水根沢左岸から六ッ石山南尾根の榛ノ木尾山東尾根を下り.小中沢流域の尾根と沢にでる ・・多摩川右岸の小中沢流域Top ・・水根沢流域Top

  水根沢からの四弾目となる水根沢左岸のアシダキ沢右岸尾根を詰め.榛ノ木尾山に立ち.尾根の上段.中段.下段経路を横切る。
     榛ノ木尾根の支尾根からは中腹の倒木帯を横切り.久し振りにカヤトの杉の森を目指し.境集落へ降りる。 2020年03月06日.松村

    滝のり沢バス停から水根沢アシダキ沢右岸尾根・・枝藪絡みの植林帯
    榛ノ木尾山東尾根から小中沢流域
    下段・中段径路から榛ノ木・カヤトの森と境地区

     水根沢は水根山1620mの南東面を源とし奥多摩湖直下の流側のダム下に注ぎ込む左岸の河川。
   5年ほど前にヤケト尾根から日陰名栗峰に詰め.帰路は水根沢林道を日没と競争しながら下り.最後は水根沢林道を駆け降りたことがある。
   それ以来の訪問で一昨年5月に涸沢尾根から榛ノ木尾根へ降りた折.次回は榛ノ木尾山東尾根を下りたく.榛ノ木尾山の周辺を少し探索した。

     奥多摩湖の直ぐ下流で多摩川に流入るするのが水根沢谷。奥多摩を代表する沢登のルートで連続する滝に釜や渕のある
   沢の行程が長い沢で.通常は半円の滝上から水根沢林道に上がっては下山していた。又通常は奥多摩駅から奥多摩湖方面のバスに乗り.水根で下車.
   車道を綴り水根キャンプ場から入渓した。沢沿いは両側が狭まり連爆が連なる。

     今回はこの東尾根の繋ぎとして六ッ石山の南方にある榛ノ木尾山南西尾根(アシダキ沢右岸尾根)を詰めて.榛ノ木尾山東尾根から小中沢流域へ下る。
   東尾根は小中沢の金山沢と長尾沢との分水嶺をなしていた。下端は抉り落ちるよう劇斜面から小中沢に没している。
   今まで点々と通っていた地点を繋ぐ.意味合いも持っていた。ルートは「奥多摩・尾根歩き」氏の記録を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

     日本海と太平洋沿岸にある2つ玉低気圧が東進し.追うよう移動性高気圧が付随している。
   その後.低気圧は北海道の東沖で合わさり.超巨大な低気圧に成長し.北日本と裏日本は豪雪と列風を伴う.典型的な西高東低の冬型の気圧配置に変り.
   荒れに荒れて翌6日の関東地方は冬晴れに.強風を受ける予報がでていた。ただ天気図を読むとその兆候は失い.東京は穏やかな好天に恵まれた。

    御前山.惣岳山とサス沢山
   500m・・滝のり沢バス停で下車.8:18

    電車トラブル
     吉祥寺=三鷹間の変電トラブルで始発より上下線が各々一つの線路で運転され.上り線に合わせ下りも間引き運転をさせられていた。
   各駅ホームで待つ時間が続き.奥多摩駅始発のバスどころではなくなっていた。最初の計画では大堀沢右岸尾根経由を考えていたものの
   少々時間的に余裕がなくなった為.登りをアシダキ沢右岸尾根に変更し. 立川からは河又.青梅と乗り換えて.如何にか2番手のバスに間に合っていた。

    3月06日(金).快晴
     jr御徒町5:01=5:06東京:11=6:20立川=河又7:00=7:05青梅:27=8:04奥多摩¥360. :05
     =8:18滝のり沢bs・・日の出6:06.三鷹.

     5年前に水根沢林道を下り奥多摩湖にでたので.今回は滝のり沢から水根の集落を抜け.水根沢林道(車道)上部から入山することにした。
   バス停「滝のり沢」は眩い朝陽を浴びながら降りている。左後方には朝霞の中.町界尾根の御前山が大きな山容を望ましていた。
   そして足元には発電所からの巨大な余水吐の吐出しを見下ろしている。

   非常用洪水吐は堰体と別に設置されている・・右上が青梅街道

    小河内ダム
     ダムの放流設備は用途別に余水吐5門.非常用洪水吐5門.利水放流設備と発電用の最大の使用水量になる多摩川第一発電所がある。
   小河内ダムの堤体の下から見て右側に非常用洪水吐があり.余水吐はローラーゲート×5門で手前は減勢工。奥にゲートが見上げられた。

     小河内ダムの堤体に隣接する都営.多摩川第一発電所は最大出力は19000KWを起こし.都営の66KV多摩川線で約6km下流にある
   東電の氷川変電所と鉄塔17基で結ばれている。又氷川発電所の取水は多摩川第一発電所(ダム)からの導水管で
   .発電所の取水貯水池に一旦入り.水圧鉄管へと再利用されている。

    奥多摩むかし道
   滝のり沢の二俣を渡る.8:25

     青梅街道のバス停,向かい側から山道に入り.「奥多摩むかし道」から水根の集落に入る。
   滝のり沢の二俣をコンクリート橋を渡ると左手に「水根新道」の開通記念石碑が立てられていた。

     解説板によると水根集落への道は明治37年まで中山集落経由の不便な旧道だけでした。明治35年奥平周作氏の発議によって.
   2ヶ年の歳月をかけ.鎧塚〜水根間950m.幅1.8m.高度差150mの水根新道が開設されていたとある。・・奥多摩町教育委員会.

   青目不動尊休み処.8:34

    「水根新道」の奥多摩むかし道に突き当り.道標に導かれ左に折れ.青目不動尊休み処の分岐にでている。
   閉店してをり奥多摩湖が一望できるという展望台には入れず.右奥の奥角の分岐を左に折れて水根の集落に下りている。

   水根の集落っと水根谷.8:38
    奥多摩むかし道から集落を抜けて水根沢林道へ入る。左奥の谷間が水根沢.

   水根沢林道の起点が大木の伐採地点.8:41

     集落から舗装された里道にでて.六ッ石山に至る登山道がある右後方への車道を分けると直ぐ.上部山腹を横切る水根沢林道の起点にでる。
   ここで大型クレーン車を用いて.4人の作業員が脇に立つ大木の伐採を行っていた。奥の広場まで行くと水根沢の山道に入ると教わった。

    水根沢林道
   カラダキ沢の下端を横切る

    倉戸山(モジリ山)
   林道を綴る正面は榧ノ木尾根の展望台.9:02
    榧ノ木尾根下端二又の倉戸山モジリ沢右岸尾根・・2023.11.

     カラダキ沢を過ぎ左手に水根沢対岸の倉戸山の広い展望を眺めながら起点から25分ほどで作業道の取付きにでる。
   カラダキ沢右岸の尾根上にある祠に至る真新しく改修された木段が右後方に登るのを見て.その直ぐ先が広場のような水根沢林道の終点。

   林道の終点.9:08

     終点広場の左脇から水根沢へ下る細道が左脇に築かれていた。
   水根沢沿いの歩道は歩んできた林道と同じく水根沢林道と呼ばれ.沢沿いを最後まで詰めれば水根山南側の石尾根の中腹道にでる。
   水根沢左岸道に入るとカラダキ沢右岸尾根の末端の723m点の小コブに続く鞍部を越え.水根沢の沢沿いを回り込む。

     カラダキ沢右岸尾根の末端は3つの枝尾根に分かれ.最初の下端からの取付きは険しい側壁がありきつい。
   林班界標「99/2」を見て固定ロープを過ぎている。登る取付きは上流側の2つ目の枝尾根からになる。

   左岸道にある確りした石積み.9:21

    アシダキ沢
   770m圏・・アシダキ沢渡渉地点.9:28

     抉れ落ちる支流のアシダキ沢沿いを上流に向かい.右岸に渡ってから右岸尾根の末端まで回り込み.水根沢の左岸に戻っている。
   アシダキ沢出合先の沢底には過っては架かっていただろう木橋の朽ちた残骸がそのまま沢底に放置されていた。

     沢を渡る流心は更に先の細糸のような流れになる所を軽く跨いでいる。又昨年の「令和元年東日本台風」の被害状況は
   水根沢に入り直ぐ尾根に取り付いたため.改修されているとは言えよく判らなかった。

    アシダキ沢右岸尾根末端
   取付きにあった立木の白ペンキより.9:33

     アシダキ沢右岸尾根は上部の灌木帯に入るまでは檜の植林帯に尾根全体が覆われ.枝打ちされた藪絡みの尾根筋は踏み跡らしさは消えている。
   その割に横切る作業道は数きれないほど多い。1000mの平坦部分にでるまでは直登. 自分で登り易い所を選び詰めていた。
   道標類はないが営林署のマーキング類も数多くある。中盤までは作業道が蜘蛛の巣の如く張りめぐされていた。

   急登での1本見下ろす.9:42

   854m圏. 珍しく四方形の「赤帽木杭356」を見る.9:47

   870m圏・・左よりの作業道.9:53
    再び確りした作業道を横切る。余りにも早く現れ続ける作業道. Z形に重なっているのではないだろうか?

   右寄りの明るい作業道.9:54
    一番確りした径路に思われた。「赤い木片23」を横切る。

   枝打ちした枝木絡む斜面の登りが延々と続く.9:57

   900m圏.立派な作業道にでる.10:02
    赤テープ「210クレ」と「赤い木片36」を更に横切る。

   935m圏.確りした日差しが通る作業道を横切る.10:13
    少し傾斜が緩み明るくなった斜面からは「赤い木片55」が立つ.

   970m圏.漸く平坦地に.10:19
    尾根筋が右に曲り.左手の樹間を透し石尾根がいっ時望まれている。

    

     左の写真は1000m圏,尾根筋に乗った作業道で赤テープに「赤い木片80」が立つ.10:28
   右の写真は直ぐ上にでて.右前方から作業道がT字に合わさっている。赤テープと「赤い木片82」とあり.

    石尾根.水根沢左岸の尾根群
   榛のノ木沢右岸尾根・大堀沢右岸尾根方面.10:30
    作業道「85」にも右前方から確りした細道を合わせている。 

   1028m点.3つの赤い木片が立つ.10:35

     その左前方から再び作業道が合わさる。余りにも多く.細かい間隔で蜘蛛の巣の如く作業道が私の前を横切っていた。
   1028mを過ぎ.右前方から2つの作業道が合わさるのを見て.落ち着いた模様。点々と記してきたが云わゆる
   この一角の植林帯に作業道が集中していると考えるだけで.詳細を知る必要もないようにも思えた。

   鷹ノ巣山方面を望む.10:52
    1040m圏付近でアセビの群生を見ると植林が切れ.灌木の寂びしい尾根に変わっている。10:47

   1190m付近・・植林帯の限界線.11:17
    漸く植林帯を抜け.自然林との境界線を越える。低い裸木の灌木が尾根を被うようになり.乾いた見通しのよい台地にでた。

   灌木の冬木林.11:21
    灌木帯にでると東風の微風を受けるようなった。陽光を満杯に浴びている尾根にでるもやや肌寒い。まだ3月に入ったばかり.

   裸林から奥多摩湖が見下ろせた.11:34

    防火帯
   防火帯を右へ下ればトオノクボへ.11:40
    手前は赤い標石は都水道局の「用地境界190」とある

    防火帯
     突然,裸木林を潜ると南西尾根のツメ.上部の取付きにでる。足元に赤い標石を見て.広い防火帯にでていた。
   六ッ石山から綴られる登山道を兼ねる防火帯の向かい側が榛ノ木尾山1364m。越えれば裏側に東尾根が延びている。

     昼食は眩いばかりの日溜まりの原っぱで摂ろうと考えていた。この山道のど真ん中は風を閉ざし.土肌のぬくごみを感じている。
   登山道だが通う人も居ず.大の字になれるよい所だった。過って烈風が叫び狂う中.遮られた佐野峠で林道の真中で食事をしたことがある。

     烈風が頭上を抜ける風.両側の茂みが風を遠ざけていた。又丹沢の秦野峠林道ではコンクリートに温かみを感じ.
   厳冬期に風の音を聞きながら食事してもいた。泉水林道では2本の沢の流れるど真ん中で炊事をしている。

     滝のり沢バス停から水根沢アシダキ沢右岸尾根・・枝藪絡みの植林帯
     榛ノ木尾山東尾根から小中沢流域
     下段・中段径路から榛ノ木・カヤトの森と境地区