後半は笹子川右岸尾根から鶴ケ鳥屋山北尾根を回り.駅前の穴川林道にでる
    本社ケ丸.東峰.石切山.から22号鉄塔基部にでて昼食. 角研山を越え鶴ケ鳥屋山北尾根を下り再び黒野田林道を横切り船橋沢へ

   本社ケ丸東峰北尾根・・下段との同送電線を潜る
   笹子川右岸尾根と鶴ケ鳥屋山北尾根・・西群馬幹線222号鉄塔.葛野川線28号鉄塔.jr大一勝線46号鉄塔

   宝鉱山跡に至るからかさ岩分岐
   南面の大幡川上流の宝鉱山跡に下る分岐.11:43

     本社ケ丸東峰の小コブまで戻り.これからは鶴ケ鳥屋山への笹子川右岸尾根の縦走路に乗る。岩稜帯を抜けると確りした登山道が綴られていた。
   本社ケ丸の下りで改めて東峰の取付きの位置を確認し.涼を求め頂稜を東方へ下る。角研山までは前回と同じコースを歩む。

     樹林帯の中.宝鉱山跡への分岐で.カラフルな大きな道標を見ている。密生する檜林の南斜面を「からから岩」方面に下ると1530m付近で.
   三ッ峠山東稜.御巣鷹山北面の水雲山の尾根が潰さに観察できるそうだ。ジグザグに下り「からから岩」を過ぎ.
   226号鉄塔から巡視路に入れば「林の観察小屋」裏手にでる。宝鉱山バス停から登り2時間35分.

   青葉深いブナの森.11:43

     宝鉱山へ下る登山道を右に分け.薄暗いツガ.ブナ.ミズナラの巨樹が茂る深い樹林帯に入る。稜に出るまでは木蔭の踏み跡で助かっている。
   今日は真夏の陽射しの割に湿度が低く.木蔭に入ると汗はでるものの.溢れでる汗は押さえられていた。

    角研山と鶴ケ鳥屋山
   おぼろに霞むのは権現山稜.11:50

     石切山を越えると深い樹林の切れ目から東方の山並が見下ろされた。
   角研山.鶴ケ鳥屋山の山肌は何処もがまだ若草色の山肌を現わしている。本社ケ丸からの道中は稜線を忘れるような深い森.

     頂線を歩んでいるにも係らず.この居心地の良さに食事を摂ることも忘れさせている。手前のコブから見下ろされる送電線は西群馬幹線120号鉄塔。
   山越えをしてきた送電線で.結果的にはこの鉄塔群を見つつ歩んできた。

   青葉に陽が交差する光景

   ミズナラの瑞々しい登山道.11:58

    蒼空と222号鉄塔
   市界尾根の角研山手前鞍部を越える西群馬幹線.12:10昼食:30

    道志山地西端の山並・・御正体山と鹿留山
   送電線は大幡川に架かり三ッ峠山東尾根へ

     御正体山と鹿留山. 手前が桂川流域で御坂山地との境になる。
   西群馬幹線は東山梨変電所を経て.ここ222号鉄塔基部から都留の尾根を越え.西丹沢.新富士変電所へ向かう超高圧500KV送電線。

    送電線西群馬幹線
     草地の広く開かれた鉄塔基部からは南面に広がる大幡川を挟み.道志の山稜が重なり合い望まれる。
   それらの山々から長い尾根が裾へと桂川流域に入り込んでいる。又流域に広がる丘陵には都留の街並が占め合い見下ろされた。

     鉄塔基部に立ち西群馬幹線の送電線を目で追っていると.足元から右に孤を描くよう三ッ峠山東稜を越し.桂川を横断している。
   そして杓子の北側から鹿留山の山腹を東側に回り込み.御正体山の南側尾根を越え.甲相境界尾根へと山伏峠へ越していた。
   この高台も樹木が生長し.過ってほど眺望が得られなくなったと云われているが本社ケ丸に続き.南方の眺望はすこぶるよい。

     食事の憩い場を探るうち.遂に西群馬幹線222号鉄塔基部まで来てしまっていた。陽射しは相変わらず強いが.ここは谷風が心地よい。
   鉄塔支柱のコンクリートの土台に坐り.桂川流域の山々を望みながら残りの弁当を漁っている。
   茶漬け飯は時間を置くと米粒がふやけ.考え深い感触になった。ただ塩気だけは強くそれだけが食をそそっていた。

   大幡川へ下る東側の分岐.12:16
    上流側の踏み跡径と宝銅山で合流

     鉄塔基部の東側は広く草付きが開かれ.ブナの森に入る手前に大幡川へ下る分岐がある。
   道標には「南.宝の山ふれあい里100分」.「後方.本社ケ丸70分」.「前.鶴ケ鳥屋山100分」と各方面の所要時間が記されていた。

    角研山々頂
   ブナ林に囲まれた痩せた頂稜.12:54
    頂の東肩から庭洞沢左岸へ下る分岐あり

    角研山分岐
     角研山から北尾根には2011年12月に大沢山北東尾根からの帰りに入り.ここ北尾根の鉄塔巡視路を下っている。
   この尾根にも葛野川線と.jr大一勝線の鉄塔が建ち.途中で横切った黒野田林道先で小広いカヤトの平頂の庭洞山を越えている。

     前回は風が強く.頂の北側の岩陰に身を寄せ.そのまま尾根伝いに下山したので.頂の東肩にある分岐は知らなかった。
   市の道標があり.地元つる山友会十周年を記念する目立ち過ぎる山名標があった。確りした山道が北尾根の東側山腹を下りている。

     何処のコースを通るのかは調べ不足で分からぬ間々だが.分岐から見る限り立派なコースのようだ。
   前回は市の道標を黒野田林道で見付け.東山腹から下りていたようだが林道からはそのまま尾根通しに綴られていた。 

     角研山は松浦本では「つのときやま」とルビがふってある。
   それに倣っていたが左中央の白板の山名標にはローマ字で.「KADOTOGIYAMA,角研山.1377m.」とある。

     HP「悠遊趣味」氏によると「カドもトギも鋭く尖ったという意味で.ツノはカドに角の字をあてられて.
   ツノと読まれるようになったとある。頂は元々はカドトギヤマであったのを知っている人が作った山名だろう。

   華麗なミツバツツジも終わりを迎えている.13:09
    「笹子駅→」の道標は船橋沢林道への分岐

    宝鉱山のヤグラ跡
   船橋沢沿いに下る分岐にあったヤグラと滑車.13:14
    宝鉱山から鉱石を笹子へ運んだヤグラ跡

     角研山と1308m圏峰との鞍部.1302mに昔の伐採用のヤグラとカシャ類が放置されていた。その直ぐ先に2分ほどに船橋沢分岐がある。
   確りした登山道で船橋沢二跡俣中間尾根を下り.船橋林道から笹子川阿弥陀海地区に下りる古からのある登山道。

     尾根の途中に葛野川線19号鉄塔があり.黒野田林道を横切って.二俣から下りは数回の渡渉があるらしい。そして船橋沢林道の終点にでる。
   この林道は私も利用させて頂いていた。鶴ケ鳥屋山北尾根を下って.jr鉄塔から尾根と離れた際,巡視路を下ると.この林道と下流で合わさっていた。

    市界尾根(都留市・富士河口湖町)・・三ッ峠山と大幡川の源頭
   鶴ケ鳥屋山の登りで右後方を振り返る.13:38

     三ッ峠山と本社ケ丸は大幡川の源流に当る梁川を隔て.取り囲んでいる山並で.三ッ峠山(開運山).御巣鷹山1775mに
   対峙しているのが本社ケ丸。御坂山塊のひと主稜にある。左下の送電線は西群馬幹線で.先は三ッ峠山東稜を越え丹沢方面へ。

     上の写真.左下にちょこっと見える小さな送電線鉄塔は東山梨変電所から尾根越しをしている金川の御坂線10号鉄塔分岐で.
   別れた送電線都留線。都留線は市界尾根の幡谷山手前鞍部を越え大幡川を下り.道志地区に送電されている。

    市界尾根(都留市・大月市)・・本社ケ丸と石切山
   主尾根の右景・・綴ってきた山稜
    西群馬幹線223号.222号鉄塔

     ここから鶴ケ鳥屋山までに3つにコブがある。その間途切れのない緑深い広葉樹林の尾根道が綴られていた。
   西方が明るく見晴らしのよい所にでて.振り返り望めた風景は細かいアップダンを幾つも繰り返し.越えてきた大きな山容が本社ケ丸。
   そして左に三ッ峠山を見上げるようなる。東山梨変電所が近い為.山を見ると送電線もそれに付いてくる。鉄塔の眺める機会が多い。

    石切山北尾根
     市界尾根に乗る石切山1541mは東寄りの地点から北尾根を派生させている。
   西群馬幹線221号鉄塔を過ぎるとトラバースにワイヤーロープがあり.葛野川線32号鉄塔から林道を横切ると殆ど水平な台地にでた。

     そして尾根末端のjr大-勝線51号鉄塔からは巡視路をカラ沢へ下ると異なる3本の送電線を潜り.線路沿いの穴川林道にでた。
   登り3時間20分. 又「鉄道省の本」には石切山とあり.昔北麓で石材を切りだしていたとか?

     まだまだ山は青葉に覆われている。どの山肌も,重なり合う山肌は緑一面に染まり.若葉色の世界が広がり.
   単純にそう思える眺めを愛でに来ている。付加価値を求めない訳ではないが体を癒すには十二分過ぎる所だった。

   ミズナラの癒しの森.13:55

   頂稜は自然林に覆われる.13:57

     鉄塔を過ぎるとブナ.ミズナラを主体とする自然林の間を登るようなる。
   ここでも緑に塗りつぶされたブナ.ミズナラの巨樹が目立ち.感じのよい.愛でる緑の回廊を創っていた。

     積雲の塊が更に大きく育ち,陽は陰りがちになる。枝木に絡む陽射しに煌めき踊る光景は見られなくなりだしている。
   そして陰れれば周りの薄暗さが今度は重厚なる神秘さをかもちだし.巨樹の生む大地に太古からの林層を伝え.その中に刻む小径を歩む。

    鶴ケ鳥屋山.鶴ケ鳥屋
   平坦に整地されたような小平頂.14:09

    鶴ケ鳥屋山
     3等三角点標石のある小平頂の鶴ケ鳥屋山1377.4mに立つ。ハイカーの行き通いが多いのか.大地は硬く踏み込まれている。
   木片で工作した古い山名標に.市の立派な道標が2つあり.脇には東尾根と南東尾根を示す年季の入った道標が台地に置かれていた。
   周りは雑木一色に囲まれ.冬木以外は眺望はないだろう。

     「甲斐國志」には「鶴ガトヤ峰尖リテ剣先ニ似タリ」と紹介されているとおり.大月方面からの鶴ケ鳥屋山は尖峰振りを遺憾なく発揮されていた。
   尖峰の骨格を構成するのは中央東線側から北東尾根と北尾根。南側の大幡川沿いからの南東尾根といった支尾根になる。

     「鳥屋」と書いて「とや」と読む。
   昔この山では稜線などに網を張って野鳥を獲っていた。カスミ網を行うために寝起きする小屋が必要で鳥屋があったのではないか。
   又鳥を飼っておく小屋のこと。大菩薩吹切尾根の鳥屋ノ丸.奥多摩蕎麦粒山にある鳥屋戸尾根も同じ言葉の意味であろうか。

     山頂先には北東に延びる東尾根がある。下って黒野田林道を右に20mほど進み.「初狩駅」の道標を見て再び登山道に入る。
   恩629石標で分岐し.右手は丸田川に下り.近ケ坂橋(ちがさか)で宮川右岸沿うに下ると初狩駅にでる。
   左手は北東尾根を下り笹子川唐沢橋に至る。共に距離的には変わらぬが右コースは長い林道歩き.下り2時間15分。

     又南東尾根は境界尾根を下り林道にでて.直進する「初狩駅」の標識を見て林道沿いに右折。展望ひろばを経て南東尾根に入り.
   尾根伝いに下ると上大幡バス停にでる。難路.登り2時間25分.富士急都留駅へ。


    鶴ケ鳥屋山北尾根・・尾根筋は雑木一色の鉄塔尾根(葛野川線・jr大一勝線)

     鶴ケ鳥屋山の西側1340m圏の小コブから北側.笹子川沿いにに延びる尾根。1210m付近で2つの長い尾根を派生させている。
   北側に延びる北尾根は笹子町吉久保地区に没している。又北東尾根は日影沢の左岸沿いに延び笹子町白野に没していた。
   対岸お坊山東峰からの遠望・・鶴ケ鳥屋山北尾根2010.12

     日影沢出合には一昨年.滝子山南東稜から北方川右岸を経て滝子川出合にでた。甲州街道から日影沢出合を右下に見下ろしている。
   ここは送電線葛野川線が笹子川を横断する地点にもなっている。

   御坂山地の最南東部に呼びえる鶴ケ鳥屋山から本社ケ丸
   米沢山手前で笹子川右岸の展望・・2012.03.29/8:44

     左側の尾根末端先が道志山地になり.大菩薩嶺の最北部から笹子川を隔てての遠望。
   左端の頂が鶴ケ鳥屋山で.その右コブから鶴ケ鳥屋山北尾根が笹子川へ没している。船橋林道から穴沢林道に下る。

   鶴ケ鳥屋山北尾根の取付き付
   取付き付近の素敵なミズナラ帯.14:12

     北尾根分岐から鶴ケ鳥屋山をピストンし.戻りながら北面の谷間を見つつ下る。
   鶴ケ鳥屋山西側の鞍部を下り返し.1340m圏小コブを越し.少し下った地点で真北に延びる広い尾根を確認した。

     今回は磁石を初めから手に持ち北上している。下る傾斜は増すがミズナラ.ブナ林で足元は落葉に埋まり.柔らかいクッションがよく効いている。
   尾根が起きるまでと丁寧に並行する斜面を下るが先が萎みだし.踏み跡は見定めることができなかった。

     周りを見渡すと右手は切れ落ち明るく.左手は土手のような高みで臨まれる。その縁を目で綴ると大きな尾根が
   起きるよう見定められ.左へトラバースする。やや抜かるんだ落葉の土壌に私の踏み跡が深く刻まれていた。

   ブナ混ざりの広い尾根状に.14:37

     少し早めに下ってしまったようだ。左の尾根上にでると土壌はやや締り.同じような並行な斜面が台地のよう続く.
   左右を遠く望むも自然林に囲まれた平坦な急斜面。扇状に広く開かれるも起伏は見定められず。尾根状にあることは間違いのだが。

   尾根筋は雑木帯が続く.14:46

     1260m付近で北東に目先を変え下りだす。右寄りの尾根も.同じように起伏のない並行斜面が続いている。
   やや狭まるも尾根状の起伏は生まれず。念の為.左方向に寄り探ると前方の立木に巻く小さな赤テープのマーキングを見付けている。

     左手に尾根らしき起伏が目に入る。この分岐は高度にして1210mほど.取付きから100mほど下ったことになる。
   尾根二俣とは言え.尾根幅が広過ぎ.右に分ける北東尾根に入る目印「ピンク.黒と重なる黄色.細いテープが巻かれた立木にでる。
   ただそこまで.マーキングは大分離れている。北東尾根は白野から入山し2時間で分岐に登る着く。巡視路の尾根径で白野bs=初狩駅間はバスで10分.

    北東尾根との分岐点
   北尾根側の尾根二又地点.14:51

      北東に延びる東山梨山稜を分け北北西の尾根に入る。小さいが確りした赤テープの別の立木に「境界見出し標」とある。
   赤ペンキのマーキングが分岐. ただこれを逃すと大変だろう。踏み跡は薄く.赤テープも頻繁に出てくるわけでもない。
   赤テープを探す間もなく見付けホッとしたのは確かである。もう早くも山場は越えていた。

     左の支尾根口に小さなコンクリートの赤い恩賜石標12補があり.先は更に恩賜石標が尾根筋へ続く。1180mで笹が現れ.
   広くとも小ブナの尾根筋らしくなり.いっ時緩やかになり又下りだすと山腹を回り込む。すると黒野田林道が足元に見下ろされた。

    再び黒野田林道へ
   北尾根の林道を横切り28号への下降地点.15:07

     確かカーブの右側を回り込めば擁壁も低く下りられるらしいがカーブの左手は擁壁もなく.擁壁上を再び左に綴り林道に降りている。
   朝方.入山した林道の続きになる。林道を左へ回り込むと20mほどで下る取付きを見出した。

     ここにはバックミラーが立ち.古い菱形の「保安林」と巡視路標柱があり.草付きには確りした巡視路が綴られていた。
   初めの取付と同じセットで.黄色L字のプラ標柱に「特別高圧線.葛野川線」の設備保守用の「保安林内の形質変更行為の許可表」がある。

   北尾根に建つ芝生を敷いたような葛野川線28号鉄塔基部.15:17
   林道を横切り檜の若木帯を進み.1084mを過ぎると左前方に28号鉄塔にでて鉄塔の頭を見上げる。

    大同山と百蔵山
   葛野川線を追うT・・28号鉄塔基部より

    送電線の登ってきた下方
     正面に聳えるのが吹切尾根の鳥屋ノ丸958.2mと810m峰だろう。雁ケ腹摺山からの長い尾根の末端は花咲山.笹子川出合に没している。
   下正面は滝子山東稜に乗る鞍吾山1037m. 南東に下り殿平.百反刈山を綴り.やはり笹子川に落ちている。
   左下は滝子山南東稜から手前に延びる尾根で.北方川を挟み並行して走る両岸尾根がある。右岸尾根の末端は天狗山を越えて立河原にでる。

     この28号鉄塔基部から北東尾根を越えた送電線は日影沢沿いに下り.笹子川立河原から北方川左岸尾根を登っている。
   立河原の直ぐ上流側が白野。天狗山の登山口であり.又右岸が北東尾根の登山口になる。山と高原地図では赤破線.

    27号鉄塔
   葛野川線を追うU・・東側に27号鉄塔を見下ろす

     鉄柱から覗き込むと27号鉄塔の下流側には笹子川の河川丘陵が広がり.間を中央高速道が横切るのが見下ろされる。
   白い橋脇は藤沢川出合で藤沢の集落の入口橋。藤沢口周辺

     甲州街道沿いの小さな鉄塔は並行して連なる送電線笛駒線とjr大一勝線。
   逆の背側の29号鉄塔は先ほど頂稜を抜けたヤブラからの角研山北尾根に乗り.更なる先は入山時の西群馬幹線220号鉄塔に繋がれている。

    笹子川北岸の大菩薩連嶺の山々
   北面の基部支柱より
    笹子雁ケ腹摺山と貧弱に見える米沢山と立派なお坊山三峰

   行先は藪気味の難路を終え長閑になった北尾根.15:28

    日影沢右岸の791.7m圏台地
   jr大一勝線鉄塔を追う・・北東尾根の枝尾根群
    更に東方が開けた鶴ケ鳥屋南東尾根の枝尾根に乗る45号鉄塔と本尾根に乗る44号鉄塔

     先の44号鉄塔と45号鉄塔
   jr大一勝線44号鉄塔先に横たわる尾根は先程1210m地点で分かれた北東尾根で.緩やかなコブは764m峰。
   791.7m圏台地の左遠方が表道志の山々が望まれた。形から見て倉岳山だろう。中央にデンと構えるのが高川山.

     恩629から北側に尾根を取り.1090m点峰(恩650)から真北に続く尾根上に広い台地が眺められるのは791.7m圏台地。
   葛野川線を綴る2つの鉄塔は先程の赤テープの分岐地点から北側の尾根に乗っている。

    笹子町白野
   葛野川線を追うW・・jr46号鉄塔基部より

     手前が日影沢出合の笹子町白野.
   北方川右岸尾根末端に乗る葛野川線23号鉄塔と対岸日影沢右岸尾根末端に乗る26号鉄塔。

     左手は遠方から百蔵山. 高ノ丸と笹平.吹切尾根末端が花咲山(梅久保山)
   右手は桂川沿いから菊花山に小沢川周辺の山々.頂点は表道志に聳える主峰の大桑山。

    紅白鉄塔
     笹子川の河川を挟むよう建てられた葛野川線24号.25号鉄塔。飛行機等の安全の為に対空標識として目立つよう塗られた紅白鉄塔。
   2012年10月に滝子山南東稜北方尾根から白野に下りた折.この2つの鉄塔に在っている。24号鉄塔から見上げた25号鉄塔
   又反対に最近は環境にも気を使い.環境融和塗色鉄塔として.低反射塗装をも施していた。

    jr大一勝線46号鉄塔
   切り開かれた小広い台地の尾根上にでる.15:50

     葛野川線28号鉄塔基部から北西に向きを変え.緩やかな尾根筋を下り.900mで右(真北)に向かうと明るい尾根状になる。
   そして尾根幅が広がり平坦地の檜の小木帯を抜ける。すると808.0m点(4等三角点標石)があり.僅か先に
   蒼空を背にしたjr大一勝線46号鉄塔が仰がれ.そそり立つよう見上げられた。

    カヤノキビラノ頭から遠くなった笹子峠
   笹子川流域

     谷間の船橋林道を渡るのはjr大一勝線でjr笹子変電所に至る。47号・48号・・・号鉄塔へ
   笹子川を隔てて.下る右岸が御坂山地の北端斜面. 隔てる対岸は大菩薩連嶺の南端。

    巡視路
     鉄塔基部の10mほど手前に戻り.西側正面の樹林帯の山腹へと巡視路に入り尾根筋と分れて船橋沢林道に下りる。
   足元の取付きからは集落を繋ぐ大河.笹子川本流が見下ろされた。霞む中央のトンネルは中央高速道の笹子トンネル。

     上流奥部は朝方入った追分地区付近になる。中央流域は黒野田地区で.笹子川右岸沿い縁に穴川林道が綴られていた。
   朝方歩きだしたjr笹子駅のホームが大分先に小さく望まれた。これからそこへ巡視路に林道と繋ぎ.下山する。

     視界が途切れると巡視路は檜林の急斜面をジグザグに切り下りだす。
   足元の谷間は支流の船橋沢右岸で.下れば舗装された立派な船橋林道にでる。そこには白い巡視路標柱に「←46」とあった。

     地理院地図(電子国土Web)によると1/2万5千地形図「笹子」には記載されていないが46号鉄塔から先の西北西に延びる尾根。
   4等三角点標石808.0mからの破線路が記されている。(同じく角研山北尾根はK野田林道から笹子駅までの間は破線が記されていた。)
   丁度送電線の北側架線とを並行して船橋林道に下りる。

     私が下ったのは送電線の南側に水平に広がる山腹の植林帯を綴る作業道で巡視路を兼ねていた。
   船橋林道にでた所に巡視路標柱があり.右折して林道を下ると直ぐ船橋川を左岸に渡る。
   笹子川の本流が近づき.本流沿いに左に回り込めば.穴沢林道と結ばればjr笹子駅の裏側・穴沢林道にでられる。

    船橋沢林道
   規則正しく間伐された檜林.15:59

     左上方へ.船橋林道を詰めれば二俣から中間尾根伝いに登りると先程通ったヤグラのある縦走路にでる。
   先程ヤグラで出会った親子連れによると昨日の降雨で沢は増水し.少々渡渉が大変だったとのこと。

     綺麗に間伐された植林を下り.うっかりしてとんでもない行動にでている。何を勘違いしたのか.穴沢林道と思い込み左に先を取る。
   丁度犬の散歩で現れた気品のある婦人に.笹子駅は反対側と告げられた。飽きれ.共に下りている。

    小路沢ノ頭と笹子雁ケ腹摺山
   穴川林道から駅裏側に到着.16:23
    西群馬幹線209号鉄塔が見え.右に迫ってくるのがお坊山東峰南東尾根。朝方共に振り返り望んでいた。

     彼女との会話からワールドカップは? 今日はサッカーW杯の初戦で「テレビ観戦するか.山に入るか.私も一度は考えた」と答えている。
   彼女からの言葉は少なかった。多分敗れたのだろう。又「散歩していると時折登山道でない所から下りてくる人がいる!」.
   「何故!」との言葉。「私もこの斜面を下ってきた。」と語ると頷く彼女。

     2つの貯水タンクを過ぎ.船橋沢を左岸に渡り.道なりに進んで来た突き当りが林道の終点で.穴川林道と繋がれている。
   その脇には高棚に4基の石祠が連なり祀られていた。穴川林道を左に折れればjr笹子駅に至る。
   阿弥陀海地区の南側縁を綴る林道.右下に笹一酒造の建物が見下ろされた所で.彼女と別れ.そのまま笹子駅広場にでる。

       jr笹子16:25(遅れ)=17:20高尾快速:21=18:28お茶ノ水
    jr笹子駅
     無人の笹子駅に着いたのが16時25分.丁度高尾行鈍行の発車時間。ガードを走る列車の轟音を聞く.見上げると特急「かいじ」か?
   が通過した。通過時間を思うと何故かと不可思議な状況だった。一度ホームに上がるも.洗顔し着換えるため再び改札口に戻っている。
   その時「高尾行列車が入線します」.「黄色い線から離れて下さい!」と放送が流れる。

     慌てて再びホームを駆け上がる。理由は分からぬが中央線の列車は全体的に遅れているらしい。
   その為かやや混むも.車内で如何にか座席を取ることができた。接続よく.高尾駅でも1分の間隔で.東京行快速がホームから離れている。

    山行
     東峰北尾根は上へ上へと登り詰めればよい尾根だった。鶴ケ鳥屋山北尾根は北東尾根との分岐さえ.間違えねば長閑な尾根歩きを楽しめる。
   北東尾根の方が面白いかも知れない。猛暑とされ覚悟して出掛けてきたが.山では意外に涼とまで云えぬが暑さを凌ぐことができた。
   それより山全体が青葉で溢れ.まだまだ目に沁みる癒しを感じさせる季節だった。えもいわれぬ幸せな気持で笹子駅に戻っている。

   ほうじ茶500cc+300cc.お茶漬け.カツサンド.トマト.バナナ.間食.
   地形図「笹子」.山と昭文社高原08「大菩薩嶺」.東峰北尾根概略図zzz46.鶴ケ腹摺山北尾根概略図zzz47. 新レザー登山靴スカパ・32.250歩

     本社ケ丸東峰北尾根・・下段との同送電線を潜る
     笹子川右岸尾根と鶴ケ鳥屋山北尾根・・再び西群馬幹線222号鉄塔.葛野川線28号鉄塔.jr大一勝線46号鉄塔