| 南大菩薩連嶺東面の吹切尾根. 野脇東尾根を目指し.林沢戸から鳥屋ノ丸を越える・・宮地山周辺Top 林沢戸から野脇東尾根を詰め.金山峠を経て吹切尾根を南下. 東尾根末端の宮地山をタカザス沢右岸尾根から大岱山と金山峠―野脇から切吹尾根を南下.鳥屋ノ丸の巡視路を下る 2013年12月03日.松村 林沢戸から宮地山タカザス沢右岸尾根を経て1366m圏峰・・間違った地図の鉄塔 1366m圏峰から野脇・鳥屋ノ丸の巡視路 今年6月に南大菩薩連嶺東面に延びる奈良子林道を利用して.泣切ノ頭南尾根から楢ノ木尾根を雁ケ腹摺.・姥子山に回り込み. 真木小金沢林道から桑西へ横断している。今回はこの林道と並行している野脇ノ峰.野脇から東方へ延びる尾根を末端の林沢戸から歩むことにした。 天候に恵まれた朝陽は刻一刻と明るさを増し.陽光がざわめき煌めく初冬の世界を抜けている。贅沢過ぎる師走の大空.快晴の天空を仰ぐ。 用沢から入山し宮地山に立ち.金山峠を経て野脇へ横切る東尾根を綴る。山々の台地はもう枯葉に埋め尽くされた冬木の世界になっている。 以前に宮地山の東尾根を下山しているので.今回は南東に延びるタカザス沢右岸尾根から登り詰める。 野脇に立ち切吹尾根を南下.日没を考えながら真木川沿いの地区に下りる積りでいた。 鉄塔巡視路か? 鳥屋ノ丸南東尾根? 馬立峠から間明野へ? 路線バスの便を考慮して平日に独り歩む。 野脇の東尾根末端・・宮地山の朝焼け 林沢戸バス停より.7:2112月03日(火)快晴後曇 jr御徒町4:46=4:52神田:5:00=6:13高尾.松本行:14=6:48猿橋:59=7:20林沢戸入口bs 一7:40用沢取付き一9:07作業道分岐一9:20宮地山一9:30ジョウジ分岐一10:21セイメイバンの尾根分岐一10:25大岱山:35 一11:07金山峠一11:22巡視路標(12号に至る)一11:44土川右岸尾根の分岐一12:05(1366m圏峰.大)12:45. 路線バス 猿橋駅南口広場には平日のこの時間帯になると通勤.通学の送り車が朝早くから多く駅へと通っている。 その為路線バスも控えめで.待ち時間のある時の路線バスは.出発直前まで駅舎広場手前に臨時停車していた。 奈良子線に朝方乗るのは3度目で気が付く。 甲州街道の営業所前で運転手が居なくなったと思ったら.マイクロマイクを忘れたとのこと。 その直ぐ先で.一緒に乗車した男子学生が下車し.バスは私独りになる。バスは葛野川を右岸に渡り.奈良子入口から左折し小俣川を遡る。 国道から離れるともう擦れ違う車は少なくない。林バス停を過ぎればセイメイバン東尾根の末端を巻き.バスを林沢戸バス停で降りている。 用沢川本流とタカザス沢 朝陽に焼ける山肌.7:23中央のタカザス沢右岸尾根に入る。左下裏がジョウジ坂分岐 前回は宮地山から下山の折.林沢戸地区村道を歩いて抜けている。 当時改修中だった宝鏡寺薬師堂は完成し.新道と薬師堂の周りの路肩も綺麗に整備され片付けられていた。 又ここから直接小俣川左岸の奈良子線の県道に入る永久橋も完成されていた。 バス路線は奈良子入口からは投降自由区間になっている。これからは集落に入らず.ここ薬師堂脇の県道から途中下車できるようなった。 セイメイバン2つの尾根の分岐点・・灰焼場 の流域は山陰はの霜落ちる遅い朝立ち.7:27霜落る林沢戸地区から北面を望むセイメイバン南東尾根は2012.01の山行.手前の東尾根は2014.01の山行. 高みの尾根沿いは既に朝陽を浴びているも.本流の山陰に当たる谷間は街道を含め.まだ朝陽に恵まれずにいる。 頭上は明るさを増している。それでも用沢川沿いの周りはまだ明け方からの薄暗いさだけが忍び込んでいた。 畑には霜柱が立ちが.舗装された路面も白く霜粒が降り.見るからに凍り滑り易かった。気を抜くとバランスを崩す。 用沢川左岸沿いの集落に入る道中で山側に高い擁壁があり.右手に前回崖崩れで崩壊したU字状の溝谷が見上げられた所を過ぎる。 頭上高くはガリー状に広がる窪溝のツメは以外に大きな蜘蛛の巣状の骨格したコンクリートでガッチリ固められ.綺麗に改修されすっきりしていた。 2年振りに訪れている。よくなることに越したことはない。 タカザス沢右岸尾根末端 右のガードレールが集落への登りカーブ.7:38 明暗を分ける朝陽を背に宮地山へ.7:38陰る畑脇に山径に続く小径があり 用沢集落の入口. 用沢川から離れ.右手へ大きくカーブする坂下で村道を右手に分けて沢沿いの小道を歩む。 最初に見る民家との間の畑を右脇から抜け.尾根末端へ回り込むと小径があり.直ぐ右折した。 入った民家の右脇がタカザス沢右岸尾根の取付地点で.民家の裏側の斜面を刻む山道が尾根末端になっている。 遅い黄葉に朝の陽光を迎える.8:14 山裾に煌めきだした陽光と黄葉.8:35開かれた黄葉 今までの薄暗い闇の世界と異なり.獣除けの確りしたフェンスを潜ると朝陽の明るい陽射しに恵まれた。 明暗はっきりした境で.東側の山間や谷間を渡り越えてきた朝陽がこの南面の斜面にも照り付けられた。 タカザス沢右岸尾根は半ばまでタカザス沢と用沢川に挟まれ.東南東に長く尾根を延ばしている。その南面の山腹に照り付けている。 尾根末端周辺はこの時期としては最も遅い紅葉が爆発するが如く.煌めき樹葉を輝きださせていた。 朝光が織りなす.赤味を帯びた色合いに.光景煌めく光の粒子が更に紅葉に輪を掛け.樹葉の一葉一葉を踊らせさせている。 そしてこの眩い朝の光は私の体にも降り注いでいた。薄暗い谷間から急に暖かみを呼び.上着を脱ぎシャツの袖を少し巻き上げる。 素晴らしい入山日和になった。 足元に迎えた陽光の煌めき.8:54露岩が現れたのは1ケ所 出だしは少し荒れ気味だったが明瞭な踏み跡が続く。幾つかの踏み跡と合わさっている。高みを目指せばよかった。 麓の自然林を抜けると太い赤松に太い竹林が時には混ざるような尾根筋を詰めている。 8時.太い楢の木のある杉の中木林に入る。左手は朝日を浴びた紅葉溢れる自然林で,右手は日陰のうっそうとした常緑樹の境にでる。 750m付近では2度目の急登を終え.自然林に入ると尾根筋は緩く右手に回り込んでいた。 再び急登になり北北西に進路を取るようなると,アセビが目立ち始め.小石混ざりの落葉が乗り.登りずらい硬い斜面になった。 傾斜が落ちると再び北側へ回り込んでいる。灌木帯が現れアセビが更なる勢いを示し.進むべき先を示している。 時折微風がさ迷うよう流れ込んできた。木洩れ日の尾根でも.時期がら少しでも風を感じれば肌寒い。その都度腕の袖を降ろしている。 そこから15分ほどで痩せ尾根を越えると平らな台地になり.左は雑木.右手は落葉松の林相は変わっている。 そして陽差しの温もりを感じる土壌にも優しい枯葉の感触を持つようなる。 分岐.南側の中腹を綴る作業道と合流.9:07水道管のポリ筒が地面に立ち.左前方から作業道が登ってきた。南方へ延びる支尾根からのルートは途中800m付近から 西側へ抜ける山腹道。長く樹林帯を巻き込んで.南尾根に乗り.後は明るい平坦な頂西肩への踏み跡を追っている。 真北へ詰めれば大岱山と宮地山とを結ぶ主尾根に乗る。 出た所に菱型の「官営造林」甲府営林区の標識と赤テープの印があり.頂稜を右手に折れれば直ぐ宮地山に立つ。 宮地山々頂 まだ高さを持たぬ朝陽を浴びた山頂.9:20大樺ノタル付近より宮地山から大岱山への尾根 宮地山は冬木になった雑木に囲まれ少し疎らな林層の広い平頂だが眺望は薄い。その分冬の柔らかい日差しを浴びている。 更に直進し宮地山の東肩.山神平の肩へ下れば.尾根先は三方に分かれ.南東の尾根を選べば先程の薬師堂の真下に下りられる。 北尾根は藪尾根で奈良子の奥.ちらっと谷底に集落が覗き込められていた。更に上流側の尾根は矢竹に落ちている。 硬く乾いた台地状の尾根筋はカサカサに乾いた落葉がちじみ.何日も降雨がなかったことを示している。 所謂気象条件は冬型配置になっていた。その落葉で大地は埋め尽くされていた。 頂に立ち.突風が巻き上げれば全てが何処かに飛んでしまいそうな.枯葉の擦れる音を聞く。 頂を離れると深い枯葉を踏みしめている。それは尾根伝いに続き.頂点である野脇ノ頭まで足を伸ばすことにした。 小木林を抜ける陽光.9:48大岱山.宮地山の間の尾根 主尾根に出た分岐まで戻り.用沢集落から登ってきた踏み跡を左に分けると10分ほどでショウジ峠にでる。 賑やかな標柱.看板が幾つも見られた。境界石標があり.峠名標はないが古い看板を幾つも見付けている。 「自然は火がきらい」森林開発公団.「歩きながらタバコを吸うのはやめよう!」東京営林局.又「たばこ・・・」は読めず。 森のように幅広い台地. 左後方から合わさった踏み跡はノボリ尾. 南尾根の尾根筋を下れば杉林に囲まれる用沢川にでる。 右前方の踏み跡は北西に山腹を巻き.真木子川支流管川出合付近で橋を渡り下れば奈良子林道に降りられる。 恐らく歩むハイカーはいないだろう。 朝方の木洩れ日.9:56宮地山からは二重山稜的な幅広いなだらかな尾根伝いになった。 西方へ踏み跡を辿ると北側は檜の中木林. その樹間を越えに並行して楢ノ木尾根が延び共に長い起伏の大らかな尾根が続いている。 よく見定めねば山名までは分からぬが樹間を透し.時折楢ノ木尾根の山波を垣間見ている。 足元に積る落葉を蹴り.歩む足音が否に耳障りになるほど静かな落葉松混ざりの赤松の尾根を歩んでいる。 尾根左側.南面には自然林が一面に覆い勢いを示している。その間の主尾根筋には猪の掘り起こされた大きな穴は幾度となく見ている。 数えると5ケ所もあった。それに比べ入山してから熊の糞などの形跡は珍しく見られなかった。今回は大岱山の先で鹿の叫び声を聞くのみ。 何処までも蒼い空と深城線18号鉄塔.10:10雁ケ腹摺山と大樺ノ頭 セイメンバンへの尾根分岐.10:21手前の道標の腕先は大月市内に没する深城線鉄塔尾根. 深城線18号鉄塔基部脇を通る尾根筋を辿ってきた。送電線は大月の変電所から幾つもの山々を越え.上流の葛野川揚水発電所へ登っている。 この深城線巡視路に入り.強プラの階段を登れば野脇ノ峰からの東尾根の分岐にでて.ここで2つの支尾根を派生させている。 登ってきた宮地山の主尾根と岩殿山へと南方へ下る鉄塔尾根とを分けている。その分岐にでる。 前回はここで昼食を摂りビールを呑み.大岱山をピストンして宮地山を経て用沢に下りている。正月の山行で.その時も一人旅だった。 前回大岱山をピストンした時は2つの大岱山があり.2つの同名の山名標があるのを知る。 今は南のコブを大岱山と呼んでいるらしい。西側は棚沢山. 前回と同じような快晴.無風近い落葉積もる世界が広がっていた。 楢ノ木尾根 10:23奈良子川を隔て右遠方が権現山と扇山・・尾根の二又に広がる幼木.苗木の畑より 扇山と重なる百蔵山 大岱山山頂より.10:25〜35(本沢ノ頭.1179.8m) 分岐から更に西方へ足を進めると再び確りした二重山稜的な丘陵に枯葉の踏み跡が綴られている。 私の好む場所.前回知り気持ワクワクさせている。ここからは大らかな大地に伸び伸びとした起伏が広がる台地。 下草は落葉に埋まり.枯葉を蹴り辿れば丘のような頂にでる。踏み跡はその丘稜を緩やかにうねり.そう中を緩やかにうねり綴られていた。 丘稜のような大岱山の南面は急激にガレ落ちていた。東沢の谷底に抉るよう落ち込んでいる。 下流の金山から見上げると見違えるほど立派な山容を構えて見えるのだが。上部から見れば大らかな小コブのようだ。 以前金山沢から見上げた山容とは異にしていた。まして登って初めて知る山上の風景になっていた。 樹林の枝木絡む頂からの眺望は薄い。如何にか遠望できる所がここだけになる。笹子川沿岸の山々に尽きるがこの上もない眺め。 又ガレ落ちる足元を覗き込むと今までの二重山稜と重ね.不思議な感覚に陥っていた。 午後.立派に聳え望まれた大岱山 14号基部より遠く振り返る.14:10左霞む影が泣坂ノ頭と大峰.右遠方は権現山稜 鉄塔基部の脚から覗き込めるのが土沢右岸尾根に乗る12号巨大鉄塔. その奥に送電線深城線が大月駅前まで走る鉄塔尾根. 1180m圏峰を登り返す鞍部に「14号.15号に至る」の送電線標柱が立つ。そして200mほどで下ると14号鉄塔基部にでた。 吹切尾根を下りだした時はまだ十分陽を浴びていた。それが40分程しか経たぬ間に.周りの薄暗さは度を越し暗さに変わり果てていた。 肌寒さが加わり.侘しさも募りだしている。 鉄塔基部から北東側の眺望がすこぶるよい。ここまで綴ってきた大岱の山々が望まれる。 ここでしか望めぬ眺望が開かれていた。左斜上遠くに残照を浴び霞むのは楢ノ木尾根の山々だろう。 富士山 切り開かれた南面からの展望.10:32三ッ峠山と本社ケ丸.笹子雁ケ腹摺山. 右の肩が滝子山東稜の鞍子山. 晴天の雲1つない大空の下. 常に秀麗さを誇る富嶽だけが中腹を霞ませ.雪白く抜きだす姿で聳えている。 本社ケ丸,三ッ峠山に続く滝子山の肩には山陰の小さく丸みを持つ笹子雁ケ腹摺山も肩を並べるよう望まれる。 昨年の昨日.笹子雁ケ腹摺山を潜る笹子隧道で落盤事故が起きていた。早いもので一年が経つ。 あの時は甲斐大和から笹子隧道上を渡り.日影雁ケ腹摺山を登るアプロ-チとして中央高速道を潜り抜けた直後に起きていた。笹子に下りている。 又高速道を横切った奥側の尾根で朝方早々に熊と遭遇. 鋭く見合い怖かった憶えのある。その頃丁度起きたのが落盤事故. 山ではホッとしたものの下山した笹子では大騒ぎ。小雪が舞う中事故現場に出遭わし.幽鬱な思いで笹子駅に下りていた。 雁ケ腹摺山と姥子山と大樺ノ頭 金山峠への山径より.10:47正面が11号鉄塔.その裏が金山峠・・右側の樹間に建つのが10号.9号鉄塔 大岱山と金山峠を結ぶ尾根に入る。西方へ踏み跡を辿ると尾根筋は左手は落葉松林,右手は雑木林に覆われた。 棚沢山のコブを越え.奈良子川の支流管沢(小沢)が近ずくと日陰になり.落葉松林を綴る道では霜柱を踏んでいる。 樹間を越しに管沢を覗き込むと雁ケ腹摺山を囲む山々の展望が得られ.その裾野の正面に葛野川線11号鉄塔が建つ。 その先が金山峠になる。又陽光に反射する鉄塔群が点々と大岱山の南裾を巻いていた。 11号鉄塔基部.11:03地形図の間違った表示 この辺は国土地理院の1/2万5千地形図「大月」とでは位置が現実的に大きな違いが見られる。 金山峠の位置と地形図の破線路の表示が沢1本違い.全く異にしていた。 位置としては金山峠は1110m圏コブの北側を巻いた西側にあり.峠の手前脇のコブに鉄塔が建てられていた。 大岱山からの登山道を歩み.鉄塔コブの北側を巻き.適当に短い藪を漕げば鉄塔基部にでられる。 東側は雑木の藪絡みで眺望は巻き道でしか見られぬが.コブ上からは浅利川.真木川と西側の展望が広く開かれていていた。 土沢右岸尾根・・中央は12号鉄塔 11号鉄塔基部より.10:58背は三ッ峠山と鶴ケ鳥屋山 中央の13号鉄塔は吹切尾根1180m圏コブから東方に延びる尾根上の金山峠.南のコブにある。 右上の鉄塔は吹切尾根鳥屋ノ丸の右肩(北側)に建つ14号鉄塔.鳥屋ノ丸の左上には薄ら富士山が仰がれた。右奥が滝子山. ![]() 樹齢300年の白ブナ.11:00 木洩れ日の漂う金山峠(管沢峠)1095m.11:07 葛野線線11号鉄塔から尾根上の踏み跡を北上すると直ぐ.登山道と合わさり金山峠にでる。 久し振り硬く踏みしめられた広い広場にでる。金山峠は金山から奈良子川の支流.管沢の百間干場へ越える峠路。登山道が越えている。 先に述べたよう地形図「大月」では鉄塔の手前1100m圏に.金山峠が誤記されているが小コブを越えた1095mの鞍部にある。 この辺は地形的には里から一番深い場所に当たるのだろう。 道標 道標には「金山峠山頂」とあり.賑やかに道標と巡視路標柱が塊りあった。 雁ケ腹摺山には右手に折れ.400mほど進むと奈良子林道の百間干場にでている。登り尾から雁ケ腹摺山の頂へ至る。 正面先は私が進む小径.「中村集落」とあり.又「12号に至る」とある。直ぐ尾根径は狭ばり.先の巡視路分岐からは悪路になった。 「金山民宿村」は左手に土沢沿いに下り金山民宿群へ・・地形図と異なる。 左手前は私が鉄塔基部から下りてきた巡視路の尾根道。右手前が大岱山からセイメイバンに至る小径がある。 1100m圏コブ土沢中間尾根 冬日の淡い光を頭上に浴びる.11:31土沢右俣ツメ.この下に巡視路があり 金山峠から巡視路を15分ほど歩むと1150m圏コブの東側に「12号に至る」の古いL字鋼の巡視路標柱にでる。 巡視路の巻き道は土沢の源流を巻き荒れ果てている。下調べでは桟道の土壌は崩壊し悪く.崩れ落ちた金属製の桟橋があるとのこと。 標柱の裏から源流ツメの尾根伝いに野脇東尾根に乗り.足場は崩れ気味で悪いが忠実に回り込む積りでいる。 まず1150m圏コブに至る踏み跡は尾根筋の左手.南側を登る。ここはきつかった。丁度疲労が出始めだした急登。 足場の土壌も小石混ざりのぬかるんだルートだった。手を使い支えに這い上がる。雨が降れば泣くに泣けぬ道中になろう。 足元からスパッと谷間へ切れ落ちている。ここが今日の正念場.我慢の登りが続く。 又1150m圏コブを越えた窪み.1130m圏で水平歩道らしきものを左手に見ている。踏み跡らしきものは旧巡視路かも? 土沢左俣 土沢右岸尾根分岐点より.11:43左の立木に古く裂けた透明なテープがあり.左奥の霞むのは高川山。 大岱山とセイメイバン付近の尾根 土沢左岸の山々.11:43背は権現山と百蔵山に重なる扇山 土沢右岸尾根 鉄塔手前鞍部左が金山峠になる.11:44右上に乗る12号鉄塔 傾斜が緩むと穏やかな草付きの尾根に覆われた。ホッとすると同時.尾根幅が大らかに広がり気の休まる大地に変わっている。 山上に立ち.左手を振り返ると土沢を隔て.大岱山の小さな山塊が望まれた。セイメイバンへと尾根先を延ばしている。 初めて真近な西面から見詰めた大岱山..新たな感覚で見詰められた山並が望まれた。新天地に歩み寄り.見詰める目にも新鮮な景色に思えた。 珍しい草地の大地が広がる 1310m圏.土沢右岸尾根分岐より.11:44野脇から東方に大らかな尾根が延びている。 地形図を開くと尾根筋の南面は荒々しい起伏の複雑な地形に対し.北面は何処までも起伏の優しい地形を創り横切るのは奈良子林道。 そして幅広くなった尾根伝いのルートは何処までも優しい自然林に覆われていた。 1310m圏.土沢右岸尾根分岐付近から山の様相は違う世界に入り込む。 夏には猛烈なスズタケの藪になると云われた尾根。それが衰退し全く見られず信じられなかった。 それ故時期を見定めて.今回まで山行も延ばしてもいた。 1366m圏峰 1310m圏より.11:52野脇ノ峰1498.6mと吹切峰1522m 1366m圏峰大.12:05〜12:45待望の1366m圏峰 再び緩く右手に回り込み.登り詰めると1366m圏峰の頂に立つ。雑木に囲まれた大らかな大地。 落葉松が多い。山名標も目印も何もない峰。落葉が風に吹き飛ばされた硬い踏み跡の中央にコンロを点ける。 仄かに風が吹きつけ.休むと肌寒く上着を着ている。 ビールを呑みながら.何時のも手順で「日清ラ王」麺を茹で,塩鶏のむね肉スープを加える。熱くフーフー云いながら食べるのがよい。 寝転ぶと樹冠を突き上げ.天空は深い紺碧に染まっている。冬木の樹間を透す山並もよい。 ただその時は気が付かなかった浮き雲ならぬ雲が湧き始めていた。白雲の細い筋雲ならぬ雲が点々と3つ見上げられた。 何時消えてもよい湧き雲のように思えた。この時は気にもせず,山も空も独り占めしていた。それより向かいに聳える野脇ノ峰と吹切峰が 以外に高く.立派に構えているのには驚かされている。地図を読むと130mほどの差.緩く登っているが。 宮地山タガザス沢右岸尾根から1366m圏峰・・間違った地図の鉄塔 1366m峰から野脇・鳥屋ノ丸の巡視路 |