奥秩父最高峰.奥千丈岳2601mから高度差2000mの鳥ノ尾根を下り.塩山盆地に至る
     御止木(ゴトメキ)から遠見山連山とスズタケの原―途中で黒金山徳和林道を横切り.鳥ノ尾根1940mコブからは大鳥山と大鳥沢ノ頭

   ゴトメキから大鳥山.小鳥山を擁する鳥ノ尾根・・中央から末端は大久保山.大久保峠.杣口山(大明神山)
  
    半ば左背が甲府盆地越えの御坂山塊・・月見岩.扇平より南西の方角を望む・・2012.09.16/11:28

     左側から北側のコブと道満山. 尾根の間が鈴庫山からの南西尾根末端・・滝沢山と扇山(恵林寺山)
   ・・その右脇.塩山盆地に小さく望めるのが塩ノ山

     手前の徳和川と琴川を隔てる写真中央を横切るのが鳥ノ尾根。
   奥秩父背稜の北奥千丈岳から南西に延びる長大な尾根で.裾野の塩山盆地北側の笛吹川.三富上に没している。
   ・・ゴトメキから黒金山への石楠花新道を分け.遠見山.大鳥山.小鳥山.西御殿.東御殿.大久保山と下り.大久保峠から杣口山を経て牧丘.窪平へ。

     登っているハイカーの頭上が鳥ノ尾根の大久保山を下って大久保峠。小さなコブは杣口山。上流側の頂が大鳥山.
   その間奥が琴川を隔てて聳える小樽山1712.5m.その先が水ケ森林道が綴られている尾根になるのだろう。

     扇平(月見岩分岐)からは国師ケ原経由で.徳和川左岸のオソバ沢登山口に下りられる。
   徳和渓谷の遊歩道が下りた左岸にあり.上流で右俣の東奥山窪を詰めれば大ダオの笹原にでられる。


    大弛小屋から国師岳.鶏塚山林道から余沢林道を合わさせ石楠花尾根
    ゴトメキから遠見山を経て大丸戸尾根の林道を横切り大鳥山.大鳥沢ノ頭へ・鳥ノ尾根に乗る
    鳥ノ尾根から大久保山を勘違いし.東御殿南尾根から東沢を下降

   2230m圏コブ.から再び尾根を下降
   ゴトメキから最初の2230m圏コブ.8:54
    ハイキングコースだった頃の厚いブリキの道標「←遠見山・ゴトメキ分岐点→」が残されていた

       ゴトメキ―大鳥沢ノ頭
    7:48ゴトメキ―9:30遠見山―10:00草付―11:03林道―11:12(1940m峰)昼食:48―12:24大鳥山―12:52大鳥沢ノ頭.

     地形図は「金峰山」から「川浦」に変わり.ゴトメキから南西に向かい3つ目のコブが遠見山.
   「昔は遠いい山だった。」と川崎精雄氏の藪山の世界が開かれている。過っては柳平から大丸戸尾根のスズタケ薮を漕ぎ.笹原を目指していた。
   そこに一歩を踏み込んでいる。石楠花新道と分かれると急に踏み跡らしくなり.心が踊る一瞬が訪れる。

     最初から踏み跡は薄い。目指す先を見付けては目測で方向を定め.地図を片手に歩んでいる。
   最初の頂は低い灌木に囲まれ.「←遠見山.ゴトメキ分岐点→」牧丘町の道標が立ち.空が広く仰がれた。
   小広い平頂で雑然とゴロ石が散らばめられた疎林で.下草も中途半端なコブにでている。

   遠見山の手前・・2つ目の2230m圏コブとの草付きの鞍部.9:08

     切り開かれた笹原の鞍部に下る所でチラッと遠見山の頭が望まれた。鞍部から左肩に続く台地に向かうとゼンマイが混ざる草原が開かれた。
   ここは踏み跡を探るより.笹原状の鞍部から左へ巻き気味に山腹を回り込んだ方が得策だと思える。藪絡みは薄く.辿ると踏み跡も付きてきた。

   2100m付近ではまだ開花の見られぬシャクナゲ群.9:26

    遠見山(上遠見)
     9:30

     頂には読めぬ古い道標と山名標が重なり置かれ.離れて3等三角点標石2234.0mが立つ。点名は「三枚笹」.
   シラベ.コメツガ.ダケカンバに囲まれた頂。この周辺の主な林相は低木で構成され.下枝も多く眺望はない。寂峰と云えば云えぬこともないが.小さなコブの頂点.
   当時は三角点標石に意味があったよう思えるコブ。古い山名標に道標がなければただの藪山に思えた。

     遠見山は大丸戸とも云われ.遠見山から南方に続く大遠見尾根は大丸戸尾根と呼ばれていた。「三枚笹」と呼ばれ大鳥山の手前では
   「二ノ萱」と名付けられ.越えたた大経窪ノタルは「一ノ萱」という笹原。それらに関連しているのかも?

     過っては柳平を拠点に暫し謳われた山域で.旧牧丘町の頃のものと思われる道標が柳平根の分岐と「二ノ萱」にあった。
   遠見山を越えて枝藪が途切れると変わって笹薮が広がり.次第に膝ほどの背丈に伸びだしている。

    大丸戸尾根
   南面の藪山らしい斜面を抜け.9:35

   立枯れと倒木の賑やかな平坦な大地を綴る

    下遠見山の小峰2200m圏
   立枯の小峰の台地より.9:48

     更に南西に向かい小峰を越える平坦地にでて.呆れるほど倒木が重なり合う台地が現れる。
   周りの面は台形型を成し東側がやや高み.そこへ跨ぎ跨ぎ南下すると密過ぎる倒木帯に入り.抜けると左に開放的な草付き斜面が広がりだす。

   スズタケの枯れかかった壮大な台地を歩む.9:53

    南アルプス連峰
   開放的な草付きの全景台地.10:00
    聖岳.赤石岳.荒川岳.小河内岳.塩見岳.農鳥岳・・左下は塩水山

     スポットライトを浴びるような緩やかな草付きの台地にでる。過って伐採され.根元が腐るまで放置された場所だったのだろうか?
   まだ朝方の陽射しだが蒸す暑さに加え.風がないのが少々羨ましい。冷却用のタオルをずらしては新たに首筋に触れさせ.心地よいさを求めていた。

    塩見岳
   塩見岳を背に落葉松林が絵になっている

   振り返り長閑な台地を見上げる.10:12

     石楠花新道の御止木(ゴトメキ)から大丸戸尾根を下って柳平に至る伐採作業道はHP「樵路巡遊」氏によると。
   もともとは登山コースだったらしく.私が学生の頃は柳平から入山し.奥秩父の最高峰北奥千丈岳を経て国師岳や金峰山に至るルートがあった。
   れもが県営林道川上牧丘線の開通によって大弛峠に車が入るようになり.登山の流れは大弛峠からと変わっている。

     昭和の大伐採の結果.跡地に生えた二次林の笹原を見ながらの大丸戸尾根はのどかな展望コースとなっている。
   ただ作業道が入り組み.通うハイカーは少なく.道が不明のため.正確な読図が要求されていた。

     当時春先に.新人養成合宿で昇仙峡から金峰山まで参道を歩んでいた時代で.私の本棚には今も「静かな山」が眠っている。
   私の当時は高峰に憧れアルプスを中心に登り続けていた。藪山と云えば秋を選び.ラッセル並の藪を漕ぐ利根川源流の山々を歩いてもいる。
   高齢になり.ふと思い出したのが「大丸尾尾根」.それではと磁石と地図を持ち.塩山に下る鳥ノ尾根を思い浸りながら下ることにした。

    富嶽と天然の落葉松
   落葉松を透してほぼ真南に望む富嶽.10:13
    前衛に連なる県境の稜は御坂山地の釈迦ケ岳と節刀ケ岳。右下が小楢山南東尾根の端. 麓は甲府盆地南側の山梨市駅付近になる。

   植林された落葉松にスズタケの原の尾根は横切る林道まで続く.10:14

    鳥ノ尾根と大丸戸尾根
   尾根の分岐は直進を選ぶ.10:23

     南西に下りてきた尾根の1210m付近で右傍に旧牧丘町の道標と思われる「←大鳥.至柳平↑.遠見・ゴトメキ→」が立つ。
   右手に折れれば大丸戸尾根の末端へ尾根を派生させ.林道を横切り最後まで下れば乙女湖の湖畔.柳平にでる。ただ柳平方面の踏み跡は見付られず。

     更に少し直進すると左前方(南)に尾根が起きているのが分かる。これが写真前方に見付けた二ノ萱へ下る尾根。
   右に大丸戸尾根を分け.鳥ノ尾根へと繋がる尾根に復帰している。

   鳥ノ尾根へ

    二ノ萱へ
   再び現れた柳平の分岐.10:30

     三方を示す「柳平」への分岐. 落葉松の植林に覆われ手前に「柳平」を指す腕木は支柱から外れ落ちていた。
   先ほどに続き「←遠見・ゴトメキ・大鳥→」と目立つ道標を見ている。

    県界尾根の倉沢山と塩水山
   右景奥.撮影3・・自然の展望地が続く〜4.
    右端下が六本楢峠.10:51

    西群馬幹線
     西群馬幹線は西群馬開閉所から西丹沢の新富士変電所を鉄塔279基で結び平成4年5月に運用を開始した500KVの送電線。
   UHV送電線で基幹系環状送電ネットワークを担い.笹子の東山梨変電所までは1000KV設計で造られているが暫定500KVで運用されている。

     主に柏崎原子力発電所・只見の電力を送電し.途中では西上州で神流川線と大菩薩連嶺では葛野川線と接続し.送電を担っている。
   共に現代の巨大発電所は夜間の余剰電力を利用する揚水式発電を活用している。

     西群馬開閉所からの送電線は碓氷峠を経て上信国境尾根を千曲川沿いに西上州を南下し.川上村から瑞牆山.金峰山の西側山麓を回り込んでいる。
   そして乙女高原を横切り乙女湖西岸の高みに建つ163号鉄塔を通過している。湖左上の建つ紅白117mの鉄塔と結ばれている。
   その先は鳥ノ尾根の南側面沿いを下り.竹森川両岸尾根を横断。大菩薩連嶺を更に南下して笹子峠付近の東山梨変電所から更に西丹沢へと綴られる。

    乙女湖と乙女高原の背稜・・乙女ノ頭・倉沢山・塩水山
   右景.撮影2・・右後方を望む.10:46

     乙女湖琴川ダムの南岸から尾根筋が右に回り込むと乙女高原が広がり.更に上流側は境界尾根。乙女ノ頭・倉沢山・塩水山へと続く。
   手前の谷間にはクリスタルラインが綴られ.乙女湖を左に回り込み.荒川林道に入り込んでいる。焼山峠は又大弛峠に至る川上牧丘林道とも兼ねている。
   乙女湖の北岸を横切る鉄塔群は送電線西群馬幹線・・琴川ダム右岸高台の紅白鉄塔は163号鉄塔。背には南アルプス連山が連なる。

   落葉松の台地から

    梅雨前線太平洋沿岸から南下した風景・・小樽山
   中景,撮影1・・富嶽の右景.10:44
    右前方に望む小楢山.的石と焼山峠. 小楢山の背は霞む毛無山と南アルプス

     尾根の分岐を過ぎ更に南下すると緩やかな起伏で笹原が広がりを見せていた。
   大鳥山の尾根筋は琴川を隔てた向かいに小楢山が悠然と構え.小さな焼山のコブへと尾根を延ばしている。その鞍部が焼山峠.
   ,薄い層雲に突き出す梅雨前線の境には富嶽が頭を擡げていた。

     右奥の焼山峠からは更に奥には荒川林道が乙女高原へと延びている。その背には県界尾根が横たわり.尾根伝いに水ケ森林道・帯那林道が綴られる。
   中央の黒平峠から高度1400m台の大らかな台地へと繋がれ.水ケ森の双耳峰から奥帯那山へと南下し.甲府盆地へと下りていた。

    林道越えのお経窪ノ頭と鳥ノ尾根
   左景.撮影4・・富嶽の左景.10:45

     右前方は植林に被われたお経ノ頭1940mコブの裏側には大鳥山1855mが聳え.頂の左肩がちらっと望まれた。
   1940mコブの左肩.遥か遠方に霞み望めるのが本社ケ丸と三ッ峠山だろう。中央右に朧に見えるのが御正体山とお坊山。
   大鳥山・馬止根場. 左端は乾徳山が欠けて眺められている。

    黒金山徳和林道
     1940mコブの左肩にチョッと大鳥山の頭が覗まれる。標高1930mで中央を横切るの林道に下りている。右の丘下の鞍部が二ノ萱.
   左方の3つのコブ.その右鞍部が一ノ萱. 裏側が西奥山窪で乾徳林道と繋がれている。

     右手に黒金山徳和林道沿いに入れば大丸戸尾根を横切り.余沢林道を分け.川上牧丘林道の六本楢峠.直ぐ上のゲートに至る。
   左手の林道は直ぐ先で途切れているが乾徳山徳和林道と予定線で結ばれていた。

    細かく複雑な起伏を示す鳥ノ尾根を見下ろす
   その左景・・横切る林道広場を境に.10:50

     大鳥山から抉り落ちる鞍部がお経窪ノタル.「一ノ萱」とも云われている。越えて大鳥沢ノ頭1782mと馬止馬場1772.8mが聳える。
   その先の尾根はながめられぬが西御殿の手前から右に延びる支尾根に乗るのが小鳥山1403m。
   左奥は枠外の乾徳山からの尾根. 背には黒川・鶏冠山から大菩薩嶺.更に小金連嶺から南連山の滝子山までの長い山並を連ね望まれた。

     右脇にある大鳥山から真東(左)に直下する山々の総称は「大鳥山」と呼ばれ.地形図に総称しか記されていなかった。
   北側(手前)の谷筋を下れば大経窪を経て西奥山窪に入り乾徳山の奥山窪遊歩道から乾徳山林道にでられる。
   昔の登山道で大鳥山越えで大丸戸尾根を下り柳平と結ばれていた。今は廃道化している。

     鳥ノ尾根を更に登り返せば大鳥沢ノ頭に立ち.ここを下った鞍部がメイクボノタワになる。
   更に登り返せば露岩混ざりの急登を詰め三角錐の馬止馬場にでる。

    たわみ状の二ノ萱
   黒金山徳和林道.11:03

     尾根を大きく横切る林道の右手が1940mコブになり.植林に覆われた小コブ。その北側手前がが二ノ萱で黒金山徳和林道にでる。
   林道が南側方面に右にカーブする林道は掘切りで.山側の側壁には鉄製の4段の鉄枠が足場として付けられていた。
   脇に「5分」の文字が示されている。又その上に道標が立ち.「遠見山・ゴトメキと大鳥山・雛岩」とある。

     私は分からず50mほど手前から直接林道に降りている。林道沿いにそのまま下ると.この足場から直ぐ大丸尾尾根を横切り.尾根を下れば柳平へ。
   又その間々黒金山徳和林道を下っても六本楢峠を経て柳平に至る。ただ後に知ったことだが林道は琴川.仙丈橋の直ぐ先で大崩落し途切れている。

     その為か? HP「林道のその先に」氏は2019.08.13にツーリングして.余沢林道から黒金山徳和線に掛け新しい林道が繋げれていると報告している。
   上部のU状の急カーブ地点.獣柵の入口を右に分け.暫くはコンクリートの緩やかな起伏から黒金山徳和線の1854m点手前辺りにでている。

    お経窪ノ頭1940m峰(地形図上では1960m)
   再び尾根沿い入った平頂で昼食.11:12〜:48

     頂には幾つもの伐採材運搬用の器材.網ロープが散乱し.周りの太い立木には幾つもの架線用の土台跡が根元に絡まされていた。
   昔は木材の運搬場所だったのだろう。ここで昼食を摂っている。今回は塩パン.中身はレタスにコンビーフ。
   飲み物は紅茶を選んでいる。質素だがレタスとの組み合わせが美味い。

   小コブの南面.11:50
    コブ南面から植林が切れ林相が変わる・・短いが灌木に大岩が乗る露岩帯を抜ける

   小さな窪地の重箱を下り返せば大鳥山へ詰める.11:56

     スズタケ帯は途切れることなく続き.巨樹との巡り合わせは何とも言えぬ心地よさを生んでいた。
   丸みを持つ明るみの尾根筋で久し振り腰を越すスズタケの薮絡みを漕ぐようなる。清々しい気分で通り抜けていた。

   大鳥山直下の日当たりの落葉松林.12:07

     途中木枠のヤグラが放置されていたらしいが何処にあるのか分からなかった。「重箱」と呼ばれる所は意味も分からず.
   何の変哲もない小さな窪地. ただ自然豊かな尾根に浸り.ひと登りで大鳥山に立つ。

    大鳥山
     12:14

     大鳥山(おおからすやま)は地形図ではかなりあいまいですが.狭い露岩混ざりの頂に立つと古い木杭に「大鳥山1855m」とあり.
   御料局の三角点標石が設けられていた。頂には真新しい山名標があり.説によると大穀巣・鷹狩りの巣があった場所とか。
   大鳥山1855mは地形図上は1840mにある。

     地形図「川浦」には「大鳥山」と記されているものの.三角点標石なり標高は示されていず。漠然とした周りを含めて指している?
   期待して遠見山から大丸戸尾根を下り.鳥ノ尾根と繋ぐ所まで来ている。繋ぐ節目の林道が横切り.漠然とした中で.大鳥山に立つ。

    参拝路
     今回は鳥ノ尾根を通い.再来月には9筋あるといわれる金峰山の道者道(参拝路)から表参道を選び登っている。
   信仰に深く係わる尾根で.「バリエイションを楽しむ」松浦本によると「大鳥山・小鳥山は鳥ノ尾根と呼ばれ.大鳥山のヒナ岩とはカラスのヒナ(子)のことである。

     『日本宗教辞典』によると.カラスとは蔵王権現の使いで.神聖な場所への道筋を案内する鳥とされている。
   大鳥山・小鳥山を仰ぐ琴川沿いには金桜神社(里宮).金峰山頂には金桜神社(奥宮)が祀られ.ともに祭神は蔵王権現で.前途の前途のとおり.
   鳥は神聖な場所への道案内をつかさどるとされていた。」と謳っていた。私は小鳥山では下りず.更に鳥ノ尾根を南方に綴る。

    琴川乙女湖
   頂の樹幹の隙間から足元を覗く

     狭い頂の灌木が木陰を創る狭い空間から振り返ると琴川ダムを正面に構えて湖畔が見下ろされ.柳平の里をも見下ろしている。
   柳平でデマンドバスに乗り換えれば焼山峠に至り.荒川林道から乙女高原にでられる。湖畔の鉄塔は西群馬幹線163号鉄塔.

     焼山峠の裏側が小さな焼山で.その奥の大窪山の脇を抜けると乙女高原が広がりを見せている。
   倉沢山が乗る境界尾根から乙女高原へ左に回り込むと水ケ森林道が綴られ.南下すれば甲府盆地北側の帯那山林道へと繋がれていた。

     塩平から登ってきた川上牧丘林道は焼山峠から正面に見える南(上)側の湖畔道から柳平を経て大弛峠へ。
   又昨日のアプローチは北側(手前)の湖畔道・県企業局管理道路・クリスタルラインを通り.柳平で川上牧丘林道に入る。

    大鳥山鳥ノ尾根
   大鳥山南尾根を分け.真東の尾根を急下降する.12:20

     大鳥山からの下り.直進すると立木に「杣口林道」のプレートがあった。私はその前で大経窪ノタへ左に折れ.鳥ノ尾根に乗っている。
   直進するスズタケの南尾根に乗ると直ぐ「ひな岩」を過ぎ.河原の荒廃した建物から堰堤が続き杣口林道の杣口3号橋(3号線)に下りている。

    大鳥沢ノ頭を見上げる
   下る鞍部は大経窪ノタル・一ノ萱.12:36

     更に鳥ノ尾根.東御殿へは「杣口林道」のプレートの手前から真東へスズタケの急斜面を下っている。プレートはもっと下に付けられていると考えていた。
   下ると山肌に倒木が幾つも斜めに塞ぎ見定められず。直進しているにも係わらず.山腹を斜下している感じを受けている。
   それを無視して真東に下ると大鳥山からの踏み跡と合わさり.暫くして大経窪ノタル(一ノ萱)にでた。

     又西奥山窪方面に下る場合は大経窪ノタルから無名沢を下り.お経窪を経て徳和の散策路にでられるらしい。
   このルートから大鳥山を越え大丸戸尾根を下るのもよかろう。旧登山道だったらしいが今は廃道化している。

   空中を横切る鋼ロープ2本.12:41

   1786m.12:52

     この尾根には道標類は少ない。ゴトメキ直ぐ隣の小コブに道標があったが遠見山は山名標があるも読めず。柳平への分岐の笹原に2ケ所あった。
   又林道に降りる所に立ち.更の大鳥山には山名標はあるが.テープ類は大分落ち.殆ど見られなかった。
   下りで鳥ノ尾根分岐で「杣口林道」の道標を見ている。大鳥山からは南尾根に取に付けば杣口の杣口三号橋に下りられる。

    大鳥沢ノ頭
   (大鳥山)1782m.12:52

    山名?
     大鳥山の位置に関しては現在の地形図「川浦」では曖昧に「大鳥山」とだけ記され.地名点と標高が地形図には示されず。
   s48年測量とある。地図によると乙女湖.琴川ダム建設中の地図・・狭い山頂の山名表示には1855mとある。
   ただ大経窪ノタルを跨いだ大鳥沢ノ頭を大鳥山と記している地図も多い。地形図に山名標はなく.ただ標高1782mと記されている。

     大鳥沢ノ頭から北東尾根を下るとお経窪沿いに下りられる。三枚窪に入渓し.シゲリ窪出合から西奥山窪と名を変え.徳和川の遊歩道へ。
   これは沢屋さんのルート。林道終点から続く旧登山道は廃道に二俣までは入渓せねばならず.突き当たった旧登山道には「大鳥・国師」とあった。

     国師への登山道もあったらしい。それ故.源頭から三枚窪沿いに下る方が藪屋さんには適していた。
   私は更に鳥ノ尾根を縦走し.大鳥沢ノ頭から東方の尾根沿いにメイクボノタワ(松霞乗越)を下り返し馬止根場に立つ。

    大弛小屋から国師岳.鶏塚山林道から余沢林道を合わさせ石楠花尾根
    ゴトメキから遠見山を経て大丸戸尾根の林道を横切り大鳥山.大鳥沢ノ頭へ・鳥ノ尾根に乗る
    鳥ノ尾根から大久保山を勘違いし.東御殿南尾根から東沢を下降