| 大菩薩連稜.吹切尾根末端の山.梅久保山・・大月市街地を中心に対峙する山々 笹子川真木川流域Top 涼を求め大月市近郊の尾根歩き・・ミニ山塊の梅久保山 猛暑の吹切尾根.端倉峠から入山し前沢山を経て花咲山に立ち.サス平から浅利へ。常に深城線鉄塔尾根を左手に望む. 2013年08月30日.松村 猛暑トレーイング 7月下旬の剣岳北方稜線は豪雨に見舞われ.猫又山は諦め大猫山の途中で下山している。 8月に入ると更に日本列島は記録的な猛暑が続き.又極地的なゲリラ豪雨が日毎のよう各地.何処かで起きている。 気象庁は「これまで経験した事のない.命に係るもの」と初めて報道し始めている。この暑さは再びアルプスに入る気を失わせていた。 そして来月上旬には息子が参加する「OS八ケ岳スーパートレイル100マイルレース」をサポートする手筈にもなっていた。 この状況が続くと万一の場合.1ケ月半ほど山に出向く機会を失うことになる。 台風の北上で前線が刺激され.このところ南風が強く.東京では熱帯夜が続いている。 猛暑に対処して.短くとも山越えができる低山をと浅利川を挟んで岩殿山と対峙する花咲山を選び.午前中に里に降りることにした。 橋倉峠から花咲山 花咲山と右景・・浅利川右岸尾根セイメイバン東尾根から送電線深城線の鉄塔尾根を南下し.4〜5号鉄塔の間から撮影・・2014.01.28/13:38 浅利川出合の右岸尾根・・端倉峠から梅久保山に立ちサス平を越え.尾根下端の浅利川出合にでている。背景は高川山東尾根. 花咲山から又平東尾根 花咲山と左景・・浅利川の対岸.4号鉄塔付近より梅久保山越えの真木川・奈良子川流域 松山北尾根から西北面を望む桂川と支流笹子川が合流する大月市街地の風景。 松山(赤岩)北尾根の菅野盛里林道より・・2017.06.17/10:35 頭上は大岩山と花咲山.中間の山腹は花咲CC。左下は高川山東尾根末端になるむすび山。花咲山と共に近年登り始めた山。 南大菩薩連稜は黒岳の右(東側)に大峠を構え.下り返すと雁ケ腹摺山にでる。更に方向を変えず東に進めば楢ノ木尾根に入る。 南東の登り尾根を下れば大垈山.セイメイバンから桂川沿いの天神山に至る鉄塔尾根。尾根末端はjr大月駅前の岩殿山。 これらの山並は今思うに全て踏み跡を残している。未知のコースとしては見慣れている黒岳〜雁ケ腹摺山間の大峠越えだけとなる。 花咲山 桂川の支流.浅利川を挟んで岩殿山と向かい合い.菊花山とも対峙するもう1つの山に「花咲山」がある。 ただ文献によれば「梅久保山」が正しいと云う。純然たる単独峰ではなく.標高500〜700mを算える幾つかのコブを含むミニ山塊の趣にあり. 雁ケ腹摺山脇から長く南方に派生させる吹切尾根の末端に位置する小コブが花咲山。 「花咲山」の由来は「バリエイションルートを楽しむ」松浦本によると花折という古い地名があり.花折の花は「鼻」を当て,山の突出部(鼻)が 笹子川で折れた地形的な特徴を現わしているという。 地形図「大月」に表示されている「花咲」とは甲州街道沿いの笹子川を挟んで「花咲の集落」がある。昔の上花咲宿と下花咲宿. その北側の裏山一帯の山の総称を花咲山と呼ばれていた。現在は周りの最高峰を花咲山と呼んでいる。 jr笹子駅上流から笹子川の下流を眺めていると笹子川の頭上に小さく小さく遠望されているのが花咲山だった。 初めは何処から入山しようか案じていると「甲斐国志」に「端倉山」とあり.「端」は吹切尾根の末端の「倉」は岩を意味している。 綴られた端倉峠(橋倉峠)に気が惹かれ.花咲山の北側の端倉峠から出向き.サス平から大月駅に下ることにした。 行程は3時間半ほどのルートを辿ることにした。当日朝方の気温は6時で21℃.9時で30℃.12時では35℃になっている。 猛暑トレーイングとして半日の行程.午前中に再びjr大月駅に戻る予定でいる。 北面からの花咲山, 綴り写真で・・向ウ山.直ぐ北側の富士山景勝地より.2014.01 手前に連なる浅利川左岸沿いの尾根は金山峠から大岱山を経て南下する送電線深城線の長大な鉄塔尾根になる。 花咲山へ登る尾根沿いの左手にズッと優雅に延びる尾根として見渡らせている。 端倉峠から梅久保山へ 県道桑西真木線の分岐.上真木バス停.6:54下真木から入山,左手が桑西へ続き.右手は端倉峠から端倉鉱泉に至る県道. 08月30日(金)高曇後晴 jr御徒町4:46=4:39神田:41=5:44豊田:47=6:37大月¥320 7:00=7:15上真木bs 大月地区でも今年は猛暑が続く中.朝晩は大分気温が落ち付きてきたと云う。高曇の薄い陽射しを受け.駅前で始発のバスを待つ。 心地よい朝を迎え.願いは日が高くなるにつれ.猛暑が抑えられることだった。 ジャスト7時発「ハマイバ前」行の路線バスは笹子川右岸沿いに甲州街道を西進し.もう馴染になった下真木入口の河原で.上りのバスを待つ。 この路線は県道桑西下真木線で道幅が狭いため.バスの擦れ違いができず.無線で連絡を取り合っていると前に聞いたことがある。 乗客は私独りだが運転手から改めて説明を受けている。通勤.通学の時間帯になり.暫し自家用車と擦れ違っていた。 高川山 道路の突き当たりが桑西下真木線に合わさる上真木の集落より.7:18里山として高く望まれた高川山と羽根子山(ネコ山).右鞍部は禾生峠. 振り返って右側が真木川沿い.向いの高川山側には笹子川が隔てられている。 運転手から「ハマイバ前までですか?」と尋ねられ.「猛暑で短く上真木で降ります!」と伝えると「花咲山ですか?」と直ぐ返事が返ってきた。 Y字路の「上真木」バス停から右前方に県道を入れば橋倉峠を越える。橋倉林道に入れば浅利川沿いに下り橋倉(端倉)鉱泉へ至る。 花咲山の取付きは吹切尾根に乗る橋倉峠から始まる。礼を述べ右の道に入る。 高川山西尾根と富嶽 上真木の集落高台より.7:22高川山西尾根・・頂と羽根子山.鞍部は大幡峠.773.0m三角点峰. 高川山から南西部の裾にある砕石場と背後が屏風岩。 端倉峠から花咲山 上真木bs7:15一7:53橋倉峠一8:13前沢山660m一9:02花咲山:20一9:37花咲峠一9:45サス平 一10:03真新しい道標分岐10:15(戻り). 一10:55高速道大月橋下11:52一11:45jr大月. 浜立山と滝子山東尾根に乗ると鞍吾山1037.2m 端倉峠への県道より.7:37滝子山を中心に浜立山は頂から南西に延びる浜立尾根。滝子山南東尾根に建つのが葛野川線18号鉄塔. 滝子山東尾根は写真の裏側から鞍吾山に回り込み.手前の低いコブは殿平812.0mと百反刈山797mコブを綴り末端に下りている。 上真木 集落に入り.陽射しはやや強くなる。帽子のキャップを陽射しに向け.端倉鉱泉への車道を歩む。 上真木集落の坂道を登りながら,振り返ると高川山が大きく競り上がり.その左手には道志の山並みが眺められている。 右脇に三ッ峠山.富士山を望み.足元には緩やかな谷間の裾野が広がりを見せていた。狭い谷間から急に緑豊かな山村風景になった。 真木川を隔てた左手(西側)を遮る山々は滝子山東稜から連なる山並で.その手前には一段と高く鞍吾山1037.8mが盛り上がりを見せている。 鞍吾山はここからの展望が今まで四方から眺めている中で一番堂々とがっちりした山容に思えた。 南側に曲り込み真木川と並行して延びている。その奥に屏風のよう連なるのが南大菩薩連嶺の山々。 昨年の秋には滝子山東稜から東南稜に回り込み.天神山へ北方川右岸尾根を下りている。冬木になる前の落葉径に踏み跡を残していた。 高川山東尾根と西尾根 7:39左奥が鹿留山.杓子山. 高川山の右肩が羽根子山. 右手は八幡峠越えの685.1m三角点峰。・・老人ホーム「富士見苑」高台より. お伊勢山 真北へ北上すると右脇に真木お伊勢山の案内板があり.道脇にお山からの富士の写真が添えてある。 それもここから見る風景と少しも変わらぬ田園風景だった。それ故.気にもせず通り過ぎている。 お伊勢山は県道から150m先に大月市秀麗富嶽12景8番に指定された丘陵にあり.真木の集落を足元に見下ろし富士山の絶景が望まれる。 又春にはソメンヨシノの桜3000本が花を咲かせ.一大観光地になっているそうだ。 道伝いに歩むと,右手に朝陽を浴び明るく照り付ける大きな墓地にさしかかり.丘を見て特別老人ホームを右に回り込む。 ここで改めて見る高川山は翼を大きく広げた山容を誇り.高川山の背には三ッ峠山が従えるよう眺められた。 その右手に秀麗な富嶽が望められた。左手には道志の主稜.鹿留山と杓子山が構えている。 まだ雲は多いが朝方からの層雲が切れ.蒼い空の広さが目に沁みりだし始めていた。 端倉峠(橋倉峠) ![]() 峠にある保安林区域図 途中にある菱形の標識と分岐.7:53 端倉峠 老人ホームを過ぎ.直ぐ左手に入り込む林道は橋倉鉱泉北面の奥山.大丸の東麓に当たり.杉沼の集落と結ばれている。 又吹切尾根を南下してきた場合は下山道になっている。樹林がうつそうと茂る下り気味の道を登り詰めると橋倉峠にでる。 峠越えは橋倉林道に変わり.浅利川を下り端倉鉱泉から西奥山に至る。 橋倉林道 端倉峠は橋倉林道とは外れた場所にある。賑岡町奥山にある林道で遅能戸林道から分岐し.橋倉鉱泉に続く延長1.767mの舗装道路。 浅利方面からは県道512号を北西に進み.県道の終点.富士山梨バスの遅能戸bsからは林道遅能戸線が延びている。 約600m進み富士山梨バスの終点「奥西山」バス停の直ぐ先に林道の杭があった。分岐で左手が橋倉林道の起点になる。 道幅1.5車線.終点の杭は端倉鉱泉の大きな駐車場前.100m先が端倉鉱泉。 又そのまま村道を進むと端倉峠越えをして.1.6kmで県道510号.桑西真木線の富士急山梨バス.上真木バス停にでる。今登ってきたのは県道. 吹切尾根を末端へ 峠から北側に登る尾根への山道はなかった。右手(南側)の擁壁の上に山梨県の保安林区域図が立ち.右脇の切れ目が花咲山の取付き。 最初から藪絡みの踏み跡が綴られている。 薄暗い雑木に陽差しは閉ざされ,枝木が煩く張りだす足元は不安定だが分かり易い確りした小径が続いている。 菱形の標識ある所から踏み跡は2つに分かれ.右手には確りした巻道が山腹を巻き.前沢山(又平)634mで合流していた。 分れた左手は尾根伝いの踏み跡. やや荒れ気味で2つの小コブを越すと前沢山の北側にでている。 花咲山への踏み跡と赤テープ.8:02 尾根に乗る.8:04明るい雑木の森を被う篠竹帯 吹切尾根に乗ると急に明るくなり篠竹に覆われた。それも笹藪のジャングルになる。踏み跡は確りしているがやはり登山道とは言えず。 汗は滴り落ちるも.まだ気温が低く.蒸す暑いさを気にするほどではなかった。2つの小コブを越え.右手から山腹を巻いてきた山径に合わさると 前沢山634mにでる。山名標がなければ視界も閉ざされた細長い平頂だった。 吹切尾根大丸北峰から東方に延びる支尾根 左景.8:19背は雁ケ腹摺山から大岱山の南方に延びる深城線鉄塔尾根で尾根末端は東奥山。・・浅利川左岸沿いの山々1 雁ケ腹摺山と大樺ノ頭に重なる姥子山. その右側中央奥に霞に見上げられるのが金山峠脇に建つ葛野川線11号鉄塔。 更に右上に登ると大岱山・・右上の山波2つ目の山。尾根は2方向に分かれに南側を登り切るとセイメイバンに立つ。 吹切尾根1205mから南東尾根の末端が花咲山。手前の沢は橋倉温泉を経て,取付いた端倉峠に登り詰めている。 先に深い沢沿いは端倉峠の先.大丸から東方へ延びる尾根で浅利川本流に没している。 浅利川左岸沿いの山々・・2 中景.8:18鉄塔尾根に乗る2つの峠路・・桜沢峠は浅利川沿いの金山と葛野川支流の大沢側の東奥山とを結んでいる峠路。 トヅラ峠は浅利川沿いの西奥山.遅能戸(おそのと)と大沢側の日影戸とを結んでいる峠路。 浅利川左岸沿いの山々・・3 右景.8:40ページのトップの花咲山の写真は向かいの白岩の左肩から撮影 手前が浅利川. 奥が葛野川支流の浅川川.浅川川右岸沿いが権現尾根になる。センメイバンから綴り.葛籠峠を下り返すと 白岩にでて.更に笹平を南下すると稚子落しに至り.白岩山頂には深城線4号鉄塔がある。 展望 620m圏コブを越え急坂を下ると左手前方に今日初めての展望が開かれる。 自然林に覆われ.足元は篠竹が茂り.陽射しを閉ざす樹林帯だが樹間の隙間から.或いは樹葉が生い茂る間を縫い展望が開かれた。 1つ.1つは狭い空間の隙間だが撮る場所を工夫するなり.探れば展望が開かれた。 この尾根は大岱山から南下しセイメイバンを経て.桂川沿いの岩殿山まで綴る尾根。 大月駅前の東電変電所から葛野川発電所まで繋がる深城線の鉄塔尾根でもある。吹切尾根に立ち.西側から初めて望む尾根だった。 東側の葛野川沿いから望むと広く開かれた河原から望むせいか.丘陵ような山並にも思える。 こちらからは立派な山々に眺められ.豊かな奥深いうねるが山並を越えていた。見方によって全く違った山々に見受けられている。 遠方に眺められた小金沢連嶺花咲山 620m圏コブより.8:41端倉峠から踏み跡は北側からの日差しを受け.確りした明るい篠竹の藪径が続いていた。 下り返すと650m圏コブ.正面に初めて花咲山が拝められた。 花咲山手前の1枚岩の鞍部.8:44 煩い篠竹の尾根.8:49花咲山(梅久保山.サスデラ.男幕岩.鬼窪山) 9:02花咲山 花咲山は東側の遠方から望むと鋭い三角錐の頂を持ち.南北に細長い小広い頂。山頂には金精神を祀る石祠が祀られていた。 その北側に直接でている。真木からの登山道は大月西小学校前から林道花咲山線に入り.真木291の電柱から大岩山を越える南面からの山道。 休んでいると頂の南側から夫婦1組のハイカーと出会う。人がいると驚きいたらしいが声が大きく私の方が驚く。 大月から1本遅い25分発のバスに乗車して来たようだ。理由は私と同じだった。こんな暑い日をわざわざ選び.来る者はいないだろうと。 花咲山には二通りの山名由来説がある。ひとつは甲州街道の宿場町にあった桜の大木から.もうひとつは花咲(花先)は 大月地域の最西端に位置するところから.端先または鼻先と呼ばれていた。やがてこの優雅な文字が当てられている。 又文献によると「梅久保山」が正しいともある。 地形的に見ると吹切尾根末端の小さな岩山で.「甲斐国志」には「吹切ノ峰続きの南方にでて端倉山に至る」とある。 「端」は吹切尾根の末端,「倉」は岩を意味し.端倉山とは花咲山を指しているようだ。 地形図では岩記号のまとった750m圏の頂にある。吹切尾根末端にあり.その鼻先の形からも論じられが共に定かではなかった。 今年の6月には泣坂ノ頭から雁ケ腹摺山へ登った折は夕暮れ迫り.吹切峰真木川左岸尾根を諦めている。 下山に林道奈良子線から吹切尾根を横断し.真木小金沢林道を延々と桑西ま南下してでている。 まだこの吹切尾根自体は横断しただけで.山として踏み込む機会は持っていなかった。 花咲峠.9:28篠竹の藪もここまでで.頂から登山道に入る。径の両側から張り込んでいた草木は刈り払われ,すっきりしていた。 コナラの美林を縫い.17分ほど下って雑木に囲まれた花咲峠にでる。そこには馬頭観音が祀られていた。 花咲と西奥山集落を結ぶ峠路の名残りで.北側は浅利へ踏み跡らしき跡はあるものの.南面は花咲カントリークラブが 食い入れるよう造成され.今は廃道化した崩落が見られるらしい。 高川山と三ッ峠山 高川山東尾根と北尾根.9:43正面の左へ落ちる尾根に登山道があり.大岩山から延びている。 又地形図には花咲山の南尾根(写真中央の尾根)から花咲に下る山径が記載されているが詳細は分からないでいた。 又小さく見える鉄塔は送電線jr大-勝線。見えぬ下方には笛駒線が並行している。 不思議な場所にある「サス平」の山名標 足元の山径に落ちていた標.9:49真新しいプラ製の山名標? 間違った山名標 とんでもない所に「サス平」の山名標があった。本来なら4等三角点標のある叉平山610.2mにある筈がここにある。 HPのよると何もなかった頂には新たに山名標が立木に吊るされたという。 それが大岩の手前で.歩いて4分ほど離れた径脇に置かれていた。距離としては長い。 「サス平」の「サス」とは焼畑のことで.地形的には草地や今では荒れた小平地を指し.その上に「平」が付いている。 それが土壌の硬い露岩地帯にあること自体が可笑しい。 誰が考えても意識的にしたとしか考えられぬ所に放置されていた。それ故必要あるべき所に,山名標はなかった。 この場合一番困るのは如何処理を取ればよいのか? 方法が分からぬことにある。自己判断で動かすこともできず, 山名標の設置者でも記してあれば.そこに連絡することもできる。ただ間違っていても勝手に動さない方がよいと考えている。 よい案があれば教えて頂きたい。進む先にサス平がある。山名標を裏返しにして.重石を乗せ過ぎ去った。 大岩山717mと花咲山 露岩の小コブより.9:53 花咲山を振り返る.10:43急斜面を登り.登り切って足元に重なる大石を見る。ここからの眺望はよいが撮影するには樹葉が入り過ぎ苦労した。 諦めて通り過ぎるが戻り.改めてカメラに収めた。この小コブは下って東側から振り返ると露岩状の小コブは岩峰を越えてきたように思え. 逆方向から登った方が立派なコブに見えた。 雁ケ腹摺山 9:56背は雁ケ腹摺山吹切尾根と楢ノ木尾根. 吹切尾根は雁ケ腹摺山から左側に尾根筋を回り込ませ.そのまま左方から花咲山と繋がれている。 正面は左手に見つつ来た鉄塔尾根になる。 雁ケ腹摺山の右下の重なる姥子山を登り尾で下ると金山峠にでて.その南脇に葛野川線11号鉄塔が建つ。 綴れば大垈山から尾根を南に延ばし.末端は,r大月駅前の岩殿山まで辿っている。 桂川の支流.浅利川右股は土沢と東沢に分かれ.東沢のツメは大垈山。 又中央の土沢右岸尾根(1070m圏峰884.6mの三角点峰.780m圏峰)の反対河川は左俣の中村川になる。 中村川右岸ともう1つ戸沢を分けるのが吹切尾根鳥屋ノ丸南西尾根。左中央から右手へ下る尾根. 今年の暮れには野脇ノ峰の東尾根末端の宮地山から入り.野脇を経て鳥屋ノ丸から巡視路を桑西にでている。 写真の左上部.野脇ノ峰から雁ケ腹摺山の下に下りているのが東尾根。手前の緩やかな盛り上がりの山は720m圏峰だろう。 サス平610.2m 叉平山(さすでえら)の一角.10:00山名標のなくなった頂 東西に細長い平坦な特徴のない頂稜の西端が最高地点で山名標のなくなったサス平(さすでえら)。 狭い空間に東端に国土地理院の標柱と境界標石が立ち.4等三角点標石が設けられている。これらがなければ何処だが分からぬ所だった。 悪戯するにもどが過ぎている。改めて憤慨するも.無暗に動かしてよいものか悩むところ。 山名標を動かし訂正すること自体が自分ではよいことをしている積もりでも,同じことをしているようにも思ふ。 サスとは焼畑地を意味し.昔開拓された場所を意味するが地形的には考えられぬ痩せた場所だった。 北東尾根分岐 真新しい道標.10:03分岐 サス平からは北東に延びる尾根に乗り.右手に回り込んで東側の尾根に乗る。 その分岐点に真新しい大月市の道標「←花咲山 大月駅→」が立てられていた。 北東尾根にはロープや枝止めがなかったので分岐から更に直進してみた。確りした踏み跡が標高480mまで続いている。 そこからは尾根を2つに分れ.急激に高度を落としていた。 東尾根.10:19暑さの壁 分岐に戻り.道標に従い南回りに東尾根に入る。分岐と分れ一歩入った所は樹林が切り開かれ.まともに陽射しを浴びた。 その照り付ける陽射しは強すぎ.大地を更に加熱させている。 朝から照りつけられ温められた南側の台地. 見えぬ気団が壁を創り.初めの一歩を踏み込む南斜面。息も途絶えがちになる。 そこからjr大月駅までの間. 南面を向き.今までとは異なる猛烈な夏の陽射しを浴びることになる。 下り径だが更に汗は滴り.湿気を含むむさ苦しい塊に.私は放り込まれていた。 更に明るさが増し,蒸す暑さも上昇する,10:21尾根は南東から次第に東方に向きを変え.間の空いた樹間の茂み透し.右手前方に花咲カントリークラブの台地が疎らに望まれた。 グリーンや白く塗られたクラブハウスが樹葉重ねに望められる。プレイしているのか? 掛け声は聞こえなかった。 平日でこの猛暑.プレイヤーがいないのでは? 却って静かな山旅を味わっている。 浅利川左岸沿いの山々・・2 620m圏コブ先で白岩は710m圏コブ? 又は向ウ山の730m圏コブ? 5号鉄塔は710m圏コブの日影側肩を抜けている。 権現尾根と百蔵山 前右景アップ.10:28向ウ山「白岩」にたつ4号鉄塔 向ウ山 同景.0:24左が710m圏コブ. 次第に高度を落とす↓ 白岩と向ウ山(白岩)と笹平・・大分高度を落とし 10:25トズラ峠から覗くセイメイバン南東尾根 見えぬが向ウ山の頂に深城線4号鉄塔がある。笹平の西枝尾根に建つ3号鉄塔(大月→葛野川発電所). 高川山と三ッ峠山(開運山と御巣鷹山) 10:33右手の茂みに隠れた山が鶴ケ鳥屋山 木洩れ日で湧き上がる陽炎.10:34桂川本流流域と笹子川出合付近 高川山東尾根と北尾根 右景・・左端は小駒山.10:39左端が天神峠・・その直ぐ左に高速道河口湖線の花咲隧道が横切っている。手前は花咲.下真木地区 奥が馬立山797m. 背は九鬼山970.0m 大月市街地と桂川本流 左景・・10:49左肩は天神山.左の丘は沢井の高台集落 下部は桂川河川が側壁を築く.中央境下浅利川出合.中央道が渡っている。 林道から一度浅利地区の沢底.浅利川に大きく回り込み.Uターンして浅利川出合直ぐ下流の桂川を渡っている。 写真中央下が浅利橋.右手に鉄塔が見える。市街地を隔てる河川縁の右岸側壁を県道で登れば市街地に入り.jr大月駅北側にでる。 中央から右に切れる左岸沿いが国道139号線. 桂川本流右岸の山々 右側アップ.10:38九鬼山,鹿留山.三ッ峠山 手前の大月市街地から田野倉.小形山地区 桂川中流流域の今まで踏み込んだ山並が開かれていた。特に右岸の道志側のめぼしい山々に残した踏み跡は多い。 まだまだ未踏も多く.富士急沿線沿いの山々を訪れることが多くなろう。次回は大月駅繋ぎで対峙する菊花山を南下する。 右手の2つの尾根末端は奥に高川山東尾根850m圏コブから東南東に延び.小形山に至る尾根。里は禾生付近. 手前は高川山東尾根の末端にあるむすび山。市街地から沢井.奥は田野倉地区が広がる。 左下はNTTビル. 中央に直線に延びるのがjr大月駅ホームで.改札口は南口になる。右端がJRと富士急の跨線橋. 天神山の下を貫く中央高速道 10:43浅利川 稚児落としの東脇に深城線の2号鉄塔が建ち.天神山山頂には1号鉄塔が建てられている。 背には百蔵山.扇山の大きな山容が構え.目立つ手前の岩峰が岩殿山。天神山から左に折れ.岩壁を攀じり.筑坂峠を経て岩殿山に立つ。 右下に見下ろされる中央道は浅利川に架かる大月橋で.渡って隧道を潜り岩殿山を抜けている。 大月隧道は下り線1本. 上り線の岩殿隧道は2本の隧道を持ち.並行して延びていた。 山を下りてからその橋桁下に日陰を求め.最後の1本を取っていた。 又一週間経たずして.スーパートレイルのサポーターを務める為.この高速の隧道を潜り.白樺湖へ出向いている。 山径を覆う枝木の樹葉の小さな隙間から時折.眺望が得られた。 真夏でも草木の茂り越えに遠方の山並みを望み.再び樹林帯を潜り抜けつと又展望台が現れた。その繰り返しで山を下りてきた。 最後に木漏れの尾根を進むと石祠が祀られ.刈り払われた篠竹茂る草付きの台地肩にでる。 樹林が切れ,草付きの蒸す照り返しが又きつかった。石祠は中央高速道の拡張工事で.ここに移されたらしい。 蒸すだけでなく.強い陽射しを受け帽子を被る。里に下りる最後の壁は両側をも塞ぐ.背丈高く茂る篠竹の藪だった。 距離は短いが足元の踏み跡は全く見えず.その上手探りの下り坂だった。篠竹しか見えぬ先は歩を進めるのに度胸がいた。 下れば直ぐ高速道の側道にでている。ここが花咲山南東尾根の末端にもなってをり.浅利からの登山口。 天神山 右上アップ・・天神山に乗る1号鉄塔.10:50この鉄塔は岩殿山の手前肩から天神山から白岩へ北上している 送電線鉄塔 送電線笛駒線120号鉄塔から分岐する深城線は岩殿山の手前肩にある1号鉄塔に上がり.葛野川上流の葛野川揚水発電所に送電されている。 里から発電所へと逆の発想だが夜間の揚水用の電力に利用されていると思われた。 又発電所で発電した電力は送電線葛野川線(500KV.鉄塔33基.9km)に乗り.新山梨変電所で西群馬幹線220号鉄塔に接続されていた。 吹切尾根末端.花咲山 左景.11:33笹子川出合直ぐ下流側の桂川.右外れが浅利川の出合になる。浅利下部の集落. 花咲山南側に広がる花咲CCを渡る送電線鉄塔群は北側がjr大勝線.南側が笛駒線。浅利橋脇の路地からも見上げている。 最後の1本 側道から道なりに左折し150m. 浅利の住宅団地に向かう手前で.中央高速道の橋桁下を潜る日陰の道路を見付け. 最後の1本を取り.着替えをした。汗が沁み込んだ衣類は見るからに重い。半ズボンに替え.風通しのよい下草に腰を降ろしている。 前日凍らしたビールを呑む。摘みは昨夜買い込んだ大きめのトマト。それに塩粒を振りながら大口で食べた。 喉通しはよくトマトは実に美味い。又煙草も美味かった。手が足りず小石に乗せては交互に口へ運ぶと以外と忙しい。 ここからは橋桁の間を透し.浅利の下部集落が見下ろされた。又右先の対岸の高台には大月の街並が望まれる。 浅利川流域 右景.高速大月橋.11:39浅利川源流の吹切尾根.野脇ノ頭. 中央は送電線葛野川線13号鉄塔・・野脇の東尾根1400m付近から南東へ延びる支尾根末端の谷間に建つ。 アプロ-チ 直接中央道大月橋下へ下る道はなく.一度浅利住宅団地方面に登り.道標に従い.右手に回り戻る形で下ると浅利川沿いの集落に入る。 道標に従い上流へ向かえば西奥山集落を経て.雁ケ腹摺山への拠点.金山鉱泉に至る道。又側道から直接県道に入ることもできる。 脚桁高い中央高速道の架橋を潜り.県道512号線を横切り,道なりに下ると右手の路地裏に突然.JRの送電線鉄塔が現れた。 浅利橋を渡る折.手前の路地からjr大勝線鉄塔が真近に建ち.並行し重なる送電線は笛駒線.縦には低く低配電柱と交差していた。 又路地自体も街から離れた集落で.谷底に中央高速道が乗る珍しい風景になっている。 菊花山と浅利の集落 ![]() 浅利橋より菊花山.正面の河川丘陵にjr.富士急の大月駅がある.11:28 路地よりjr大勝線鉄塔と重なる笛駒線 送電線 右側に建つ家屋の右寄りが路地になり.路地奥に送電線jr大勝線の鉄塔が建ち道を塞いでいた。重なる大きな送電線は笛駒線。 写真3枚目手前の「左景」の中央に建つ2つの送電線鉄塔がこの鉄塔になる。 jr大勝線は大月駅北側のjr大月変電所からjr勝沼変電所に送電され.列車を動かしている。 笛駒線は日川から大鹿峠越えをし笹子川にでて.東電大月変電所で深城線に分線して.大月駅東側の駒橋発電所と結ばれていた。 古い送電線で早稲田変電所を経て.今でも東京の電力として送電されている。 小さな浅利橋 巨大な側壁の谷底に降りると川幅狭い桂川の橋上から下流に広がる河原伝いに菊花山643.7mが望まれた。 河原から見上げているせいか豊かな山容で.存在感を大きく現わしている。 来週は八ヶ岳連峰を周回する100マイルトレイルに参加する息子を補佐し.中旬には低山だがここから望む菊花山に惚れ込み.出向いている。 駅前通りから菊花山にぶつかると右回りにコブから頂に立っている。 浅利川の小さな浅利橋を左岸に渡って.バス路線道から弧状に描かれる河原縁を大きくカーブして.1本の急坂を登り詰めている。 左側は河原の側壁をなし.この坂は登るにつれ展望の利く高台になっていた。河原を隔てた対岸の眺望が更に広く開かれる。 ここは今登ってきた花咲山のミニ山塊を正面に迎え.歩んできたルートを目で追う楽しみができていた。 笹子川左岸沿いの坂縁を詰めることになり.更なる展望が開かれる。振り返ると中央道の脚桁を透し.浅利川源流の山々が望まれた。 そして南大菩薩嶺から左手に目を移せば今綴ってきた花咲山の山並が現れている。 笹子雁ケ腹摺山と滝子山 jr跨線橋から笹子川対岸.11:38跨線橋 弧を描いて桂川筋を登るとやや変則的な三差路の突き当たり.裏大月道と並行して中央本線の線路が横たわっている。 右手に跨線橋を見て南側に渡る。渡れば又新たな視界が左右に開かれた。 右手の笹子川上流側に独立峰の如く見えるのが滝子山. 四方に大きく尾根を羽ばたき延び.1つの要塞の壁のよう望められた。 頂から東稜.南東稜.南稜と尾根を裾に延ばし.重なる合う尾根群が1つの独立峰の如く山容を現わしていた。 南稜の肩がお坊山.左端に欠ける円錐状の美しく見える山は笹子雁ケ腹摺山になるだろう。 岩殿山と百蔵山.扇山 跨線橋から東側jrと東電の変電所先のタワーが東電の大月支社で.その隣りがjr大月と富士急駅舎に各ホーム。共に列車が停車している。 左側の軌道がjr中央東線.右側の軌道が河口湖まで延びる富士急行線になる。 跨線橋からは足元に何本ものレールが陽射しに照り付けられ.反射する煌めきが広い駐車場に留まる車にも照り付け全てが眩い。 中央は大月駅.向かいが岩殿山。百蔵山に扇山も天高く.紺碧になりつつある蒼空に君臨していた。 jr大月変電所 jr大月変電所には幾つもの鉄塔が建ち並んでいる。66KVのjr上野原-大月線の81号鉄塔から受け入れた電力は jr大月-勝沼線の1号鉄塔へ送電する機能を持ち.地続きのjr大月変電所で直流の1500Vに変換され鉄道に送電されている。 又jr大月線は笛駒線121号鉄塔から分岐し.不足した時の電力の補充に充てられ.鉄塔は1基のみの短いjr送電線。 大岩山と綴った花咲山東尾根 跨線橋から北西側jr本線と駐留線 11:45jr大月12:09=12:45高尾快速:52=14:09お茶ノ水. 低山 盛夏を過ぎたとはいえ.今日も真夏日,35℃の猛暑。自然林の深い樹林に覆われるも.低山の暑さは苦しまれた山行になる。 3年前に登った奥多摩.九竜山江戸小屋尾根の猛暑トレーイングを想いだしていた。 ただこの小さな山塊は展望がすこぶる良かった。 篠竹の藪を抜け.東尾根の少し捻じれた地点からはこの方向から初めて見る真木川や浅利川上流の山々に見応えを与えてくれている。 更に高川山から連なる東側の山々が望まれ.桂川本流の山々が頭をもたげていた。 道志に連ねる山並の遠望もあり.近くでは岩殿山に潜る中央道が添えられ絵になっている。麓に下りてからの河原からの展望も素晴らしい。 広い河原からは四方の聳える山々が今までとは違った視野で新鮮味を添えていた。 低山ではあるが新たな場所から望んだ山々は豊かな山波に囲まれ.違った感じの風景で望まれていた。 jr高尾駅乗り換えもう1つの猛暑 御前中に下山し駅ホームに立つのも珍しかった。列車もガラガラで.車内の冷房も控えめなのが却って嬉しかった。 ボックスに坐り足を伸ばす。ホームで列車が入線するのを待つ暑さはきつい。車内に入り.ホッとさせられた。 高尾駅で乗り換え.で以外とハイカーが多いのに驚く。この暑さ.好きこそとは言え.自分を含め呆れかえっていた。 そして最後にもう1つの暑さが近ずいていた。新宿駅を過ぎお茶ノ水駅でホームに降りている。 扉が開くと同時.もう1つの湿気で充満した猛烈な都会の暑さが1つの塊となり襲ってきた。何をするにも動きを鈍くする都会の猛暑。 一昨年.針ノ木峠から烏帽子岳へ縦走。下山して新宿駅ホームに降りた折.同じ炎天下の猛烈な蒸す暑さを味わっている。 ・・9/4日まで東京は熱帯夜が記録されている。 特別警報 8月31日・・明日より気象庁から新たに「特別警報」の運用を開始する。 今までの警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され.重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に「特別警報」が 随時発令される。東日本大震災や伊勢湾台風.100名近い死者.行方不明をだした平成23年台風第12号が該当する。 住民や地方自治体に数十年に一度しかないような非常に危険な状況が切迫していることを確実に伝えるため。 「特別警報が発表されたら.ただちに命を守る行動をとってください」と。その後.今年は9月半ばまで.局地的に連続して発表されている。 地形図「大月」.山と高原08「大菩薩嶺」 ・・スカパ登山靴.16.559歩 次回の山行は対峙する菊花山から九鬼山東尾根にでて.871m圏コブから北側の小尾根を下り朝日小沢へ |