2015年の師走に大岳山馬頭刈尾根の上半の縦走に続き.今回は後半の東側の916m点峰に立ち.末端の馬頭刈山に立ち完歩。 ・・大岳山と周辺Top

  真新しくできた短い林道西沢入線から前回下山した三ッ合鍾乳洞入口にでて.鶴脚山北東尾根を詰め馬頭刈尾根にでて馬頭刈山に立つ。
     馬頭刈山は泉沢尾根の末端峰へと南下し.和田向の分岐にでて.更に藪を漕ぎ末端の小コブ愛宕山から青木平へ。里道は県道にでて十里木まで.
                                                     2019年12月09日.松村
    新.西沢入林道から916m点の鶴脚山北東尾根を詰め馬頭刈山・・頂から馬頭刈尾根.上半の展望
    馬頭刈山泉沢尾根を下り.和田向の分岐を分け.末端のコブ.愛宕山
    末端峰から激藪の植林帯を下り.U字峡に回り込み青木平.

   大岳山馬頭刈尾根.北面
   日の出山々頂より・・2010.08.05/15:50

    年を分け往復した鶴脚山北東尾根
     大分月日を隔ててしまったが馬頭刈尾根には標高差が同じ2つの916m点峰を擁する尾根にでる。2015年2月に大岳山から西側の916m点峰に立ち.
   鶴脚山をピストンしてから北東尾根を尾根伝いに末端まで下り.430m圏から三ッ合鍾乳洞を目指し真下を降りていた。

     今回は東側の916m点峰(鶴脚山)の北東尾根を三ッ合林道の手前にできた新林道西沢入線から入山。
   後半は馬頭刈山の裏側に当たる泉沢尾根末端まで南下して南秋川まで降りる。

    霞む鶴脚山北東尾根
   馬頭刈山に登り着いて振る変える展望.10:30

    馬頭刈尾根に乗る2つの916m点峰
     馬頭刈山から馬頭刈尾根の西側を望んでいる。左側の峰は今登ってきた鶴脚山北東尾根で手前に横たわってい尾根。
   鶴脚山は東側の916m点峰になる。その右奥が西側に聳える916m点峰。

     西側は頭から急激に落ち込む岩稜の北東尾根で.中半は同じように尾根筋に古い作業道が綴られ.尾根下端にあり三ッ合鍾乳洞へ下りている。
   写真の更に遠方.朧に映るのは大岳山だろう? 右に延びるのは市界尾根になる。御岳山は分からなかった。

     少し深みのないコースを選んだと思われがちだが荷田子峠付近から撮った一枚の写真が切っ掛けになり.
   馬頭刈尾根後半の縦走を繋ぐよう行程を組んでいる。4年前のやはり師走に大岳山から西側の916m点峰北東尾根を経て三ッ合林道に下りていた。

     下山したのは同じ林道からで.今回も同じ林道から入山している。
   前回の山行と繋ぐ形のコースから鶴脚山北東尾根を詰め.馬頭刈山から泉沢尾根を下り青木平へでることにした。

    林道西沢入線が完成
   バス停前の新林道から入山.7:30
    過っては西側の916m点コブ北東尾根を下り.右手の看板裏側に降りている。

    12月09日(月).晴後曇
       jr御徒町.¥935. 5:11=5:18東京:22=6:18立川:29=7:01武蔵五日市¥472路線バス:05=7:28三ッ合鍾乳洞入口bs.340m
       bs・養沢川新橋・林道西沢入線ゲート7:30―鶴脚山北東尾根10:00―10:30馬頭刈山・・日の出は拝島付近

     小型の通勤バスは殆どが五日市高校前で降り.戸倉を過ぎるとハイカー2人組と私だけになる。少々煩い彼等,私が降りるまで甲高い声を上げている。
   養沢川,高橋で右岸に渡り三ッ合鍾乳洞入口バス停に降りると急に周りは静けさを一気に取り戻していた。この後は山を下りるまで私独りの山旅を迎える。

     三ッ合鍾乳洞のバス停を訪れたのは丸4年振り.当時はバス停前で林道の改修工事が行われ.舗装に側溝・ガードレールと見違えるほど奇麗に改修されていた。
   入口の看板には新たに林道西沢入線の起点が示され.平成29年度施行され,幅員4mの林道で,延長140mととんでもなく短い林道だった。

     それなりの理由があるのだろうが延長140mとは。以前は鍾乳洞と三ッ合林道の看板があったが,改めてその先で三ッ合林道と繋がれている。
   バス停から15分ほど林道を歩めば.そこ先で三ッ合鍾乳洞にでる。手前で左手に鏡沢を分け.林道鏡沢線が合わさる。
   起点の三都郷沢を右岸に渡った所に林道のゲートがあり.馬頭刈尾根の東側916m点の北東尾根の末端になる。ここが今回の取り付き.

    鶴脚山北東尾根下端の二又尾根
   三ッ合林道より.7:38

     三ッ合林道に入ると鏡沢と三都郷沢とが合わさり.上流側の正面には鶴脚山北東尾根の末端が開かれ望まれている。
   右上の550m点コブから北東と北に尾根末端を分けていた。正面が北側の枝尾根で.橋を渡った林道鏡沢線のゲートから取付いた。

     又馬頭刈尾根には2つの916m点コブがある。この尾根と西側の三都郷沢を隔てて並行する尾根が前回下った西側の916m点コブと北東尾根。
   今回詰める尾根は東側に位置する916m点コブ.即ち鶴脚山の北東尾根を詰めている。

   三都郷沢に架かる橋の右岸詰が林道鏡沢線の起点.7:43

     三都郷沢沿いを綴る林道三ッ合線・三ッ合鍾乳洞の呼ぶ名は「みつごう」と同じ発音で呼ばれていた。それにも係わらず.字体は不思議に異なっている。
   又「沢」を付けず「三都郷」と云うは馬頭刈尾根を越えた反対側の山麓.北秋川の白倉・千足地区を大きな目で「三都郷」と呼ばれ.現在もその名が残されていた。

     三都郷沢の左岸を綴るのが林道三ッ合線. 右上端に欠けて見えるのが林道の青い看板。この先に三ッ合鍾乳洞がある。
   三ッ合鍾乳洞は標高470mにある全長120mの三段になっている縦穴形鍾乳で個人経営らしい。

   北詰の林道鏡沢線ゲートが取付き.7:44

     永久橋を渡った所に鉄格子のゲートで塞がれた林道は鏡沢からタルクチ沢源流の高明山の北面へと延びている。
   ゲートの右脇の踏み跡を綴り.北東尾根に入る。まず550m点コブから北側に派生する枝尾根に取り付き.鶴脚山916m点へ登っている。

   尾根末端を見下ろす.7:53

     この尾根の取付きには頭を赤く塗られた小さな四角い木杭が立てられていた。
   ただ馬頭刈尾根に至るまで間には古い作業道が残されているにも拘らず.境界杭などの杭類に道標・看板等は一切付けられていなかった。
   谷間を離れると直ぐ植林帯に入り.急登で呆気なく尾根に乗る。あるようなないような踏み跡が続き下草は少々煩かった。

   末端から植林帯だが下枝の絡みは多い.8:05

   結飯のような大岩が作業道を塞ぐ.8:09

     立木に挟まれるよう大岩が乗り.傾斜が緩むに従い尾根幅が広がる。そして尾根の両脇から追い上げてきた植林帯が途切れると丘上の雑木斜面にでた。
   左脇に猪の掘り起こしを幾つか見て,踏み跡を追えば東側からの雑木被う尾根を合わせ.丸い形の大らかな台地550m点コブにでた。

    550m圏コブ
   枯葉が一面に積もる丸みを持つ心地よいコブ.8:18

    境界尾根へ続く金毘羅尾根
   左手の雑木から養沢川を隔て

     山頂は下枝からも開放されすっきりした枯葉の埋まる雑木に覆われていた。東肩からは市町界尾根へ続く金毘羅尾根が横切り眺められている。
   霞みの中には淡い紅葉を見せ.よく見ると1つの巨大な鉄塔が眺められている。恐らく路線バスで通った養沢川沿に架かる送電線新秩父線だろう。

   歩かぬような薄い破線路が続く.8:32

     戻り頂点に立つと檜の植林帯に囲まれる。ほぼ直角に右に折れ.4体が綺麗に並ぶ立木のある場所から左の尾根筋に折れている。
   ここからは一度下り返すと大らかに延びた主尾根へ。踏み跡もここからは確り付けられていた。ほぼ南西に向かい一直線に詰める。

     ひと山越えて少し疎らになった樹林で明るみだすと.平坦地が広がりを見せていた。ただ曇天に覆われた台地はどんよりした空気に包まれた。
   何処となく薄暗い。今日はこんな天気が続くのだろうか? 展望は殆どなくあっておぼろ。

     昔の少し幅広い作業道らしき所を抜けている。昔の馬車道だろうか?
   あるようでないような作業道は西側に並行する西側の916m点コブ北東尾根も.過って下つた時は中半は同じような形をなしていた。

     地形図「五日市」には林道鏡線が沢沿い500m付近まで延びる破線路として記されている。
   又地形図にはなかった破線路はWeb上に記されていた。今まで登ってきた550m圏の鞍部先までの間は逆に破線路は示されていず。
   上部の尾根筋には東側の916m点までの馬頭刈尾根に破線路が記されている。下部がないのも不思議な感じ。境界杭も道標もない尾根が続いている。

    600m圏
   大木.8:43

     少し手前,檜の小木林の立木の幹に青いテープが2本巻かれている。
   630m圏付近で再び登り始め.一度気持ち尾根幅は狭まるも再び広がりを見せている。又急登で692m点コブを通過した。

   650m圏付近
   右の立木に2本に古い赤く褪せたテープが巻かれている.8:53

   772m点.9:22
    前方左脇に「丸木」の木の屋号が2ケ所あり

   浅い大きな露岩に根が這う.9:28

    西側の916m点コブ北東尾根
   左景・・北東尾根上半で.奥は大岳山方面.9:35

     三都郷沢を隔てた西側の916m点コブ北東尾根は天辺からの下りは露岩の急稜になっている。鶴脚山北東尾根とは異にしている。
   又尾根末端にある林道西沢入線の起点上は深い藪斜面の上.林道上に法面があるので見定めて下らなければ大変なことになる尾根だった。・・2015.12.18

   右景・・北東尾根下半

    馬頭刈尾根
   赤帽黒杭37がある頂稜に乗る.9:56

     最後の急登は今日一番の明るいカール状の枯葉が敷き詰められ大地。裸木が疎らに散りばめられた斜面を喘ぎながら登っている。
   大らかに面をなし.質素な風景だが落葉との兼ね合いは見ていても素敵だった。それでいて急勾配で後一歩を繋ぎ追えば馬頭刈尾根に乗っている。

   西側の916m点コブ方面
    頂稜にでると更に明るさが増し.確り踏みしめられた登山道にでる。平坦になり軽やかな足運びに。

   左手に折れ鶴脚山.(高度計931m圏・東側の916m点峰)

   馬頭刈尾根の縦走路.10:04

    
   鶴脚山と馬頭刈山との鞍部・・泉沢コースの分岐.10:10          馬頭刈山の肩・・右奥は泉沢尾根で取付き地点.10:20

     小広い伐採地867m圏が泉沢尾根の取付き地点。道標に太い幹が立ち.白く塗られたペンキの下に「←一号→」とある。
   林班界標を兼ねた「木の屋号」のようだ。数分先に馬頭刈山に立つ。その間は「←二号→」とやはり太い幹に標柱が立てられていた。

    馬頭刈山
      10:29

     三等三角点標石があり.高度は883.99m..基準点名は「馬頭刈山」。標石の隣りにあるのは盤石だろう。標石が抜け落ち脇に埋め戻したのかも?
   馬頭刈山884m←高度計905m訂正.                

    馬頭刈尾根北側の支尾根群
   10:28馬頭刈山で昼食11:20

     閑散とした馬頭刈山の頂に立つ。幾らか樹林の色合いは増している。淡き茶系に統一され気味の霞む世界。
   妻に電話. 早過ぎる電話に何か起きたかと驚き.又頂に着いたのを驚く彼女。半分終わったようなものだが下るこれからが本番。
   先が分らず藪絡みになれば今以上の時間を要するかもしれない。

     前回は炊事ができなかった。今朝は寒くもあり.早めに食事を摂ることにした。献立はアルミの鍋付き月見うどん,
   うどんを茹で白菜に長ネギ・青葉を加え.肉を足し生卵を落とす。汁が溢れだせば出来上がり.熱くフーフー云いながら食べるのも久し振り。
   体が温まり.美味い満足感を得て.来てよかったとの連想に繋がっている。

    鶴脚山と西側の916m点コブ
   歩んできた主尾根の霞む展望ををアップ

     一機のヘリコプターが頭上に舞い込み.響き渡る爆音を轟かせ通り過ぎる。電話中で妻も耳にしているが霞み強く.機体を見ることはなかった。
   冬型で2日間晴れる予報がでていたが一日中.曇天の黄昏のような薄暗さが続いている。風は微風だが休めば肌寒い。

     羽毛のチョッキに上着を羽織っている。その上遠望は霞み,何処もがおぼろに見渡せられた。富嶽はとうとう見定めることさえできなかった。
   都心では今日初めて一桁の気温を観測した。ここは5.6℃台,

    西沢入林道から916m点の鶴脚山北東尾根を詰め馬頭刈山
    馬頭刈山南尾根・泉沢尾根を下り.和田向の分岐を分け末端のコブ.愛宕山
    末端峰から激藪の植林帯を下り.U字峡に回り込み青木平 ・・青木平乙津「花の里」.荷田子.十里木