端から緩やかな尾根が続き.チェンスパイクを付ける必要もなかった。
   ただ予想に反し踏み跡や印等の全くない尾根になる。椿丸を詰めるには行程の先が計算できず.十分過ぎるほど時間を取っていた。
   これでは反対に早く頂に着くだろう。登る前に先へ下る方法を考えながら歩むようなった。

   地図にない小さな664mコブ.9:59

   大らかな760m圏コブ.10:19

     760m圏コブで左後方からの尾根を合わせると尾根筋は更に確りと切り開かれ.心地よい登りが続く。
   東肩から植林帯が続くも尾根筋は自然林.人工的なものは全く見られず境界抗もない尾根筋になる。

     踏み跡らしくない踏み跡を時折見る。これは尾根を詰める獣道だろう。数年前奥多摩の倉沢谷上流の枝尾根で経験した時のような
   静かな尾根だった。そう云えば小鳥の囀りもまだ殆ど聞こえぬ尾根だった。

   頂近し.10:40

     灌木の背丈も低くなり円やかな尾根筋は薄れ.向かえる斜面は一線を引き一層灌木は低くなり.木洩れ日は更に広がり頂近くを知る。
   高度計は後50mを指していた。この尾根には岩稜部がないようだ。傾斜も緩みだしている。

    椿丸
   細長く大らかに広がる平頂.902mにでる.10:46

   テープに薄く椿丸と

     植林帯が押し上げられた林相の境に尾根が立ち.そのまま頂を踏むようなる。
   詰めた足元の立木にはピンクと黄色のテープ巻かれ.幹を巻くテープは共にマジックで「椿丸」と記されていた。
   根元には赤く寂びた小さな「見出る標」が転がっている。前回も探したが山名標は見当たらなかった。

     妻に電話する「今頂に着いた!」と驚く彼女。彼女の驚嘆する声が聞こえてきた。
   今回は入山に何度か変更があり.漸く出向き目的の尾根を詰めている。業と楽なルートを選んだのも事実だが。
   頂を越え大五郎辺りで展望を楽しみながら.ゆっくり寝転ぼうと思っている。

     悪沢熊沢を改めて椿丸南尾根を詰める ・・無難な沢歩き
     熊ノ沢ノ頭南尾根から小熊沢ノ頭南東尾根を下り三保ダム