大菩薩連嶺.楢ノ木尾根から続く尾根の半ばから始まる瀬戸境の尾根」へ. 大峰.水無山.尾越山と・・桂川葛野川流域Top

   上和田から国道.市道と長いアプローチを繋ぎ.楢ノ木尾根.大峰北尾根から瀬戸境を尾根末端まで南下する。
     上和田バス停から国道.市道新深城線を経て小金沢公園から大峰北尾根を突き上げる。東沢ノ頭にでてからは瀬戸境を南下する。
                         ・・尾根末端から上平バス停と笹子駅への近道. 2014年06月27日.松村

    上和田から小金沢公園を経て大峰北尾根・・旧甲州街道の補強と上和田周辺の道路拡張工事・深城ダム
    大峰瀬戸境を末端まで南下し上平

     楢ノ木尾根は昨年の同じ頃.奈良子川から泣坂ノ頭南尾根を詰めている。西方へ雁ケ腹摺山を越える楢ノ木尾根上半を綴っている。
   今回は上和田から小金沢公園まで長いアプローチを歩み.大峰北尾根に乗り.瀬戸境を南下.広い目での楢ノ木尾根の下半の瀬戸境を綴ることにした。
   曇天の霧雨舞う中で.道中の暑さを幾らかだけでも避けられ助かっている。

    楢ノ木尾根の上半と瀬戸境
   東面の三ッ森北峰からの眺め・・2018.01.18/14:10
    水無山から尾越山へ.更に楢ノ木尾根から瀬戸境へ南下する。背は大菩薩嶺からの小金沢連嶺.

    楢ノ木尾根・瀬戸境を南面から望む
   岩殿山の物見台より・・2014.01.24/15:23
    セイメイバン南東尾根に取り付いた小和田に東尾根の林集落を前面に.背の大沢川を隔て聳える楢ノ木尾根と瀬戸境。

    瀬戸境
     楢ノ木尾根は雁ケ腹摺山の北隣りに大樺ノ頭があり.そこから東方へ延びる尾根を以前は「大樺尾根」と呼ばれていた。その中で.
   楢ノ木尾根に競い立つ峰が泣坂ノ頭と大峰. 大峰から延びる瀬戸境は尾根筋を南側に曲り込み.葛野川と支流の奈良子川出合に没している。

     この尾根は「甲斐國志」によれば「瀬戸境」と呼ばれ.葛野川右岸沿いの集落は七保町瀬戸となり.又尾根末端には下瀬戸の集落がある。
   左岸沿いの集落は七保町駒宮で麻生山の鋸尾根.長尾根の登山口があり.以前は「楢ノ木尾根」という呼称はまだ呼ばれていなかったらしい。

     昨年5月には麻生沢730m圏中間尾根の下りで.駒宮集落の高台から葛野川を隔てる大峰・尾越山の大きな山容を見上げていた。
   又同6月には隣りの泣坂ノ頭南尾根を北上して雁ケ腹摺山にでて.姥子山から西方へ林道を綴っている。

    迂回する猿橋を前で下車.路線バスと競争?
     今回はjr猿橋駅からの路線バスを利用. 葛野川を遡り上和田で下車。国道を葛野川二俣まで歩き.小金沢公園から大峰北尾根に取付く。
   尚帰路のバス路線で運転手から.jr笹子駅から桂川を渡り.下和田バス停との間を小走りに進めば.営業所発の竹の向行の始発バスに
   乗車できると聞き途中下車した。.本当か如何か実践し試み.ここで降りても同じ電車に乗れることを実証している。

   上和田バス停.9:02・・国道139号.葛野川線Top

    6月27日(金)曇後小雨
      jr御徒町6:32=6:35神田特快:36=7:32高尾.大月行:47=8:22猿橋.富士急山梨バス:28=9:00上和田bs

     重苦しい厚い層雲に覆われた上和田で.薄暗い朝を迎えている。先週の21日は夏至.日は長い。
   猛暑と雨天を天秤に掛け.jr猿橋駅発のバスに間に合うようゆっくり5時に起き.6時に自宅をでる。日の出後に東京を発つのは久し振り.
   猿橋駅では私を含め二人のハイカーが下車した。

     彼は駅北口で待ち合わせ.3人で駅舎前から山に入っている。百蔵山へ出掛けるのだろうか?
   何時も駅前広場から見上げられる百蔵山はどんよりした厚き灰色の層雲に覆われ.頂は望められなかった。

     笹子駅南口からは今まで幾度も各路線の始発バスを利用している。何時もは通学の学生さんと共に乗車していたが.
   今日ばかりは私独りになる。運転手の脇に座り.「終点までお願いします!」と挨拶を交わす。

     この処午後になると関東甲信地方は局地的ゲリラ雷雨に襲われ.各地に甚大な被害をもたらしていた。
   昨日は三鷹で雹が積り.ニュースのトップを飾っていた。大月周辺も気象庁から雷雨警報が発令され.前3日はゲリラ雷雨に連続し襲われた。

     今日は警報も解除され.昨夜入山を決めたばかり.一日中曇天に覆われるだろう。
   気温も低め20度を切るとのこと。降らねば良しとし山での涼を求めている。

    運転手のアドバイス
     竹ノ向行.始発の路線バスは猿橋営業所発で.東京から始発の電車を利用しても間に合わぬ時間だった。駅から猿橋営業所まで徒歩20分弱.
   運転手によると営業所に向かわず.直接小走りに下和田バス停に向えばこの始発のバスに間に合うと助言を受けている。

     街道角のセブンイレブンを左折,直進して葛野川を渡り.舗装道路を進めば市営グランド.バス停にでる。
   又砂利道を直進すれば下和田バス停に。20分は掛かららず乗車でき.その上運賃も安くなる。一度歩いてみる必要がありそうだ。
   ・・帰路.下和田bsからjr猿橋駅までダッシュし試みる。

    大沢右俣左岸尾根と大峰北尾根
   上和田地区.9:04

     国道139号線バイパス工事・・上流側の松姫トンネルが完成し.国道の下流側の橋梁工事が進んでいる。
   市営上和田小学校の裏側の葛野川沿いには真新しい橋桁が建てられ.バイパスが造られ.又各所で道幅拡張工事が行われていた。
   完成すれば松姫峠を越え.この路線バスは「竹ノ向」から「小菅の湯」まで延長される。

    麻生沢流域の山々・・小寺山.大寺山.北峰.麻生山
   小学校先の国道拡張工事.9:08

    大峰北尾根
     上和田bs9:00一9:27県道分岐一9:43深城ダム展望台一9:55小金沢公園取付き一11:12(960m点)
     一11:42防火帯終り一12:35大峰.

    国道139号線
     松姫トンネルは既に完成している。開通したのか尋ねると。まだ葛野川下流の道路拡張工事が行われているとのこと。
   改良工事が完了し完全たる2車線道路になれば新トンネルを潜り.恐らく路線バスは延長され運行される。

     国道139号は静岡県富士市を起点に山梨県吉田市.大月市.小菅を経て.奥多摩町を終点とする幹線道路。
   中央高速道,国道20号(甲州街道)が通行止等の緊急時には代替道路になり.青梅街道を含め幹線道路として改修工事が行われていた。

     松姫バイパスは殆どが隧道(鶴川断層)で3066m.2001年〜12年12月完成。松姫峠を越える七保町深城から小菅村小永田を繋ぐ。
   その区間の九十九折の険しい道はバイパスにより代替えし.唐沢トンネルから上流側はダム工事で既に真新しい道路に変わっている。
   そしてダムの完成と共に「九十九折の道」も新たに改装されていた。・・・2008年12月.大菩薩牛ノ寝通り松姫峠・・中風呂

    上和田バイパス
     上和田集落は狭路のための関連工事として葛野川下流の道路拡張工事が進んでいる。
   前回.2010年11月に小金沢公園から下山した折は.まだ上和田のバイパスの工事は始まっていなかった。
   上和田地内の道路改良工事と並行して.今年度に続き用地買収を進め.橋梁の下部工等の工事が着手される。

   竹ノ向への国道.9:11
    国道伝いに左に折れ谷間を孤の字にカーブすると唐沢トンネルに入る

   国道より上流の谷間を望む.9:19
    佐野山1260mから西に994m峰を雍し.葛野川深城ダム下に没している

    大月.上野原の市界尾根.大寺山山群
   下流の谷間から望む.9:23
    小寺山.大寺山.北峰(三森).麻生三山.

    アプローチ
     終点下和田バス停から葛野川右岸沿いの国道139号線を深城ダム方面に向い歩む。100mほど先に左前方から舗装道路が合流した。
   この道奥が大沢右俣左岸尾根の取付きになる。右手に可愛いらしい造りの下和田小学校を見て.大沢を渡ると左手奥に一宮神社がある。
   ここも裏側から尾根末端の取付きがある。ここ周辺でも道路拡張工事が行われていた。

     下平バス停を過ぎ唐沢トンネルを潜ると新竹ノ向橋バス停を通過。対岸に真新しい5軒ほどの家屋が眺められた。
   下山に予定しているのが同じ河川の下流にある上平. 頭に付く上下は逆だが和田と同様に何か地形的な因果関係があるのだろうか?

     竹ノ向にでると市道新深城線との分岐にでる。2010年の晩秋に長峰から矢坪まで国道を下った所で.闇道を一人歩いてヒッチハイクに誘われた。
   その時は下調べが疎かで.このルートを知らなかった。国道を歩き.下山して後から分かった道. 距離的には市道の方が短く.今回は今確実に歩んでいる。

    旧市道
   県道・国道分岐直ぐ手前で.9:26
    葛野川右岸ヘチを綴る途切れ途切れの旧市道. 国道の左手から合流し.更に先で県道と分かれている。

    市道新深城線と国道分岐
   右手が国道139号.9:27

   国道139号線・・以前長峰を下った折.尾根末端の士室川拓道橋からR139号線を通り.上和田を経て矢坪へ下っいる。

     唐沢橋を渡り市道との分岐にでる。2本並ぶ電柱脇を直進する左が旧道。
   今回は正面の市道新深城線に入り.シオジの森ふかしろ湖の南岸(右岸)を綴り小金沢公園に.直接繋がれていた。

     右手は国道139号線で深城ダム下経由で小金沢公園で合流している。先はシオジの森ふかしろ湖の北岸を綴り.
   松姫峠越えから小菅に至る。このルートは前回長峰から下った国道ルートになっている。又2008年師走には松姫鉱泉の迎い車で.
   松姫峠から乗車。翌日は牛寝通りから南面の尾根末端に聳える百蔵山を再び登っている。

    瀬戸境越しの尾越山
   竹ノ向集落より見下ろす.9:30

     尾越山北側のコブ.1131m圏から中風呂に落ちる東尾根。
   その下が大沢右俣左岸尾根のツメ.1200m圏から東へ分かれ延びる尾根。その末端に先程通過した唐沢トンネルがある。
   この点直上.電線の架かる黒い丸が唐沢トンネル上流側口。ここから小菅口まで道路は完成していた。

    葛野川左岸の尾根
   深城ダム上流側の展望台より.9:43
    葛野川に入り込む深入沢と釜入沢

     背の葛野川左岸尾根で.1321m圏峰と奈良倉山.右肩が佐野の山. 更なる先は権現山稜に繋がる。
   左側の尾根は奈良倉山の西側1290m圏の広いコブから上釜入沢と釜入沢を隔て.南西に869m小コブに向かい.
   釜入(廃村)へ下る尾根。山稜を左手に下れば松姫峠にでる。

     左下端が国道139号線.ダムの東側をぐるりと右回りに竹ノ向へ下っている。その間の深い峡谷が葛野川.
   対岸,国道側より望むダムと大峰北尾根・・尾根上部は上の写真2010.11

    2つのダム
     葛野ダム(シオジの森ふかしろ湖)は葛野川流域の洪水調節.農業用水補給.利水.及び大月市.
   上野原市への上水道供給を目的として造られた。重力式コンクリートダム.2004年竣工.堤高95.0m.堤頂長288.5m.山梨県企画局

     「シオジ」.塩地とはモクセイ科の落葉高木で樹高は30m.直径1m程度まで達する植物。
   花弁のない白い花を咲かす。深城ダムの上流域には「シオジ」の天然林が群生している。

     シオジの森ふかしろ湖上流側の葛野川ダム(松姫湖)は地下に埋まる東電の大規模揚水式水力葛野川発電所の下池を形成している。
   葛野川発電所は世界最大の有効落差を持つ揚水式発電所で有効落差は714m。その有効落差を稼ぐために.発電所は地下500mに建設された。
   重力式コンクリートダム.竣工.堤高105.2m.堤頂長263.5m. リニアーカーの電力源として活用される。

    市道新深城線
     分岐から真っ直ぐ市道に入る。2つ目の唐沢橋から葛野川トンネルを潜り.でた所がT字路になる。
   右の道標は「大月」を示し,深城ダムに向かう道は鎖で留められ通行止。左に折れるとふかしろ湖南岸を歩み.深城ダム展望台にでる。

     シオジの森ふかしろ湖上流側の葛野川ダム(松姫湖)は地下に埋まる東電の大規模揚水式水力葛野川発電所の下池を形成している。
   葛野川発電所は世界最大の有効落差を持つ揚水式発電所で有効落差は714m。その有効落差を稼ぐために.
   発電所は地下500mに建設された。重力式コンクリートダム.1999年竣工.堤高105.2m.堤頂長263.5m. リニアーカーの電力源として活用される。

    市道新深城線
     分岐から真っ直ぐ市道に入る。2つ目の唐沢橋から葛野川トンネルを潜り.でた所がT字路になる。右の道標は「大月」を示し.
   深城ダムに向かう道は鎖で留められ通行止。左に折れるとふかしろ湖南岸を歩み.深城ダム展望台にでる。

     丁度小さな岬の先にあり.見聞するも.道路から見下ろすのと殆ど景色は変らなかった。
   ダム本体の向こうには大きな壁となり.奈良倉山を擁するよう山稜が横たわっている。
   この山稜は大菩薩牛寝ノ通りから続く稜. 奈良倉山から東へ権現山稜に延び.廻って.扇山.百蔵山まで至っている。

     大峰橋を渡る。この辺は左に幾つもの作業道が入っていた。開かれたゲートを過ぎると右に葛野川を渡る新小金沢橋が架かっている。
   突き当り正面は真木小金沢林道のゲート口.小金沢トンネル。右手は小金沢公園が岬の中にある。トイレ.Pあり.

     楢ノ木尾根の北面
     2008.12:21/16:13

     牛ノ寝通りの米代で1本取り望んだ楢ノ木尾根北面・・左から大峰北尾根・泣坂ノ頭と右に移り大樺ノ頭と雁ヶ腹摺山と下って大峠に至る。越えて黒岳.
   足元の手前は長峰ツメのスズタケの茂み

    楢ノ木尾根の南北分断地点・・下半は「瀬戸境の尾根」
   左上のアップ・・長峰末端の林道より撮影.2010.11.04/15:15
    大峰北尾根と泣坂ノ頭の北尾根(押沸ノ沢ノ尾)


     4年前の秋に小屋平から旧道「八十八曲り」を登り.長峰を下っていた。
   その時の下山アプローチは市道新深城線ではなく.深城ダムを経て.国道139号.葛野川線を下っていた。

     士室川拓道橋から国道に入り小金沢公園を経て深城ダムへ。路線バスの終点竹の向から更に上和田.中風呂.松姫旅館へと下り.
   矢坪で真っ暗闇になった。そこでマイカーに拾われjr猿橋駅まで送って頂きました。その折の公園から見る瀬戸境へ登る尾根の取り付きになる。

    大峰北尾根末端のトンネル
   小金沢公園南脇のトンネル取付き.9:55

     真木小金沢林道ゲート.又林道終点は国道口ゲートにもある。・・林道真木小金沢線.終点絵図は国道口にあり.2010.11
   葛野川発電所の所員が丁度ゲートに入るところ.

    深城の集落
     土室川と葛野川の合流部付近は地形図「七保」.異表記(旧板地形図)では「フカシロ」の表記で.地図には5軒ほどの
   建物が記載されていた。過って集落があったがダム建設のため31戸が移転し.現在は小金沢公園として整備されている。
   尚「小金沢」という地名は深城とその下流の竹ノ向の総称。

     昭和30年代には南側の葛野川沿いに入る小金沢森林軌道と北側の土室川沿いに分け入る土室森林軌道が存在していた。
   その後.小金沢軌道の方は真木小金沢林道林道となり.その痕跡はなくなっている。土室軌道は奥側半分ほどが残されている。

    瀬戸境後半の始まり・・右奥が尾越山1098.8mと水無山1139m
   日当たりの登山口脇に咲くニリンソウ.14:17

     麻生山長尾根登山道の尾根末端コブから・・猪棚に囲まれた最も高い所にある畑から葛野川を隔ている対岸の「瀬戸境の尾根」。
   水無山が瀬戸境の尾根の始まりでもあり.下の写真の下部.右脇に記されている「楢ノ木尾根末端」に続く。

     左隣りがやや広い墓地.駒宮の集落から里道が登っている。里道の終点は.中央が麻生山長尾根の登山口でもある。
   その右脇には麻生沢沿いに走る林道の入口が繋がり.登山道の取付きと並ぶ所に造られていた。

   三ノ森北峰の頂の壊れた鏡より・・2025.05.04/14:39に撮影
    上の写真の右景は御坂山地. 奥が桂川本流. 支流笹子沢川は右に横切る。手前は支流葛野川.桂川.3つの河川分岐.出合が判る.

    大峰北尾根・・奈良倉山と南尾根1321m峰
   シオジの森ふかしろ湖を隔てて.10:50
    背の北方を見上げて右の稜の端が佐野山.更に右へと尾根を下れば松姫鉱泉にでる

    入山
     10時.トンネルの右脇から大峰北尾根に取り付く。直ぐ尾根に立ち,初めから藪のない防火帯が延びていた。
   小コブを過ぎ,岩っぽい755mコブから登りだす。やや抜かるむ急登を踏ん張ばり.崩れがちな斜面をジグザグに登る。
   雨でも降れば嫌らしい登りになるだろう。

     910m点で右後方から藪尾根が合わさり.ここからは尾根筋は殆ど真南に向くようなった。
   振り返える対岸に姿を現わしたのが市界尾根にあたり南西に延びる1321m点支尾根になる。手前が1130m圏コブ.
   その尾根の西側の谷間から松姫峠へと九十九折が始まっていた。

    北尾根に乗る防火帯
   尾根筋は左の折れる960m点.11:12

     防火帯はススキの茂りもなく.木蔭が薄日をも閉ざして歩き易い。960mで右に折れ.直ぐ左に折れ返せば.南方を歩むようなる。
   尾根幅は更に広がり.1030mの小鞍部に恩賜林標石があり.尾根末端からはコンクリートの赤く塗られた恩柱が点々と綴られていた。

   防火帯の終点.11:21

   痩せ尾根から再び広がる北尾根.11:22

   灌木帯に入る.11:42

     再び急登になり.防火帯の両側は雑木になる。1110mで防火帯の尾根は緩む。
   細くなってきた防火帯の尾根筋.次第に灌木も迫りだす。防火帯は尾根の2/3ほど.1140m付近で終わっていた。

   小コブの密生林.11:43

     自然林の灌木帯を正面に向かえ.薄日でも漏れだす明るさが周りを草色に萌えさせている。
   穏急を繰り返しながら全体的には緩やかな登りになった。汗は滴る程でるが一歩休めは気持ちがよい。

   11:58

   12:05

   12:26

   ツメ前の平坦地.12:27

     3度目の平坦地.1260m付近で.左手がら大沢右俣左岸尾根を合わせると高度感を失い.真ったく平になった。
   ツガを含むミズナラの自然林が続いている。最後のツメ.高度120mほど.踏み跡ならぬ踏み跡の急登を越せば大峰の頂に立つ。

   大峰東肩に恩賜標柱がある.12:32
    中央の樹林に閉ざされた赤い点は初めて見る道標

    大峰
   頂にあTた大分荒廃した木祠.12:35

     楢ノ木尾根の競い立つ峻秀の峰.大峰の東肩にでる。確りした踏み跡にでて.目の前に赤い恩賜標柱が埋められていた。
   ブナ,ミズナラの樹林に被われ.薄暗い台地を右に折れ.仄かに歩めば頂1403mに立つ。12時半.ブナの根元には小祠が祀られていた。

     「静かなる尾根歩き」松浦本によると「(大峰の権現さま)と呼ばれる山の神を祭ったもの。天気回復の霊験があり。
   農民が長雨に困っているとき.小祠から雨雲に向かい鉄砲を撃ったところ.黒雲が散じて雨がやんだ。」と云う言い伝えが残されている。

     当然人の気配もなければ何も聞こえぬ無音の頂だった。その上曇天の明るさも黒雲が漂い支配し始めている。
   指鉄砲では効果がなかった。急に周りは薄暗さが忍び込み.何時降りだしても可笑しくない状況になっている。

     樹林に囲まれ眺望もない。頂で昼食と思っていたがちょっと不向き.先に求めることにした。
   三ッ森北峰から正面に見えた大峰〜尾越山東面写真.2011.01

     上和田から小金沢公園を経て大峰北尾根・・上和田周辺の道路拡張工事と深城ダム
     大峰瀬戸境を末端まで南下し上平