払沢ノ滝から八王子へ繋がる古へ。笹平から市道山の嫁取坂を詰め旧醍醐峠を越えて.ニニク沢から2つの林道を繋ぐ ・・戸倉三山流域Top
     檜原街道に降り.バス停は1つ利用し笹平で下車。再び小坂志川沿いに入り.本来の目的の旧醍醐峠を目指す・・嫁取坂から北浅川の関場へ

     瀬戸川から払沢ノ滝にでて.払沢ノ峰北東尾根を詰める
     淺間尾根.出野沢左岸尾根から檜原街道にでて柏木野バス停
     小坂志林道から市道山の嫁取坂を詰め旧醍醐峠越えのニニク沢へ・・水の差入れ
     ニニク沢・醍醐林道.醍醐道から陣馬街道.関場

   万六ノ頭北東尾根の763m点と656m点コブ
   笹平橋手前より.12:19

    11:32柏木野bs.¥180, 12:12=12:16笹平bs
    ―小坂志林道―12:35嫁取坂取付―14:30市道山―14:50旧醍醐峠―15:23ニニク沢林道

     猛暑で一度.旧醍醐峠への古道を諦めかけ柏木野バス停小屋に戻っている。照り返す暑さに負け.小屋で昼食を摂ると
   体に落ち付き余裕が現れたのか。短くとも.路線バスを利用すれば如何にか復帰できそうだった。先は森の中.再び嫁取坂への古道を目指す。
   笹平バス停までの乗車は4分.宮ノ下バス停の次.笹平で下車する。・・シルバーバスを使用.

     笹平バス停から南方へ.里道を道なりに進めば集落を抜け小坂志林道に入る。笹平の集落・・写真の右手前が野村家本家.
   尾根末端の南秋川.笹平橋を渡った左角は以前お世話になった野村家がある。今回はその奥隣りの民家の方にお世話になってしまい感謝。

   南秋川笹平橋より下流を見下ろす.12:20

    野村邸と隣家
     もう7年ほど前になるが鎌沢尾根から万六ノ頭北東尾根を下り.小坂志林道に降りた折.麓近くで早くも感づかれたか.放された大型犬が吠えだした。
   近ずくにつれ次第にけたたましさを増し.下るのに悠著している。そこに真向かい宅の野村さんが隣の飼い犬を宥めて頂き降りられた。
   礼を述べ,その会話から「休みませんか!」と庭先のテーブルに誘われ.お茶の接待を受けている。

     今回は野村邸の隣りの主人を庭先に見付け.洗顔をお願いし.又「財宝」と云う海底1000mから汲み上げたアルカリ性の飲料水を冷水の容器ごと頂いた。
   旨味と云う味も分からぬ間々.冷水に汗も止る上手さ。これで調子に乗ったのか? 山陰になった林道に気をよくし.足も軽く古道に入っている。
   白い大型犬は亡くなり.主のいなくなった大きな犬小屋がまだ庭先に残されていた。我が家でもポインターに変わる「ペコ」チワワが寿命尽き.同じ頃亡くなった。

    小坂志林道
   小坂志川左岸道.12:26

     アスファルトルトの林道に変わり.直ぐ右手に閉ざされた林道の支線を分けると300mほど先で左手に天光寺の入口がある。
   ここでジャリ道に変わるや.やはり右手から林道の支線を合わせている。カナバ沢の小さな石橋を渡って.
   市道山嫁取坂の登山口にでた。電柱の陰に道標があり.昔の古い大きな赤いプラ杭が目に付いている。

   天光寺口.12:30

   簡易のゲートで共に心細いロープが掛けられていた.12:31

     再び右に林道の支線を分けている。本線を奥に進むと支線は更に多い。
   又右側の連行山万六尾根の山腹や左側の醍醐丸吊尾根山腹へと支線が長く連なり.共に頂稜直下まで延びている。共にダートのピストン林道,
   吊尾根側の林道支線は旧醍醐峠の真近. 脇を抜けた所が終点になる。ここは後に脇を見下ろしながら通っていた。

    嫁取坂口
   L字の2本の木橋が取付き.12:35

    嫁取坂
     林道のクラニ沢の小さな石橋を渡ると「市道山・臼杵山」の道標が立ち.導かれるよう旧醍醐峠を目指す。2つの木橋で小坂志川を渡っている。
   嫁取坂を詰め,市道山から旧峠にでて醍醐の集落へ。過って檜原村の人々が出稼ぎに旧醍醐峠越をして醍醐から八王子へ出稼ぎにでていた。
   若者には最短の道で五日市から回るより楽な山道だったのだろう。ここで若者たちが出会い.この古道は「嫁取坂」とも呼ばれるようなった。

   470m圏・・頂稜への支尾根に乗る.12:50

     殆どが植林帯,途中で尾根筋の左側が植林で.右は雑木になり.576m点コブは右手の雑木帯を廻っている。
   そこだけは小道になり.枝木の絡みが煩かった。抜ければ再び植林帯の尾根筋を進んでいる。頂稜のT字分岐には古い朽ちれた道標が残され.
   真新しい道標の脇に置かれていた。ボロボロさが歴史を顧みている。右に折れると直ぐ市道山にでた。

    576m点コブ
   576m点コブ手前で右の巻き道に入る.13:13

   巻道は又藪絡みの小道だが踏み跡は確りしていた.13:16

   再び広い尾根筋の植林帯に入る.13:57

    頂稜の分岐・・嫁取り坂
     14:06

     盛夏の緑多い樹林を綴る古道からの展望はない。それ故北面に位置する過って下った万六ノ頭北東尾根の東面を見定めることはできなかった。
   分岐に出た所には左スナップの年季の入った標柱が置かれ.又臼杵山への道標の脇には右写真の木片が置かれていた。

    市道山
   三角点標石798.1m.14:30

     今回は一度浅間尾根を登り返し桧原街道に降りてから再び嫁取坂を登っている。更に古道を綴り旧醍醐峠へと。
   「市道山」とは五日市に行くのに使った道を意味し.ここ市道山の頂から市道沢を下り.盆掘林道・盆掘道へと下ると
   檜原街道の本郷にでて五日市に至る。地形図にも市道山から沢沿いに破線路が記されていた。

     今日は山どころか街道を歩んでもハイカーとのすれ違いもなくここまで来た。又この先.醍醐峠越え.集落に下りても関場まで.
   村人や車にも出会わなかった。猛暑を避けてのことだろうか? 途中の出会いは笹平の集落で飲水を分けて頂いた。

    市道山東面の展望
   遠望は新宿副都心

     戸倉城山から刈寄山. 遠方の鉄塔は500KV新多摩線87号〜85号の超高圧鉄塔。
   中央の山並を越え.新秦野変電所から裏側の麓で新多摩変電所とを91基で結ばれている。

    刈寄山篠八窪尾根と舟子尾根
   右上アップ
    入山峠の奥で舟子尾根を分けると入山尾根があり.その尾根の裏側には朝方電車の車窓から見上げ美山町の芳村砕石所がある。

   右奥脇に小坂志林道の終点が見える.14:39

      市道山から南方に下り「一歩地」(いほっち)からここ727m点に道標がある分岐で.左方へ直進すれば「峰見通り」に入る。
   入山峠から刈寄山に至る尾根で.途中の「通り尾根」から盆掘林道へは以前降りたことがある。
   市道沢左岸の尾根で「奥多摩」宮内敏雄著によると「通り尾根」と呼ばれ「雑そうに覆われた古道」と解説されていた。

    連行山から続く鶏冠尾根
   笹尾根.小坂志川源流の頂稜.14:43
    右端.下方の尾根が万六尾根

    旧醍醐峠
     14:50

    失われた峠名
     「峰見通り」の尾根を左に分け.右の尾根筋を折れれば吊尾根に入り醍醐丸に至る。その醍醐丸から下った吊尾根の一隅,鞍部が旧醍醐峠。
   今も道標はあるものの.前回訪れた時にあった「醍醐峠」の峠名は失われていた。古い途切れ途切れの道標が転がり.
   道標には細く黒マジックで殴り書きで「旧醍醐峠」とある。情けないやら忘れられた峠名に既になっていた。

     過っての峠名は「醍醐峠」は佐野川の称で.「篠窪峠」は恩方・佐野川では単に「篠窪」と。「白沢峠」は恩方の称になる。
   現醍醐峠は醍醐丸の南東側の尾根鞍部にあり.醍醐丸南面の巻道と和田バス停に下りるコースを分けている。

     旧峠の直ぐ西側.ほんの数m下ると近年小坂志林道からの支線が設けられた。下からの侵入は禁止だがエスケープとして利用できる。
   少し北側へ進んだ所に終点があり.「一歩地」直下に繋がっている林道とは途切れているものの北の斜面を捩れば.
   「一歩地」直下の林道開削部分に出られる。又「一歩地」の東側に回り込めば「峰見通り」の登山道へ。

     「平成25年豪雪」の後に初めて戸倉山に訪れ.醍醐川源流の醍醐丸吊尾根からウルシガヤノ頭.市道山.臼杵山グミ尾根へと綴っている。
   その折最初はウルシガヤノ頭の双耳峰を訪れ.陽当たりのよい肩からニニク沢を足元に見て.気に入り暫く休んでいたことがある。

     明るい東京近郊の低山山地. 東京では杉の花粉が猛威を振るい.その花粉対策として.都は大々的にこの辺の伐採を行っていた。
   その時旧醍醐峠たる古道を知るようなる。その後は大萱尾根をピストン.入山尾根に乗り芳村砕石所へ下ってもいる。
   今回再び旧峠を訪れられたことに感謝し.古道を最後まで下ることにした。

   旧醍醐峠を越えニニク沢をジグザグに下る.14:53

     旧峠から裏側の森林帯に入り.谷間に境界見出標を見て.下ると足元に立つ小さな赤帽の木片のペグのような道しるべが立ち導かれるようなる。
   最初は小尾根に挟まれた窪ちを下り道形は怪しくなるがジグザグに切る都度ペグが立てられいた。
   煩いと感じるほど狭い間隔にも立てられている。それも浅いペグのせいか倒れているものも多い。

     作業道の印のためで.この時期はシダ類の下草の茂りに隠れ探すのに苦労する所もある。
   適当に流心近くを辿れば再び出合うことになる。ナンバーは上86から始まり若番へと進み.1がニニク沢林道の取付きになっていた。

   草木が低く見晴らしの良いニニク沢の源流.15:00

   振り返ると旧の吊尾根がハッキリ.15:01

   以外とシダ類が多い.15:10

   点々と逆番で綴り草むらに隠れる小さな赤帽の木片.15:12
    又登りの場合は赤帽の木片15から16の対岸吊尾根側を渡る付近に沢の流れがある。小沢を渡り.詰め込まぬよう要注意.

   赤帽の木片27で細い流心のニニク沢を左岸に渡っている.15:17

     上流側は本流の流心近くを適当に歩み.歩き易い所を進めばよいかった。ただこの辺から左岸道を選ばねば苦労することになる。
   旧道は既に藪絡みが酷く進められず.流心は更に酷になろう。木片27で左岸に移ることを頭に入れて置くと楽である。

   赤帽の木片12で左岸道に入る.15:19

    ニニク沢林道
   ニニク林道にでました。上がった所に白頭黒杭のプラ杭あり.15:23

     瀬戸川から払沢ノ滝にでて.払沢ノ峰北東尾根を詰める
     淺間尾根.出野沢左岸尾根から檜原街道にでて柏木野バス停
     小坂志林道から市道山の嫁取坂を詰め旧醍醐峠越えのニニク沢へ・・水の差入れ
     ニニク沢・醍醐林道.醍醐道から陣馬街道.関場