泉沢尾根の1枚の写真から
      馬頭刈山肩から泉沢尾根を下り.550m圏で泉沢への登山道を分け.末端峰「アタゴさま」へと薮の境界尾根を綴る・・上半は長閑な登山道

    西沢入林道から916m点の鶴脚山北東尾根を詰め馬頭刈山
    馬頭刈山泉沢尾根を下り.和田向の分岐を分け愛宕山・・「アタゴさん」
    末端峰から激藪の植林帯を下り.U字峡に回り込み青木平から十里

   1枚の写真
   グミ尾根より.2013.03.11/16:10
    泉沢尾根末端の「アダゴさん」と右下に穿入し.窪溝のU字峡口辺りからの右奥へと回り込み青木平へ。

     真中の泉沢尾根に入り込むのが檜原村とあきる野市とに跨る境界尾根で.末端峰の「アタゴさん」と右脇を流れるのが秋川の穿入蛇行したU字状の河川。
   その奥に突き当るのが青木平になり.奥側の716m点から延びる青木沢右岸尾根に取り囲まれている集落。乙津地区の西麓になる。
   秋川南岸に見下ろせるのは畔荷田から荷田子へ繋がる地区で.その中央が都道.檜原街道で.上野原あきる野線が横切っている。

    グミ尾根の荷田子峠少し手前から撮った一枚の写真
     かって「平成25年の豪雪」に遭い.1mを越す積雪の高尾山に出向いている。その後は残り雪を求め.醍醐丸から北上し,荷田子峠から下りていた。
   その折.グミ尾根から秋川を隔て.馬頭刈尾根下端の里山とU字峡の奥に覗められたのが青木の集落。黄昏れ漂う左を見下ろしていた。

     周辺の登山道としては高明山の長岳尾根と泉沢尾根の半ばから西側の泉沢に綴る尾根がある。他は短いながら何処も藪尾根で覆われていた。
   その中に鶴川の延びる泉沢尾根の末端の里山と東脇に秋川が逆U字に抉るよう流れ.河川や山村が絵地図の如く描き眺められていた。
   境界尾根と東支尾根とに挟まれた窪地でもあり.脇の窪んだ奥の丘陵は青木平。黄昏の山里の長閑な風景を見て.何時か下りるべき尾根と思い留めていた。

     そのチャンスが訪れる。入山は馬頭刈尾根に聳える2つ目の916m点コブを詰め,逆側末端の「アタゴさま」と繋がることにした。
   下山の踏み跡は定かではないが? 養沢川から馬頭刈を横断し.泉沢尾根を下り.目で追った順に谷間の丘陵・青木平へ目指す。

    泉沢尾根の末端コブへ下降
   馬頭刈山西側の肩の取付きに戻り.11:24

       10:30馬頭刈山11:20―12:02泉沢分岐―12:50破線路分岐―13:11「アタゴさん」.

     泉沢尾根は馬頭刈山の西肩からほぼ真南に延び.秋川に没している。あきる野市と檜原村を分け,ほぼ植林に被われた境界尾根。
   上半まで登山道が綴られ.530m圏付近で西側に折れて泉沢地区に降りている。踏み跡に変わると黄色いプラの境界杭が現れるが全体的には疎ら。

     道中,登山道と南下する経路の分岐までは道標が5,6ケ所と多く設けられていた。それ以上に多いのが「木の屋号」で.
   市・支直営の屋号が「一〜六」まで点々と塗られて.少し煩すぎる感あり。

     尾根後半も屋号と共に営林署の白ペンキが目立つ。古い作業道と共に.地図に記された新しい破線路が多いためかも知れない。
   ただ下半に入ると低山特有の細かい枝尾根が分かれ.登山道を分けてからは地図を読みで下ることになった。

   登山道中盤の右斜面を被う伐採帯.11:29
    「五・六」を過ぎると標高700mに立ち.途切れ大人しくなると今度は「八中」の木号が点々と現れる。

   林相の境を下る.11:45
    右側の谷間にも泉沢コースの登山道が綴れている。

   枝打ちされた美林に突入.11:50

   550m圏の作業道分岐.11:56

     木の屋号にテープ類が多くある550m圏肩。前方の泉沢側に作業道が付く短い枝尾根を下りている。
   又ここの直ぐ下の鞍部には泉沢地区に降りるL字の道標「和田向バス停→」があり.直角に右折すれば泉沢コースの登山道と合わさり.集落にでる。
   登山口の和田向バス停は檜原村の地区に変わっている。集落からだろう.正午を鳴らす知らせがここまで伝わってきた。

    後半に入り直ぐ530m圏コブ
   左景・・大木で南方へ2つの尾根を分けている.12:06

     鞍部越えると急に踏み跡らしくなり.530m圏コブにでる。
   2つの尾根に分かれ.右尾根は南東へ延びて左下へ回り込み.左正面の尾根に入る。白ペンキが点々と付けられていた。

   右景・・共に白いペンキ.12:08
    南西の右ルートも同じよう立木に白ペンキが塗られ.同等の扱いで付けられていた。

   左尾根に入ると別の屋号が印されていた.12:10
    尾根筋には全体的に立木に白線を付けられているものの.以外に少ないのが黄色いプラ杭。踏み跡は確りしている。

    500m圏
   尾根筋はここでも2つに分かれている.12:15

    ミス
     細尾根の突き出す地点は雑木林で被われた500m圏付近。
   太いモミの大木が尾根を塞ぎ.右脇には立木に赤テープが目立つよう重なり.巻き込む方の踏み跡が,はっきり見定められていた。ここも尾根の二又分岐.
   探すも一段低く左手奥へ降りる尾根を分けていたが.手前が藪絡みで気が付かず.500m圏を越えた南西に降りる右尾根にへ回り込み.少し分かりずらい。

   確りした作業道が走る南西尾根の取付地点.12:18

    間違った右尾根
     藪口から出ると南西に延びる細尾根にでる。足元には目立つ赤と黄色いプラ杭が枯葉に埋まるよう頭を出していた。
   このマーキング地点の左脇下には薄い踏み跡が綴られている。一挙に急下降するが如く導かれ.青テープが下部へ点々と付き.
   起き上がる小尾根へと繋がれていた。当然確りした正面の踏む跡には右尾根と分かり進まなかったが.左下の小尾根に下るミスを起こしている。

   見下ろす青テープ.12:18

     更に間違い小沢の中間尾根を下る。ここを下ってみるが激下する斜面.崩れる足元を支えに這い下り.起き上がる小尾根に乗るのが.
   見下ろす尾根は何かが可笑しい。極端な急斜面で落ち過ぎている。左右を見渡すと2本の両側の支尾根が次第に私の足元から高まる。

     尾根にいながら釜底にいるような錯覚に襲われた。両支尾根の山腹壁に囲まれだしていた。
   泉沢左岸の枝沢の中間尾根を下っているようだった。左に競り上がる支尾根が本来の尾根と見て戻っている。

   462m圏で右支尾根を見上げ戻る.12:21

     15分ほど下り.12時34分.最初の分岐に戻っている。見上げているのが下ってきた500m圏から南西側に延びる支尾根。
   分からなかった左尾根を確認しつつ戻る。左尾根は一段低く.500m圏の裏側に落ちていた。

   500m圏に戻り左裏に取り付く.12:35

      戻るとモミの大木の先(上流側)に2本並ぶ立木があり.谷側に向かい黄色いペンキで「木の屋号」が共に付けられていた。
   逆に下る場合は木陰で分からず。一段低く取付く南東へ降りる左尾根を見過ごしていた。ここを左手に取り.急坂を下ると傾斜も落ち着き尾根に乗る。

    450m付近(464m圏)
   再び尾根の二又分岐.12:43

     正面の南方に真っ直ぐ向かうのが主尾根で.その先でリボンの多い,立木下に黄色いプラ杭がある尾根分岐に再びでる。
   又立木には黄色と白ペンキが点々と450m辺りの立木にまとわり付くよう塗られていた。ここからは尾根筋は末端峰まで1本になっていた。

   左分岐からの尾根.12:44

     左手の南東尾根にも尾根筋に白ペンキが点々と付けられているのが見下ろされた。
   恐らく尾根の下端まで綴られ.下山のおり通過した川畔の畑跡付近と結ばれているのだろう。最悪の場合はここから楽に下りられるだろう。

    415m圏
   直角に折れる破線路の分岐.12:50

     目立つマーキングの415m圏にも作業道の分岐がある。南東方の小尾根に同じような白いペンキが点々と付けられていた。
   恐らく小尾根の右縁を綴り.地形図「五日市」「-300-」辺りで.ウェーブに記されている破線路と合わさり.秋川の左岸歩道に出ると思われる。

     Web上の破線路は更に少し下った所から沢筋へ下るルートで.取付き左手に白いペンキが付けられているだけの破線路だった。
   谷間は小木林が枝打ちされた激坂の斜面で抉るよう落ち,傾斜が緩むと右手の小尾根からの作業道と合わさり.南隣りの小尾根に乗っている。

     今年夏に成木尾根に出向いている。その折43号鉄塔の先で堂平沢左岸尾根を下りていた。心臓が止まるのではないかの劇坂だった。
   同じような作業道らしい。390m末端峰をピストンした後.このルートを下山路に選んでいる。

     川畔の左岸歩道にある林班界標板の裏にでるようだった。ただこの後.末端峰に立ってからはピストンし戻っても藪は変わらぬと悟り.
   急遽末端峰手前の藪の東斜面に突っ込み川畔に下りている。踏み跡はない。

   更に南下し確りした踏み跡に.12:53

     破線路の分岐を過ぎると間もなく.尾根伝いに確りした踏み跡が現れた。何故と云う間もなく末端峰の鞍部まで切り開かれている。
   綺麗に切り開かれた作業道で.低山の不思議な謎はこんな処にもあるのかも知れない。

    390m圏末端峰
   最後の薮に突入する.13:02
    朧に見えたコブも.鞍部にでると今度は今までになかった藪壁に閉ざされる。見える頂に藪を漕ぐ。

   空が開かれ這い上がると小さな頂点にでた.13:05

    アタゴさん
   山頂と小さな石祠.13:11

     樹林に囲まれうっそうとした小さなコブの頂は当然展望にも恵まれず。
   会えて望むなら樹間から本宿の採石場方面が本の一部分だけ眺められている。頂には赤茶色の石祠が祀られていた。

     石祠は西北西の泉沢の集落を向き.「火の神」として見守っているようだ。石祠の右側面には太陽が描かれている。
   又脇の木枝に吊るされていたい木札には「泉沢尾根・390m末端峰・アタゴさん」とある。裏側には「アタゴ社・火の神」と記されていた。

   左側面には三日月が描かれる

   内側には乗馬する「アタゴさま」が祀られていた

    愛宕さま
     泉沢地区の住民の話では頂上にはアタゴ(愛宕さま)が祀られられている。
   北鞍部から泉沢の間に山道が作られていたが登る人がいなくなり近年失われたらしい。山名はないとも言う。

     現在,秋川左岸道路の工事計画があり.この付近は川の左岸沿いをトンネルで通過するらしい。又U字の秋川渓谷には鉄橋が。
   そのため2016年に泉沢地区から北鞍部を越え.東側方面へと地質調査(ボーリング)用のモノレールが設置された。
   今はその形跡らしきものか? 残されている。末端峰は「愛宕さま」とある。

    西沢入林道から916m点の鶴脚山北東尾根を詰め馬頭刈山
    馬頭刈山泉沢尾根を下り.和田向の分岐を分け愛宕山・・「アタゴさん」
    末端峰から激藪の植林帯を下り.U字峡に回り込み青木平から十里木