飯能市南の里山ハイキング・・新所沢線鉄塔から先への旧青梅線へのルートを諦める。大仁田山から新たに改修された山腹道を経て504m独標へ。
     43号鉄塔から先はコースを急遽変更. 新たに堂平沢左岸尾根へ下る作業道に惹かれ..細田林道に降り間野黒指へ。

    上成木川井線.小山から黒山南西尾根を詰め常磐尾根へ
    都県界尾根.黒山から小沢峠を越え成木尾根の独標493m
    独標から大峰山北尾根を経て大仁田山ピストン
    丸屋ノ頂から43号鉄塔を過ぎ.堂平沢左岸尾根から細田林道・・新たな作業道.間野黒指

   劇坂の堂平沢左岸尾根を下り細田林道へ
   大仁田分岐からの山腹道.14:19
    見た目の整頓さてはいないが改修されたばかりの山腹道を綴る

     細田分岐の道標に戻ると先ほどの林業関係者が分岐の少し東寄りの台地で.今日の作業を終えたのか? 休んでいた。
   直ぐ脇に細田への分岐があり.44号鉄塔を経て堂平に回れば細田林道の終点から車を麓に走らせられる。私はこの後で真新しく改修された作業道から
   細田林道の下部に下りた折.急カーブを曲がる3台の車を丁度.尾根末端の激壁から見下ろしていた。彼等だろう。

     復路は丁寧に改修された作業道を見渡しながら分岐に戻っている。中木林が結構倒され.道脇の山腹斜面は雑に切り落とされた倒木が残された。
   この間伐は電動ノコを使っている。谷沿いの山道脇の倒木はナタで倒したた残骸が残された。切り口を見れば分かる使い方で.ナタ目も残されている。

     新たな倒木が多ければ赤プラ杭に赤テープも以外と目立つ数で点々と付けられている。杭番号は成木尾根に向かい老番が打たれていた。
   どれもが真新しいマーキングと倒木類. そこを通る気分は木の香りが漂い.真近で作業を見たせいか.私には新鮮な気持ちを与えてくれている。

    504m独標
   真新しく「丸屋の頂き」とある.14:28

     「細田・安楽寺・小沢峠」の白いブレードがある分岐に戻り.左手に20mほど進むと成木尾根に乗る。僅かに下り返すと504m点の独標にでる。
   スギ・ヒノキ林に囲まれた504m独標のコブには今年の3月末に真新しい標識が立てられた。

     大仁田山の標高が505m.それに合わせ5月5日に地元の小学生の集団登山が行われ.山名標の下に「記念の印」が付けられている。
   それに合わせての標柱らしい。集団登山とは懐かしい言葉. まして小学生。聞くだけでも嬉しさが伝わってくる。

     先ほど大仁田山の分岐に掲げてあった小さなメモのような略図には「丸屋の頂」が書かれていた。このメモは経路改修のための略図のようだ。
   又直竹川の本流流域は丸屋とも呼ばれていたらしい。

   山頂の立木に付けられた大きな道標分岐.14:29

     左の太い線は成木尾根から末端の安楽寺へ。下部の先は小沢峠と大仁田山への分岐に至り分かれ.細田は大仁田山分岐で分かれている。
   右の細道は独標から南西の尾根に乗り山腹を南下して.42号鉄塔から成木川の山神橋.或いは高士戸部落に下るとある。作業道は踏み跡道.

   より薄暗くなった尾根.14:30

     薄暗い成木尾根の道筋は先ほどらい新しいマーキングが綴られ迷うことはない。少し下ると鉄塔手前で左手から作業道が合わさっている。
   柿ノ久保左岸尾根を下り.44号鉄塔の分岐にでて巡視路を下ると細田林道上部のカーブ地点にでる。地形図「原市場」には破線路あり。

    新所沢線43号鉄塔基部
    
    ススタケ茂る基部と送電線を潜り仰いだ43号鉄塔.14:32

     504m独標から東側に下ると樹林は途切れ.急な草付き斜面が明るく開かれ,新所沢線43号鉄塔の基部にでる。
   どんより重たい雲に覆われているものの明るいカヤトの台地に飛び出した。更なる明るさが増している。

     基部の台地からは北小曾木川を隔てた南面の遠望がある筈がトネザス山跡の採石場は既に枝葉に覆われ望めなかった。
   望めたとしても朧にしか望めなかっただろう。今回恵まれた眺望は大仁田山の頂からだけだになる。

     鉄塔基部から右手の足元は見えぬ下草を漕ぎ横切り.樹間を潜り.再び薄暗い痩せ尾根に入る。
   左後方に見下ろせる鉄塔下の柿ノ久保沿いには点々と赤テープが付けられていた。
   沢沿いを綴れば細田林道の350m圏・上部カーブ地点に降りられる。昔からの旧道で地形図の破線路。

     又前2回の山行では平溝尾根を下り31号鉄塔を。カヤト沢左岸尾根を下った時は旧伏木峠に入り.39号鉄塔基部に立っている。
   飯能のハイキングコースの中核を失わせた新所沢変電所に.この鉄塔の終盤は結ばれている。最後に大仁田山から眺めた風景.

    新たなルートへ
   堂平沢左岸尾根の目立つ取付き.14:40
    立木に掛かる3本の赤テープ脇より下降が始まる

    水口峠 
     31号鉄塔を下ると垈のような窪地をを過ぎ水口峠(水のもと)にでる。大樹が2本に分かれ道標類も多く.人気のある峠らしい。
   この先,成木尾根の尾根筋は飯能市と青梅市の石柱が交互に打ち込まれ.よい道しるべになっていた。

     メーンコースの成木川沿いに下ると高士戸へ至り.東青梅駅からの路線バスに便乗することができる。
   又途中の成木一丁目四ッ角停バスには都バス以外に国際興業バスも経由してをり.乗り換えれば間田黒指へ.或いは西武飯能駅とも結ばれている。

    更なる先の変更
     水口峠から反対側の黒指へ下る予定を又もや変え.柿ノ久保右岸尾根から細田林道へのルートへと更に変更している。
   鉄塔下の作業道と大口峠から堂平沢へ下る作業道の間に目立つ印の作業道の取付きを見付けていた。

    堂平沢左岸尾根
     尾根に乗ると云っても尾根通しではなく.半ば過ぎた低尾根になってから乗る形を取っている。
   取付きは成木尾根からだがこの経路から取付いた方が面白く変化に富んでいもいた。又末端は藪の急斜面で終えている。
   雨天の場合は末端からの林道の取付きが渡渉できなければ倒木を這い下ることになる。

     鉄塔からの下りは450m圏の平坦な成木尾根。水もと半ばからで地形図では東北東にL字に延びる大らかな尾根が読み取れた。
   経路は急激で落ちる北側の山腹斜面の下部へ.肉眼で見下ろす足元の谷底は抉り落ちるような激斜面だった。
   それでいて尾根底に立つも沢沿いは見当たらず.不思議な台地になっている。底に目を付けた私.よいのか悪のか変に惹きつけられていた。

     右岸尾根を頂から下れば普通の枝尾根だったかも知れない。ただここから見下ろし.変わった地形に惹きつけられた私。
   マーキング類はつい最近に改修を終えたようで真新しく思える。真新しいピンクのテープとプラ杭点々と長く山腹の壁に付けられていた。

     ここからのプラ杭は若番に。又数字を読めば尾根末端までの距離が判る。その末端はまた別のとんでもない急斜面で待ち構えていた。
   灌木だと先が分からず危険を伴うかも知れぬと思えたが杉の植林帯で如何にか助かっている。下山はここしかないと思えた。


     過って熊倉山省武連指尾根(南西尾根)からトヤド浅間に出向いた折.大ツイジの960m圏平頂の北側に幾らか低い細長い平頂を見下ろしていた。
   地形図「猪丸」を開き読むと面白い形の地形をなし.何故か踏まねばならねばと惹きつけられていた。

     後にトヤド沢出合を経て千ケ尾沢右岸尾根の天辺近くにあるそこを訪れている。今回も地形的には全く異なる所だが見下ろし引き込まれていた。
   やはり地形図を開き.自分なりに頷き.先の行程を放棄し下ることにした。尾根に立てば共通点があるが.頷く一種の変わり者。それが私のようだ。

   とんでもない斜面を選ぶ.14:40

     片手に軍手を嵌めストックを2本まとめ支えにし.谷底に落ちるようズリ落ちる。一直線に落ちる山腹に綺麗に赤テープが重なるり見え綴られていた。
   足元を見るとテープが遥か下まで続き.歩む一歩から足元は支えを失いズリ落ちる。つまずき転べは大変なことになる。
   焦らず歩を前に出すのみ。体は間が空くが柱木林に支えを求め.右も左足もズリ落ちながら落ちて行く。

     疲れれば立木を背に休みもした。そしてアッという間に下り平尾根に乗っている。作業道を造る以上.理由があろうが何故だか分らない。
   枝テープの脇には変形のプラ杭がそれぞれ組で立てられていた。ただ既に埋められた杭が抜け気味で.口を開けているのが多くある。

   沢底に急下降すると尾根に乗る.14:43

     激は下り始めると呆気なく底に至る。低い平尾根に乗り.ホッとすると同時.雑木を抜けると明るい植林の大地にでている。
   平坦になり尾根幅が広がる歩き易い作業道になる。その為か谷間に居ながら水流が乏しいのか.沢音は聞こえてこなかった。

   尾根上の平坦地.14:46
    綺麗に枝打ちされた植林帯に入り大らかな台地尾根.ここが降りた取付きの狭い樹間から見下ろされた平坦地になる。

   尾根末端は再び劇斜面に.14:51

     平坦な尾根筋を末端まで出ると今度は再びとんでもない.灌木混ざりの急斜面が待ち構えていた。
   手掴む支えとなる立木は少なくなり.ストックを1本に組みズリ落ちる。下る底に幾らか明るみを見ると林道を真下に見る。
   下る途中で眼下にU字状のカーブが横切る林道が見下ろされた。先程の3人の木こり達が各々の車で林道を降りてきた。

    柿ノ久保の枝尾根
   向いが尾根末端の取付き地点.14:59
    降雨の増水時に渡る杉の倒木はもう少し太ければ安心感があるのだが?

   柿ノ久保を横切る.15:00
    細めの中木林に留め金はなく.今回は流心が細く沢縁の薮を漕ぎ.沢底に降りてから対岸に登り返している。

    細田林道
   林道下部のU字状のカーブへ地点330m.15:02

     林道に降りてそれほど経たずして遠雷の轟く弱い響きを聞いている。やはり来たかと思う間もなく真近でも雷鳴が轟く。
   林道を下ると背から追いかけるよう響き渡り.雨粒が降ると云うよりは舞い始めている。自然と屋根のあるバス停小屋へ早足になる。

    細野林道を下る
   左上に小屋あり.15:05

     予定通り細田林道に降りてから小雨が舞いだした。林道を歩む背からは雷鳴が次第に大きく響き追ってくる。
   主尾根沿いでは立ち止っているだけで衣類を濡らせ.100パーセントの湿けが漂い,その上に汗を掻いている。
   目指すは雨宿りは間野黒指バス停のみ。中途半端になってしまったが最終目的地の間野黒指は手が届く距離にある。

    細田歩道
   車通行止めの細野林道の支線.15:13

    細田歩道
     本流左岸沿いの林道左脇に「細田林道開鑿記念碑」と古い「林道細田線・飯能市森林組合」の標識があり.左側から支流の細野沢が流れ込む。
   橋を渡った所が林道の支線.細田歩道の起点だった。左下の小沢を眺めながら進むと細野へは最短路になり.古い石仏がある古道がある。

     歩道終点まで登り見上げれば細田の山上集落にでて.上部には畑が広がり.「いぼとり地蔵」を通る四十八曲(しじんはちきょく)への
   古道でもある。又新所沢線45号を分け.頂稜肩には44号鉄塔が建ち.先程ピストンした大仁田山の登山口にでられる。

   直竹川本流・・水のもとへの取付き地点.5:17

     成木尾根を北側の枝尾根を下降した地点から500mも行かずして.水のもと(水口峠)へ登り口が右後方から合わさる。
   午前中に黒山にでた時は天候の悪化を予想し.水のもとからここへ下る案を持っていた。

     水口峠にでて左折すれば最初に予定していた梅のもとを経て.堂所から都県尾根に戻り.旧青梅線巡視路から間野黒指へ至るルート。
   ここから峠越をし直進し成木尾根を横切れば上成木神社から高士戸バス停にでられる。又尾根末端に下るのは慣れた者が通るルートのようだ。

    黒指の山上集落
   正面が光全寺245m・自自会館.15:19

     細田と黒指の日当たりのよい山上集落は南面を向く丘陵上部に構えている。正面の光全寺から右に折れ.
   左岸沿いのバス停までの間は地形図では疎らに家屋が建てられているが.現在は山側にびっしり軒を連ねていた。

    黒指の集落
   光全寺から続く左岸沿いの集落・・バス停より.15:33

   国際興業バス「間野黒指停留所」220m.15:37
    通りを挟んだ左後方は山秖神社

     長方形の小広い停留所小屋内はコの字に長椅子が備えられ.三方に明るい大きな窓が付け加えられている。
   又小屋床には子供らしき姿に沢カニ・トンボのタイル絵が敷きしめられていた。壁には「熊注意」のポスターが3種類も貼られている。

     今日はこの天候で室内も薄暗い。雨を遮り待つことを考えると梅雨期でもあり.下山後はここで終着しようと思っていた。
   前便は15時20分に発車したばかり.1時間待つのもよい。着替えをし遅い昼食を改めて摂れば時間は直ぐ経つ。

     停留所の左脇には上直竹上分公衆トイレがあり.飲料できぬが入口に水場がある。ストックの先穴は埋まり粘土質の黄土は固まり取れず。
   何度も顔を洗っている。又停留所の間には上分道路改修の大きな記念碑と開鑿や改修の石碑が立てられていた。

     バスの待ち時間は十分あったので.飲水を求め求め集落の上流側に少し戻っている。
   ここは以外と閉められている家屋が多く.玄関が少し開いていた木崎さん宅の老夫婦に飲水を分けてもらい.洗顔させて頂いた。
   舞うような小雨は1時間ほどで治まり本降りにならず.幸いしたよき山行にもなっていた。

    村社山山秖神社
   黒指に落ちる両側尾根の末端.15:33

     左側の側壁は北側の黒指の東コブから竹ノ平に至る台地と右手は成木尾根のトヤハケから北東に延びる386点尾根の森向からの末端になる。
   右に連なる尾根の狭く迫った直竹川を下流に抜けると右岸に入り込む音添入り(おんぜんいり)の左岸尾根にでる。
   源はトヤハケに突き上げている。直竹川の中でもここだけが両壁を狭く構え.黒指集落を守る砦の門のような風景を創っていた。

     最初の下山予定では両側壁を抜けた下流右岸側の音添入・似羅ノ沢.その先の無名沢右岸の尾根を下る積りでいた。
   今は取り壊された鉄塔の旧青梅線の巡視路跡が綴られ.廃道になる。一般的にはその先の549m独標を越えた北東尾根から正木入し.
   正木林道に下りる。或いは再び境界尾根に乗る。今日は点々と変わっていた。

      間野黒指.¥440. 16:40=17:06西武池袋線.飯能快速.¥465. :18=18:09jr池袋=御徒町.初めて都バス02に乗る.

     乗合バスに乗り気が付いたことは私独りだが車内は冷房が非常に強く感じで.着替えてから薄いジャンバーを羽織っている。
   又ガラスも温度差が激しく曇り勝ち.若い運転手は半袖で元気がよいと考えていた。それが暫くして霞みが取れ.ジャンバーも脱いでいる。
   一日中体を濡らし着替えをしても体が冷え切っていた。それが自分でも分からなかったようだ。

    今回の山行
     黒山南西尾根は殆どが植林帯で作業道だけ見付ければ如何でもなる尾根と考えていた。
   それより久し振りの山行で足は重く我慢の登りが続き.濃霧から昼なお黄昏のような薄暗くさ。何時降り出しても可笑しくない天候の中にいた。

     相変わらず他のハイカーとの出会いはなかった。ただルートは散々だった。現地で目まぐるしく予定を変えている。
   大峰山南尾根と堂平沢左岸尾根を選んだことは又違った1ページを開き.兎も角.間田黒指に下山して見たかった。それだけは成し遂げている。
   次回は直接.西武飯能駅から間田黒指に入り.少し細野を散策してから都県界尾根の末端まで下ることになろう。

     路線バス(飯能11路線)・・間田黒指=:11成木一丁目四ッ角(都営バス・東青梅)=東飯能駅=:11飯能駅。・・タクシーの場合は¥3250

   今回の地形図
   地形図「武蔵御岳」「原市場」.zzz159黒山南西尾根.成木尾根.旧青梅線前後.奥多摩詳細図東編
   緑茶500cc.麦茶500cc.昼食はコンビーフサンド.コロッケパン.バナナ.アミノバイ5000.月餅.豆トマト袋. アイゼン・・シリオブーツ.23399歩.15.2km

     7月29日午前,気象庁は梅雨開けを発表. 昨年より1ケ月遅く.梅雨寒が起き気温差が低く抑えられていた。
   当日からチベット高気圧.1万mと太平洋高気圧.5千mが重なりるよう覆われ気温は急に34℃に。猛暑日が続き.熱中症とゲリラ雷雨の恐れ強し。

     上成木川井線・小山から黒山南西尾根を詰目常磐尾根へ
     都県界尾根.黒山から小沢峠を越え成木尾根と独標493m
     独標から大峰山北尾根を経て大仁田山ピストン
     丸屋ノ頂から43号鉄塔を過ぎ堂平沢左岸尾根から細田林道・・改修された新たな作業道と間野黒指