奥多摩の玄関口.市境界尾根. 日出山.高峰.三室山と繋がる長長洲丘陵へと長い尾根を綴る

   御岳山東方の市界尾根・・日の出山.高峰.大室山
    2010年08月. 奥多摩病院裏から江戸小屋尾根を詰め.鞘口山から東進し大岳山―御岳山から日の出山北尾根を下りjr御嶽駅
    2016年10月. 滝本bsから御岳山.日の出山を経て高峰.梅ノ木峠を下り返し.三室山から吉野梅郷に下りjr日向和田駅・・OB親睦ハイク
    2022年05月. 平井川左岸尾根.三室山南尾根から市界尾根を越え.幾つもの林道・峠を横断し通矢尾根を下る。・・八坂・白山神社から新井.ヒッチハイク
    2022年05月. 平井川右岸尾根.jr御嶽から高峰北尾根・日の出山金比羅尾根・ロンデン尾根・幸神尾根と下り.五日市駅までのアプローチを探る.
    2023年02月. 平井川を横断.白岩滝bsから麻生南尾根.梵天山北東尾根.肝要から肝要・梅ケ谷峠を越え.長洲丘陵.赤ボッコ東尾根から馬引沢.畑中3bs
                                                        ・・御岳山とその周辺
     御岳山から東方の日ノ出山.高峰.三室山へと繋がる市町界尾根は青梅と日の出町を境に市街地南側に延びる長洲丘陵まで続いている。
   日の出山と三室山との間には高峰北尾根が日の出山北尾根と共に北面の多摩川流域に開かれた御岳の里まで広がりを見せていた。

     山域のメーンは地形的には南側の方が.山歩きには恵まれていた。又日の出山から南側にも金比羅尾根を延ばし.武蔵五日市へ。
   三室山からは通矢尾根が金比羅尾根にほぼ並行して延びている。秋川の支流.平井川がその中央を隔て出合は秋川の左岸に入る。

     縦走以外初めての山域で.まずは平井川沿いに両岸を取り囲む尾根を1本づつ2度に分け綴ることにした。
   前半は平井川の源頭を取り囲む三室山南尾根を詰めて.頂に出てからは南東に延びる平井川左岸尾根を綴り岩井から新井地区にでる。
   後半は多摩川沿いの高峰北尾根から日の出山に立ち.平井川の左岸沿いに連なる尾根群を南下し.裾はjr武蔵五日市駅方面になのだろう。

     第一弾は三室山南尾根から通矢尾根(上部の市界尾根・・北.青梅市. 南東.日の出町)・・三方市界尾根に囲まれた山域(西.あきる野市)
   日の出山登山口bsから三室山南尾根―左岸尾根は鉄塔や幾つもの峠路.林道の絡む通矢尾根を下り.末端の新井地区へ。
                                    二弾は下山して2週間後の2022年05月08日.松村

    三室山南尾根から市界・通矢尾根・・三ッ沢峠と23号鉄塔
    鉄塔から肝要峠.林道三差路.細尾山
    細尾山から白山神社.都道184号.新井

   市界尾根・・左肩の日の出山から高峰と三室山・右奥は長洲丘陵と青梅盆地
   麻生山より・・同年5.23/10:05

     この尾根は8年前にRHC親睦ハイクで訪れ.御岳山から日の出山.三室山から青梅の吉野梅郷と縦走している。
   更に14.15年前には猛暑トレーイングで江戸小屋尾根から鞘口山にでて.東進し日の出山北尾根を下り.多摩川第三発電所を経ていた。

     今回は三室山南尾根を詰め平井川左岸の通矢尾根を下り白山神社裏参道にでている。
    又下旬の第2弾では高峰北尾根から平井川の右岸尾根伝いに下り.同じ武蔵五日市駅にでている。

    三室山南尾根と南東に延びる通矢尾根
   金比羅尾根の伐採地より・・同11:00
    今回は路線バスで日の出山登山口bsまで遡り.南尾根から市界尾根に取付く

     此のところ天気図の前線は本州を大きく南北に揺さぶるよう動き.早くも梅雨の前触れかと悩ます日々が続いている。
   今週は太平洋沿岸から前線が遠のき晴天に期待をもたらしていたものの入山前日は動かず.前線が留まる予報がでている。

     車窓から眺める朝方の東空は壁のように高い雨堤の波に呑まれ.どす暗い色合いを見せ.その中に朧に濁る赤く焼けた太陽が昇る。
   雨が降らねば儲けものの天候に変わっている。曇天の尾根筋を綴るも,昼間から薄暗さを漂わしている。雨堤は北上するのだろうか?

   jr武蔵五日市駅前ターミナル.7:59

    5月08日(日).快晴後本曇
      jr御徒町6:11=6:13東京28=6:34新宿.快速ホリデー五日市:46=8:24武蔵五日市8:05=8:24日の出山登山口bs.330m

     平井川は日の出山を源として北大久野川を合わせ.羽村草花丘陵(長洲丘陵)の南端を経て多摩川に注いでいる。
   三室山.日の出山.麻生山.白岩山.勝峰山の主尾根が平井川上流を取り囲み.そこから多くの支尾根を派生させていた。

    路線バス
     朝方の駅前広場は明るい。都民の森行.路線バスは増便を重ね超満員. それに比べつるつる温泉行バスは座席の半分ほどが埋まる程度。
   都道251号.青梅日の出線に入ると直ぐ.あきる野市から日に出町の県界を越えている。つるつる温泉分岐の交差点を左折し.
   県道184号.奥多摩秋川線に入る。平井川沿いを遡る2車線のゆったりした登り坂でバスに揺られていた。

     新井.細尾.肝要から松尾へと集落を過ぎてゆく。時間的には20分ほどの距離.そこを時間を掛け平井川左岸の尾根筋に回り込み.
   都道の入口.つるつる温泉の交差点まで復路は歩み戻っている。通矢尾根は枝尾根に分岐・峠路が多く.初めての山域でもあり.
   丁寧に確認をしながら予想を超える時間を費やし里に降りている。

   日の出山登山口bs.8:22

     白岩滝バス停で2名を降ろし.三室山南尾根の末端付近から登る松尾バス停を回り込むと日の出山登山口バス停にでる。
   終点,つるつる温泉手前のバス停で.ここでハイカー全員が降り.日の出山コースに入っている。
   私は全員が出掛けた後.ゆっくり沢を挟んだ反対側の三室山南尾根に取付いた。

   灼岩林道の起点の都道184号線より.8:35

    本流二俣
     手前の橋は灼岩林道の起点.その直ぐ先は滝本沢と本入沢を分ける三ッ沢分岐の二俣になる。左の橋を渡る滝本道は日の出山コースで.
   途中で右から久留見指林道を合わている。奥二俣は滝本不動尊がある分岐. 右俣に不動沢林道と繋がり.左俣には滝本林道が延びる。
   その中央に挟まれた中間尾根の末端には日の出山の登山口があり.左俣から入る滝本林道は上部でこの尾根に乗っている。

     本流右俣の本入沢沿いに70mほど入ると車道の右手に「肝要支125」の電柱が立っていた。小さな水路を渡った所の石段があり.
   三室山南尾根の取付きへ。見上げると右上に墓地が見え.墓地の右脇に作業用の赤プラがあり.南尾根に乗っている。
   私は終点1本手前の「日の出山登山口」バス停で降り.このルートを一人登ることにした。更に右俣230m先に「つるつる温泉」がある。

    灼岩林道
   灼岩林道の入口にある三ッ沢薬師堂の御堂.8:36
    三差路手前の橋が灼岩林道の起点

     手前の灼岩林道は尾根末端の切通から新秩父線22号鉄塔を経て.灼岩山を擁する尾根に乗れば金毘羅尾根の四差路にでて麻生山に立つ。
   林道は入口から250m先でチェーンゲートがあり.幅員3mの広さがあるも,静かな登山道の趣があようだ。
   歩き始めて50分ほどで麻生平にでて.白岩滝からの登山道と合わさっている。

     そのまま登山道を詰めれば麻生山の北西寄りにでる。又灼岩林道は途中で麻生山林道と名を変えている。
   上部で.灼岩山の尾根と交差し.麻生山へと繋がり.更に境界の背稜にでる滝本林道と結ばれていたる。

    市界尾根の三室山南尾根
   南尾根の取付き.8:42
    里からの第一歩.まず南尾根の末端の472m点コブを目指す

     南尾根は2つのルートが選べる。ここは石段を登り.右上の墓地から尾根末端の472m点コブにでる枝尾根ルートの取付き地点。
   以前は沢沿いの経路からだったが崩壊甚だしく廃道化し.今はその左岸の枝尾根筋に変わっている。
   もう1つのルートは白岩ノ滝バス停から472m点コブを目指すルート。

     バス停から北への道(倉庫の右脇の道)に入り.直ぐ左に曲がる。右後方の土道を分け.簡易舗装の道を進むと土道に変わり.北に登り詰める。
   途中に竹林あり.又HP「奥多摩尾根歩き」氏によると松尾バス停のトイレ裏から簡易舗装に入られるとのこと。私の取付いた
   墓地ルートはバス路線の終点.「つるつる温泉」が直ぐ上流側に建てらていた。ここからは大入林道で市界尾根の梅ノ木峠にでられる。

   沢沿いの踏み跡を斜上.8:45
    墓地を右に見て沢沿いの踏み跡伝いに旧道の沢底から対岸に登っている。

   三ツ沢を見下ろす.8:47

   左脇の踏み跡口から支尾根に乗る.8:52
    尾根末端の墓地から確りした踏み跡が延びている模様

   支尾根を472m点コブに向かい直上.8:53
    一直線に472m点コブに登っている。振り返ると谷間に車道が横切るのが覗まれる。

   小コブを見上げる.9:01
    472m点コブの肩にでるまで尾根筋を忠実に綴るも作業用の印は見当たらなかった。

    472m点コブ
   末端の小コブに乗る.9:08

     コブの手前には橙頭黒杭「123」があった。又左下の足元に古く褪せた大き目の赤いプラ杭がある。よく見ると珍しい林班界標杭で.
   赤プラ杭は登る正面に.谷を向き「林班」を記され.右側には杭の右面に「26」とあり.左面には「25」と記されている。
   それは規則正しく数多く点々と綴られ.背稜の630m圏コブ直下まで付けられていた。又右手の木の屋号は私有地であることを示していた。

   南尾根を見上る・・右側は朝方の明るみ.9:10

   472m点コフの北側鞍部.9:12

     旧径路が左の窪溝の下り口には立木には幾つもの赤テープが目立ちち見みられるも.今は崩落し廃道化している。
   標識類は全て取り除かれていた。又同じような赤テープがある。個人的なテープは切り捨てられていた。
   作業用は幹巻くか.長く垂れるテープ。地図の破線路はここから梅ノ木林道に突き当たるまで記されている。

   500m圏・・露岩はこの付近のみで,カール状の頭近くの分岐.9:22
    緩やかに起き上がる尾根は左に広がる枝沢のツメ付近。尾根筋から左に分ける作業道。丁度四方に木杭を描く所が左前方の作業口.

   580m圏・赤い「鳥獣保護板」の看板がある分岐.9:41
    右後方の広い枝尾根には作業道が綴られている。松尾沢林道に下りているようだ。標杭類の一番目立つ場所にもなっていた。

    梅ノ木林道
   梅ノ木林道に突き当たる丸太ゲート.9:47
    急登となり尾根筋が北東に回り込むと傾斜は緩み.更に平坦になると林道にでた。

   580m圏・・林道に出た真向いの側壁を登る.9:48

     左側に手すりの付いた石階段があり.再び尾根を詰めている。林道を左に折れれば市界尾根の新秩父線25号鉄塔の西脇にある梅ノ木峠にでている。
   又ここは南側から大入林道が峠を横切ってをり北側にゲートがある。林道の右手側はこれから何度もお目にかかる長い林道で.境界尾根の南面を綴っている。

     通矢尾根の肝要峠で尾根筋の市界線とは分かれる日の出町内に入るも林道は続いている。そして肝要峠からは北面を綴る林道。
   ここで林道を横切るも背稜にでて.三室山から通矢尾根を下るも.平井川左岸沿いの尾根伝いに梅ノ木林道も途切れることなく綴られていた。

    630m圏コブ
   市県界尾根の縦走路に立つ「鳥獣保護板」.9:57

     林道.縦走路と横切り登った小コブ。正確には三室山の西隣りの最初の小コブ630m圏から南側に尾根を長く延ばしている。
   通称「三室山南尾根」と呼ばれていた。間の鞍部が三ッ沢峠.

   小コブから薄暗さを増す三ッ沢峠方面.10:00

    三ッ沢峠
   三ッ沢峠645mから露岩越え三室山へ.10:05

     境界尾根の小コブから三室山の西面を回り込む所にある四差路の小広い三ッ沢峠にでる。ここで西側からの萩ノ平尾根お合わせ.
   道標にはT字で「←三室山50m・日の出山→」「下は二俣尾駅」とある。北側のjr軍畑駅から軍畑大橋を渡り.吉野街道を横切るとアタゴ尾根の取付きにでる。

     御岳神社.新所沢線29号鉄塔を過ぎ愛宕神社「奥の院」とアタゴ尾根を詰めると峠にでる。右には南側には三室山の巻き道が綴られ.
   通矢尾根の取付きと合わさった。間の尾根筋の露岩帯を抜ければ50mほどで逆側から三室山の頂に立てられる。

    三室山
   標石の手前.直ぐ丸太のベンチあり.10:09

     三室山は小さな頂で三等三角点があり標高は646.69m.丸ドッケ. 基準点名は「萱尾」で.展望は殆ど望めず。
   背稜の小尾根の頂が三室山で.南に下ると分岐と共に直進して長い通矢尾根が延び.南下した。

   西脇の登山道を下ると巻道の登山道と合流する.10:15

   三室山の巻道と通矢尾根の南側分岐.10:18

     三室山南側の巻道と三室山からの登山道が合わさる分岐では.通矢尾根へと三室山から直下し.L字の腕木にない反対側に延びている。
   分岐には「鳥獣保護板」・L字の巡視路標柱」に.反対側の尾根筋には大きく示された「三室山 マルドッケ」の山名板がある。

     道標の左に折れる「吉野梅郷」の腕木には小さく黒マジックで.反対側に「通矢尾根」と書かれていた。
   過ってOB親睦ハイクでは御岳山からこの分岐を抜け.吉野梅郷へとjr日向和田駅まで導かれている。当時は三室山は巻いていたと思う。

     「当時は2万本もあった梅の公園丘陵が荒れ果てた姿で.梅の木は世界で初めてプラムボックスウイルスに感染され.
   2014年に青梅の梅の木.全てが伐採された。梅の木が1本もない殺伐とした風景が広がり.立木と云えば疎らに松の木が望めるのみ。
   関東地方で有数の観梅の名所だった。」と日誌にある。

    麻生山から下る金比羅尾根
   梅ノ木峠より南面を望む・・2016.10.22/13:00
    平井川上流を隔てての麻生山北東・東尾根.左後方は金毘羅尾根. 手前は新秩父線24号.23号鉄塔

    通矢尾根
   通矢尾根の南東尾根に乗る.10:20

     通矢尾根は林道が寄りよっては離れ.4本の林道を横切っている。又幾つもの細かい分岐があり.下りは更に迷うことになる。
   尾根筋は末端まで南東に延びて.分岐からはは主に南か.西側に下りている。左側を選ぶ所に間々.注意を要している。

   「赤帽黒柱600m.日の出山の会」.点々とあり道標代わりに.10:24

   如何にも古い新所沢線の巡視路標柱
    左は〇産森林組合所有林で.右は赤字の大きな「木の屋号」から目立つ青い「〇万」の屋号に変わっている。

    鉄塔群
     右後方から下りて来た。左後方には確りした巡視路が延びている。鉄塔標柱「25号に至る」は尾根伝いのその先にも同じ番号の標柱がある。
   25号鉄塔は吉野梅郷コース上に建ち.脇下には鳥居と金毘羅神社が祀られている。24号鉄塔は546m点コブの北東の延びる枝尾根にあり.
   破線路で.巡視路が示されている。又23号鉄塔は通矢尾根のその先.546m点コブの南側に建つ。

   大木を仰ぎ通過.10:28

   尾根筋の右下に奇麗にカーブする梅ノ木林道を見下ろす.10:34

    546m点コブ
   山道の分岐点で道標はない.10:42

     共に広く開かれた台地.幾つもの印が纏わりつく所で.ここは左手を選ぶと平坦な尾根沿いになり23号鉄塔の基部にでる。
   右は確りした踏み跡が小尾根伝いに下りていた。

     三室山南尾根から市界・通矢尾根・・三ッ沢峠と23号鉄塔
     鉄塔から肝要峠・林道三差路・細尾山
     細尾山から白山神社・都道184号.新井