東尾根の最後のコルを越え伊豆ケ岳へ.そして妻坂峠 ・・如何なる思いとふける中.一人旅が団体さんの群れに巻き込まれる
     伊豆ケ岳を東西に横断し.むかし歩んだ山道に合わさ.再び山伏峠から前武川岳.武川岳を越え妻坂峠へ。

    西吾郷駅から森坂峠・伊豆ケ岳東尾根.750m圏小コブ
    伊豆ケ岳から山伏峠を越え.武川岳から妻坂峠・・小広い武川岳と長谷川カップの仲間達
    妻坂峠から山中林道.名郷 

   伊豆ケ岳左隣りの小御岳
   左景.770m圏コブから左前方.10:39

   伊豆ケ岳
   右景.正面.10:39
    ドンと落ち細かい起伏から最後は鋭く突き上げる

   750m圏の根這う小コブ.10:30
   再び根這う小コブを越え.左脇の立木に箒のような鉄製が置かれていた?

   最後の小コル
   小さな800m圏コルを見下し下る.10:55

   1本目のロープ
   伊豆ケ岳の頂点へ.左側に巻道あり.11:00
    直上せず巻道から斜上し.トラバースの感じでロープ場に出ている。直上した方がよい。

   2本目のロープ
   ストックを畳み這い上がる.11:03

    3本目のロープ
   11:05

   ロープを終え茂みを潜り右上に回り込む.11:05

    

     山頂の人顔と道標の裏側が見上げられた細長い頂のほぼ中央に立つ。上る途中で間々声は聞こえたものの大勢のハイカーと出会う。
   その出た所が大国さま前で目が合い.びっくりさせられてしまったがこれも愛嬌。ちょっと多過ぎる気配の登山者だが
   伊豆ケ岳と聞けばしょうがないかも。正丸峠は余りにも有名で.山を知らぬ妻さえ知ったいた。

     恐らく私も60年ほど前に初めてこの山を選び登った山でもある。伊豆ケ岳は「山レコの伊豆ケ岳」の説明と合わされ考えると
   東側の山麓の畑井に伊豆権現が祭られている。森坂峠を越えずに東尾根に至る里道は.西吾野駅から国道を森坂峠とは反対側に右折し.
   椚平・畑井と北側に回り込み.伊豆ケ岳東尾根北側の谷間を綴る林道花桐林道の起点を右に分けている。

     東尾根の末端を回り込み.林道日用線の分岐,日用橋を左に分け.久通りから東尾根に取付きている。その畑付近は江戸時代末期に
   伊東韮山の代官.江川太郎左衛門の領地。明治四年の廃藩置県により一時期韮山県であったことから伊豆ケ岳という山名が付けられていた。

   伊豆ケ岳.虚空蔵山
   三等三角点標石.標高は850.90m.基準点は「伊豆岳」.11:09

     山頂が侵食に抗して残ったチャートから伊豆ケ岳がある。岩質的には秩父帯の岩石からなる山で.上久通層と花桐層からなり,
   上久通層はこの地域で砂岩を主体とし.チャートを含み伊豆ケ岳山頂から正丸峠にかけて分布しているとのこと。

   南北に細長い.以外と広い頂の北側.11:12

     頂の北方の突き当り右が男坂,左は女坂で五輪山大蔵山から正丸峠へ
   昔は正丸峠までバスが入り.男坂を登って頂きに立った覚えがある。

     スマホ・・7.8人の中年グループがスマホで周りを確認か? 見ていたので私は開く手間を省き山伏峠の分岐を教えて頂いた。
   頂は細長い台地状.その中央にいる。そして道標は頂の両端にあった。地図では点で分かれているが.そこが分らぬとちょっとした騒動に。

     全員がスマホで調べて分からず.自分で確認する場を失っていた。脇の青年に山伏峠はどの辺ですかと問われる。
   西側と伝えると頂の南側に分岐があると教えて頂いた。スマホの画像は頂をアップ過ぎ.トンチンカンになっているらしい。

     自分の行く先が画像に移され他のコースを見失ったようだ。地図なら全体から絞るよう頂を見付けるものだがスマホは最初からアップし過ぎ.
   反って見ずらくしていた。皆さんに感謝し礼を述べ別れている。余りスマホばかり熱中すると地図の読み方を失うかも知れない。

   武川岳群界尾根
   頂伊豆ケ岳山頂部北側からの眺め.11:13
    前武川岳.武川岳.肩奥は武甲山.その右奥が間の奥が蔦岩山1004mと焼山850m.手前は郡界尾根に乗る見晴台909m峰.

    武甲山
   点線は山伏峠からの前武川岳南尾根
    「伐採地」の字の左下辺りで昼食を摂っている。正面の尾根は武川岳郡界尾根で.蔓岩山と995m峰乗る。

   山伏峠から武川岳へ
   山伏峠分岐835m.11:22

     登山道としての山伏峠は.地形図の山伏峠よりの100mほど北にあります。地名登録は武川岳登山口付近。伊豆ケ岳の登山口は20nほど南にある。
   伊豆ケ岳からの南下は「関東ふれあいの道」を通り天目指峠へ.右下は県道53号線の山伏峠越える。歩むハイカーは私独りのようだった。

   分岐から右に折れ急坂から長閑な尾根伝いを下る.11:32

   山伏峠手前の広い台地に祀られた石祠.11:43

   山伏峠
  11:11
    登山道の峠11:11⇔11:46北側の武川岳分岐.(中央にあった峠名). 真横の武川岳登山口.11:50

    過って
     昭和57年に正丸トンネルが開通し国道299号線は新道に切り換えられ.ここ旧国道は県道53号線に格下げされている。
   その以前に西武鉄道の正丸トンネルが昭和44年に完成し吾野〜西武秩父駅間が開通.正丸駅もでいる。
   今は正丸駅から直接.伊豆ケ岳を目指すのが一般的になっていた。

     過って伊豆ケ岳を訪れたのは丁度60年前になる。当時の西武鉄道の終点が吾野駅だった頃で.1963年4月に吾野駅から乗合バスに揺られ.
   当時は国道だった山伏峠を越え.終点の正丸峠バス停に降りている。そして長岩峠から五輪山.男坂から伊豆ケ岳を目指していた。
   今回は山伏峠を少しウロウロしてから武川岳に向かっている。

     地形図による山伏峠は右の峠名がる場所から100mほど南側にある。その県道53号線のほぼ中間に立てかけられていた。
   「山伏峠」の峠名標. 北側の武川岳登山口には「武川岳→」と大きな殆ど読めぬ「伊豆ケ岳ハイキングコース」の絵地図が立ち.細道が延びている。

     山伏峠の菖蒲ケ入林道の黒線から前武川岳へと登り返す積りでいたが.狭すぎる山道は.その間の経路だろう。
   伊豆ケ岳から下りた山伏峠口に戻り.ここから国道を100mほど下り.向かい右手の前武川岳東尾根の末端に取付く登山道に改めて入る。

   前武川岳南尾根
   20mほど南側にある県道対岸の「武川岳登山口」.11:54

     峠から大らかな尾根の登りが始まり.植林帯を綴っている。直ぐ右側に道標「←武川岳・名栗げんきプラザへ↑」があった。
   山伏峠で北川をピストンした山道を綴り.街道に下りているのかも知れない。その先で空腹感を感じ昼食を摂ることにした。

   725m圏・・12:13昼食:40

     前武川岳東尾根は菖蒲入と八ケ原入に挟まれた大らかな尾根筋で中半は林相の境が緩やかに延びている。
   右手から陽射しは弱いが明るく.適当に座れる浅い倒木を見付け休むことにした。妻作のカツサンドとポットのスープ.ゼザートはオレンジ。
   間食はハナナと饅頭. 街では結構煙草を吸うも.山ではアルコールがないせいか自粛がきて.今回は1本目を美味しく頂いた。

   林道西名栗鍋コーシ線
   800m圏の幅5mはある林道を横切る.12:47

    林道西名j栗・鍋コーシ線
     県道53号線・旧名栗街道の新田付近から続く西名栗・鍋コーシ林道は地図を読むと.武川岳と前武川岳に挟まれた大栗沢.大栗林道を横切り.
   更にに武川岳群界尾根の下端へ。ここから北側の下流側には長く側壁の渓谷がジグザグに続いている。

     南面を横切る林道は前武川岳に突き上げる八ケ原入ここまでは独標845m点峰の南側を回り込むようほぼ並行するよう西進し.
   東尾根の900m圏コブの真下の高度820m前後の山腹を綴る延長線にあり.810m圏で林道は途切れ消えている。
   先は八ケ原入の出合まで踏み跡が続いている。

     間違いあるまい。見える限り先も確り続いてをり.詳細図「奥武蔵」では黒線に変わり尾根越をした所で途切れていた。
   左.南側.八ケ原入の谷間には八ケ原入林道が670m圏まで綴られている。もしかして既に繋がれている距離にありそうだ。

   林道の向い階段.12:46

   少し高みから見下ろす.12:47
    私の食事中に通過した不思議なグループが林道で休んでいる。その間を抜けている。向かいガードレールの途切れから登ってきた。

   独標845m
   少し高みを目指すと平坦な台地.独標にでる.12:52

   前武川岳
   前半とは見違える大らかな尾根に乗っている.13:03
    よい間隔に道標があり.1.003.0mの頂も平坦で大らか。そうだと中半のイメージを感じ取り想い出だすも分からないでいる。

   前武川岳
   平坦な広い台地状の頂1003.0m・・13:22
    誰もいないせいか.何か殺風景な台地. 更に先に進むと直ぐ南尾根の分岐にでる。天狗岩から名郷に下りている。

     900m圏からの眺めでは遠くに感じられた前武川岳は以外と早く着く。平坦な距離が続き.最後は急登で終えている。
   まろやかな大らかな小コブの頂で林道で休んでいたグループは中々現れなかった。足は達者で揃っているよう思えたが如何したのだろうか?
   フと違った連想が芽生える。私を先行させるため.ノンビリ歩いているのではないかと。

    前武川岳南尾根と天狗岩
   右奥は伊豆ケ岳と古御岳
     改めて過っての写真で振り返る。
   50年振りに学生時代の仲間達と武甲山に登った折.大持山北尾根から撮影する。・・2017.04.22/13:20

   武川岳
   別名.箒平.ホーキ平1051.7m.13:26
 
     三角点.武川岳
      快適な雑木林.最後は僅かな急坂で頂に立つ。古い地形図には三角点の記号があるが.昭和62年頃三角点標石が亡失。
    現在の地形図から三角点記号もなくなっている。武川岳と云う山名の秩父の登山者が命名された名称。
    そもそもは「.ホーキ平」という名称で.三角点の点名は「箒平」。

   珍しい山道の露岩を通過.13:28

   武川岳の山頂直前
   武川岳南東側の肩に「山伏峠.天狗岩へ」の道標.13:40

     ここも前武川岳と同様に丸屋かな頂で立木に囲まれた小広い台地で明るく.カタクリ.ミツバツツジが咲き競うらしい。
   彩ッ添えるにはまだ1ケ月早そうだ。4つのベンチがあった。

   武川岳
   別名は根古岳.箒平.風木平.ホーキ平.1051.7m.13:40

     古い地図には小広い平頂に三角点標があるが昭和62年頃.三角点標石が亡失.地形図からも三角点記号も消えている。
   又武川岳の名称は秩父の登山者が「ホーキ平」と命名.三角点の点名は「箒平」

   13:41

    四方に尾根を延ばす武川岳
     前武川岳と同様に刈払われた台地にはベンチが備えられ.道標類も完備されていたが.人影はなかった。
   頂からは四方に支尾根が延びている。北側は蔓岩山.焼山.二子山を越し西武.芦ケ窪駅へ下りている。東側は東西に延びる郡界尾根コースで.
   大栗沢分岐から南側の大栗林道に入りられる。郡界尾根を更に進めば見晴台から名栗げんきフラザコース降り県道53号線にでられる。

     県道向かいの車道に入れば其の儘正丸峠にでられ.県道を北上すれば.15分ほどで.前武川岳東尾根で横断した林道西名栗鍋コーシ線の起点にでる。
   更に15分ほどで焼山沢右岸尾根の末端.松枝橋にでる。旧名栗街道から追分にでて.南沢林道から旧正丸峠に立てられる。

     ここからは逆側の武川岳から西側へ延びる郡群界尾根を妻坂峠へ降りていた。そして彼とも大持山へと続く背稜を分け.
   名郷へと旧名栗街道のコースへと山中林道を降る。

   長谷川カップの15期生の9名.13:48
   改めて彼女,彼等と出会う

     彼女.彼等はとうとう武川岳に立つ前にも現れなかった。出会った最初の言葉は「私を先行させましたね!」。
   私も待っていましたが声を聞くも現れず。老齢を先に行かせるとは不思議な人達と感じていた。

     長谷川カップの講習を終えたグループの集い。吾野から伊豆ケ岳を越えてきたトレラーと云うより登山形式の混合中高年を含む男女パーティ。
   ちょっと不思議な感じを受けたグループで和気あいあいと山行を楽しんでいる。私も若者の間に入った気分でいる。

   妻坂峠へ
   妻坂峠への下りは共に.14:10

     林相の境. 灌木の急坂を一直線に妻坂峠へ下る。
   その間.リーダーと思われる人と私の若き日を語り.トレーラーとしての息子を語り.彼等の活動を知らされた。

   武甲山
   妻坂峠の下りで.14:13

    妻坂峠839.0m
    
    高校同級生登山したs38年(1963年)04月28日の妻坂峠

     妻坂峠は昔と6年前に滝島先輩と同期鈴木に誘われ.武甲山から表参道を経て大持山へと繋ぎり妻坂峠から一ノ鳥居に戻っている。
   山行中はしとしと雨と本降りに会い,前後はほんの少しでも陽の差しだした不思議な中.下山している。

     武川岳と大持山にはさまれた鞍部.妻坂峠でている。若かった頃と同じ場所から仰ぐも.武甲山は霞む風景に乗っていた。
   そして里に戻り.薄日が差しだした。棚田から武甲山を改めて仰ぎ.又湯船に浸かった変化に富む山行だった。

   木原と私.道広が撮影・・1963(s38).04.28.晴

     当時に山行・・西武池袋.池袋線=終点.東吾野.西武バス=正丸峠bs.
     ―長岩峠―大蔵山720m―五輪山770m.男坂―伊豆ヶ岳(虚空蔵山)―山伏峠―前武川岳1003m―武川岳1051.7m
     ―妻坂峠(地蔵峠)―山中林道.山中入―名郷bs.(青梅秩父線=名栗.飯能名栗線)=西武飯能=国鉄池袋.

     今回は武甲山まで歩むと云う。賑やかだった彼等と出会い.ここ妻坂峠で大持山から武甲山に向かう彼らと別れる。14:14
   私は昔の伊豆ケ岳ハイキングコース(伊豆ケ岳〜妻坂峠〜山中林道〜名郷)と同じコースを歩む。

     それまで思っていた考えとは想像もつかぬ.忘れさられた世界か.もくもくと現れ.新たな道に踏み込む感じを抱き降りている。
   特に峠越をしからは何1つとして.記憶に残されているものはなかった。覚えていたのは「名郷」の地名のみ。

     西吾郷駅から森坂峠・伊豆ケ岳東尾根.750m圏小コブ
     伊豆ケ岳から山伏峠を越え.武川岳から妻坂峠・・小広い武川岳と長谷川カップの仲間達
     妻坂峠から山中林道.名郷