大丹波川.小山bsから都県界界尾根に聳える黒山に立ち.南西尾根から成木尾根から大仁田山をピストンし.堂平沢左岸尾根・・大左名無し尾根Top
      境界尾根を隔ててた飯能市の「間野黒指」集落へ下る。後には「名栗の黒指」も知り.訪れている。

     最短だった「大左名無し尾根」から成木の大仁田山をピストン。そして大仁田山に隔てられた2つの「黒指」地区を知ることになる。
   黒山南西尾根から黒山逆川右岸尾根を詰め黒山の都県界尾根に入り.小沢峠から成木尾根と繋げ大仁田山へ。

     戻り成木尾根から丸屋ノ頂を過ぎ.堂平沢左岸尾を見下ろしたのが運。.不思議な地形を見下ろし.不思議さが足を停めさしていた。
   見定めたい気持ちが先に立ち.先の予定をキャンセルし.中途半端な時間から初めての片田舎に降り.間野黒指.地区を知ることになる。
   後には間野黒指と赤指黒指に繋がる山へ入り尋ねることにもなった。 2019年07月25日.松村

    上成木川井線.小山bsから黒山南西尾根を詰め常磐尾根・・取付きは逆川右岸.
    都県界尾根の黒山から小沢峠を経て成木尾根の493m独標
    久方峠から大峰山北尾根を経て大仁田山
    丸屋ノ頂から43号鉄塔を過ぎ.堂平沢左岸尾根を下り間野黒指.

     成木地区の第2弾として先月出向いた高水山カヤノ尾根から望んだ北側の尾根を目指し.成木川上流北岸の都県界尾根を歩む。
   時間的には成木尾根の末端までは無理。少しでも尾根を綴ろうとjr川井駅から大丹波川の「大左名無し尾根」をの弾として「黒山南西尾根」を直登した。

     奥多摩と奥武蔵との境をなす黒山の都県界尾根を綴り.今回は上成木の上部の成木尾根から大仁田山をピストン。
   成木尾根に戻り.境界尾根の分岐点まで綴る積りでいた。ただ途中で面白い地形の作業道を見付け.新所沢線43号鉄塔基部近くの堂平沢左岸尾根を直下し.
   細田林道から間野黒指に新にでていた。今回は又越境する名栗側の「間野黒指」の名に魅かれ.降りることも1つの目的としていた。

    黒山南西尾根から入山
   大丹波川左岸の小山バス停から来た道を振り返る.7:33

    成木地区へ
     左側の擁壁が逆川右岸尾根の末端縁. 県道202号線・上成木川井線で.道路を少し戻り.尾根が突き出した所に逆川ノ丸南西尾根の取付きがある。
   北軽生活で入山が遅れること1ケ月. 冷温が続き.雨の途切れた昨日.久し振り夏日を迎えている。
   台風との兼ね合いで2.3日中には梅雨開けになる見込みだが.待てずと成木地区の山域に出向くことにした。

     朝方は清々しい晴天に恵まれていたにも係わらず.夜半の降雨は藪茂みに雨雫を多く含ませ.頂稜にでてからは展望も望めぬ濃霧の中だった。
   途切れても重い雨雲に山全体が覆われ包み込まれていた。小沢峠では濃霧に霧雨が舞っている。

     小沢峠にでてからは下山を水口峠に変え.更に改修されたばかりの荒れた経路見付け.惹かれるまま途中から細野林道から黒指集落へ下りている。
   初めての地.入・下山とアプローチの仕方を更に考慮せねばと考えさせられた。

   バス停高度350m圏から先の風景

     小山バス停前の石段は民家への入口のようだった。逆川ノ丸南西尾根600m圏から三方に分かれる西南の西方に延び尾根の下端台地に当たる。
   県道の写真.ガードレールに挟まれている所に狭い逆川に架かる橋がある。県道の先右にカーブする所が黒山南西尾根下端の尖っ突きになる。
   谷間の大丹波川を隔てた向かいの斜面は真名井沢北稜。

    7月25日(木).晴後曇.ガス濃し
      jr御徒町.¥1080. 4:45=4:58東京5:10=6:07立川:10=7:17川井:20=7:31小山.

     路線バスは川井駅からは私ともう一人のハイカーが乗車した。終点,清東橋の1つ手前の小山バス停に先に私が降り,彼女を見送っている。
   尾根の下端まで回ってみるも側壁が続き.先はに登れる取付きがなく,行きづまる。手前の逆川出合まで戻っている。
   大丹波川左岸の支流.逆川に架かる橋を渡った北詰の右斜面が黒山南西尾根。地形的には逆川右岸尾根。

    黒山南西尾根の末端
   右手の窪地逆川.真東に逆川ノ丸が聳えている.7:35

      南西尾根末端の側壁に石垣の坂道が合わさり登れる所があった。中途まで登ると畑が広がるも迂回できず.玄関前を通して頂く厚かましさ。
    見上げると植林帯が直ぐ手前まで迫っている。近くに作業道がある筈だと逆川まで戻り探ることにした。

   逆川右岸の取付き.7:38

     県道からよく見ると左上に民家があり.その右脇を抜ける作業道が橋下から逆川の左岸沿いに綴られている。一見分かりずらい。
   藪絡みの山道に入ると直ぐ逆川を渡る木橋がまず目に付く。この道を辿れば逆川左岸尾根に取り付けるようにも思える。
   左側にも小橋が架かり.鹿柵の間を抜ければ南西尾根下端の作業道へと導かれていた。

   木橋は逆川左岸を渡る作業道.7:42
    左に折れれ鹿柵絡む木橋を渡れば直ぐ沢と離れ逆川右岸尾根に登るようなった。

   尾根末端を攀じ登り振り返る.7:47

     昨夜の降雨は枝葉に雨雫を溢れるばかりに貯めていた。100mも行かずしてストックで切る暇もなく.衣類はびしょ濡れになっている。
   晴れ渡った朝の陽射しとは似つかわしくないほど濡れた。この後.樹林帯に入り直接の陽射しは遮られ.蒸す暑さに大汗を掻かせられてもいる。
   頂稜までの行程は短いものの.それでも樹葉に溜まった雨水の中を抜けては潜り.連日の雨にぬかるんだ土壌を這い上がる。そして里を見下ろした。

   豊富な水分を含む末端の登り.7:47

   本尾根に乗る.7:55
    大きな赤帽コンクリート杭を足元に見ている。赤帽の脇には「H25森林再生事業2」の標板を見て尾根に乗る。

   植林帯に入っては雑木の境を詰める.8:00
    すっきりした感じの檜の老樹とモミの木

   杉の植林帯に入る.8:16
    木洩れ日にぬかるんだ土壌

    巨岩群
   大岩を抜け.8:22
    連なる巨大な露岩帯は右を巻く

   大岩の尖ッ突きから見下ろす

   急登の木堰の形を見る間伐材その境を.8:30

     岩場上の木留めの植林と自然林との林相の境を登り.西方から支尾根を合わさると尾根筋は北北東に向きを変えている。
   630m付近か。尾根筋は一度緩やかに変わり.小さな赤帽黒杭が立つ。表に十字が描かれ「GPS」と読めた。

   尾根筋は自然林に覆われる.8:39

      左手から支尾根を合わせると雑木の緩やかな斜面へ.平坦な大らから尾根に入り込む。
   鹿の糞のような実があっちこっちに見られ.又人より小さめの黒色の糞を尾根筋に見ている。動物は何だろう?イノシシか?

   灌木のジャングルを潜る.8:58
    再び一時.勾配が増し緩むと

     南西尾根だけでなく山域全体は疎らだが時たま忘れる頃に鳴く春蝉が? 夏蝉と異なる「ミィー・ミィー」と澄んだ蝉の鳴き声を聞く。
   踏み跡を綴っていると私の歩く動作に連動するかのよう.蝉は驚き飛び散った。時には足元から飛び上がり.私の頬に触れてもいた。
   小さな蝉だった。前回は山の仲間達と北軽の帰りに.榛名山の外輪山・天目山へピクニックに出掛けた。賑やかな春蝉の世界に入っていた。

   9:00

     灌木帯に高木の巨樹が斑に混ざり.枝木は低く潜り抜けるようなると下草の茂みは失われ歩き易くなる。
   ただ相変わらず展望は取付きから一度も望められずにいた。時期がら既に生い茂る樹葉に閉ざされていた。
   740m付近だろうか? 樹木の梢越えに仄かに望めれるのは逆川ノ丸からの頂稜? だとすると「関東ふれあいの道」を綴る尾根になる。

   9:01

    光線
     尾根を押し上げるよう灌木に閉ざしていた大地の先で.背稜が見えだすと不思議な光の構成を生み出す景光を見る。
   登る右前方やや目線上の暗がみの茂みから細い光線が天上から煌き射し込んだ。下手なカメラマンの私では撮れぬ細く煌く光の線.

     雲塊りが途切れ漏れる光の一点から点のような隙間を透し.細い光線の雨上がりの光を降らしている。
   繊細な蜘蛛の巣が反射するような細い煌きに似ている。その光線が幾つも樹林を透し.私の歩む足元に突き刺していた。
   それでいて斜めに落ちる光線は糸のよう細く煌き.見上げれば間を開けず.又別の光線が走り放されていた。私の言葉で分るだろうか?

    チンダル現象
     光の進む途中で大きな粒子にぶつかり.光が乱反射することで,光の筋が分かる現象。冬の終わりから春先に多く見られる。
   以前,鵜原の大陸棚釣を行っていた頃.明け方の沖合に向かう船上から暫し見られた現象だった。荒れた海と合わせ.天地創造を思わす光景を見ている。
   山でも雨上がりの朝方に出合ことが多い。この現象は家庭内でもカーテンの隙間から入る込んだ光筋として見られる。

   一時最後の木洩れ日を受けている.9:27
    右に進むと「関東ふれあい道」にぶつかるような登山道のような立派な作業道が山腹を横切っていた。

     黒山手前の820m圏コブの西肩に当たる主尾根(常磐尾根)と南西尾根との尾根を2分する広い二重山稜的な大地にでる。
   高度800mを越すと尾根筋の右側はすっきり間伐された植林が整然と立ち.谷底から押し上げるよう占めていた。

     尾根筋はもう灌木の下地の煩さも消え.すっきりした作業道が右側の山復へ回り込み頂稜にでている。
   横切り直登れば後一歩.100mほどで主尾根に乗る。

   黒山の手前820m圏コブに乗る.9:35

     作業道を横切り20mほど登れば830m圏の尾根沿いで.「関東ふれあい道」に合わさった。
   主尾根(常磐尾根)にでて明るさが増したとは言え.朝方の陽射しの閉ざし,陰りは霧粒を生み.湿気を浴びた台地。

     薄日の掛かる処は何処もが露光され輝き濡ている。溢れる汗と霧雫の世界.そこに偶然かののよに時たま木洩れ日が漏れだしている。
   ただ山は次第に陽光を遠ざける兆しを見せていた。

    常磐尾根
   9:36

     「関東ふれあい道」を右に折れ.尾根筋を辿れば逆川ノ丸841mにでる。左に入り.830m圏コブを越せば.今回で2度目になる
   黒山の頂に立つ。この主尾根は過って.棒ノ嶺から都界尾根を下り.黒岳から岩茸石山経て惣岳山神塚尾根を下り丹縄にている。
   調べてみると9年ほど前の春雪の残る頃で.この年は北・南アルプスへと忙しく歩き回っていた。

    濃い霧粒に包まれた三角点標石の黒山
   真夏と思えぬ霧雨が舞う
   高水三山方面の展望は.山陰どころか.何処に聳えているのさえ分からず。

    黒山の頂
     奥多摩と奥武蔵を分ける都県界尾根の南側を取り囲むのが成木川.その源頭が黒山。頂に9時14分着く。
   急に薄暗い霧粒に包まれ.頂を囲む樹林が一層. しっとりした湿り気を漂し.何とも言えぬ肌障りな中にでる。

     黒山は針葉樹が生い茂り.閉ざされた日差しは雲の中.一層薄暗い黒木の頂に思え.「黒山」と云う山名がそのまま由来として溶け込んでいる。
   別名は青梅市成木側では常盤山と呼ばれ.逆川ノ丸は常盤ノ前山とある。成木村奥に「常盤」と云う小部落あるがそれとは関係ないのだろうか?
   関東ふれあいの道に「常盤尾根」の尾根名が記されている。又大丹波側の人は「コカバヅル山」と昔呼んでいたとか?

     確り踏み固められた小広い平頂の台地の中央には三等三角点標石に基本標柱.道標がまとまるよう立てられている。
   標高は842.26m.基準点名は「古里」と刻まれていた。

     「古里」は成木の反対側. 山頂から見るとやや遠く赤杭尾根の末端裏側の青梅街道沿いに開かれている地名。
   道標は「北西,棒ノ折山1.2km.百軒茶屋3.2km・東.小沢峠4.4km・南西.岩茸岩山3.km.惣岳山4.9km」と各方面を指している。

     高水三山の入山は以外と古く.子供達と訪れてからゆうに30年を越している。その後先輩の体力回復登山・下見山行・親睦ハイクと幾度となく訪れている。
   その都度展望の開かれた岩茸石山から送電線鉄塔が満る飯能丘陵を見下ろし.四季それぞれに装う棒ノ嶺と重なる黒山を見詰めていた。
   今回は都県界尾根を下り小沢峠から成木尾根に初めて乗り.改めて成木北側の山々を綴ることにしていた。

     何時もならさっさと移動するのだが霧雨が舞う雨雲の下.頂中央に座り,湿気で濡れるのもかまわらず.霞み朧の姿を暫く見詰めていた。
   微妙な風に霧雨が舞い.ジッとしていると肌寒い。衣類は既に汗混ざりで.肌着を含めびっしょ濡れ.立ち寄る人の気配もなかった。

     気温は高く体を動かしていれば気にもならぬものの.今朝の予報では多くを占める筈の晴れ間は失なわている。
   その上どの気象会社の予報も午後になと通り雨があり.やや長めの雷雨をもたらすと告げていた。
   昨夜の雨が大地を乾かす間もなく貯め.午後になればこの周辺の山々は更にすっぽり雨雲の中に覆われる。

   漂うようガスが舞う頂の樹林

     上成木川井線.小山bsから黒山南西尾根を詰め常磐尾根・・取付きは逆川右岸.
     黒山都県界尾根から成木尾根・493m独標
     久方峠から大峰山北尾根を経て大仁田山
     丸屋ノ頂から43号鉄塔を経て堂平沢左岸尾根を下り間野黒指