・・御岳山東方の市界尾根Top 御岳山とその周辺Top
    第二弾.平井川右岸の源流に回り込み.平井川右岸沿いに連なる尾根群を南下. 高峰.日の出山.麻生山を綴る。

  jr青梅線の御嶽駅ホームに電車が滑り込む都度.ホームの車窓から見上げていた高峰を越えて.市界尾根綴り金比羅尾根を南下する。
     高峰北尾根・日の出山金比羅尾根.ロンデン尾根.幸神尾根と綴り.前回の武蔵五日市駅までのアプローチを探る 2022年05月23日.松村

    御嶽駅から高峰北尾根と市界尾根・・北展望の北尾根と濃霧
    金比羅尾根・・日の出山から白岩山
    ロンデン尾根・・白岩山から深沢山北峰
    幸神尾根からはためぐそ山から幸神沢

     前山行では東方の市界尾根(日の出町・青梅市)を下り平井川の源流を取り囲む三室山南尾根と左岸沿いの通矢尾根を綴っている。
   白山神社から新井にでていた。それ故.今回はjr青梅線の御嶽駅から高峰北尾根を詰め.西側の平井川右岸沿いに連なる尾根群を南下.
   市界尾根(あきる野市.日の出町)へと日の出山の頂から末端まで下る。そして下山の武蔵五日市駅は日の出町内からあきる野市へと繋げている。

     再び山登りを始めた頃.奥多摩に入る都度,御嶽駅の車窓からは高峰南面斜面の伐採さればかりの荒地. 土一色の斜面を見上げていた。
   植林され.それからほぼ10年の月日が経つ。今では御嶽駅ホームに電車が入線すると見上げるのが常だった。
   今では高峰の斜面の立木群が1本.1本見定められるほど大きく成長した姿を見ることができるようなった。

     植えた年度毎に同種でも違った色あいのグリーン色ののパッチワークを見るようなった。今回はこの高峰北尾根の斜面を絡めるよう詰め.
   市界尾根を越え.平井川左岸の尾根群へと繋ぎ.逆側の南に位置するjr武蔵五日市駅を目指すことにした。

    高水三山と雷電山
   jr二俣尾駅ホームの風景・・青梅線の一斉停車.7:08

     写真中央の鉄塔は平溝尾根の下端に建つ新所沢線の32号鉄塔だろう。
   すると手前に平行するのが沢井尾根になる。右寄りの鞍部は青梅丘陵に繋がる榎峠になる。

    5月23日(月).曇一時薄日が差す・・jr御徒町5:31=5:15神田.快速:19=6:05立川:08=7:10御嶽.

     今日は青梅駅から奥多摩駅間の単線区間で信号機点検を行い.その為少し長く各駅で確認のの為停車を繰り返している。
   線路内の車両が全部確実に停車しているかの点検とか? その為何時もならひっそりなホームも.多くの通勤.通学の人々が待たされていた。

    大室山.高峰.日の出山.御岳山.大岳山.天地山.鋸山
   三ノ木戸林道終点の展望台から・・2016.03.04/9:21

     正面に御前山を眺め左の多摩川の谷間には町村境界尾根の北面の山並が連なっている。
   左方遠方の大きな山容が大室山.続いて右側の小さな尖っ突きが高峰の北尾根. 左下の麓前にjr御嶽駅がある。

    日の出山.高峰.三室山をほぼ真南から望む
   グミ尾根の荷田子峠より・・2014.03.12/16:18

     左手から下りるのが馬頭刈尾根末端の高明山東尾根.中央の背奥がが市町界尾根。左から日の出山.高峰.三室山が霞む。
   日の出山から斜め手前の延びる2つの送電線が連なるのが金比羅尾根。
   正面に張り出している尾根は金毘羅尾根531m峰付近から南西に延びる尾根で.末端の349mコブ。

    高峰北尾根の手前に乗る558m点コブ
   jr御嶽駅改札口237mより真南に望む.7:27

     左奥に遠望されるのが市界尾根(青梅市・出の出町)。手前の頂は高峰北尾根に乗る558m点峰.高峰の頂はその奥に隠されている。
   手前の多摩川に架かるのが駅前通りの御岳橋. 北詰の青梅街道と南詰の吉野街道を結び.駅舎の高台から見下ろされていた。

   丁度1ケ月前の景色・・2022.04.23/7:04
    奥多摩から奥武蔵へと長尾丸山.クロモ山.山なしと越えて.有間川へと日向沢を下った折.行の車窓からの展望

    築瀬尾根とを隔てる高峰東肩の仏沢
   御岳橋南詰の吉野街道交差点.7:32

     駅前通りの御岳橋を渡った突き当りが吉野街道の交差点。交差する左斜め前に柵がある細道が合わさり.その坂道から入山した。
   北尾根の東側.払沢沿いから右斜面を登り詰めることにした。対岸は沢井から突き上げる築瀬尾根.

    向いは築瀬尾根
   取付きから左にカーブし.二又から右上の土道に入ると側壁に道標あり

     高峰のコースは3つの破線路が地形図に記され.共に北尾根の標高点558m点で合わさっている。高峰に向って右手(北西)に延びる尾根は
   自主規制で光沈橋入口の階段から取付ける。中央は御岳橋からやや右手の熊野神社脇を抜けるコース。

     旧道で踏み跡は薄いとある。ただ北東の道を選び.猪柵手前の荒地に入ると山腹の中央部が眺められた。
   墓地の先に.真新しい林班界標板を見て.破線は改善されているようにも思えたが離れてをり定かではなかった。

   右の谷間に入り.猪棚の木戸を開閉し奥へ.7:45
    中段の荒地から戻り.左の仏沢沿いの薄い踏み跡にある猪棚を改め抜けている。

    惣岳山南尾根の乗る「関東ふれあいの道)
   里上北面のの畑跡より.7:48

     多摩川を挟み御岳本町と多摩川を挟み御岳一丁目と惣岳山。山麓の右下が御岳本町でjr御嶽駅が右脇に見下ろされる。
   送電線は3線.上部からjr古里線29号鉄塔・東電の新秩父線31号鉄塔・都営多摩川第三線5号鉄塔がが南尾根を横断している。

   280m圏.仏沢を分け.右前方の高峰登山道・破線に入る.7:56

  

     この処関東地方の天候は崩れ気味.晴れても日照時間が短い。昨夜.久し振りに蒼空が期待できると予報がでていた。
   それも未明の雨は東京だけでなく.ここ御岳の大地もお湿りをもたらしている。

     北尾根は少し粘土を含む土壌で小石混ざりの少ない急斜面.で滑ること滑る。ストックなしでは足がもつれ.
   枝木を支えにすれば樹葉に溜まった雨雫が落ちてくる。背は汗を掻くも,肌寒く薄いジャンバーを羽織ってもいた。

    惣岳山沢井尾根
   左景・・足元が高峰北尾根

   中景・・300m圏.多摩川と沢井川出合付近.8:00

     左下はjr御嶽駅. 駅線路の両側には踏切があり.渡ると甲州街道が線路と並行するよう御岳渓谷道が綴られ.j
   jr沢井駅まで多摩川の右岸沿いが続く。過って初めて川苔山から鉄塔南尾根を下った時は.里に下りてから電車の警笛を聞いていた。

     間に合わぬと思うも単線だと気が付き.踏切に向かい走っていた。如何にか間に合うも切符販売機は故障。下り電車は去るも.
   上りは駅員の判断を待っていた。それから注目の的.線路の高架階段を上げ降りる。今は笑い話になるが.散々の想いがこの駅には残されていた。

     その尾根の上に架かる送電線はjr古里線29号鉄塔に新秩父線の32号鉄塔が建つ。又都営多摩川線の小さな鉄塔も建つ。
   小高い台地から過って下ってきた尾根を見下ろし綴っていると駅ホームから青梅側の空を仰げば.送電線の曲線が綺麗に描かれ眺められていた。

    沢井から取付く築瀬尾根
   右景・・尾根に建つ28号・27号鉄塔

    築瀬尾根
     この尾根の取付きはjr沢井駅からで.ホームからも大きな28号鉄塔が見上げられていた。駅前の青梅街道を横切り.多摩川に架かる楓橋を渡ると
   下流方向に進んで吉野街道にでる。10mほど進み小沢を渡った所の階段から取付き.鉄塔巡視路を綴れば市界尾根のツメにでる。
   「後・新秩父線27号鉄塔に至る」の標柱が立ち.ここ高峰の頂からは市界尾根を5分ほど歩けば尾根の分岐にでる。

   400m圏.赤帽黒杭から右上の急坂で尾根に乗る.8:20

   自然林のスズタケ帯を抜け振る返る.8:23

   植林帯に入ると直ぐ右手に踏み跡が合わさり.横枝が置かれていた。

   432m圏.植林と自然林.林相の境を行く.8:39

   見下ろせるようなった秩父線31号鉄塔.8:47

    送電線類
     右下端のjr御嶽駅を取り囲むよう惣岳山からの「関東ふれあいの道」.南尾根が右に曲がり込み里の駅前に下りている。その奥の山蔭は高水三山.
   南尾根の中央には多摩川に架かる新秩父線31号鉄塔が建ち.続いて左奥の惣岳山神塚尾根に33号が建つ。
   そして奥の馬仏山沼沢尾根から赤杭尾根へと続き.都県界尾根を越え.新秩父開閉所まで49km.鉄塔88基で結ばれる超高圧の送電線。

     31号鉄塔の尾根上部を横切るのがjr古里線の小さな29号鉄塔で終点は青梅線最後のjr古里変電所と結ばれている。
   又31号鉄塔に向かい斜め左から登ってきた送電線は吉野街道にある都営の多摩川発電所からの多摩川第3線.
   尾根越しには目立たないが小さな5号鉄塔が建つ。

    北尾根の588m点
   北尾根の中間峰.8:50
    青梅線の車内から見上げられる頂点がここ.その奥に高峰が聳える。

   558m点.コルに立つ林班界標板「49-4」.9:01
   払沢から破線が記されている

   630m圏.ここだけの目立つ露岩帯.9:07

   最後はよく手の行き届いた植林の尾根

    市界尾根の高峰
   別名は払沢ノ峰.755m・・南尾根を振り返り.9:24

     杉の植林に囲まれる頂の北面の台地は小さな伐採地が広がり.伐採した木材がそのまま.放置されていた。平坦に切り開かれるも展望はない。
   左に折れれば直ぐ築瀬尾根と合わさり.梅ノ木峠から前回の山行で歩んだ三室山にでる。

     高峰の南面に綴られた巻道の2つのベンチの間から確りした植林の尾根筋の南尾根を下ればモヘイ窪二俣に下り.少し荒れた踏み跡のような窪状から
   堰堤手前から右上の久留見指林道に立ち.下ると滝本沢に架かる橋を渡り「つるつる温泉」にでる。30分+20分.

     又右に折れ市界尾根の別名を持つ「萩ッ平尾根」を進み.日の出山からの巻道とも合わさり.
   頂にでて金比羅尾根を南下した。その間強い濃霧に遭遇する。

    萩ッ平尾根
   アッと云う間に濃霧に覆われる.9:33

     朝露の影響か? 背稜の高峰にでて猛烈な濃霧に中に入る。先の見えぬほど濃いのも久し振り。
   杉の樹海は幻想的な深みある森に変えている。ただ明るすぎるのか? 神々らしく感ずる重みのある雰囲気と異なり.
   違った居心地のよさを味わっている。

     今日は夏日近くで気温が昇ると云う。曇天の中.気温の上昇はまだ抑えられている。その心地よさに.雨雫の滴り.
   濃霧は深く更なる広がりをもたらしていた。

    竜ノ髭・768mP
   背稜を忠実に歩み竜ノ髭(りゅうのひげ)を通過.9:46
    769m.別名は夏沢ノ頭

   真新しい綺麗な「御岳山・吉野梅郷ハイキングコース」1の看板

   日の出山南面の巻道分岐.巻道と木段.9:53

     ここでフッと出会ったのが私と同じ北尾根を登ってきたというハイカーさん。彼は巻道から大岳山に回ると云いう。
   私がコンデン尾根を下ると知ると起伏の激しい尾根だと教えて頂いた。確かに登りはつらい尾根.私は下りを選んでいる。
   又この背稜は日の出山.御岳山.大岳山.鋸山と各々南側に大きく回る込む巻道を持っている。

     御嶽駅に降りたハイカー達は一桁台だった。この先,日の出山で2人の女性と出会い.脇道で単独の女性と擦れ違っている。
   その後.背稜以外の下り尾根でも擦れ違ったハイカーは里にでても会わなかった。今朝はもの静かな山旅を味わっている。

   日の出山東面の肩取付き

     三度目の日の出山で初めて東方の階段状に造成された所から登り詰めている。目の前に東屋があり.振り返ると開かれる筈の天空は
   灰色一色の世界。濃霧で関東平野は見渡させず。見定められるのは足元の自分の靴のみ。直ぐ10m先も見えず。
   先月は三室山に立ち.通矢尾根から都心のビル群とスカイツリーを望んでいた。この違いを改めて知ることになる。

     日の出山南東面の支尾根を地図で読むと750mから800mにかけて岩記号があり.地元では天狗岩と呼んでいる。
   細い露岩の尾根. 登るとなると日に出山登山口バス停からのコースと繋げばよいとのこと。

    日の出山
   強い靄に覆われた台地.10:16

     頂はちょっとした広場的な細長い台地.東側は高麗から関東平野の展望が開かれ明るく.西端の隅に四方小石で保護されていた。
   三等三角点標石902.04m.基準点名は「日の出山」.別名は貧乏山.

     貧乏山・・青梅市と西多摩郡の境をなす902mの日の出山は南麓の日の出町の町名が付けられている。
   西側の御岳山から見て.陽の昇る方向にあることからだしい。一方.東麓からは日の出山で.御岳山が拝められぬことから
   「貧乏山」とも呼ばれていた。信仰の深さか驚くべき「山名」になっている。

     「貧乏山」は全国に以外と多くあるが現実的なものが多い。中央線のjr大月駅.その駅前通りを突き上げた処に
   菊花山が聳えている。そこもその1つ。当時の日記に「このきらびやかな朝陽を浴びた山波に対し.
   菊花山の北麓地区は朝方から山陰になり.常に陽の照りつかぬ場所になっていた。

     「甲斐国志」によると大月宿.駒橋宿では日陰が長く「貧乏山」と呼ばれていたそうだ。
   又別名に「林宝山」とある」。宗教的なことでなく.現実的体験談から。

   日の出山北尾根口

     もう10年以上前に猛暑トレーイングをしようと8月の炎天下に.奥多摩駅から九竜山.江戸小屋尾根を詰め.
   大岳山.御岳山から日の出山にでている。擦れ違うハイカーいず。大岳山では日を避け.日の出山では東屋で優雅に昼寝する人を見ている。
   時間を気にせず.心地よさそうだった。

     起きぬようソッと離れた覚えがある。その時は北尾根を下り.駅までの間に暑さでバテバテになっていた。蒸す暑さに負け怠さが増す下りだった。
   そして漸く駅ホームに立つ。待つ間も亡霊にあったよう頭は霞み.冷房の電車が待ちどうしく.這うよう乗り込んだ覚えがある。
   今回は逆に南側コースを選び.金比羅尾根から平井川右岸尾根を下りjr五日市にでる。

     高峰北尾根と市界尾根・・北展望の北尾根と濃霧
     金比羅尾根・・日の出山から白岩山
     ロンデン尾根・・白岩山から深沢山北峰
     幸神尾根からはためぐそ山から幸神沢