| 楢ノ木尾根の後半を綴る瀬戸境と近道のバス路線 大峰北尾根を越えて重く雨雲が垂れ込むブナ.ミズナラの樹海を抜け.瀬戸境を南下―下和田bsで下車.ダッシュの近道を体験 上和田で下車.小金沢公園までは車道歩き.大峰北尾根を詰める 瀬戸境を末端まで南下し浅川橋バス停・・路線バス.下和田バス停からの近道 大峰から西沢ノ頭間は素晴らしいブナ林.12:42大峰.瀬戸境から浅川橋 12:35大峰一12:55西沢ノ頭一13:30大:14:00一14:08水無山一14:34尾越山 一15:15(710mコブ)トマト:25一16:20上平bs:24一16:30浅川橋bs. 大峰山頂に立ち.入山してから初めて頂で道標「大峰山頂」を見る。ここから南に回り込む尾根は末端まで瀬戸境と云われている。 瀬戸境の「瀬戸」とは本来は「狭門」と書き.狭い海峡を意味し.切り立つ痩せた尾根を現わしている。 雁ケ腹摺山から東方へ延び.大峰から南側に回り込むと奈良子川出合に至るまでの綴られている尾根。 今では広義で尾根末端までを楢ノ木尾根とも呼ばれてもいた。 ここから西沢ノ頭までの広い南東斜面が今回のメーンルートになる。大小のブナにミズナラが乱立し.尾根を覆い若葉溢れる森を創っている。 この広い尾根に繋がる傾斜は見渡す限り青葉に染まる森に包まれている。その一筋に踏み跡が綴られていた。 下草が余り茂らぬ大地は足運びを軽くさせている。青葉の樹林が重なり合うブナ林を酔い下る小径。下り返せば西沢ノ頭にでる。 西沢ノ頭より南南東方面の展望.権現山〜岩殿山 権現山と扇山 左景.葛野川中流の山々.12:55左遠方は麻生山, 権現山稜から延びる扇山。私にとっては珍しい方向からの展望だった。 左側から流れ込む葛野川と右手が奈良子川。 手前が奈良子川流域の尾越山. そのワイドな展望が西沢ノ頭から開かれている。 百蔵山と瀬戸境下部 右景.小俣川下流を囲む山々.12:45百蔵山と岩殿山 上の写真,扇山の右脇から続くのが百蔵山。その右手前に瀬戸境を隔て聳えるのは.間近のせいか巨大に見え過ぎる宮地山。 大峰からの瀬戸境が次第に低くなりながら南下している。葛野川本流と小俣川との分水嶺をなし.出合で尾根末端は没している。 奈良子川流域には矢竹.奈良子.林沢.林の集落が点々と見下ろされていた。里に降りてからは路線バスは奈良子まで回り込んでいた。 瀬戸境の裏側に当たり見えぬ葛野川本流流域は三ッ森北峰から見下ろした写真がある。・・瀬戸境東面の写真2枚2013.05.27/11:30 瀬戸境の下流で百蔵山と鉄塔尾根の清明盤から東に派生する尾根を分けている。その下流の明るい河段丘稜は葛野.畑倉地区になり. 右上の黒い塊りが葛野川出合に聳える岩殿山。奥に連なるのが道志の山地。 小俣川の右俣.奈良子川の下流流域 右景.左下アップ.13:01瀬戸境と西面の奈良子川沿いの集落 奈良子川下流 手前よりは奈良子川流域にはび込むようある矢竹.奈良子.林沢戸.林の集落。突き当たりは葛野川本流に合わさっている。 この数年で各々の集落から山に取り付いていた。清明盤東尾根に東南尾根。宮地山東南尾根を下り.タカザス沢右岸尾根から大岱山へ。 支流の奈良子川に入れば泣坂ノ頭南尾根から姥子山へと。今回は奈良子川左岸の大峰から瀬戸境を下り.葛野川本流の上平に下りている。 唯一の展望 西沢ノ頭1298mには恩賜林標石があり.南面が皆伐され,右正面には台形型のどっしりした宮地山が控え.展望は極めてよい。 ただ空は重い雨雲が垂れさがり.雨粒が何粒か落ちる感じを受けている。午後になると逆光の光でなく.更に灰色の濃い霞みが山々に降りてきた。 皆伐された西沢ノ頭からは好天ならば更なる眺望を期待できた筈だった。ただ低く垂れ込んだ雨雲に.遠方は閉ざされている。 遠方は霞み強くなるが手元の矢竹の集落はつぶさに見下ろされていた。 これから辿る左側の尾根.瀬戸境からは幾つもコブを抱きながら.大きくスロープを描いている。 西沢ノ頭から派生する南西尾根に下る取付きから撮影している。方向は違うが縦走路より確りした作業道。 南西に下れば上部で2つに分かれ.サンショウ沢左岸尾根に入る。又沢沿い中流からは矢竹の集落に下りられるトラバースの旧道.踏み跡がある。 松浦本によると楢ノ木尾根は平成の一桁代の春に歩き.その時に比べ.「大峠は公園化し.大樺ノ頭前後の笹藪は刈払われ. 西沢ノ頭から先の南面は皆伐され.時代の流れを感じた。」とある。昨年私も泣坂ノ頭南尾根から姥子山を歩き. 尾根筋の巡視路は登山道化していたのを見ている。そして藪を漕ぐのは稀だった。 西沢ノ頭から水無山の間のミズナラやブナがなくなり.植林帯になったのは寂しい。瀬戸境に入り踏み跡らしくなるが ここも開放的な尾根筋が綴られていた。勿論.場所によっては更なる廃道化が進んでいるところもある。 ただ東京近郊の名の知れた山々は「道標のない登山道化」が進んでいる。 水無山への藪絡む小径.13:14西沢ノ頭から先.東寄りに延びる尾根は確り踏み固められられた狭まった小径が続き.枝木の張り出す絡みが多くなる。 日当たりのよい灌木帯は低い枝木に塞がれ目線に多く.分け漕ぐ姿勢で進むと中腰にさせられた。歩むには少し煩くなる。 水無山手前の森 雑木の灌木茂る森.13:28 檜とミズナラの絡む森.13:29大14:00標高1230mで檜林帯に入り.森の見通しがよい水無山手前で大休止する。 右手は自然林.左は檜の植林帯.その混合している尾根筋で.苔むしる倒木の剥がれた部分に腰を降ろした。 風は微風.湿めり気の漂う大地の森で昼食を摂る。遅い昼食だが途中でカツサンド半分とバナナを腹に詰めている。その為大峰から 居心地のよい場所を探しているうち.ブナにミズナラの美林帯を抜け.又開かれたおぼろな展望を望み.ここまで来てしまっていた。 常食になったお茶漬けを食べるも.ここでも蠅が煩かった。煙草1本が蠅を寄せ付けることを防いでいる。 静かだ。小鳥の囀りも聞こえない。しっとしりした森の漂いだけが閑散と響いているようだった。 水無山 豊かな自然林に覆われる大地.14:08水無山は先の西沢ノ頭に対し東沢ノ頭とも呼ばれ.それ以外に大峰山の別名を持つ。 麻生山長尾根登山口から望む瀬戸境東面の大峰山と尾越山・・同と同下の写真2013.05, 上和田への道を左に分けている。水無山の北尾根は西側が檜の中木林.東側が雑木林で. 間の踏み跡を下れば1時間ほどで.朝方歩みだした上和田の集落にでられる。 広葉樹林に覆われ,下草も殆どなくなった。直ぐ水無山1139mの平頂に至る。明るい台地, 水無山に限らず尾根筋は西沢ノ頭以外は広葉樹林に囲まれ.霞みも強く眺望は得られなかった。やはり展望は冬木の方がよい。 それでいて水無山から南東に進む間は右手が檜の中木帯.冬木は均整とれた富士と対面できると云うが. 樹葉に覆われ全く望めなかった。丘のようなコブを越すと.ここからは殆ど南に向くようなり.尾越山にでる。 そして水無山から南下すると共に尾根筋の藪は遠ざかる。 ここからの足任せの下りになった。ルートは思いのほか明瞭で当惑する個所は皆無だったというあかしかも知れない。 タコのよううくねる赤.14:15痩せ尾根気味のところ,ここは落葉が深く積み重なり.細かい凸凹の窪みで抜かるむ。この辺は猪の掘った跡が 数えできぬほど幾つも見ている。猪にとっては素晴らしい天国のようだ。数頭でなければできぬ仕業の数だった。 14:301115m圏コブ 14:34丘のような平頂の1115m圏コブで南に方向を変える。頂らしき所に色あせたテープを見る。 尾根伝いは自然林に覆われ.ブナの美林を縫い下ることになる。足場よく心地よい.緑に酔う稜線満歩が続く。 尾越山 尾根から離れ東側に.14:34尾越山1098.9mは尾根筋から僅か東側に寄った所にある3等三角点峰。手前の北側の鞍部には幾つものテープが 立木にマーキングしていた。ここから尾越山をピストンする。樹林に囲まれた円頂で.冬木は枯枝越えに四方の山々が望まれる。 別名「麓山」(ふもとやま)とは南東の麓の集落名をベースとした点名。 尾越山の西側山腹をトラバースし南側の尾根に乗る。中程で踏み跡は薄くなるが直進すれば又現れる。 710mコブ 赤松林.15:03尾越山の南尾根に乗れば足任せの下りになった。 ただ次の710m圏コブは平坦で何処が頂だか.歩んでみると分かりずらかった。 15:26尾根末端672mコブ 北側鞍部から振り返る.15:27672mコブ東山腹 南東尾根への抜かるんだトラバース.16:02672mコブはNHK中継塔があるだけということで省く。 尾根末端の672mコブは北側鞍部から左(東側)山腹をトラバースする。最初は一歩の踏み跡が分からず躊躇した。 そして分からぬ間々前進した。落葉の吹き溜りに踏み跡はぬかるみ.倒木も多く見ずらく足場の悪いトラバースが続く。 その上傾斜は強い杉林の斜面.ほぼ水平に山腹を巻いていた。時折踏み跡らしき跡を見るが適当に横切っているようだった。 できるだけ踏み跡を見付けてはトラバースする。このトラバースは以外と長く感じられた。 上平の集落へ下る.16:19中央が獣除き棚口扉 暫くして南東に延びる尾根の切り開かれた窪溝にぶち当たった。 尾根幅が広がり窪地沿い.そこを下ると杉の植林帯に入り.急斜面をジグザグに切るようなった。 最後は以外に密生した崖縁のような斜面.急に明るくなったと思ったら眼下に民家が現れ.国道が横切っていた。 鹿棚口上に祀られた3つに石祠.16:19左手に貯水槽を見て.民家の裏手にでている。民家との間に3つの石祠が並んで祀られていた。 獣避けの柵が張られて.棚扉を潜り民家の庭先にでている。洗顔をお願いし.喉を潤した。 直ぐ真下が国道139号線.コンクリートの坂道から右に折れれると向かいに大平バス停を見出している。 葛野川下流を望む 国道にでて大平バス停を過ぎ.左手が支流の浅川 下山地最寄りのバス停は「上平」.16:24下り路線バスでの体験 16:30浅川橋bs:31=奈良子bs=17:00下和田bs一17:07jr笹子駅ホーム:10=17:44高尾快速:45=18:59お茶ノ水. 路線バスと競争 路線バスは出たばかりで正味1時間はある。街道を歩くことにした。直ぐ浅川入口bsへ. そこへ浅川からの路線バスが入ってきた。慌てて乗ってしまったが奈良子経由とのこと。少し運賃を損するが動き出した為. 諦め乗車している。奈良子では一人.私と同年配の男性が乗車した。 下和田バス停下車・・タイム 彼は面白いことを言い出した。このバスはタイミングがよければ猿橋発.上り線にジャスト乗れるが途中で時間待ちをすると遅れて乗れなくなる。 車内のブザーを押す。そこは今朝運転手と話していた小和田猿橋線の下和田bsだった。2人しかいない乗客が急に降りることになった。 空になるバスに少し気まずいが。 丁度街中から5時を知らせるサイレンが鳴り響く。それがスタートの合図にもなった。 降りたT字路の角から葛野川に架かる百蔵橋が見下ろされる。そのを彼を追い越しては不味いと走らず.彼の後を速足で追う。 もう習慣になっている走り方だ。中央高速道を潜り.続く桂川宮下橋を渡る。手前の信号は青.そのまま一直線に登ると 国道20号線にでてセブンイレブン角にでる。東約700mが河川の合流点の出合. ここまで来れば猿橋駅の位置は判っいる。 彼は角の信号は青で渡れたが私は赤になる。街道向かいを並行して走り.車の間を抜け.向かい側に移る。 そして駅舎の階段を最後の力を振り絞り駆け上がり.ホームに立つまで7分を費やした。余裕の3分待ちで上り列車が入線した。 1つの体験結果 なるほどと思う。今まで全く知らなかったことを初めて知り.更に体験したことになる。 山手線の始発に乗り.神田が4時41分発,猿橋には6時33分着。小走り下和田バス停まで走れば.7分過ぎ6時40分になる。 猿橋営業所始発の路線バスは6時45分発.下和田bsには6時51分に着く。6分待ちで乗車でき.終点は竹ノ向には歩かず7時20分着く。 今回は猿橋駅発8時28分.それも終点は上和田止まりで9時。その後は徒歩で竹ノ向に着くには9時半になった。 朝方の貴重な時間が7分走ることで.2時間10分増えることになる。貴重な体験をした。 10時の入山は余りにも遅過ぎる。中途半端な行程を組むことになっるが.ギリギリと思っていた日帰り登山の境界線が更に広がっている。 後記 曇天に霧が舞い,青葉溢れる山肌に心地よさを憶えるも.展望は悪く恵まれなかった。 猛暑を避け.入った山々は計画通りとは言え.少し肌寒さを却って感じている。 北尾根の防火帯は思いのほか長く感じられた。ただこのルートでハイカーに出会わなかったことだけは幸いしている。 再び入山することがあれば葛野川の上流に入れることが可能になった。それが分かっただけでも1つの成果だったかも知れない。 新たな路線バス 松姫トンネルの開通に伴い.国道139号に新たな路線バスが営業を始めると.11月03日に出向いた小菅川山行で小菅村営バスの運転士より聞く。 富士急山梨バスは今月17日の大月七保町深城-小菅村間を結ぶ小永田区間を結ぶ国道139号の松姫バイパス開通。 それに伴い翌18日からは「大月駅・大月病院前〜小菅の湯線」の運行が開始された。奥多摩駅.西東京バスと大月駅からの路線バスが 小菅村.小菅の湯で結ばれる。小菅村営バスと上野原駅の季節限定路線を含めれば4路線になる。 水500cc+茶500cc.お茶漬け.カツサンド.バナナ.トマト.間食. 雨具一式,スパッツ. 地形図「七久保」「大月」.山と高原08「大菩薩嶺」. 大峰北尾根zzz51.大峰周辺zzz50.瀬戸境zzz49. 新レザー登山靴スカパ・・27.098歩 上和田で下車.小金沢公園間では車道歩き大峰北尾根を詰める 瀬戸境を末端まで南下し.浅川橋バス停・・路線バス.下和田バス停からの近道 |