ノボリオイゾネ・・青梅市北にある北小曽木川左岸の尾根 ・・青梅丘陵の旧吹上隧道TOP

     高水山東尾根・・夕倉山から更に東進し.低山の寂峰と幾つもの峠路を持つ.319m点コブを越える
   更に北東尾根を下り成木(五)・慈福寺に下りている。下山のアプローチは成木川と左俣の北小曽川の二俣から成木街道で尾根末端に出て.
   成木(八)から旧吹上峠を越える。並木川と柳沢が突き上げていた。街道が通る新吹上トンネルの上部の旧々峠路下の旧吹上隧道から柳川に至るまで。

    高水山南.東尾根から高水山東尾根と永栗ノ峰
    600m圏コブの東尾根と松ノ木ノ頭.更にノボリオイゾネを越え
    夕倉山から319m点コブ北東尾根・・成木街道と旧吹上隧道.旧吹上峠

   ノボリオイゾネを擁する尾根
   夕倉山から枝打ち残る尾根を南東に下る.12:56

   間を開けず整い過ぎる作業道へ.12:57

     小コブを越えると右手の樹間絡みに電電山北面の石灰石採堀場が望まれた。
   意外に多いのが枝尾根を含めた作業道。短い間隔でその都度.枝尾根を分けては出合うことになる。

   360m(370m)圏コブと尾根の二又.13:12

     平頂のコブとは思えぬ頂に立つ。右に直進すれば立木に透明テープが点々と付けられていた。
   ここは判りずらくストックの左先を選んでいる。注意を要する地点で.下って北東側の尾根を回り込む。赤テープあり.

    稲詰峠
   木片の「稲詰峠333m」.13:28

     緩やかな勾配上下する尾根道. 370m圏コブを越え.2つ目の360m圏コブを大きく巻き込むと杉林に囲まれた薄暗い稲詰峠にでる。
   確りした山道が滝成へと北側の沢沿いに降りている。峠らしかぬ峠と云えそうな低い窪地の峠。確りした踏み跡がなければ分からなかったかも。
   立木の背丈ほどに小さな木片が掛かり.「稲詰峠」とある。又南側へ下ると北小曾木川沿いの岩井に降りられるらしい。

    成木尾根356m点コブ?
   372m点コフの登りで左後方を振り返る.13:34
    伐採地にでる。左手下に見下ろす成木川沿いの滝成集落や採石場。稀に見られた展望。

   小コブを越え.13:34

   13:48

     紫のテープから立木に古い白ペンキが付き.下るとが黄色いテープは短い間隔で現れる。
   標高点372m(362m)圏の小コブに立ち.T字路は右に折れている。

    旧鉄塔跡地
   372m点コブ手前のススキの原.13:54

     

     今日一番の広いススキの旧青梅線の鉄塔基部跡地にでる。急に現れた原っぱ。
   国土地理院のWebと登山詳細図「奥多摩東編」には共に旧青梅線の送電線が地図に記されていた。旧青梅線・・廃線

     現実的には47号鉄塔だけでなく土台も撤去され,巡視路標柱も取り外されていた。北側に並行する都県界尾根と同様の
   処理がなされていた。原っぱを探った痕跡として写真の「パネルの破片」と東電の石標がススキの隅に見付けている。

    都県界尾根南面の石灰石採堀場
   47号鉄塔基部跡より北側の風景
    都県界尾根354mコブと345mコブ. 重なる奥側が349m点の独標.

     正面の採石場には成木川支流の滝ノ入と下流隣りの板井沢が流れていた筈が分水嶺がハッパでぶち壊され.完全に採石場に
   呑み込まれている。ここは又成木街道の滝成の下流側で.板井沢出合に久道バス停があり.崖上からの山道を分けている。

     新所沢変電所に至る新青梅線は採石場の左端に架かり.都県界尾根に渡り.分岐付近を越えている。その西側にあったのが
   多中線に変わった旧青梅線で.ここも鉄塔は撤去されていた。新たに建つ49号鉄塔(新青梅線)のプレートに「昭和35年3月」とある。

     旧50号鉄塔の中央右奥が恐らく349m点の独標だろう。その左脇から旧巡視路を下れば今は廃道だが間野黒指にでられる。
   昨年の夏.このルートを下山路に選び入山したが.見付けた新たな作業道に誘惑され.違ったルートを選んでいた。
   境界尾根が途切れ壁になる尾根伝いの縦走は難しく.独標の北東尾根を下り正木入を登り返し.再び境界線に乗っている。

    青梅丘陵北面の石灰石採堀場
   右景・・青梅丘陵の上流側南面
    反対側の西南面の北小曾木川右岸沿いの採石場。採石場の左(東)側の両写真の間に明神神社と赤仁田バス停がある。

    青梅丘陵北面の鷹ノ巣山と三方山
   左景・・青梅丘陵の下流側

   原っぱから東側の植林に入る出口穴.14:00

   赤帽黒杭334m(333m)の分岐.14:08

     372m点コブから北東に延びる尾根は偵察を忘れたが東隣りの小コブから緩やかに北東に延びる尾根がルート。
   薄いが踏み跡があり.末端の対岸に成木街道のバス停.旧道がある。

     又原っぱを抜けても黄色いテープは続き,直ぐ赤帽黒杭があり.南側と東側に分れる尾根の分岐にでている。
   右,南側の支尾根は北小曽木川沿いに下るとはっきりした山道に。赤河原に降りる46号鉄塔に至る旧鉄塔巡視路のようだった。

     左前方にノボリオイソヅネ下端の巨大な石灰石採堀場が初めて垣間見みて.それで間違いを知り.分岐まで戻っている。
   改めて赤帽黒杭から正面の東方.主尾根へ進む。

   林相の境の歩き易い細い東尾根を下る.14:15

    北東の支尾根
   下る尾根沿い.14:23

     判りずらいノボリオイヅネ319m点付近. 又藪絡みの採堀場が見下ろせる場所を探すも.ポイントが分からず諦めている。
   尾根の左端まで戻り.下山路はアケビが多く目立ち.常緑樹林に被われた尾根を下る。

   尾根を塞ぐ大蛇.14:25

   尾根伝いに左端へ.14:28
    杉の植林帯に入ると最後は右寄りの枝尾根に移り.尾根末端にでている

    最後はノボリオイゾネの北東支尾根の末端
   最後は竹林から右下の林道へ.14:36
    成木(五).成木川右岸の里道を見下ろす

     「森林青梅事業.s6年」と書かれた林道の起点に降り里道にでている。上部を横切るのが成木川沿いの成木街道.
   成木川は荒川水系入間川の支流になり.源流は黒山。

   里道から北東支尾根を振り返る.14:42
    左の根株に座り大休止

     ノボリオイヅネは里山低山特有の細かい起伏に.幾つもの枝尾根を派生させ.作業道が網の目のよう細かく綴られていた。
   四つん這いで這い上がるようなバリエーションはないが.下る場合の私は枝尾根にでる都度.メガネをケースからだし地図を読む必要があった。

     煩わしさが先にでる山行にもなっている。道標は殆どないがテープ等のマーキングは斑に多くあり.バラバラの感あり。ただ擦れ違う人も居ず.
   標高の割に以外と深い山懐に驚かされている。・・ここ161m地点の根株に座り.ホタージュとカツサンドの軽い中食を摂り休む。

    慈福寺
   麓の曹洞宗の寺院で山号「成仏木山」と言う.14:54

     里道を進むと成木川沿いを進み.街道が成木川の右岸に渡ると直ぐ角に慈福寺が建立されていた。
   無事下山できたと参拝し報告している。境内の左手の角には7体のお地蔵さんが並び祀られていた。

     慈福寺は天零寺十一世行室源密が隠居寺として創建.源密(寛永12年1635年寂)が開山する。
   開山源密は寛永十二年(一六三五)に示寂している。明治六年.火災にかかり.後に再建された。「青梅市史」より.

    成木尾根南面砕石場の東寄り320m圏コブ?
   林道から成木(五)の集落.慈福寺を振り返る.14:57
    320m圏コブだとすると裏側が都県界尾根の349m独峰辺りか?

     慈福寺の正面が成木街道. 街道を左へ.成木川の上流側を眺める。成木川を左岸に渡ると直ぐ.成木五自治会館前バス停があった。
   上成木発の路線バスは午後は18時34分と20時30分の2本。ここで待つのは日没から更に1時間20分ほど先になる。

     朝方jr東青梅駅を発車した電車の車窓からはホームの西端.に並ぶ踏切と繋がる「成木街道入口」の交差点を見ている。
   旧青梅街道の起点で.ここを目指し.今は成木街道を歩むことにした。逆コースで歩けば如何にもなるがそれを嫌ってのコース。

     昨年.旧伏木峠に立ち.次回は鞍部から繋がる高水山の東尾根を下ることを考え.その場で決めていた。
   拘る必要もないが人の癖とはそのようなもの.妻は呆れていた。為せば成るの心境だが後がある。

    成木五丁目交差点
   背は右手奥にある吹上峠からの小曽木山稜.15:05

      左手は奥武蔵の境をなす都県界尾根末端の下畑.成木一丁目へと続く北小曾街道との交差点。・・この交差点の角裏側が.成木川の二俣になる。
   成木川二俣の奥.背稜は登山ブームの頃の昔の言葉を借りると青梅中央アルプス(裏銀座). 私が若かった中学・高校生頃は登山ブームの真っ最中だった。
   土曜となると東京近郊の山々に向かう.「大菩薩号」や「三つ峠号」と夜行の臨時電車が続発されている。

     その頃使われた懐かしい看板名が「地元の名に・・アルプス」と付けていた。
   向かい東面を望み.窪んだ辺りが指倉(さすくら)峠で.右上に登り.吹上峠を越え更に南下すれば青梅丘陵にでる。

     成木街道は都県界尾根とノボリオイソヅネの間を流れる成木川沿いを遡ると路線バスの終点.上成木を経て都県界尾根の小沢峠に至る。
   都道53号線で小沢峠を越えれば県道53号線に変わり.埼玉県の名栗川流域へ。又上成木集落から南下して松ノ木通りを下れば佐藤塚で.
   北小曾木街道に合わさっている。慈福寺からは東青梅までは約6.5kmの距離。

     ノボリオイソヅネを綴って下端まで来たが巨大な石灰石採堀場があるがクチラッとしか見下ろせなかった。
   それも道を間違えて見下ろしていた。その採石場を大きく回り込む街道を今歩んでいる。街道は正に採石用ダンプ街道でもあり.
   展望に期待していたものの.何処からも直接.その風景なり山容を眺めることはできなかった。

     信号手前にあったダンプの出入口は往来が激しく.直ぐT字路の成木五丁目交差点に入り.左に折れてば七丁目地区に入る。
   青梅第7中学校前バス停があり.青梅中央アルプスの登山口。更に先の飯能市の境.下畑地区にでると奥武蔵の都県界尾根末端にでる。

     五丁目交差点左方は都道193号線.小曾木街道(下畑軍畑線)と合わさると成木街道と結ばれる。
   成木街道はこの三差路を右に折れて直進するとjr東青梅駅に突き当たる。ホームの青梅駅方面の端の踏切の十字交差点がが成木街道の終点だった。
   右の左俣は北小曾木川沿いに折れれば.その先の「成木八丁目交差点」で.左折した所が新吹上トンネレル口.潜れば成木街道は東青梅まで続く。

    三差路の成木八丁目交差点
   右上は青梅丘陵.三方山北尾根の末端.249m点峰.15:13

    三差路正面に右上の249m点コブを見上げ.その左側の小沢沿いの細道に入る。旧道に入るには変形四差路へ.
   街道の左手は新吹上トンネル口.

     支流の北小曾木川沿いに成木街道は移り.更に右岸に坂下橋で渡った所が成木八丁目の交差点。
   右折すれば北小曾木川沿いの下畑軍畑線に入る。バス路線は北曽木バス停までで.先は佐藤塚から軍畑に至る間に.バス路線はない。

     成木街道は左折して河川と離れ.新吹上トンネルを潜っている。交差点の左斜め前方には北曽木川へ小沢が流れ込み.分れている。
   車両通行止の柵がある旧道からは旧吹上峠下を潜る旧成木街道口とは繋がっている。ここからは旧吹上隧道.今は自転車と徒歩は可を選び.
   旧隧道を潜り峠越えをすることにした。旧々峠のトンネルは閉鎖されている。

   街道脇の旧道口角・・上の写真の左下.
    旧道口直ぐ左脇.沢沿いの建物には4体の石仏が祀られていた。

   堰手前を横切り対岸の土手を登っている.15:15

    吹上峠の旧道
     一直線に延びる北小曽根木川の枝分かれした小沢を地形図で読むと左岸から右岸へと.奥深く沢沿いに回り込み高みへ.
   高度を上げるのが認められた。フト思ったのが線路のスイッチバック軌道。それは旧道に当てはまり.丁寧に綴る必要はなかった。

     それを確認するが如く.奥の吹上橋ヘアピンですることなく.最初の堰堤前からU字の対岸の旧道へと横切る。踏み跡類はない.単独の行動.
   沢底に流心は見られなかった。ただ短いながら激斜面の土手をストックを支えに越えている。

     段違いの右岸の土手道に立ち.振り返ると小沢を遡る天辺の窪みから.意外にも青梅丘陵に聳える裏側の三方山が見上げられた。
   と云うことはノボリオイソヅネから反対の北小曽木川沿いに下れば.青梅丘陵越え.jr中央本線沿線に降りられる。違ったアプローチが味わえられるだろう。

     南西面の青梅丘陵側に聳える三方山は.今日三度ほど眺めたことになる。朝方の歩き初めは二俣尾の高みで.
   東遠方の小さな三角峰が眺められていた。そしてノボリオイゾネでは旧青梅線の鉄塔跡から北側の姿を。ここ沢沿いでは.磁石を充てると
   V字に谷間の南西方面に.見上げられた。ほぼ半円を描き歩いたことになる。

     栗原林道を利用すれば延々と歩くことになるが楽に登れるかも。三方山の北側の尾根の麓に栗平集落がある。林道に乗れば楽かも。
   右上から旧々道の峠の踏み跡が下りてくるのを見て付け.潜る新吹上トンネル口の上を過ぎる。すると中段の旧吹上隧道が大きな口を開け現れた。

    旧吹上隧道
   隧道西詰から東詰へ.抜ける15:21

     街道の途中に山越えの吹上峠があり.3つのトンネルが三段重ねで存在している。現在は車両が通行できるのは新吹上トンネルのみ。
   新トンネルの上に交差するよう旧吹上隧道があり.現在は徒歩・自転車の通行は遊歩道として開放された都道.廃道ではない。
   又世間で言う心霊スポットとなっていようだ。

     その上に重なるのが旧々吹上隧道. 東京で初めて造られた道路トンネル。その上に吹上峠281mがある。
   現在は隧道は敷地に私有地がある上.老朽化が進み崩落の危険があり通行止めになっている。古来は歩きでの吹上峠越えだった。

     吹上峠から北東方面に連なる尾根には.変わった山名の松五郎山(オキジュゴ)が聳える。
   三等三角点があり.標高299.56m.基準点は「成木」とある。ここは青梅中央アルプス裏銀座と呼ばれるハイキングコース。

   潜り抜けた旧隧道の東詰

     右上手前に吹上峠がある。旧々道の取付きは200m下の黒沢バス停裏側から取付く。
   峠を越えてから旧々隧道は旧隧道を斜めに潜っている。又黒沢二丁目バス停から成木街道終点の東青梅駅間は約3.6km.

   新吹上トンネルと右奥が旧吹上隧道.15:27
    新吹上トンネル・・1933年(平成6年).全長604m.幅7.0m.高6.3m
    旧隧道・・1953年(昭和28年).全長245m.幅5.5m.高4.8m
    旧々隧道・・1904年(明治27年).煉瓦積みの全長112m.幅3.3m.高2.8m

   振り返り停留所「柳川」.15:42
   15:38柳川.西武バス:51=16:00jr東青梅:10=16:38立川.快速:41=17:19新宿=大江戸線・・日没17:14.中野付近

     念のため途中で郵便配達員に他の路線バスとの合流点が街道にあるか尋ねている。バス停は点々とあるが分からぬとのこと。
   柳川の交差点に差し掛かり.飯能に向かう西武バスが交差点を通過するのを偶然見付けている。

     チャンスとばかり斜め前のバス停留所に寄ると都営バスと西武バスのスタンドが並び.時刻表には順環「梅74」.東青梅行と飯能駅行とある。
   それも3分後に来ると嬉しい繋ぎになった。それも7分も遅れ.本当に来るのか心は波乱万丈だった。大袈裟だが済めば全てよし。
   右折すると都県界尾根の末端.青梅市下畑地区経由で西武飯能駅にでられた。

   2/4日・・立春を迎え気象庁は冬将軍の到来が予想するも午後から気温が上昇。翌日は14℃と馬鹿陽気に.
      翌々日は最高6℃.最低−1℃に落ちている。

   今日の地形図
   地形図「武蔵御岳」「青梅」.zzz159高水山.20200201旧伏木峠周辺.登山詳細図「奥多摩(東編).
   ・・スカパ登山靴28.670歩.19.5km
   水500cc.テルモスポカリ400cc.妻のカツサンド.バナナ.ヌードル・ネーブル.コンソメスープ.大福・・ストック.スアイゼン.アルミの寝袋

     高水山南.東尾根から高水山東尾根と永栗ノ峰
     600m圏コブの東尾根と松ノ木ノ頭.更にノボリオゾネを越え
     夕倉山から319m点コブ北東尾根・・成木街道と.旧吹上隧道.旧吹上峠