丹波川源流の南岸の山々. 小菅川.小室川谷.大黒茂谷の流域・・大菩薩嶺北尾根周辺Top ・・多摩川小菅川流域Top
     丹波大菩薩道を経て大黒茂谷の源流の水源林巡視路を歩む

    川久保.中指山南東尾根を経て小室川谷を横切り.大菩薩嶺北尾根を横断。大黒茂谷上流では夕暮れが迫り踏み跡を失い野宿する。
  翌朝はコースを変更し高度を取るため最短ルートで大菩薩嶺手前の北尾根1980m圏コブを詰め大菩薩嶺を越えている。途中で小屋番と連絡が取れホッと。
     頂からは予約していた丸川峠.丸川荘に直進し「大菩薩の湯」バス停に下山した。 2013年11月01〜02日.松村

    川久保から中指山南東尾根から丹波大菩薩道・・分水嶺を越え
    ノーメダワから小室川谷.三ノタルを横断し大黒茂谷上流で野宿
    北尾根1980m圏コブ北西尾根からダイレクトに大菩薩嶺.丸川峠

     大菩薩嶺連嶺にはこの数年通い続けているものの.殆どが南大菩薩連嶺に入り.北部に入るのは2009年09月の大菩薩嶺北尾根以来になる。
   今回は北尾根.三ノタルを十字に横断し.大黒茂谷の源流に入る積りでいる。丸川峠の「丸川荘」に宿をお願いし.
   翌日は小菅川源流から右岸中腹道を下り.入山時の川久保に戻り周回する計算を立てている。

     10月31日(木)の予定が小屋主の都合で休業. 小屋としては無雪期最後の連休で紅葉もよく.買い出しに走り回り.翌日の2時半か.
   3時までには私の為に山小屋を開いて頂けると無理にお願いした。後は天候のみ.一人歩み静かな山旅を期待していた。

     しかし大黒茂谷源流で黄昏が迫り.エレキで泉水十文字へのルートを探すも.自分の踏み跡で分からなくなり.早めに野宿する。
   翌日は改めて早朝からルートを探るも先が分からず.時間だけが過ぎ.圏外で丸川荘への連絡が取れず.夜半.考えた末.早く携帯電話の繋がるルートに変更する。

     遭難騒ぎになってはと。早く高みに出なければと足元の大菩薩嶺.最短な北尾根の最上部位置する枝尾根を詰め.
   高度を稼ぎ.漸く朝7時に電話が繋がり,まずホッとした。「丸川荘」の主人只木貞吉氏からは携帯の記録によると4度連絡を頂いている。

     大騒ぎにならずホッとし.自宅に電話してから先を考える。
   まずは枝尾根のツメから大菩薩嶺に立ち.小菅川源流を下る訳にもいかず.諦めて丸川荘に寄り.「大菩薩の湯」回りで下山した。

    11月01日(金)快晴
      jr御徒町5:00=5:04神田:12=6:08立川:10=7:27奥多摩.小菅行西東京バス¥950. :33=8:22川久保bs.

    高指山南東尾根から村界尾根.丹波大菩薩道
       川久保bs8:22一8:41中指山南東尾根上祠一8:56橋立林道横断一10:25中指山一11:09「51/52」林斑界標
      一11:50追分「52/2」一12:05ノーメダワ「65/61」林斑界標.大12:50.

    丹波川南岸の暮秋に彩られた尾根
     丹波川南岸には柳沢峠から北東方へと鶏冠山から大菩薩嶺.サカリ山.大丹波峠.鹿倉山,大寺山と繋がり.奥多摩湖に落ちる長大な尾根がある。
   今回は丸川峠から今川峠の間の山域を山行の対象に選び.重川芦戸沢.日川と小菅川北面に挟まれた流域を目指した。

     サカリ山は丹波川南岸の鹿倉山から続く尾根上にあり.小栃山とも呼ばれている。丹波大菩薩道が追分からマリコ川沿いに
   丹波へ下ってしまうため.踏み跡はある程度の不遇な山となっている。小菅の川久保からダイレクトに中指山南東尾根を狙い取付くことにした。
   まず中指山から追分.ノーメダワを目指しす。本来なら川久保から今川峠にでて.峠の北側から尾根に取り付くところ.省き.中指山に乗ることにした。

    中指山南東尾根末端
   旧青梅街道.川久保地区より.8:23
    手前が小菅川支流宮川宮川橋. 旧青梅街道は正面方向に進めば橋立地区へ.小菅バス停に至る。

     今年の春にも,奥多摩湖北岸から青梅街道を辿っている。深山(みやま)橋を渡り.小菅川沿いの旧青梅街道に入るのは2度目。
   一昨年の2月には小菅川を齧り.新玉川橋から入小沢ノ峰北西尾根を登り.牛飼尾根を下って三頭山を横断し.長作から鶴川を下っていた。

    入山
     晩秋になると甲信越地方は移動性高気圧の影響を受け.広く晴天に恵まれた。
   裾野の紅葉はまだ先のように思えるが.澄んだ大気が集落の隅々まで行き渡り.朝の陽光が大地を暖めだしている。
   狭まった谷間の渓流にも朝陽は注ぎ込み.沢沿いは何処も流心を煌めかせ輝いていた。仰ぐ天空は深く蒼い。

     今日の路線バスは乗客10人と久し振り多かった。ハイカー7人がjr奥多摩駅からに乗り込む。
   途中で降りたのは地元の人だけだった。終点小菅の1つ手前. 川久保で私を含め.2人組の女性が初めて降りている。

     この周辺は小菅川の河原段丘にあたり.河原段丘の窪地から「川久保」と呼ぶようなったらしい。
   若い彼女達は地元の人に道を尋ねている。牛ノ寝通り.大マテイ山への登山口に入るようだった。

    中指山南東尾根
     中指山南東尾根は中指山の頭から南東に延びる尾根で.西沢と宮川に挟まれた小菅川の川久保に没している。
   宮川右岸尾根に位置し.詰めた村界尾根は又丹波川と小菅川の分水嶺をなし.共に川沿いに青梅街道と旧青梅街道が綴れていた。

     尾根の西側,追分分岐からは丹波大菩薩道が延び.昔は盛んに甲府方面の交易が行われ.今は水源巡視路・登山道に変わっている。
   又川久保から分かれる県道上野原丹波山線は宮川右岸沿いから今川峠越えをし.裏青梅街道として青梅街道丹波と結ばれていた。

     朝方は丁度よい陽気, 私は1人.街道を少し小菅方面に歩み.直ぐ宮川の橋を渡る。前方には目指す尾根の末端が横たわっている。
   街道を左に分け.画像に見える青い獣避けフェンスに向い.踏み跡を登ると右手に石階段があり.それに従えば自然と尾根にでた。

   尾根末端取付きから繋がる電棚

     落葉松林に覆われた尾根の取付きからは藪もなく.明るい日差しに恵まれた落葉径になっている。
   尾根伝いに鹿棚が綴られていた。初めに設けられたのは猪除けの棚だったようだ。肩下にも棚が続く。

     そして重なるよう高い網電棚が設けられていた。脇に「Dseid Hie 北原電牧」と印が付いている。
   尾根筋の上部を横断する橋立林道まで綴られていた。

    川久保の集落
   尾根末端から見下ろす旧青梅街道

     青い道路標識に従え左折すれば大丹波峠の西側鞍部から丹波川沿いの丹波山温泉「のめこめ湯」へ降りている。
   旧青梅街道.左が奥多摩湖方面.1つ手前のバス停が「役場前」。右手の次のバス停が「小菅」で.小菅大菩薩道へ。
   小菅川本流を写真上の橋で右岸に渡る奥の山は牛ノ寝通りになり.尾根伝いに高指山1274mを経て大マテイ山1409.2mと続く。

     今年の黄葉は全国的に猛暑が続き.寒暖差が少ない上.台風の襲来が多く.既に落ちた樹葉が多く目立っていた。
   紅葉期に入っても見劣る色合いはくすぶり.裾野に届く黄葉は遅れ気味。その中.紅葉満ちる小室川・大黒茂谷の源流へと心は弾んでいた。

    橋立林道
   林道に突き当り.右にカーブする脇に階段から横断.8:56

     尾根に入り10分ほどで一度平になり,左手に作業道を分けている。木漏れの落葉松混ざる雑木帯.小さな祠が谷側を向き祀られていた。
   そこを過ぎると直ぐ橋立林道にでる。中指山の南東山腹を回り込む林道で.小菅川林道橋立から上野原丹波山線と結ばれている。

     横断する林道の側面は電棚で塞がれT字路に交差されていた。
   越えるに越えぬ確りした電気棚が左に折れて.林道に出られず。ガードレール下に枝絡む穴を見付け潜り抜けている。
   林道にでて右に10mも下ればコンクリートの草むしる階段が付けられ再び尾根に乗る。

    牛ノ寝通り北面の支尾根群・・大マテイ山1.狩場山1376mと牛ノ寝
   境界尾根に乗り.8:58

     小菅川本谷は穏やかな流れの中に滝を散乱させながら.大菩薩峠東面に突き上げている。
   アプローチの林道歩きは長いが.大菩薩峠へのバリエイションルートとしては面白い。本流を忠実に詰めると大菩薩下の登山道にでるが.
   石丸峠へ向かい支流を詰めると.美しいお花畑に迎えられる。

    三ッ山と雲取山                       鹿倉山の稜
    
    奥秩父の主稜の手前が天平尾根          手前が大丹波峠. 鹿倉山の裏側に大寺山が聳え.末端は湖畔へ落ちている。

     左写真・・手前右手が鹿倉山の斜面で,大丹波峠に落ちている。
   大丹波峠から尾根沿いに手前に登る県界尾根(丹波村・小菅村)はウズモ山1066m.そして中指山(小栃山)1314.6mへと繋がれ.これから辿る尾根。

     再び南東尾根に乗ると右手の梢越えに天平尾根が横たわり.その先には鋭角の一辺を示す雲取山が綺麗な曲線で描かれていた。
   又手近な右正面には鹿倉山の大きな山容が望まれる。この南面の裾を綴る旧青梅街道を先程バスで揺られてきた。
   そのまま尾根伝いに大丹波峠.今川峠を越え.界境尾根沿いに西進すれば目指す中指山の頂稜と結ばれている。

     牛ノ寝通り南面には重なり合うよう枝尾根が肩を並べ.紅葉の始まった雄大な山肌を飾っていた。上部は明日の下山ルート.
   選んだのは落葉狩りの小菅川源流から右岸沿いの山腹道。ここは南東尾根を綴る枝尾根の頂群になる。

   画面一杯の若草色.9:44
    朝の日差しが樹葉を透し.まだまだ若葉のような瑞々しい緑のの樹林が目に付いた。

   1010m小コブ.10:15
    小さな小さなコブを越す

   檜林は低木.左に作業道を分ける

   三角点石標1034mの小平地.10:25

    10:51

     左手に南方からの枝尾根が合わさり.二重山稜的な地形になると右手の尾根から左の南方に延びる枝尾根に移っている。
   境界尾根にでた。右手奥に綴ると県道上野原丹波山線が横切るのが今川峠.ウズモ山からの尾根が合わさり.その先に大丹波峠がある。
   尾根に立つと灌木の林層がよく.見事なまでの紅葉が始まりだしていた。

     来た尾根道を下る場合は迷い易く.尾根の東側(外側縁)端を気にしながら下ると分かり易い。又道中熊の糞をもう何度となく見ている。
   黒光する真新しい糞に混ざり.古い糞も多く.踏み跡の中央に盛り上がり.縄張りを示しもいた。前回より鈴を持参している。

    中指山
   かなり年季が入り数字しか分からぬ「51/52」林斑界標.11:09

     コブの肩を思わす中指山の三等三角点標石1330mは尾根の一角の何の特徴のない小さな頂だった。
   小栃山とも呼ばれる山頂はアセビが茂り.山名標はなかった。その直ぐ先.西側が高い為.下りでは分かりずらい地点になっている。

     南東尾根を下る場合は二重山稜から右に枝尾根から左の尾根に移る。倒木あり歩きにくく.右が窪地になる。
   1140mでは東南東ではなく北東へ.1110mでは北東ではなく東に進む。すると北東の展望が開け.1034m点まで好展望が得られ.
   その後は植林になって橋立林道を横切っている。

     南西に尾根筋が変わると痩せ尾根ははっきりした踏み跡で道らしくなり.自然林に大きく覆われるようなった。
   黄葉が満ちだし透す陽光は台地を和らげ.明るい尾根を創りだしている。中指山南東尾根・・牛ノ寝通り鶴寝山手前から望む.2008.12

   透す陽光が黄葉美を増す.11:14

    単軌道追分線
   左手(小菅川左岸)に現れたモノレール軌道終点.11:23

     1350m圏コブで右手に行く.1327mコブの小平地にでる。枯れスズタケが現れだすが勢いは弱い。
   右手の斜面にモノレール軌道の基点終点を見る。白糸沢とギヌケ沢に挟まれた尾根を末端まで綴り.小菅林道にでた所が起点になっていた。
   この辺も黄葉は見頃になってきた。樹葉は一葉.一葉が煌めき輝いている。そして直ぐ南東に延びる山道を辿ると追分にでた。

    追分,十文字峠
   丹波山分区「52/小菅2」の林斑界標.11:29

     山と高原「大菩薩嶺」では「追分」と記載されているがここでは「十文字」と現わされている。
   古いトタンに「←大菩薩峠1時間30分.丹波2時間30分」とあり.コースタイムが大分厳しく印されていた。

     真新しい道標には「←大菩薩峠.↑山道.→丹波.↓小菅村」とあり.5つの道が交差している。
   「大菩薩峠」は村界尾根上を進み.丹波から続く丹波大菩薩道として旧大菩薩峠(賽ノ河原)へ.現在は新たに大菩薩峠に結ばれている。
   又逆側の丹波へは追分から藤ダワに下り.藤ダワの分岐から3つの経路が青梅街道に分かれ綴られていた。・・甲州裏街道

     道標の「山道」はサカイ山東側の雑木から「52/53」林斑界地点で.北東に延びる大指尾根にでる。下って丹波にでる難路の巡視路ルート。
   今綴ってきた尾根沿いの水源林巡視路はここで丹波大菩薩道に対して.左に小菅に下る道.右に砥沢山方面への巡視歩道に分かれている。
   それで十文字峠と呼ばれていた。

     「小菅村」へは南東に延びる登山道を下り.下流でモノレールの軌道を潜り.中黒茂沢の右岸からダートの小菅林道にでる。
   右手に白糸の滝がある。車は赤沢出合の林道終点Pまで通行可能だった。
   尚「黒茂」とはこれから向う泉水谷の大黒茂谷と同様にモミ.ツガの黒木に覆われた谷を指し.「中」とは規模を現している。

     サカリ山は幾つもの呼び名を持つ山である。小室川のサカリ沢の頭なのでサカリ山。小菅川の今倉沢の頭でもあるので今倉山。
   マリコ川の山葵谷の頭でもあるので山葵谷山と。1/2.5万地形図ではサカリ山と表示されていた。
   この尾根の南面の上部を絡むよう丹波大菩薩道が通ってをり.北面には水源林巡視路が付けられているが.頂への径はない。

     今回は先への時間の関係から頂は諦めている。
   少し荒れた踏み跡があるらしい。山名標があり.南西に適当に下ると丹波大菩薩道にでる。
   この追分からは北東面に見応えのある眺望が開かれ.天平尾根の奥に雲取山石尾根が帯状に連なり開かれていた。

    三ッ山と雲取山石尾根
   手前が天平尾根
    脇に「ここは水道水原生林です」の都水道局の看板あり

    北北東面・・三ッ石〜石尾根七ッ石山
   上左景アップ

     天平(デンデーロ)とは頂が平らな山と云う地方語。天平尾根には丹波天平.保之瀬天平.丹波の南方には高尾天平1024mがある。
   又同じデンデーラで「殿平」と書く山が大月初狩の北側.滝子山東尾根にある。

    北東面・・石尾根七ッ石山〜鷹ノ巣山
   右景アップ
    中央が七ッ石山登り尾根

    丹波大菩薩道
   サカリ山南面の山腹を回り込む

     登山道にでる。林班界標「丹波山分区52/小菅2」と「森林巡視路」の標識があり.ここでトレイランナーに追い越される。
   今日.最初で最後のトレイラーと思ったが再びノーメダワで昼食後.出発間際で彼と擦れ違っている。聞くと大菩薩峠をピストンしてきたとのこと。
   早い彼は直ぐ立ち去った。その後は翌日の大菩薩嶺に立つまでは誰とも会わぬ静寂に満ちた山懐になった。

   圧倒される古大樹
   
     サカリ山(今倉山.山葵谷山)の南斜面を巻く山腹道は丹波大菩薩道で.ノーメダワまで水平な登山道で結ばれている。
   巡視路から丹波の道.小菅の道を分け.南に張り出した支尾根を越し.巨樹の落葉径を歩む。
   巨樹の足元を歩む心地のよさ.又倒壊した大樹が巨大な根を晒している様は壮観で.1時間ほどでノーメダワにでる。

    ノーメダワ全景
   西側は水源巡視路を含め3コース・・12:05昼食.12:50
    小菅川左岸沿いの斜面

     ノーメダワは北西の展望がよく.伐採された明るい雰囲気の小平地. 夏には草付きの斜面が現れ.広い牧歌的な憩いの場になる。
   丹波大菩薩道に水源巡視路.作業道を合わせると全部で5本の道が集まっていた。

    
   東側口の2コース                   正面が追分十文字から境界尾根へ.右下は小菅川赤沢方面

     真新しいポールの道標「←大菩薩峠,丹波→.小菅村↑」があり.正面に延びる丹波大菩薩道は旧大菩薩峠から追分を経て丹波に下る。
   小菅村は右下に下りる赤沢方面から小菅林道へ下る道。初めは日帰り山行でここから入山する予定でいた。

     立木にもそれぞれ古い「至追分方面」.「赤沢方面」の道標が添えられていた。
   又山と高原地図には「小菅方面への作業道分岐あり.入り込まぬよう注意」と記されていた。

    大菩薩嶺北尾根東側山腹
   手前が小室川流域

     中央左の円形が大菩薩嶺.右隣りが北尾根1峰の1980m圏コブ。この後小室川に下り返し.北尾根の一番右の窪地.
   三ノタルを横断し大黒茂谷へ入っている。そして大黒茂谷源流で迷い時間をロスした。暗くなり野宿せざる得なくなった。
   連絡が取れず.翌日再び北尾根上部の1980mコブの裏側.北西尾根から登り詰めていた。そこは踏み跡・印0の尾根

    北尾根1708mコブ
   ノーメダワより

    ノーメダワ西側の3コース
   丹波大菩薩道と大黒茂谷に入り古道
   正面が丹波山分区「65/61」の林斑界標と昼食にしたベンチ

     左手の斜めに下る巡視路の径は1501m峰の南面を巻く山腹道で.胴切尾根を経て(小菅大菩薩道)で小菅林道の終点にでる。
   右手中央の径が尾根伝いに進む丹波大菩薩道でフルコンパ.荷渡し場を経て旧大菩薩峠に至る丹波山道。
   古い標識には大菩薩峠まで1時間30分と記されているが今の私には少々キツイ。昔は誰もが足は達者だったようだ。

     旧大菩薩峠.犀ノ河原手前の荷渡し場では西側の神金と東側の小菅との間でには明治の初期まで馬で生活物資を運び上げる甲州裏街道の一部。
   盛んに無人の交易が行われていた。明日はここから小菅川源流に入る積りでいる。
   右手.立木の裏からの径が小室川に至る水源林巡視路.難路になる。ここからが今回のメーンルートになった。

     ベンチを独占して昼食を摂る。満杯のボンベにコンロは快調な音を立てている。沸騰した鍋に生うどんを湯がき.気.野菜を加え.
   ダシ汁に卵を落とせばでき上がる。1人では久し振り.熱いうどんを口に運ぶ。ここからは食後.懐かしい大室川の上流に入る。

    小室川谷への径路口
     12:53
    横枝と歩道通行止の標識

     小室川谷は大菩薩北面を代表する美渓である。S字峡.小室淵などのゴルジュ帯.10mの雨乞ノ滝や30mの大ナメ滝を連ね遡行者を魅了する。
   本流を忠実に詰めれば大菩薩嶺への登山道にでられる。日帰りは強行になるので.前夜.三条新橋の河原か.
   小室川谷出合付近でビイバークするとよい。

     小室川への取付きには目立つ横枝と「歩道通行止」の標識が立木に掲げられていた。
   ここは又.小菅川・小室川・大黒茂谷と3つの流域の分水嶺に当たり.深山幽谷を思わす山域になる。
   大黒茂谷流域は暮秋に彩られれ細い踏に跡(巡視路)が綴られている。
   サカリ山〜中指山の稜・・大菩薩峠より2013.11

     高指山南東尾根から丹波大菩薩道・・分水嶺を越え
     ノーメダワから小室川谷.三ノタルを横断し大黒茂谷で野宿
     再び北尾根1980m圏コブ北西尾根をダイレクト・大菩薩嶺