夏合宿U.3・・白馬岳三山から三方境の間で1年生の体力衰退が激しくなり.途中でコースを変更し白馬大池へ
           白馬乗鞍岳はピストンし.蓮華温泉から七本かつらbs下山・・集中地は信濃森上駅..アケビ平


      夏合宿U.1 燕温泉から妙高山群を横断
      夏合宿U.2 猿倉から白馬三山(鑓ケ岳.杓子岳.白馬岳)
      夏合宿U.3 白馬乗鞍岳から蓮華温泉を経て下山・・集中地.アケビ平

                              白馬岳―白馬大池
7
              小蓮華岳と三国境
             8月09日.快晴 白馬岳Ts6. 4:30一5:25白馬岳:06一7:15大日岳:30一8:42白馬大池c7.
      途中下山
   1年生.加茂の不調から目指していた雪倉岳.朝日岳への縦走を断念し.蓮華温泉へと山道を選ぶ。まだ2日間の予備日があるも.計画を大変更する。
     彼女の調子は途中からの入山で気落ちちていた。ただ頑張りたいと云う気持だけは持ち続けている。
 
   13名の同一2パーティの構成されている。ただリーダーとしての甘い判断は万が一のことも考慮し.引卒下山があってもよかった。
     それは当たり前のことだと思うのだが。だめならパーティ別を考慮するのが普通でないだろうか。

   日数的には余裕あるものの.彼女のパーティだけでなく.2パーティ全員が下山する道を取っている。
     途中入山,初めから体の不調は判かっていた。何故全員2パーティ.13人が下山せねばならないのか? 13名全員とは不思議な判断だ。

   リーダーが2人も居るのも.理解に苦しむ下山になった。サブとしての意見を述べる機会は一度も与えられず。
     12名のメンバーが一丸となり.妙高を越え白馬岳まで登ってきた。トラブルも道中多かった。それを乗り越え,頂に立っている。

   白馬岳に入って初めて行程も崩さず.最高点に今立ったばかりだった。これから雪倉岳の緩やかなお花畑にでる。
     彼女達にはここが最大のご褒美になる筈だった。天幕を持参している。半日行動で繋げても日数敵に.楽に下れるコースだった。
     白馬大池に下り如何するのだろう。

   2つのパーティのリーダーの馴れ合いが行動を決めていた。2日の停滞日を残し本来は別行動できた筈だが同一行動を取っている。
     合宿前のトレーイング.下調べはどうなるのだろう。失礼な言い方をすれば本当にコースなり.彼女達の気持ちが判っているのだろうか?
     無言で付いて来た元気な彼女達は如何するのだろうか?

      最後の眺望
   小蓮華山に至る。白馬岳の頂を離れると異様な程大きな頂の鋭さや大雪渓の壮大な流れを眼下に見下ろしている。
     そして杓子双子尾根から八方.遠見の尾根と. 白馬岳三山の遥か遠方には五龍.鹿島槍ヶ岳の峰々も,大スペクタルで描かれ眺められていた。
     小蓮華山を過ぎると.これらの絶景も閉ざされ,変わりに白馬大池のなだらかな草原を見下ろすようなった。
                                         全行程時間4:12.実働時間3:16
   オホーツク海高気圧が張り出し.日本海にある高気圧と東北で結びついている。
     低気圧は日本海40度線に沿い東西にあり.又東海沖から本州南方海上に非常に弱い前線が延びている。
     それ故,全国的に晴れる所が多くなる。

     05:25. 快晴.雲量1w (白馬岳)
     10:30. 晴.     3(白馬大池)
     15:00. 晴.     4(白馬大池)


      小蓮華山の崩壊・・・2007年
   三方境と白馬大池の間にある新潟県の最高峰.小蓮華山の標高が山頂部崩壊により.これまでより3m低い2766mと測定された。
     2007年06月.山頂部が崩壊し長野県側白馬沢にある長さ1kの土砂堆積地が留まっている。
     大雪渓には到着しない見込だが.更に山頂部に走る54mと50mの2本の亀裂が確認されていた。

   国土地理院は三等三角点の標石も落下し.2008年08月に再設置を行い.10月には再測量している。
     三角点は今までより5.5m低くなるがその南方にある新たな最高地点が定められた。2766m.

   大亀裂を境に長野県側に最大9000立方メートルの土砂が崩落する可能性があり.1日1.73cmのペースで土砂がずれ落ち.小規模な崩壊を繰り返し,
   近い将来に全量が崩れる」と予測されている。新潟県側に新たに登山道が設けられ.山頂部は立入禁止になる。

      「坂の上の雲」
   又同08年11月から2011年12月まで.足掛け3年に亘って.NHKドラマ「坂の上の雲」.司馬遼太郎著の長編歴史小説が放映された。
     丁度私が再び山に登り始めた頃だった。エンデイングに小蓮華山の尾根伝いが登場している。
     私が下った尾根筋とは逆に.白馬大池から小蓮華山に続く天空への登山道が頂を被る雲の流れと共に.映し出されていた。


            白馬大池
大池より白馬岳      ,
    白馬大池.湖畔で昼食

      ビバーク調査T
     第1回.白馬大池

   ビバーク研究.参加者は三年3名と私。夕方.保坂嬢と一緒にビバークする。それもシュラフを持ち.場所は藪の中へ。
     高度2400mと定められた場所は藪蚊が多い森の中になる。一晩中.手さえ外には出せず身を丸めて朝を待っていた。
     我慢するトト子先輩に言葉も出せず.藪蚊に彼女も攻められているようだった。

     装備. シュラフ.ビニールシート.エレキ.ポンチョ.細引.セーター.サブ.ヤッケ

   寝る前に斜面に対し欠点も感ずる。ビバーク地点を移したい気持.藪蚊が多く一晩中悩まされていた。
     四方を見定めず安易に指定された場所.最後に時計を見たのが10時.後は眠れずシュラフから手を出すこともできなかった。
     ビバーク地点にはよしき悪きがある。2.3ケ所選定し本人に選ばさせる方がよい。最低.寝床だけでもこの付近と余裕を持たせて欲しかった。

   その目的も知らされず.真夏でシュラフを持参.ここで体験しろとビバーク地点を指定された。
     余りにも無神経な行動.少しは選定場所に.余裕を持たせてもよいのではなだろうか?
     リーダー達は朝.星溢れる岩場を選び.朝方は清々しく寝れたと聞き.よけい腹が立つ。

   又疑問として.好天で夏にシュラフを用いる体験は必要があっただろうか? 天幕内でもシュラフは半掛けにしていたと聞く。

     Ts18:40〜18:45Bs 19:45. 寝所完了 10:00. 星空.風力.風向不明 10:40. 11℃ 03:05.Tsへ戻る。


       白馬大池―蓮華温泉8.9
           湖畔から船越ノ頭

    明け方の白馬大池

    白馬乗鞍岳ピストン

     8月10日.快晴後曇
       大池Ts7. 5:40⇔5:57乗鞍岳6:13. 一6:36大池
       大池6:42一7:24小:34一9:00蓮華温泉c8.9

   池田,加茂,大高の3名をCsに残し乗鞍岳を直登してピストン.蓮華温泉へ下る。
     加茂は相変わらず病後の体で無理がたたり.歩くだけで精一杯だった。同一行動でなく白馬から下山した方がよかった。
     本人も苦しんで.まだ山に留まっている。リーダーの考えは集中地まで連れて行く考えなのだろうか?

   2時間程で下った蓮華温泉は宿一軒と巨樹林に囲まれ蝮でも出てきそうな所だった。
     土壌も何処となく温泉で暖まっている。設営後.早速鈴木と湯気の昇る露天風呂に飛び込む。

   洗濯に汗みどろになるも,時間をもて遊び.丸太を拾ってきてはテーブルを造り.停滞の昼下がりを味わっている。
     念の為.食卓はテーブルクロスを使い.一応本格的な見張いのあるものができあがる。
                                   行動時間3:20.実働時間2:49.

   北太平洋高気圧.小笠原高気圧と共に張り出し.午前中.雲量0の快晴。心地よい半日停滞を味わう。
     小笠原諸島と沖ノ鳥島には熱低が北.又は北東進してをり.大陸に延びる気圧の谷が近ずきつつある。
     11日頃から俄雨が降り易くなり.夕方雲が多くなってきた。
     06:00.快晴.雲量0.風力4.wsw.乗鞍. 12:00.晴.蓮華. 14:30.曇 〃
   
      蓮華温泉
   蓮華温泉より白馬大池

      
 ビバーク調査U
    大木の森の下.南南東に頭を向け.寄り掛かるよう半寝の形でシュラフを用いる。
      野外でもシュラフは下半身のみ使用した。事前に置いといた間食は野鼠?食われる。

     
    気温と体温の関連                       第2回蓮華.山日記メモより

       ビバーク.気温と体温.

19:20.
10:15.
12:50.
03:00.
06:00.
07:00.
気温.13.5℃
12.0℃
12.0℃
9.0℃
11.0℃
14.5℃
体温.36.2℃
27.2℃
36.8℃
35.7℃
36.0℃
36.2℃
   この記録で分かるように.気温の影響を受けた体は少しずつ体温の変化を現わしている。
     朝方の最低気温は体温にも影響し.やはり最低になっている。安静していれば昼間が一番体温の変化が少ない。

   この図を看て.例外的に寝始めに体温の上昇が看られるが.下半身をシュラフに埋め.雨の用心とポンチョを被っている。
     上半身をシュラフに寄り掛かけ.急に暖かくなった為だろう。

   それもある程度落ち付くと.体は無理なく平常の体温に戻そうとする力が加わり下降し始めていた。
     その為.気温と体温が等しくなった12時50分頃.睡眠も深まる。外的要素も12℃と最適な状態となり.心安らかに眠った。

   このように時間的に気温と体温のずれが生じ,遅く1時頃になったのは真夏の時期の為だった。
     更に場所柄,深い森林に囲まれた温泉の大地に野宿しためと考える
     又夏でも普通はもっと早く変化が現れると思われた。風力.風向.湿気など更に複雑に多様化しそうだった。

     10日12時.高層天気図

   今年3月18日から21日に掛け.雪上ビバーク体験の為.同期田沼.三浦と3名で奥秩父金峰.瑞牆山へ出掛けている。
     甲斐駒ヶ岳黒戸尾根登行のためトレーニング. ビバーク技術の習得とアイゼン.ワカンワークの習得兼ねていた。

    森に囲まれた蓮華温泉
     8月11日.曇午後一時雷雨 停滞

   炊事は女子に任すに限る。ずぼらな男と違い.見るからに丁寧で気を使った炊事は美味い。
     ちよっと何かを加えるだけでも味は違っている。今回の山行は常に美味しく頂いている。ここが男子パーティとの相違いにもなる。

      野天風呂
   手持ち無沙汰で.午前中は蓮華温泉の露天風呂まで鈴木と訪ねてみる。
     蓮華温泉の露天風呂はそれぞれ源泉の違う風呂が幾つかあり.ロッジから7分ほど登った所の源泉を選んだ。

   一番上の源泉は熱くて入れず。長湯に浸かり静かにしていると小鳥のさえずりに混ざり.風の音が聞こえている。
     森の仰ぐ樹冠から木洩れ日が斜めに射し.樹葉や樹木の微かな香りに混ざり.硫黄の匂いが穂のかに漂っていた。
     森に囲まれた癒し系の湯に浸かっている。・・単純酸性泉.

   毎日が停滞日のようだった。加茂.池田の調子は相変わらず悪い。テントに入った間々一日を過ごしている。
     ここ蓮華温泉は半日掛からずして下山できる場所でもある。
     下ってスッキリさせた方が元気な女子にとってもよいと思うが.言葉を慎むことにした。

   愚図ついた天気になり.午前中はどんより蒸し暑くなる。
     昨夜の天気が見事的中.昼過ぎに2時間ほど雷を伴った雨に叩かれ.久し振りに降雨に出偶う。


     蓮華温泉―糸魚川―集中地(アケビ平)c10.11.12
    小糸線平岩駅

     8月12日曇後雷雨. 起床3:30
       蓮華温泉Ts9. 5:40一6:427本かつら8:18.頸城鉄道(小糸川バス)¥140×2=9:32国鉄平岩10:34.¥80
       =11:15糸魚川:40.頸城鉄道¥130+65=12:31湯ノ川内.昼13:28一14:22アケビ平c10.11.12

    小糸線平岩駅から蓮華温泉までの路線バスは昨年にヒワ平から佐渡見平まで延長された。今年は更にヤッケ平の手前600mの地点まで延長された。
      停留所名は「七本かつら」.標高1500m.蓮華温泉まで徒歩約40分の距離。(頸城鉄道)
      後に蓮華温泉まで路線バスは開通している。県道505号.平岩=蓮華温泉

   小糸川駅前から路線バスに乗り換え.湯ノ川内で下車する。真川を渡り.40分程のなだらかな丘を南西に進むとアケビ平にでる。
     遠く焼山が望められた。焼き払われた後の幕営地. 地元の人達がわざわざ刈って下さったが.斑な刈は余り居心地よい所とは思えなかった。

     アケビ平
  

   耐え勝った女子パーティ

      万点の星
   満天の星が煌めく夜空は何と表現してよいのか.分からないほど凄い。
     星群で築かれたコントラストは山陰を地平線の如く境を築き.点が集まり.圧縮されたような星の塊はそれが面をなしている。
     幾万否や.数え切れぬ無限の星が天空を異様な輝きで示していた。

   頭上を仰ぎ.目を移しても輝き続ける夜空は.限りない広がりを見せていた。ビーズが散りばめられた鉢の中に居る感じを起させている。
     余りにも多い星に星座どころか.流れ星を探すのにも骨が折れる。

   1ヶ所をじっと見詰めていると流れ星の流れがよく分かる。すると1つ.2つと数え切れない星が落ちてきた。
     二度とこのような空を仰ぐことは.できないかも知れない。

   熱低がウロウロ進路を変え.結局西進し沖縄の南方を進行中.
     今日も蒸す暑さになる。この所.東冷西暑が続き北海道では14℃と.西日本は連日30℃を越す暑さになっていた。
     08:18.高曇. 15:30.雷雨

   慣例の運動会
    8月13日.起床6:00. 運動会

   午前中.運動会が行われ.スイカを景品に個人.団体と各種のゲームを繰り広げれた。
     ファィヤーは準備も虚しく激しい雷雨に見舞われた。原っぱの小川対岸に設置したが増水で対岸に渡れず。
     天幕は最終日にして漏れだしている。・・消燈23:00.

   気圧の谷が差し掛かった為.この3日間. 曇.雨の日が続き.今日も午前中.一時晴れたものの雲天化した。
     西の山はガスに包まれている。午後から雷雨が鳴り響き.14時の土砂降りは止まず.22時頃まで長く降り続く。
     12:00.曇.風力4〜6.E,.3:15.雷雨. 15:30.雨強し

    8月14日.晴後曇 起床5:00
       集中地アケビ平Ts12. 8:45一9:23湯ノ川内10:00=11:25糸魚川12:28.学¥1040+¥300
       =13:51信濃森上:56=15:40松本:58=21:40新宿.

      若き回想
   余りににも無知なリーダーと合宿について・・妙高山を越し疑惑は増すばかりで,とうとう爆発してしまった。
     それは早川の河原に幕営した夜だった。
     この時が契機になり.自分なりに山とは別に.クラブのことを学ぶようになる。

   我々2年が直接指導し,掛け声を掛け,時間をロスしても出来るだけ彼女達自身で.考え行うよう眼を配ることにした。
     歪みで苦しむのは一年生である。夏合宿と新人養成とを一緒に十数日かけて行ったのだから。彼女たちの頑張りも凄かった。

   陰ながら指導する行動は一年生が知らなければ難しいことではなかった。僕等のすることに.ある先輩は目をつぶってくれているようだった。
     そして.これらの行動は保坂嬢の力に寄るところも多い。「トト子さん」に伝えると直ぐ返事が返ってくる先輩がいた。

   リーダーなきリーダー。先輩を批判するきは毛頭ない。しかし余りにも極端な行動は抑えることができなかった。
     行動中はサブとして先輩から一度も意見を聞かれたこともなく.鈴木.松本.野中の同期で悩んだ。苦しいことに目をつぶり安易に走っている。

   何故.事故でもないのに.初めから上部員だけの約束だけで.ことを進めリーダーが途中で又変わるのかも可笑しなことだった。
     鈴木も僕もサブとして.現場その場で前言葉もなく.初めて知ることになる。

   批判ではないがビバークは2度,体験する。初めはトト子先輩と2度目は鈴木とも。
     ただ帰京しても.研究目標の課題であるビバークの経験報告を発表する機会も与えられなかった。
     今思えば.ただ全ての体験を記録しろと伝言を受けたのみ。僕等の記録は手中に今だ残されている。

    如何に思うも.一番苦しんだのは一年生だと思う。彼女達の頑張り抜いた行動こそ.我々は学ばなければならないかも。
     これが後に最大の教訓になるとは夢にも思っていなかった。

     夏合宿U.1 燕温泉から妙高山群を横断
     夏合宿U.2 猿倉から白馬三山(鑓ケ岳.杓子岳.白馬岳)
     夏合宿U.3 白馬乗鞍岳から下山・・集中地.アケビ平
     旧hp.PhotoHighwayJapan.夏合宿U

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