前道志大桑山の2つの北支尾根を綴る・・大桑山北面の尾根Top
  上半は城山から作業道が造られつつある大桑山北西尾根. 後半は荒れた.北東尾根から津成沢へ・・林道.県道津成と旧道.小篠

    県道伊良原から猿橋城山を経て幡野神社
    更に大桑山北西尾根を詰め鈴懸林道へ
    大桑山北東尾根から最後は荒れた道から津成沢・・新たに造られた748m台地までの作業道.林道.街道

    大桑山の3つの北尾根
    桂川右岸.藤崎の畑より・・2013.03.05/16:14
    曙橋を前に桂川沿いの河原道に降り.前道志を望む

    北尾根
     左側に構えるのは高畑山北尾根で.大桑山は3つの北尾根を持ち.左の尾根は748m点コブを擁する大桑山北東尾根で津成沢に没している。
   中間の北尾根は530m圏コブを擁する尾根で末端は左端に聳える428m点コブに回り込む。

     又西側に寄るのが563m点コブを擁する西側の北尾根で.一番短く西側に北尾根を延ばし.3つの北尾根は共に津成地区に落ちている。
   このルートは喝て鈴ケ尾山北西尾根を登り.大桑山北尾根(西側)から藤崎.西進し新桂川橋梁下の曙橋に下りている。

     右上から下る大桑山からの北西尾根は御前中に猿橋城山から低山を綴ってきた尾根。
   今回,下りに選んだのが中間の左側の北東尾根から津成沢へ下り.高畑山北尾根末端の麓にある旧道「イトヒバ」により下山した。
   右上の小コブに見えるのは鈴懸林道脇にある猿橋無線中継所。

    大桑山北尾根(北東尾根)
   右景・・鈴懸林道を東進し尾根取付きへ.12:12
    右上の窪地は鈴懸林道からの尾根取付きで.下のコブは中尾根の末端428mコブ

       大桑山北東尾根
    12:00鈴懸林道850m地点.大:50一13:02鈴懸林道820m地点一13:18(748m峰)一14:09伐採地一14:16枝沢
    一14:30林道一14:39旧道一14:55高畑山北尾根取付き.イトヒバ一15:29jr鳥沢駅.

     北東尾根の山麓は津成.一般的には大桑山北尾根は3本の内の1本に称されている。高畑山北尾根と津成沢を隔てて津成地区に没する。
   倒木が多く荒れた尾根と云われていた。今回上半は作業道が造られつつあり興ざめるが後半は短い河川を含め変化に富み面白かった。
   数年前に西側の北尾根を下りている。その折は津成を抜ける県道のバイパス工事が麓で点々と始められたばかりのようだった。

    北尾根(中尾根)末端428点mコブ
   左景・・末端の東枝尾根のコブ
    左遠方が大津沢で左の沢沿い下が津成の集落. 428m点コブ手前には津成沢の枝沢が入り込んでいる。

    北東尾根取付き
   鈴懸林道830m地点.13:02

     鈴懸林道の上部取付きは早くも午後の最後の斜陽した陽を浴び.その830m圏取付きの立木の幹に2本の赤線がペンキで示されている。
   又根元には前回偵察した折.なかった青とピンクのテープ印があり.更に奥の立木にも1本の赤テープが巻かれていた。全てが営林署のマーキング.
   新たに営林署はこの尾根にも手を加える気配が十分に示されていた。

   北東尾根口より.13:09

     北東尾根に入ると直ぐ.右手に作業道が合わさる。看板には先は「通行止」とあった。
   更に尾根筋には立木に点々とピンクのテープが綴られ.まだ雑過ぎる作業道用の窪溝が掘られ.作業道となるルートが綴られていた。

     上部は尾根幅広い大地で伐採され.植林されるのだろうか? どんよりした色彩の大地に雑然とではないが
   ルート跡を残され,少々ガッカリさせられた。今から中尾根に登り返してもしょうがないだろうか。

   下って来た尾根を振り返る.13:1.

    748m峰
   ピンクのテープが点々と748m峰まで綴られている.13:16
    見た感じでは作業道として取付きから748m峰まで決定したような印が点々と続き.748m峰東側の作業道に繋がるようだった。

    748m峰
   13:17

    748m峰の台地
   748m峰の頂西側寄り.13:20

     748m峰.頂直前に赤帽黒柱の小杭14が立ち.又尾根筋にはこの型の標杭が点々と埋められていた。
   その脇に散弾銃のカートリッジ.青い薬莢が落ちていた。

    高畑山南尾根
   小広い平頂東側より.13:18
    背は津成沢で隔てられた東並びに重なる倉岳山北尾根と高畑山北尾根

    東山腹を下るルート
     748m峰は小広い円形の台地状の小広い頂にでるとやや倒木も多く荒れていた。ピンクのテープはここまで点々と綴られ.
   踏み跡も確り踏み固められていた。テープ先はこの平坦な小広い台地の東に派生する尾根に延びている。
   植林帯から津成沢へ下るように点々と綴り見下ろされた。

     恐らく地形図「上野原」幅員の左下を読むと津成沢沿いに破線が表示されている。それは丁度.748m峰の真東辺りまで延びていた。
   現実的には更に延びている可能性もあり.この破線路と結ばれるのではなかろうか?

     下山時には北東尾根を末端まで下り.津成沢の枝沢から林道にでている。その折.本流へ下っている幅広い荒れた林道を確認している。
   その林道と繋がっているのではと考えた。又渡り橋はないが幅3mほどの林道が津成沢を渡った378m地点で合流し.
   私もその林道を尾根末端から下りている。将来的には鈴懸林道と繋げる計画があるのだろうか?

   更に北尾根を下る.13:25

     748m峰から3方に尾根を延ばし.東方に延び.更に北東に向かい枝尾根を延ばしているのは真新しい作業道か?
   地形図では東方の尾根真横まで津成川沿いに破線路が記されている。北西は激傾斜で落ちている。
   やや東寄りの北方へ下っている。最初の一歩がきつかった。

   疎林の低い灌木帯が続く.13:29

   13:32

    422m三角点峰と鳥沢地区
   樹林の窓口より.13:33

     枝藪の壁を切り突然開かれた桂川沿いの展望. 一瞬とも思える切り込みから明るい鳥沢の大地が見下ろされた。
   見える画像の奥に甲州街道が横切り.左側の422m三角点峰には駒橋線の鉄塔が紅白に塗られ望まれる。

     左下端にはjr新桂川橋梁と重なる曙橋が桂川に架かっている。大きく望まれ.尾根歩きも終わりに近ずいたことを示していた。
   と云うことは左手にjr鳥沢駅が見える筈。数歩の違いで.先は再び視界は閉ざされた。

   更に灌木帯は続く.13:34

     尾根筋の右尾根に入り.急斜面を下っている。すると幾らか小さな露岩状の所にでて.痩せ尾根から平坦になった。
   実際は灌木の茂みで望めぬが.尾根筋からjr新桂川橋梁を正面に向い下るようなった。

   目立った老樹.13:43

   小陣まりした尾根へ.13:50

   落葉松を仰ぐ.13:51

   尾根も末端・壁上.13:51

     高度520mほど綴ってきた尾根正面が崖縁になり.向かいの左手の尾根縁に回り込む。そして緩やかな逆コの字で尾根伝いに進み.
   鞍部を下り返すと最後のコブ.530m圏コブにでるようなる。緩やかな高みを持つ.高度差20m強のコブ。

     最後の登りと自覚し踏ん張るが力が入らず馬力がいた。そしてチョッとした力の具合が右足の腿に痙攣をもたらし.
   左足もそれに倣うようなる。次第に張りは強さを増し.膝間付いている。静かに治まるのを待つしかなかった。
   そして.スッと抜けると今までの突っ張りは如何したのだろうか?

    西側に2本の並行する大桑山の北尾根群
   530m圏コブより.13:55
    急に両足は軽さを感じている。展望の利く最後の頂にでて.右尾根の眺望を愉しむ。

    下ってきた北東尾根を見上げる
   右側の谷間は津成沢右俣.13:57
    正面から左に回り込んだ尾根の様子が伺える

    高畑山北尾根
   左奥は倉岳山北尾根.13:58
    511.2m三角点峰と513m峰

    北東尾根下部
   右上が太田の集落.13:58

   北東尾根末端の伐採地跡.14:09
    尾根幅が広がった中央部分は伐採されているが残骸は残され.展望はない

     ここの上部100mまでが樹林に囲まれた伐採帯になっていた。左手にはピンクのテープが樹林帯に消えて行くのが伺えた。
   まだ先に伐採帯の下部に踏み跡があるのではと探ると.尾根の右手の伐採縁沿いは倒木が多くなり踏み跡らしき径が下りている。

     そこを進むと中程で途切れていた。テープのマーキングはその右手に落ちる谷間へと再び導いていた。
   直接津成沢に下る可能性があり.最後のルートとしては単純過ぎて面白みが薄い。そのまま下りてはつまらぬと戻っている。

     この間々尾根筋を突破しても,末端は崖にぶち当たり.下降は無理のようだった。
   最初の左手にあったマーキング場所まで登り返し.偵察すると伐採帯左縁沿いから植林帯を下る踏み跡を見付けている。
   伐採帯を抜けると斜下するようになり尾根と離れ.U字状に回り込む津成沢の涸れた枝沢に突入した。

    津成沢右俣.右岸枝沢出合
   出合から見上げる涸れ沢.14:18

     津成沢右俣のL字に曲がった枝沢に入り込む。見るからに涸れ荒れた倒木帯。谷底に積み重ねられた
   伐採材が重なり落ち込んでいる。距離は短いが.涸れた枝沢は太い間伐材が放置され.荒れに任せた倒木帯を成していた。
   沢底の歩き易い所を跨ぎ.避けては進む。沢底は少しぬかりんでいる。暫くしてT字のすっきりした出合にでた。

    津成沢右俣
   右俣に入り.広い河原状の大地を下る.14:24

     この広い河原に面した出合縁に石積みがなされているのを初めて見る。沢底を直角に右折し.津成沢右俣の本流.広い河原状の大地に下りる。
   左岸沿いは北尾根中尾根末端の428mコブ. 右岸は北東尾根の末端に挟まれている。地図を読むより沢幅の広がりが感じられている。
   河原の右岸端に流れる小沢。心地よい下流の小さな河岸段丘. 小沢の左岸沿いに踏み跡を探し綴れば左俣との直前で林道にでた。

    津成沢二俣を見下ろす
   左俣左岸の林道の出合.14:29
    左側にある428mコブを回り込んでいる

    林道・・右手.目の前に津成沢左岸沿いから下ってきた林道が足元の河原(橋なし)で右俣と合流.横切っている。
   この林道は地形図の北尾根の563m点コブ東脇に繋がる破線路で.先程563m点コブの東端で赤テープが点々と綴られていたルートだろう。
   ここで左に回り込み.足元の林道378m点に下りている。林道に入ると直ぐ.ゲートと云うより坑4本で通行止めの杭が打たれていた。

     そこから整地された林道に変わり.20mほどで又鹿柵のゲートにでる。開閉がきつく時間を費やすも.
   出た右手の左岸台地の広場には何故か大きなインデアン・テントが1張り張られていた。人影はない。
   そして林道は更に428m峰の東裾を回り込み.北上すれば桂川の旧道に突き当たる。

    斜陽した日差しを浴びる高畑山北尾根
   津成沢左岸道の河原状台地より.14:32
    津成沢本流を隔て.斜陽した日差しに輝く東山腹

    太田山549mと猿橋城山
   桂川右岸沿いの梁川猿橋線にでて.14:39
    下山し県道にでて.入山時の城山を望む

     林道の終点がT字路の旧道(県道513号.梁川猿橋線)。向かいに菱型の「休猟区」の標柱があり.左に折れれば津成の集落へ。
   前回は太田から久保へjr新桂川橋梁下を渡り.jr鳥沢駅にでている。今回は右に折れ反対側の小篠から鳥沢駅にでることにした。
   直ぐバイパスと接触するも市指定天然記念物「イトヒバ」を見聞したく.小篠沢へ降り.小橋を渡って旧道を歩む。

    青い空と雲
   旧道「イトヒバ」より百蔵山.14:59

     大月市天然記念物「小篠のイトヒバ」は県下随一の巨樹で.小高い台地にひときは目立ち聳えている。
   根元の周囲は4.4m枝張はは東西6.8m. 南北9.0mで樹高18.0m.樹齢300年とある。
   根元にある案内板によると石碑群と関連して.ここには古くは寺院があり.境内に植えられていたものと記されていた。

     石碑群が祀られている巨樹の東側には広く墓地があり.その先は百蔵山から扇山の山並が河岸段丘を隔て.
   緩やかな曲線を描き望まれる。宮谷地区を隠す420mコブには送電線東電駒橋線の紅白鉄塔が建つ。

     手前の細い鉄塔群は鳥沢の水力発電所からの送電線。
   左の隠れコブが422m三角点峰になる。その奥.高速道先に並行するのが送電線jr上-大線。

     イトヒバは凛々しく勢いを持ち聳えていた。イトヒバの正面.私の背に当たる場所は高畑山北尾根の取り付き地点で.
   畦道の中を辿って獣柵を開け.NHKのアンテナ脇から登っている。

    倉岳山北東尾根と北尾根
   紅吹橋のバイパスを渡り左岸高みより.15:09
    北東尾根580m圏コブは国道20号.甲州街道と直ぐ先で結ばれている。

    県道513号
     旧道は下畑止まり。県道513号線を調べると全長4.542mの一般道路. 起点は大月市梁川立野で.終点の猿橋町猿橋とを結んでいる。
   今回は北東尾根を下り.旧道を綴り.小篠口でバイパスと接触し.バイパスから紅吹橋手前で下畑への道を分けている。
   右折して再び県道から新下畑橋を渡れば下畑の集落に至り.先は破線路になった。

     ただ梁川立野間のルートは現在の1/2.5万地形図「上野原」幅員では途中で消え.破線は見当たらなかった。紅吹橋を渡れば
   バイパスは甲州街道と結ばれ.街道は桂川北岸を綴り.西側はjr鳥沢駅を過ぎ猿橋に至り.東側は上野原の市街地に入っている。

     本来は甲州街道の補完する道として.桂川南岸に綴る旧道は朝方.城山に登るため歩んだ猿橋小学校への道から続いている。
   猿橋.伊良原.妙楽寺.太田.津成まではバスの路線路が通じる生活道。終点は津成の藤崎バス停になる。ここは大桑山北尾根の末端の集落でもある。
   又一昨年.やはり北尾根を下り.津成バス停から太田を抜け.久保からjr新桂川橋梁下を渡っている。その折途中でバイパス工事を見ていた。

     HP.yamaiga氏の「地図にない道を追え」によると昭和30年代の地形図では下畑から立野間は破線表示がされていたと云う。
   更に現地調査した彼はそこに多くの古い道標や石仏を見ている。それらは明治時代よりも古くに建てられたものだった。

     下畑から立野への旧道は現在の地形図「上野原」幅員. 左下に下畑集落から北尾根を回り込む破線路が途中まで表示されていた。
   その破線に続くルートが築かれていたのだろう。国道にも破線国道は現実に多くある。越後国境の清水峠や白砂山の地蔵峠など.

     写真に見える下畑集落から左方に回り込んで先に破線県道があり.県道13号の旧道の起点がある。
   破線県道は今は廃道化している模様だが正確には分からないらしい。ただ未来に向かい下畑に真新しい新下畑橋が架けられていた。

     橋を渡った先は軽トラサイズの道幅に戻る。又県道の起点はjr梁川駅前の国道20号を横断し.梁川大橋を渡った立野の地点。
   畑の中で桂川にぶつかった所に起点があり.駅から徒歩5分.700mほどの所。そこだけは舗装され.ガードレールで囲まれていると云う。

    倉岳山北尾根と北西尾根
   桂川虹吹橋より
    北尾根485mコブと河岸段丘上の下畑の集落.右上は大畑山北尾根

     鳥沢駅へ左折する道を1本間違えたか? 擦れ違った人に尋ねると鳥沢小学校前の小さな踏切を教えて頂いた。
   国道に「たけの入口」バス停とある。今回は大分明るい内に山を下り.街道にでている。久し振りの昼下がり.気持風はあるが里の風は暖かい。

     酒屋は駅前の街道側角にあると聞くも.平日に係らず.店は閉ざされていた。一人.ホームに立つ。
   今回は山だけでなく.入山時も下山してからも.ホームでも.ハイカーと会うことはなかった。運よく2分待ちで特快がホームに入線する。

     15:25jr鳥沢.特快:27=17:03お茶ノ水.

   地形図「大月」「上野原」.山と高原08「高尾・陣馬」.zzz138猿橋城山×2.zzz大桑山北尾根・・スカパ登山靴.26.683歩.

     県道伊良原から猿橋城山を経て幡野神社
     大桑山北西尾根を詰め鈴懸林道へ
     大桑山北東尾根から最後は荒れた道から津成沢・・新たに造られた748m台地までの作業道.林道.街道